渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららMAX -2024年5月号-

 

開催が迫っているAnimeJapanへの出展が決まって、最新12巻の発売と今月号の表紙に合わせて何か動きがあるのではと淡い期待を抱いていたものの、なかなか動きそうで動かないところがいまのごちうさのもどかしさなのかなと感じなくもない。まぁいまのコンテンツを相手にどこまで対抗できるかは正直よく分からないところではあるけれども。

て事で今月号もいろいろ語っていきます。

 

⇩過去の感想記事⇩

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

発売:2024年3月19日
第21巻第5号 通巻235号
価格:470円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

Koi 『ご注文はうさぎですか?』

はんざわかおり『アイドルビーバック!』
笠間裕之・宮月もそこ 『さうのあっ!』
有野金吾 『神絵師のおしごと』
なじみ 『コンビニ夜勤のあくまちゃん』
つみきつき 『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
こかむも 『ぬるめた』

◎センターカラー

はまじあき 『ぼっち・ざ・ろっく!』

有馬 『エイティエイトを2でわって』
O仮名だモ 『へるしーへありーすけありー』
さいにゃん 『てくてくっ!秘密リサーチ』

◎センターカラー

*sow* 『わからせろ!ナマイキツネ様』※次号休載

うるし 『追放令嬢は技能実習生になりました。 ~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』
かぜぱな『涼井さんの推しメシ』
なまず『進捗ダメなのでどっかで一泊してきます』

◎センターカラー

双葉陽 『ばーがー・ふぉー・ゆー!』

カコベン 『ギャルとネクラの吸血関係』
ヒビキさん『忍びあくたー!』
しぴー 『ラスボスは逃げ出した▽』

◎センターカラー

市川ヒロ・土管 『スポチャン!』

バニライタチ 『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』
もくずしょい『りょーりぶ!』
ムクロメ 『SAN値直葬!闇バイト』※次号休載

◎休載

行町咄『ハコイリクリエイト』
宇崎うそ『ななどなどなど』※当面の間

 

 

連載作品感想

ご注文はうさぎですか? 
《Koi》

シャロ宅の庭で焼き芋会をする事になった一同であるが、まぁぶっちゃけ結構カオスな催しになったような気がする。焼き芋だって言ってんのに全然違うものを焼いたり芋は芋でもさつま芋じゃなかったり、相変わらずフユはおもしれー女してるし他の面々も結構大概だったり、そんなやりたい放題な感じであった。一応はエルとナツメのブラハ採用祝賀会でのリクエストで行われた焼き芋会であったが、こんなカオスな事になっても当人が満足しているならそれでいい、のだろうか…。
まぁそんなカオスな事を繰り広げながらもちょっといい感じに纏めてくるのがなんかズルいなって思うところであるが、喧しい事をしながらも節々にちょっとした変化が起きているなと感じさせる。特にココアの高校卒業と街を離れるまであと半年となって、それまでの間に思い出をつくりたいと動くチノは作品全体を通しても一番の変化なのだろうと思う。そうやっていつも通りに過ぎていくようで日々変わっていく日常の中で、どういまの日常を楽しむかというのが今後ひとつのテーマになっていきそうだろうか。それと同様に体型の方も変化しつつあるようであるが[*1]

それにしてもシャロの家で火を扱うというシチュエーションはなんかアニメ2期のエンドカードを連想させなくもない、まぁあっちは洒落にならない事態になっていたが…。

第12巻は3/27発売!

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アイドルビーバック! [#9]
《はんざわかおり》

ステージ衣装の買い出しに出た一同であったが、THE陽キャの街原宿に行くのは椿にとってはなかなかにハードルが高かった。まぁネット通販だけで済ませてしまうのは椿からしたら夢も味気もないからと感じて繰り出した買い出しであるが、そんな気遣いがむしろ負担になってるような気がしなくもない。
まぁ何やかんやで買い出しと原宿巡りを楽しんだ一同であったが、そんな中でやりとりをしながら段々と新たなグループの方向性や形ができつつあるのかなと感じる。椿も3人の事をいろいろと知って理解していく中で、前回の曲づくりもそうだしどうプロデュースしていくかが見えつつあるのかなって気がする。
それにしても朝子が言うように[*2]場所さえ拘らなければ地下の地下でも三次元でなくてもアイドルになれる時代だから、そんな群雄割拠の時代で如何に多くの人に見つけてもらえるか且つ根気よく活動を続けていけるか、ハードルは下がったけれどもなんか難しいなって感じる。

第1巻は発売中!

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さうのあっ! [#13]
《笠間裕之・宮月もそこ》

普段はあんなにも入浴を面倒がる一方で、目的と動機さえあればスパ通いしなくもないこかげの考えはなんかよく分かんない。目的の為に普段行かないところに通い詰めるというオタク心理は分からなくないが、こかげの場合その行為が入浴だからなんかよく分からん。
そんな普段の言動からしたらこかげが奇行に走った一方で、槇はスパ経営側としての考えや信念が垣間見えると同時に芹香にとんだ黒歴史を暴露されて、なんだかいろんな面が見えたというか槇にとっては落差の激しい回になったなって感じる。友の頼みであろうとあくまで公正にくじを引いて当てようとするのは、親しい仲であろうと不正は許さないという彼女の信念の一面を実感するが[*3]、にしてもなんて黒歴史を孫に残してしまったんだろうか祖父は[*4]
リューディアは何だかんだで楽しそうだったからそれでいいと思う、芹香はこかげの振りを見て己が振りを改めた方が良いのではないだろうか。

第1巻は4/25発売!

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神絵師のおしごと [#2]
《有野金吾》

オタクの推し活も神への信仰もただ単に推したり信仰するだけよりもどれだけ貢げるかが重要なのは確かだろうが、そんな事を腐っても神のツバキの前で言うとはなかなかにもじみは度胸があったりするのだろうか。実際コンテンツの存在も神としての存在もそれ以外の有象無象も一切その存在を忘却された時が真に死の時なのだろうが、推すものの違いはあれどそういうのを後世まで代々絶やさず語り継いでいくというのはなかなかに難しそうである 。
まぁそんな推し活への構想と執筆意欲が止まらないもみじであるが、そんな自分が良いと思い感じるものをどこまで広く深く周りにも布教していけるかどうか、もみじが神絵師を目指すうえでもツバキの信仰を集めるうえでもその手段が今後課題となっていきそうに思う。
あとツバキは無理しないでくれ、冗談じゃなく絶対に…。

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コンビニ夜勤のあくまちゃん [#31]
《なじみ》

人気アニメ作品のくじが起こした悲喜交々な回。普段のテンションからしたらまるで別人みたくなるくらいに私情を挟みまくりな門音であったが、安易に消費者側に回る事ができないのがこういう仕事をするうえでの難しさというものだろうか。そんな欲を抑制しつつ同様にくじを求める客への対応をしないといけないから、なんだか今回の門音は普段の多田以上に胃が痛くなってそうだなって気がする。
そんな姉の想いと欲は弟に託された訳だが、一発で当たりを引いてしまうのはそれを引いたファンとしては良くても、目玉賞品の無いくじを買いたがらない消費者心理が働いてしまう点では、コンビニ店員としてはなんとも難しいところだなって感じる。まぁこればっかは誰が悪いわけでもないのだが、くじを売る側も買う側もなんか上手い事噛み合わないものだなって改めて思わせる。そんな店の売上の為に自爆営業をしようとするのは悪癖だろうが、ただ単にそこまでして門音が目当ての品を欲しいだけだろうし、その為なら惜しみなく幾らでも出せてしまう人間なのであろう。そんな悲喜交々を見てアルールはまた人間のつらさと難しさを理解したに違いない。

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性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。 [#16]
《つみきつき》

2話3話でつくし宅を強襲して返り討ちにあった奴がその後どうなったか語られてなかったが、そんな話の掲載から凡そ1年が経って今回その生存が確認された。
て事で強襲をかけたときとはまるで全然違うキャラな気がしなくもないが、ユーリ、倫、サツキに続き新たにターコイズを侍らせるつくしであった。いや侍らせるって表現が正確かは分からないが、状況としては間違ってはないであろう。率直に言ってターコイズは馬鹿そうな性格だが、元からこんな感じなのかそれともユーリと絡むとこうなるのか、若しくはユーリへの想いを拗らせてこんな回りくどい事をしているのか…。
しかし単なる一般人だと舐めてかかったのがある意味運の尽きか、ターコイズもつくしの馬鹿力に否応なく屈する事となった[*5]。それで多少はつくしに従順そうになったのは良かったのか悪かったのか、どっちにしても更につくしの周りが喧しくなった事には違いない。

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ぼっち・ざ・ろっく! [#74]
《はまじあき》

扉絵の星歌とPAさん滅茶クソにエロくないか?
それはそれとして結束バンドやSIDEROSの面々もダメな面は結構あるが、そんな彼女らと同じかそれ以上に年長組のダメさも相当に深刻だなと改めて思い知らされた。自分の見解としてはこの面子で比較的まともそうなのはFOLT店長の銀次郎とキャラ設定が痛いだけの佐藤愛子ぽいずん♡やみのふたり、他はどいつもこいつもどっこいどっこいってところだろうか。ホントこんなんで後輩バンドマンに示しをつけられるのかどうか、こんな奴らでこの先後輩を導いていけるのかどうか、まぁやる時はやるコイツラだけども不安がないといえばぶっちゃけ嘘になる。
それにしても小中まではTHE陽キャな感じだったのに一体高校で何があったのか[*6]、PAさんの謎と疑惑は更に深まった。あと正直に自分も思ったが、誰だこのオッサン![*7]

アンソロ第3巻は5/27発売!

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廣井きくりの深酒日記第2巻は4/01発売!

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エイティエイトを2でわって [#16]
《有馬》

相変わらず奏への想いを拗らせている咲雪。そんな彼女の相手に苦戦するゆずに来夢が介入してきたもののなんか余計に状況が拗れたが、結局誰が相手になってもこの女を説き伏せるのは相当に難しそうである。咲雪の実力と耳からしても美弦のピアノ演奏は大分アレなようであるが、ただ一方的に推してるだけの陰キャ拗らせ激重女が幼馴染に敵う訳など無いのである。そんな奏の事をどう見てどう思い如何に奏を理解するのか、奏にとっては過去の栄光で黒歴史な天才ピアニストという幻想が上書きされない限り咲雪はこの抱え続けた想いをより拗らせていきそうである。
そんな奏への想いを拗らせ美弦にどこか見当違いな対抗意識を燃やして、そして陰キャには耐え難い陽キャだらけの水着回にやられていろいろ限界そうで、そんなところに唐突に推しの奏が出てくるなんて状況は咲雪にとっては即死一直線な事態である。そんな状況で果たして咲雪はどこまで気を確かにして耐えられる事になるか、そして連弾の一件に対してどこまで本人に迫れるのか、次回は咲雪にとって最初の試練となりそうである。
ところで関東の高温多湿酷暑にやられて奏と美弦が結構とんでもない事になっていたが[*8]、ここ最近人間の身体をしていないきららキャラが増えつつあるとはいえまさか道民ふたりも人間の身体ではなかったとは…。

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へるしーへありーすけありー [#7]
《O仮名だモ》

タコパをしつつ履修登録を進める一同、そんな中に腐れ縁なヨモギを追って強襲してきたエド。そんな彼女も真理を眷属にしたばかりにヨモギと同じ目に遭い同じ道を辿る羽目になり、履修登録も眷属選びも本当選択する事の重要さを再認識させる回であった。
自分は高校を出た後専門学校に進んだから大学の彼是はさっぱり分からんが、履修登録でやらかすと卒業できるか危うくなる七草達、そして選り好みし過ぎた末に血液クソマズ不健康女を眷属にしてしまったヨモギとエド。どっちも小さいやらかしが後々人生に関わるような大きなやらかしへと発展しかねない、そんな恐ろしさをなんか感じた。なんか冗談抜きで明日を生きられるかも危うい状況であるが、果たしてこんなザマでこの先やっていけるのだろうかコイツラ人妖共は…。

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てくてくっ!秘密リサーチ [#12]
《さいにゃん》

前回やらかしてから切っ掛けを掴めぬまま冬休みに入り帰省先の大阪でも大分面倒を起こしてたひぐれ。そんなこんなで優柔不断そうな態度を繰り返しながらひとまずは前回のやらかしを清算したのはまぁ良かったが、こんな調子じゃ未だ未だひぐれがグループ行動をしていくのはちょっと不安かなと感じなくもない。とはいえ1話で人目があるところで頑なに撮影をしたがらなかったひぐれがそういう場でも撮れるように変わろうと決心した辺り [*9]、数年で大きく変わった梅田の街並みのように、これまでの自分から変わって周りを頼ろうとしたひぐれの決心も大きいものなのかなと感じる。まぁそこは急がず焦らずぼちぼちと変わっていって欲しいところであるが、この先ソロとは違うひぐれなりのグループでのフィールドワークの形をつくって欲しいとも思うところである。

第1巻は5/27発売!

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わからせろ!ナマイキツネ様 [#20]
《*sow*》

花見シーズンという事で境内で花見をする桜子と壱与そしてマカロンであったが、場所取りの為に平然と桜子がマカロンに畜生プレイをさせてるのはあんまり過ぎるのではないだろうか。まぁ発情してるのがデフォルトみたいな奴だからそれくらいの事をしないと懲りないかもだけども、どうせマカロンの事だからどんな事をしても意味は無さそうな気がする。
そんな魑魅魍魎やべーやつらが跋扈しているこの漫画であるが、壱与を抑えて一番のやべーやつは阿古町で間違いなさそうである、と自分は思う。何せ相対的に壱与がまともに見えるくらいに酒が入ると手がつけられなくなるから、本当とんだ疫病神だという感じである。早いところコイツをどうにかしないと壱与がとんでもないやらかしをするよりもやべー事になりそうであるが、その責を壱与に求めるのは余りにも酷だろうか。

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追放令嬢は技能実習生になりました。 ~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~ [#5]
《うるし》

世界間の管理監視を一族の任とする蒼からなんかいろいろと重要そうな情報が出てきたが、どれくらいかかるかは分からないがひとまず帰国できる目処がついた事で少しでもアーシャの労農意欲が湧けばいいな、と思うところだがそう簡単にいくだろうか。そんな訳で体裁だけから名実共に技能実習生となる(見込み)事になったアーシャだが、本人にとっても悪い話ではないとはいえどこまでこの先進歩できる事になるだろうか。
そしてそだちに新たな労働力として目をつけられた蒼の明日はどうなる事になるのか、それにしてもそだちを呼び出すのにサスペンスものでよく見る犯行声明文みたいな手紙を送るのはちょっとどうかしてると思う[*10]。あとクロエはアーシャへの重い想いが暴発して何かやらかさなかいか不安である、てか既にアーシャを追っていろいろ罪を重ねてるみたいだし[*11]

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ばーがー・ふぉー・ゆー! [#18]
《双葉陽》

先月号の発売後に時事ネタと化して割と笑えない状況となってしまった気がするが、そんな今回も前回に続きラッキーセットに振り回される話である。店長不在の中で整列マナーが守られなかったり厄介客が押し掛けてきたり、客が客なら店員も店員で結構混沌を極める状況となったが、最終的には零が脚でわからせて[*12]どうにか収拾はついたというところだろうか。まぁその結果なんか変なファンがついたのは零にとっていい事だったのかどうか、一応は仕事を果たした対価がこれというのもなんだかなぁって気がしなくもない。

それにしても今月号は他にも『さうのあっ!』と『コンビニ夜勤のあくまちゃん』でもキャンペーン企画に纏わる彼是が描かれて、関係者の方々からしたらちょっと胃が痛くなったりしそうなのかなと感じる。

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ギャルとネクラの吸血関係 [#22]
《カコベン》

眷属契約の影響をどうにか解消したいいよねに対し、そんないよねが目に見えて日に日に影響が進行していくのを見ていられないまくる。主としてそして友として、いよねのこの状況をどうにかしたいと思いつつも、いよねの身を案じる母ますよの思いも理解はしている。そんな中でまくるが下した決断は、契約を解除して再びそれぞれの生活に戻る事であった。眷属の主として、そして何より島の外でできた友として、これ以上いよねの身を危険に晒すなんて事は出来ないし、少なくとも現時点ではそれが一番最良の選択なのは間違いない。それで本当に悔いの残らない選択と言えるかいまは分からないが、それがまくるの選択であり覚悟という事であろう。
一方でこんな事をされて黙っているいよねでは無いし、こんな重要な決断をまくるの一存で決められるのは癪では無いだろうが、まくるがその覚悟を示したいま、今後はいよねの想いと覚悟が問われる事になりそうである。

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ラスボスは逃げ出した▽ [#17]
《しぴー》

満月と魔力の波が重なって暴走状態になる魔族、そんな状況を収束するべく先代同様に水の大精霊の加護で城全体を浄化するべく泉へと向かう事になった魔王と端から期待してない堕天使。ひとまずはどうにか浄化する事はできたものの、そのやり方がとんだパワープレイでなんかちょっと引くというか、余りにも魔王に優しくない浄化方法だなって感じがする。それに道中いろいろあって半裸状態になった魔王の頼みで服を着させておいて浄化の為に即服を引ん剝くとか、なんだか理不尽というか服を渡したのはとんだ無駄な時間だったなって気がする。
そんな魔王と精霊はこの日が初対面であったが、名乗るまでもなく精霊は泉に来たのが魔王だと認識していた。単純に考えるなら先代と同様の波動やオーラを感じて魔王だと分かったというところだろうか。若しくは代々の魔王や魔族と以前から何かしらの関りがあるとかだろうが、今回生じた疑問はこの先の展開に関わってくるのだろうか。ギャグ系日常ものの皮を被って結構危うそうな世界観だから、どうしてもいろいろと気になってしまうし、メタ発言にも何か仕掛けがあるのではと勘潜ってしまう。

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スポチャン! [#6]
《市川ヒロ・土管》

前回受けた段位試験の免許状が届き大会出場に向けて動き出す一応。部長を相手に粘りを見せているアメリアもそうであるが、事故的にとはいえあかりから一本取ったももも徐々に成長しつつあるのは確かである。大会出場には乗り気ではないももだったが、これまでの部での活動と関わりや割とカオスな事になった今回のある種の乱闘戦を経て、成長と共に自信も得つつある。そんないまの自分はどこまで通用できるのか、大会出場を決心したももはどんな爪痕或いは傷跡を残す事となるだろうか。
そんな今回の乱闘戦だが、体格面での不利が響いてアメリアに全然カウンターが届いてないあかりは、まぁ可愛くはあるけれどもこの不利は結構大きそうである。ももは攻撃するときに全然相手を見れていないのは早急に改善した方が良さそうかもしれない。アメリアは1話[*13]で部長と対戦した時よりも表情も筋も良くなっているように感じる。部長はいつも通り残念姫だなって、こんな強いのに基本動作だけ10級ってなんかどうかしてる。

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白魔導士はゾンビの夢を見るか? [#23]
《バニライタチ》

海路で一行が東京を目指す中、明かされるアヤの痣と異世界で猛威を振るった不死の魔女との繋がり、そしてサキにも知られる事となった蘇生魔法の事実。呑気に船上で水着回なんかやってる場合じゃない事実が開示された今回であるが、やはり全ての出来事と事態は異世界とは切り離せない何かが関わっていそうだし、痣と過去の尾つきの戦闘で起きたアヤのむぅーん現象も同様そうである。そして事実を知っても尚蘇生魔法を諦める気は無いサキだが、リルーとのやりとりで何となく今後起こり得そうな話の可能性が見えたような気がする。とはいえ結局誰かひとりが命を張らなければいけなくなるから、その時が来たらどう決断する事になるだろうか。
それにしてももうこの先リルーのリボンだけでいいんじゃないだろうか、まぁそれ一本で乗り切れる程甘くはないのは確かだろうけれども。

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ゲスト作品感想

涼井さんの推しメシ 
《かぜぱな》

放課後にゆめと出掛ける事になったはいいものの、その不審者丸出しの恰好はマジでやめろ涼井お前[*14]。それはそれとして同じ学校の人だと知らず店先でバイトをしていた蘭子にオタク全開していた涼井だったが、そんな彼女に自身の趣味を肯定してくれた事は涼井にとってはまた自分を曝け出せる場が増えたようなものなのかなって感じる。

 

次号から連載開始!

推し活と食から繋がった涼井、ゆめ、蘭子のこの関係であるが、誰しも大なり小なり抱える周りに言えない事を曝け出せるこの関係はこの先どう深く広くなっていく事になるのか。そんな推しと食を巡る活動は未だはじまったばかりである。

 

進捗ダメなのでどっかで一泊してきます 
《なまず》

エモい感じの描写を書けず絶賛苦戦中な小説家の止、新しい刺激を取り入れてはという担当編集の勧めで止はビジネスホテルに一泊してみる事に。普段の家とは違うベッドに風呂に食、そして部屋から見える街並み、修正の余地は大いにあるものの止にとっては大きな刺激になったのではないだろうか。
思うように事が進まないときは環境を変えたり違う刺激を与えてみる、というのはよく言われる事であるが、もしかしたらこの作品もなまず先生の実体験が多かれ少なかれ反映されているのでは、という気がする。創作活動をする人であれば共感する人もいるのかもしれないが、いろんな刺激を取り入れて脱無名となれるかどうか。
それにしても率直に言って、止めっちゃエロい!

 

忍びあくたー! 
《ヒビキさん》

商売敵の頭領の居場所を聞き出すべく高校へと潜入した忍びのさくら。まずは恩を売って取り入ろうと標的で頭領の孫であるたのに接近したものの、部長で現状たのひとりだけの演劇部の練習を見て仕事柄変装をする事も多いさくらの職業病が出てたのから演劇部に勧誘される事に。図らずともたのに煽られてとりあえず任務の為にも協力する事になったさくらの明日はどうなる事か。
さくらが当初思っていたよりも骨が折れそうな任務になりそうだが、こういうところで職業病が出てしまうのもなんだか面倒だなって気がする。内心さくらからは散々な言われようだったたのだが彼女も一応は忍びの家系引いている訳で、その間抜けそうな言動も全て任務の為のキャラという可能性も無くは無さそうだが、今の段階ではちょっと深読みし過ぎだろうか。仮にそうだとしたら自身の変装術に絶対の自信をみせるさくらを容易く欺いた事になるから、この先相当な大物になっていくかもしれない。

 

りょーりぶ! 
《もくずしょい》

料理部に入ろうとまずは部活見学をしに来たねねだったが、明らかに道場破りをしてゲッツしたとしか思えない部室、料理すると言いつつレトルト食品を温めるだけ、そんなレトルトですらメシマズ状態と化す部員、挙句つくったのはただ茹でただけのパクチー。こんな腕も意欲も全然無い部活が長く続く訳など無かったが、そうなったのが道場破りに遭ったからというは、なんかこの学校の治安が大丈夫なのかが気になってくる。そもそもコイツラはどう道場破りをして創部したのだろうか一体、いろいろツッコミどころとカオスさに満ちた一作であった。

 

次号予告

次号のきららMAXの表紙&巻頭カラーは、大人気連載の笠間裕之&宮月もそこ『さうのあっ!』!センターカラーは新連載のかぜぱな『涼井さんの推しメシ』、スペシャルゲストの工藤える『江口さんちの純情サキュバス』、そして大人気連載のKoi『ご注文はうさぎですか?』としぴー『ラスボスは逃げ出した▽』です!きららMAX6月号は4月19日発売!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は来月に第1巻が発売される『さうのあっ!』が表紙巻頭カラーで登場、原作担当の笠間先生は前作で紫朗先生と共に組んでいた22年1月号での『妖こそ怪異戸籍課へ』以来の登場となる 。

『ラスボスは逃げ出した▽』は23年11月号以来にセンターカラーで登場する。

 

新刊情報

3/27発売

 

終わりに

先月号がソロとグループでやる事の違いや難しさを描いた作品が多かった印象だったのに対して、先述の通り今月号は商売に関わる難しさを描いた作品が多かったなという印象である。まぁいずれも元々そういう話をやりやすい環境にはあるものの、それにしてもなんだか普段よりも目立った印象だったなと感じる。
なかなか動きそうで動かないごちうさであるが、この記事を更新したあとの週末にはAnimeJapanでキャスト登壇イベントもあるから、そこで何かしらの発表なり動きなりあればまた後日追記します。何も発表も動きも無ければ追記する事も無いのでそのままですが。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:12頁

*2:23頁

*3:31・36頁

*4:33頁

*5:59・60頁

*6:73頁

*7:76頁

*8:83・84頁

*9:まぁ直後にすかいから折り返しの電話が掛かってきて結局未遂に終わったが

*10:113頁

*11:116頁

*12:145・146頁

*13:23年12月号掲載

*14:121頁