渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきらら -2024年5月号-

 

読者の作品への推しが足りないのか、編集部を納得させれらるだけの数字が出ないのか、枠は空いているがなかなか新連載作品が出てこないというのがいまのきらら無印である。23年12月号で新連載が3本出た後は今年1月号と今月号で1本ずつ完結、その穴を埋めて更に誌面を盛り上げる新連載作品をそろそろ出してきてもいいと思うのだが、単に連載枠の穴を埋めるだけで読者の意見が芳しくない作品を載せる訳にもいかないから、そこは編集部としても難しいところなのだろうか。

まぁそんな内部の実情など知る由はないが、今月号も身勝手に彼是と語っていきます。

 

⇩過去の感想記事⇩

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

発売:2024年4月9日
第22巻第5号 通巻246号
定価:470円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

千種みのり「好都合セミフレンド」

大熊らすこ「星屑テレパス」
むつをむつ・蒼井ゆん「異世界魔王ごっこ ~魔王は姫を倒したくない!~」

◎センターカラー

三上小又「ゆゆ式」

ルッチーフ 「ほうかごバスケット」
篤見唯子「スロウスタート」
さのださだ「ばくちぬぎ!」

◎センターカラー

西畑けい「きもちわるいから君がすき」

檜山ユキ 「妄想アカデミズム」
鹿冬カト「クラッシュ オン セブン!」
まつ鹿「ふたりサボタージュ」

◎センターカラー

若鶏にこみ「かみねぐしまい」

あきらんぬ「キミはあくまでも。」

◎最終回・センターカラー

春日沙生「おねロリキャバクラ」

杉谷エコ 「そよかぜアニマート」
あさふみ「妖精さんとひきこもりちゃん」
ミナミト「ほぐして、癒衣さん。」
空くれない「かっさい!」
ヤマトバンビーズ 「インベーダーニャンべーダー」
meitoro「Healingスペース」
滝本翠 「JKリタ」

◎リレーエッセイ My Private D☆V

おみなえし

◎休載

わらびもちきなこ「しあわせ鳥見んぐ」
北斗すい「ちみどろアイスクリーム」
かきふらい「けいおん!Shuffle」
異識「あっちこっち」
ひさまくまこ「一畳間まんきつ暮らし!」

★読者プレゼント★

A:表紙イラスト図書カード(10名)
B:「好都合セミフレンド」A3クリアポスター(5名)
C:「ゆゆ式」アクリルキーホルダー(10名)
D:「おねロリキャバクラ」名刺ケース(3名)
C:サイン入りコミックス「おねロリキャバクラ」②(3名)

 

連載作品感想

好都合セミフレンド [#15]
《千種みのり》

店に入ってきた金琥姉妹から逃れようと試着室に立て籠もる事になったすうなとルカ、勿論そんな密室で何も起きないなんて事はなく、傍から見たらとても如何わしく破廉恥な状況と化すのであった。
それにしても香水の匂いでルカがいると特定する金琥姉は普通にヤバいとしか思えないが、そんな事が分かるくらいにはルカと密な関係になっていたという事だし、それくらいにルカが好き過ぎるという事であろう。そんなふたりの会話を聞いてこれでもかとルカを嗅ぎ回したすうなであったが[*1]、自分が知らないルカの事をもっと知りたいという思いや金琥姉に対する対抗心からの行動だったのでは、と思う。
結局あんまり鉢合わせたくない二組が鉢合わせる事となったが、果たしてどうなる事かデート編は…。

 

そして昨年末に発売された第1巻の三度目の重版が決まった。この短期間でここまで重版がかかる強さがあると、漫画だけには留まらない展開にも期待したいところであるし、個人的には『 ぼっち・ざ・ろっく!』以来の次にくるマンガ大賞上位入賞にも期待したいところだが、果たしてどこまで伸びていく事となるだろうか。

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星屑テレパス [#49]
《大熊らすこ》

文化祭を終えてより広くロケ研の活動に関心を持たせるべく、次なる目標をモデルロケットで空撮を行う事とした一同。とはいえやはり一朝一夕で進むなんて事は無い訳であるし、こればかりは試行錯誤を繰り返していく他無いのだが、果たして納得のいくものを撮れる事となるのだろうか。
思い返せば1巻10話での瞬との決戦を経て発足したロケ研であるが、こうやって部員4人でモデルロケットの開発をしていくというのは、意外にもこれがはじめてだなって感じる。選手権出場に向けての機体開発は瞬の主導で他3人は何か意見を言える知識も技術も無かったし、その後は3巻28話の再戦回を経て次巻にまで続く悪い宇宙人編へと突入。ここまでなかなか4人が意見を出し合い纏まり試行錯誤しながら機体開発をする雰囲気も、そういう事をする機会もここ最近はなかったが、そういう事ができるよになるくらいにロケ研としても個々人としても成長を感じるし、やっと4人纏まってのロケ研がはじまったのかなと感じる。
そんな訳で改めて遥か宇宙へと目指す事となった一同だが、それはそれとして慧のリテラシーは本当大丈夫なんだろうか…[*2]

特報

 

…まぁ情報解禁から大分日が経っているので今更特報と言うのもどうかと思うが、上記の投稿の通りテレビ東京にてドラマ版が製作放送される事となった。

星屑テレパスに限らず漫画やアニメの作品を実写として描く事についてはいろいろと思うところはあるし、それぞれいろんな人が様々な思いや考えを抱えている事であると思うが、正直言って実際にその作品が放送公開されるまではどんな内容になるかなんて分からないし、まだ放送も公開もされてない段階で彼是と作品を評するなんて全く意味の無い行為であると思う。
自分としては何も分からないいまの時点で特にコメントする事は無いが、いち読者として原作漫画の大熊先生ともアニメ作品のかおり監督や高橋先生が描いたものとも異なる、新たなキャストとスタッフによるドラマ作品として描く星屑テレパスがどんなものになるかは気になるところであるので、そういう違いを楽しみながら見ていきたいなと思うところである。

という事でドラマ版はテレビ東京にて6/25から放送開始!

TVerもあるよ

 

ドラマ版製作の経緯など、大熊先生の思いについては此方から。

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異世界魔王ごっこ ~魔王は姫を倒したくない!~ [#6]
《むつをむつ・蒼井ゆん》

ヴィンの暴食能力は使いよう次第では相当に有用な戦力となりそうだが[*3]、その潜在能力を最大限に引き出せるようになるまでにはなかなかに険しい道となりそうな気がする。
今回はそんなヴィンに連れられ乃々が温泉に行ったり、明らかに見た目がヤバいハーブを使って乃々がジェロを餌付けで懐柔しようとしたりする話であったが、全体的にはヴィンの食に対するこだわりがいろいろと見えてきた回だったかなと思う。そしてオタク同士意気投合して乃々とジェロの距離も縮まったが、果たして残る幹部4人の攻略にどれだけ苦労させれる事となるのかどうか。

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ゆゆ式 
《三上小又》

前回所謂サザエさん状態が続いてる事を意識したような感じでどうなるかと思ったが、結局は特に変わらずこれまで通りなようである。
意味が分からないのはいまに始まった事じゃ無いし、とはいえ普通に優良な生徒であるのは確かではあるが、だからといってあんま先生を困らすんじゃないぞゆずこよ。それにしても今回のゆずこはいちいちスケールが大っかったように感じるが、ちょっと自重しなさいとは思うけれども、こんなスケールが大きいのに照れる事なんてどこにも無いんじゃないのかなって思う。

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ほうかごバスケット [#6]
《ルッチーフ》

結局のところはクソガキ共のとんだ茶番に付き合わされる格好でになったのだが、なんか年上相手になんて生意気な事をしてくれたんだろうか。まぁ悪かったとは思ってるようだからそれならいいんだけども。
何はともあれバスケットを通じた繋がりが広がったし、本人は否定しているけれども徐々にけいも燃えつつあるようだし、そんなけいから連鎖する形でつばさ達経験組も燃えつつあるのかなって感じる。
そして多分次回出て来るであろう第五の女は一体どんな奴なのか…。

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スロウスタート [#142]
《篤見唯子》

誰がどう見ても弱りきってる大会の事を看過なんてできないし、少しでも安心させようと自ら望んで傍に寄り添っているというのに、それを「こんなことをしていたらいけない」と大会に言われれば流石の花名でも怒髪天を衝くというものであろう[*4]。まぁ大会としてもまるで対極にいるように見える花名にこんな事で厄介をかけさせる訳にはいかないという思いではあるだろうが、そういう要らん気遣いをしなくなれば少しは先へと進めそうだろうか。どうであれ大会のこの問題はなかなかに深刻だなって改めて感じる。
それはそれとして綴に対してひとつふたつじゃ済まない罪悪感を覚えてるのなら[*5]少しは自立してくれ創よ、この依存の仕方は多分良く無いやつだ。

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ばくちぬぎ! [#6]
《さのださだ》

休日に幻の買い物に付き合う事になった奇跡であったが、勿論普通に買い物をするなんて事は無くより幻にミクルのキャラをつくられる事となった。すっかり幻にいいように弄り回された奇跡であったが決して悪くもない感じで、なんか段々と癖が捻じ曲がっていきそうなのではって気がする。まぁそれでミクルのキャラに磨きがかかれば何も問題は無いのであろうが。

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きもちわるいから君がすき [#26]
《西畑けい》

芦屋が透を好きだという手掛かりを探るべく芦屋が顧問を務める陸上部に入った霧乃だったが、あっさりと芦屋の指導もとい人心掌握に引っ掛かっていて、依子との雪の屋上決戦もそうだったけれども[*6]、霧乃はこういう駆け引きにはちょっと弱くてちょろくないかなって印象がする。まぁ霧乃を堕とすくらいに芦屋の人心掌握もとい指導力やコミュニケーション能力は高いのだろうけれども。
とはいえ決して霧乃もポンコツという訳では無いと思うが、透の事しか目に無かったり全然的外れな予想をしたりと、きもちわるい女共の中ではやや劣ってしまうのかなって気がするし、同様に想い人しか目が無い依子でももうちょっとうまく立ち回るんじゃないかなって思う。
それはそれとして、透、宝塚先輩、そして昔の女網干、この3人に共通する芦屋を惹き付けるものとは一体何なのか、何がそこまで芦屋の修正欲を掻き立てるのか。霧乃の片目隠れという的外れな予想はさておき[*7]、昔の女網干との関係や人間性に迫れないとどれも憶測にしかならなさそうである。透の例だけ見るなら孤高のソリスト陰キャぼっちコミュ障な性格が何かを掻き立て惹き付けてるのかもしれないが、どうだろうか。どっちにしてもいまも網干の幻影に憑りつかれてるのは確かだろうが、もしかしたら霧乃同様に庇護欲を掻き立てられてるのかもしれない。まぁどれも自分の身勝手な妄想だから正直当てにして欲しくはないが…。
そんな芦屋に会いに来た、学生時代から時が流れ芦屋以外の誰かをすきになり子を儲けた網干千恵。網干が我が子を抱いている光景など、芦屋の脳を破壊するには余りに十分過ぎるだろうが、いよいよ芦屋々々と網干千恵の関係と過去と本質へと迫っていく事になりそうだろうか。依子、司、霧乃、透、この4人が辿るかもしれない芦屋と網干が行き着いた果てとは何なのか、そんな轍を4人は踏むのを回避できるのか。変態百合バトルは芦屋と網干のターンへと移る事になりそうである。

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妄想アカデミズム [#20]
《檜山ユキ》

4月になっていよいよ本格的に東大受験を目指す事になる未春。その道程は未だ未だ楽なものでは無く険しいものではあるけれども、それでも確かに日々成長しつつはある。長くもあり短くもある年明けの受験までにどれだけのものを積み上げて未春自身の力にできることか、それが受験を制するかどうかの鍵となりそうである。
一方で再び東大を目指す莉子は未春が気になり過ぎて逆に更に距離をとられる羽目になったが、なんかこのままじゃちょっと可哀そうだから、未春もたまには莉子の事を構ってやって欲しいなって思う。

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かみねぐしまい [#13]
《若鶏にこみ》

結局のところツギノとまえなは確かに血が通った双子であり、そして榊あやとの間に血縁が無いという事がハッキリとした訳だが、先月号の記事でも書いたがこれまでずっといろんな思いを抱え、そして意を決して打ち明けたツギノの想いと覚悟は本当どうしてくれるんだろうか。一方のまえなは第六感でなんとなく分かっていたようであるが、意外と周りの状況を見る目はあるという事だろうか。
まぁ何はともあれ神がより「よく知って考える事」を決めて、ようやくそれぞれの願いを懸けた好感度争いがはじまったというところであるが、如何にそれぞれが抱える想いや人物像を知っていけるかが今後の鍵となるであろう。そんな中神とのデート権を勝ち取ったまえなが出くわしたツギノの級友である伊藤葆光、なかなかにツギノへの想いが重そうな彼女であるが[*8]、仮にこんな奴の願いを叶えたら一体どうなる事か。榊一家だけに留まらず神が様々な人の事を知る中で、神なりにどんな考えを巡らせていく事になっていくだろうか。

第1巻は6/27発売!

 

キミはあくまでも。 [#17]
《あきらんぬ》

ずっと抱え続けた想いを伝えてもきっと自分に振り向きなどしない、そんな事は自身でも最初から分かり切っていた事であったが、それでもこの想いをようやく直接言えた事はきっとマーシャにとって大きな意味があると思う。そんな突然で予想外な告白に激しく驚いたヴェネルだったが、直接ぶつけられた想いに対してその場から逃げず返事を返せただけでも、いまはよくやった方ではないだろうか。
そんなふたりを見ていて、否応なく理解させられたエクールカの中にある、決して悪魔にあってはならない感情。恋敵のマーシャが想いを伝えたいま、一体この抱える想いは何処へと向かう事か。

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【最終回】おねロリキャバクラ [#25]
《春日沙生》

結局のところ何か法令に触れたとか問題を起こしたとかそういう訳では無かったけれども、それにしても夢現の中で二転三転と情緒が慌ただしい事になっていた楓であった。店に通い出してそれなりの時間が経って、凛への想いも決して軽くはないのは確かだが、それでも尚未だ未だ知らない事が多い凛をこの先どれだけ知っていけるか、きっと楓がより深く知って繋がりを強くしようとする度に凛とのこの関係は高くつきそうである。恐らくは凛の楓への想いも軽いものでは無いのだろうが、金銭の繋がりを越えた関係へと発展できるかはふたり次第ということろだろうか。

完結の第2巻は4/25発売!

 

ゲスト作品感想

クラッシュ オン セブン! 
《鹿冬カト》

たかが7歳差、されど7歳差、このみにとっては言うまでもないけれども、文音にとっても7歳という差は意識する程に大きく感じるようだが、その差を突き抜いていくくらいにこのみへの想いはとても強く太いようである。前回の文音に続き今回はこのみの知らないところが垣間見える回であったが、そんなふたりがより互いを知っていく中でどう7歳という差を埋めていく事になっていくだろうか。それはそれとして文音はちょっと自重しろ、自然体にも程があり過ぎるぞそれは…。

 

ふたりサボタージュ 
《まつ鹿》

自堕落が過ぎる天野を学校へ引っ張り出すべく真面目が過ぎる津軽が説得しに訪れたものの、普段誰かとゲームなんてしない事による秘めた欲が溢れたのか、未だ完堕ちはしていないものの天野の自堕落生活にほぼ堕ちかけたもいいところではないだろうか津軽は。自分の思うまま気のままに日々を過ごす天野が津軽にとってはどこか眩しく感じたのかもしれないが、胸が高鳴るような背徳的行為は津軽をどう変えていく事になるだろうか。まぁ自堕落な性格なのはともかく一応は学校に籍を置いてんだから、ちょっとは天野も真面目になろうよとは思うところではある。

 

そよかぜアニマート 
《杉谷エコ》

あての無い旅に出たグイーと羊の獣人ララとの出逢い、リュートの腕はともかく歌は壊滅的なグイーと、荒くはあるが良い歌声なララ、そんなふたりがこの先どんなものを生み出していく事になるのか。魔法抜きでも自分の音楽が必要とされるか知りたいグイーにとってこの出逢いは大きなものになりそうであるし、ララにとっても知らない事を多く知る機会となりそうだし、そんなふたりだからこそできる事生み出せるものに期待したいなと思う。

 

妖精さんとひきこもりちゃん 
《あさふみ》

慕っていた騎士に再び仕えるべく転生した魂を探し出したレーシィが目にしたのは、前世の騎士の面影など全然無い社会不適合者と化した柳の姿であった。慕っていた騎士と柳に直接の関係も何か引き継いだものも無さそうだから、柳からしたら「そんな理想を求められても…」というところだろうが、長い時の果てに騎士の魂を追って目にしたのがこんなものでは、レーシィからしたら余りにも報われないものであろう。
そんな自堕落に過ごしたい柳と慕う騎士みたいな人間に仕立て上げたいレーシィ、余りに真逆な理想を持つふたりがこの先どうぶつかり合う事となるのかどうか。どっちにとっても苦労の日々ははじまったばかりである。

 

かっさい! 
《空くれない》

自分が書いた脚本で独り善がりな舞台にされた事で演劇から離れた雪、そんな彼女に演劇部の顧問に就くよう迫ってくる美琴と架夜。同僚の南の手回しもあって早々に外堀を埋められる格好ではあったが、それでも再び演劇に向き合おうと思わせるくらいにふたりの演劇は独り善がりではないもので、そんな雪の新たな幕開けはどんな眩しい煌めきを生み出す事となるだろうか。

 

インベーダーニャンべーダー 
《ヤマトバンビーズ 》

荒唐無稽としか思えない現実や変人との繋がり、そして変人からヘンタイへとレベルアップしてしまうような裸より恥ずかしい格好、何か大きく劇的に変化したり脅威にさらされるという事はいまのところ無いものの、よぞらにとってこの異常過ぎる日常は脅威と言ってもいいであろう。とはいえ監視という建前はあるものの何だかんだひかるとや上手くやっていけそうな気がするし、そういう点ではよぞらにとっても悪いものばかりでは無いと思いたい。むしろ地球人類に他所の問題を押し付けるような事をする異星人共が全面的に悪い気がしなくもないような、そういう意味ではクロノスもミイも悪い宇宙人だよ…。

 

Healingスペース 
《meitoro》

地球から遠く離れた宇宙ステーションで建築物の組立と分解を行うアンドロイドのARUT、そんな誰とも関わる事の無かった彼女の元に入り込んできたひとりのヒト。そんな一体と一人の触れ合いを描いた一作であるが、与えられた役目や眼前の問題などいまはいいと感じるくらいにARUTにとってヒトというのはこれまで抱いた事の無い感情に覆われるような存在であり、同様に最初は強かった警戒感をあの手この手を模索しつつ懐柔しようとしてきたARUTはヒトにとってもどこか安心できる存在になったのかなって感じる。双方それぞれに変化が起きて歩み寄った今回であるが、次回以降もどのような変化を生んでいく事になるだろうか。
それにしてもどのような存在であっても温もりというものには抗えないものなのであろうか。ただ仕事をこなす以上の事は何も無かったARUTに感情らしきものが芽生えつつあるし、僅かに表情も和んできてるのかなって感じる。機械にも心は存在し得るのかというのは先日キャラットでゲスト連載した『はるか咲きそふ、刻どきの』でも取り上げていたが、ARUTの場合はどうなのだろうか。

 

JKリタ 
《滝本翠》

図書館でよく会っていた友人と同じ高校に進んだものの、余りに生きてる世界が違い過ぎて高校に足が向かなくなったりた。そんな中偶然出くわしたクラスメイトの助力で友人に見返してやろうと決意したものの、いろいろと怖いクラスのギャルの人間事情を目の当たりにして、結局身体を張った意味は何だったんだろうかという感じになってしまった。なんかこのままじゃ決意と手間を溝に捨てるようなものだから、どうかりたには再度立ち向かって欲しいなと思うところである。友人が「友達いない」って言ってたのはこんな感じで表面上だけ親しいだけだったからかもしれないが、どうなのだろうか。

 

次号予告

次号は、コミックス第3巻5/27発売の「しあわせ鳥見んぐ」(わらびもちきなこ)が表紙&センターカラーを飾ります♪ 巻頭カラーは、コミックス第1巻5/27発売の「ちみどろアイスクリーム」(北斗すい)です! そのほかセンターカラーは「スロウスタート」(篤見唯子)、「キミはあくまでも。」(あきらんぬ)、3話連続ゲスト第1話「魔女まじょS-WITCH」(海老川ケイ)です! 来月の「まんがタイムきらら」もお楽しみに!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は来月に最新第3巻が発売となる『しあわせ鳥見んぐ』が23年8月号以来に表紙で登場する。3巻以降も続刊するという事で更なる展開について何か動きがあるのか気になるところだが、同日に第1巻が発売の『ちみどろアイスクリーム』が巻頭カラーという事で、何か動きがあるのかはこれだけ見るとちょっと微妙そうかなと個人的には感じてしまう。まぁ何があるかは次号の発売まで待つ他無いのであるが…。
ゲスト連載には『夢見るルネサンス』の海老川先生が登場する。

6月号は5/09発売!

 

新刊情報

発売中

 

5/27発売

 

終わりに

冒頭で述べた通りなかなか次なる新連載作品が出てこない状況が続いているが、こういう状況だからこそよりじっくりといろんなゲスト読切作品を吟味したいなとも思っている。きららMAXは連載数が多めで毎号休載もそこまで多くはなく、必然的にゲスト読切の枠も少なめな傾向ではあるが、連載数が多く読切が少ないのがいいのか、連載数は少ないが読切が多いのがいいのか、なかなか難しい問題だなって思う。ともかくこれまでの他誌での動向同様に無印の新連載が出てこない問題は遅かれ早かれ解消するとは思う。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:11~13頁

*2:20頁

*3:30・31頁

*4:62頁

*5:58頁

*6:2巻17話

*7:81頁

*8:114頁