渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】読んだ漫画の話 -23年3月~5月編-

 

1月2月編の記事で「2ヶ月ごとに書いていきたい」と言いながら、余り読み進められず今になっての更新となってしまった。大分積み上がってしまっている積み本の方が全然減らせていないのでいい加減にどうにかしないといけない、というやる気だけはあるが実行に移せていないのが悩みの種である。

という事でとても支離滅裂な文章だとは思いますが自分本位で語っていきます。

 

 

 

 

新刊部門

宇崎ちゃんは遊びたい!【10巻】
《丈》

先輩と宇崎が8巻でようやく関係が進展してから先輩なりにゆっくりと確実に前へと進みつつあるけれども、今回10巻は最後の最後で遂に…!どっちも自分の想いに自覚が無かったりいらぬ方向へと遠回りしてきたけど、節目の10巻でここまで到達したのはなんだか感慨深い。正直完結するまで交際までいきそうにないと思ってたからその関係になっただけでも十分凄く感じたのに、ここまで来たら後は何をやるんだという感じではある。とは言ってもまだまだいろんな事をやっていって欲しいので、互いに振り回し振り回され外野からいろいろ弄られる関係はもう暫く続きそうである。

それはそれとして描き下ろしの番外編で出てきた柳の友人が…、桐は桐でそういう目で見る友人がいるから柳も柳で然りという事なのだろうか…。

 

おねロリキャバクラ【1巻】
春日沙生

連載きらら感想記事でも語ってはいるが、どこか闇の深さを感じさせる設定だったり推しの為なら幾らでも貢げるという金銭感覚の破綻だったり、キャストの可愛さに包み込まれた狂い狂わされた異常な人間模様を描いてる作品なのかなって感じる。まぁもともと春日先生の作風はこんな感じなのは分かっているが、にしてもこんなド直球なタイトルで連載して単行本が世に出るとは、なかなかに攻めてるなとは思う。そこはこんなワードが浮かんだ春日先生の発想の勝利なのかも知れないが。そんな貢ぎ貢がれ搾取され搾取してな関係に更なる進展はあるのか、今後の異常性にも期待したいところである。

 

ゆゆ式【13巻】
三上小又

連載開始から15周年とアニメ放送から10周年の節目を迎えても尚特にこれというイベントの起きない日々が変わらずに続いているなと感じる。この会話劇を的確に理解しようというのは意外と難しそうな気がするが、毎回のようにゆずこのボケも唯のツッコミも結構高度な事をしているのではないかと漠然に思う。忘れがちだけど一応成績は良い方だからゆずこは、そういうところは大きいのかも知れない。
今回の巻頭描き下ろしは表面上はやさしい感じを前面に出しながらも唯を箱の中に入れて持ち運ぶというゆずこと縁の割とヤバめな発想は全然隠せてなかったなって思う、それに対して割と満更でも無さそうだった千穂もなんかなぁとは思うところであるが。

 

【完結】こみっくがーるず【9巻】
はんざわかおり

高校を卒業した事でなんとかオリジナル連載をとって当面の間漫画家として活動していけるか、それとも連載をとれず無職状態になるのか、そんなかおす先生の人生での重大局面とこれまでの集大成となる完結の第9巻。
作品に対する想いは最終回掲載号の連載きらら感想記事でも述べたが、本当ここまで辿り着けて良かったし短期間ながら連載でここまでの成長を見届けられて本当に良かった。

w811b8y198stx8.hatenablog.com

巻頭描き下ろしは最終盤でも触れられたかおす先生の今に至る動機をより強くする話だと感じたし、その分よりここまでの想いも深くなったのかなと感じる。そんなかおす先生やその周りは何かが変わったりこれまで通りだったりではあるが、もっとこの先のかおす先生の成長に期待したい完結の巻であった。

 

ヤマノススメ【23巻】
《しろ》

ここ最近なかなか出番が回ってこなかったここなが進路について考えたり、あおい達が立山登山の計画を進める一方でかえでは剱岳登山の計画と、ざっとあと半年でかえでと小春の高校卒業が迫る中でそれぞれの道を進んでいくような雰囲気のする巻だったなと、配信連載の時はそうは感じなかったが単行本で一気に読んでみるとそう感じる。
個人的にはかえでの剱岳登山で「ヘマしたら死ぬ」と聞いて「死ぬのはちょっと困る」と返したここなに『いやちょっとで済むんだ死ぬのが』という強者の風格を感じた。いやもしかしたらここな自身が登る訳では無いから他人事みたく返した可能性もありそうだが…。

 

ごきげんよう、一局いかが?【1巻】
卯花つかさ

きららキャラットの感想記事で各話の事は書いているのでここでは省くが、巻末の描き下ろし漫画で乃々花が本編で見せなかった表情とか情緒をしていて何だか新鮮だったなと感じた。それとあとがきで卯花先生のを追い越して雀荘に行くまで急成長した担当編集の話は、先生もこれ以上離されないようにどうか精進して欲しいなと願うところである。
あと新たな波乱という雰囲気で満を持して出てきながら巻を跨ぐ事になった純礼にはなんか同情する…。

 

魔法使いロゼの佐渡ライフ【1巻】
《おみなえし》

雑誌連載でも毎号追ってはいるが、単行本として改めて読んでみて宿根木の空気感とひとつずつ進んでいこうとする姿勢が重なり合ってなんだか良い雰囲気を出しているな、と自分は感じた。
あとは描き下ろし漫画でも金欠苦に嘆いていたのと現代文明の進歩に驚きときめきなロゼが可愛かったなと思う。
それと本当にどうでもいいが、頻繁にロゼにエビTシャツを着せているのに先生がずっとエビが苦手だったのはなんか驚いた、本当にどうでもいいけれども。

 

邪神ちゃんドロップキック【21巻】
ユキヲ

相変わらずバイオレンスでどこか緩めでカオスな日々が続いているなと感じる。個人的には237話で出番が無いと嘆く芽衣と遊佐と浩二の話がなんか変に面白かった印象である。まぁ別にメタ発言についてはいつもの事なのだが、どうにかこの3人が報われる日は来るのだろうか…。
あとは幕間の顔芸シリーズでそれぞれその表情に至るまでに何があったのか地味に気になるところである。

 

【完結】ゆらめきラグーン【2巻】
《花宮みぃ》

「もっと日常の話を見たかった」と最終回が掲載された号の連載きらら感想記事で書いていたが、こうして単行本で一気に読むと思っていたよりも日常をしていたのかなという印象である。カバー裏は本編で見られなかったエリー登校編で、こういう形でほんの少しではあったが見られなかったものが見られただけでも自分としては満足だなと思う。

 

積み本・旧作部門

はじおつ。【全5巻】
卯花つかさ

度胸試しからはじまったふたりの前途多難な恋模様、互いを知れば知る程に募る想いと余計に切り出せなくなる本当の事、ゆっくりながら確かに仲を深めていって最後は想いを伝え合えて、ここに至るまでに時間を要したがやっと恋仲がはじまったというところだろうか。そんなふたりの仲を描いていったが、あのあと樫野と丙崎の関係がどうなっていったのかきになるところである…。