渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきらら -2024年4月号-

 

今月号の発売と前後して身の回りでちょっと慌ただしい事が起きて、いまはそれに一応の区切りがついて落ち着けてはいるものの、なかなか本腰を入れて執筆できる状態までは回復出来てないので、今回はなるべく手短に彼是語っていこうと思います。まぁ書き進めていく中で段々とノってきて本腰を入れて書けるようになるかも分からんですが。

 

⇩過去の感想記事⇩

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

発売:2024年3月8日
第22巻第4号 通巻245号
価格:470円

◎巻頭カラー

千種みのり「好都合セミフレンド」

西畑けい「きもちわるいから君がすき」
北斗すい「ちみどろアイスクリーム」※次号休載

◎表紙・センターカラー

かきふらい「けいおん!Shuffle」

篤見唯子「スロウスタート」
若鶏にこみ「かみねぐしまい」
ミナミト「ほぐして、癒衣さん。」

◎センターカラー

ルッチーフ 「ほうかごバスケット」

三上小又「ゆゆ式」
さのださだ「ばくちぬぎ!」
檜山ユキ 「妄想アカデミズム」

◎センターカラー

異識「あっちこっち」

鹿冬カト「クラッシュ オン セブン!」
あきらんぬ「キミはあくまでも。」
結木ユウ「ミルキィリリー・ビビッドハニー」

◎センターカラー

むつをむつ・蒼井ゆん「異世界魔王ごっこ ~魔王は姫を倒したくない!~」

春日沙生「おねロリキャバクラ」
いいはす「いそうろう魔法少女メイ」
ヤマトバンビーズ 「インベーダーニャンべーダー」
おにぎりパクパク「のうのうヌォ~」
蚕二号「軽い気持ちで悪の花」
よだ「ハルちゃんのごはん」

◎リレーエッセイ My Private D☆V

*sow*

◎休載

大熊らすこ「星屑テレパス」
わらびもちきなこ「しあわせ鳥見んぐ」※次回6月号掲載
ひさまくまこ「一畳間まんきつ暮らし!」

 

連載作品感想

好都合セミフレンド [#14]
《千種みのり》

自分からデートに誘ったはいいものの案の定ルカに主導権を握られるすうな、単にすうなを着せ替えたいだけかもしれないが、それでも楽しそうに服選びをするルカはすうなにとっても満更では無さそうであった。そんな初デートで試着室にふたりきり、何も起きないなんて事は無いだろうがどうなる事か。
それにしても陰キャコミュ障を拗らせまくってるだけで、やっぱりすうなって素材は滅茶苦茶に良いんだよねって改めて感じる[*1]

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きもちわるいから君がすき [#25]
《西畑けい》

霧乃が察知していぬ間に多くの生徒を篭絡する辺り芦屋は人心掌握に長けていそうである、まぁ依子の場合は司のイエスウーマンというなんかちょっと違う理由であったが。
透の為なら何でもできる、それは司に対してのそれと同じだと言って依子に芦屋の情報収集を手伝わせるのは[*2]、きもちわるいラブ同盟だからこそできる霧乃のやり方なのかなって感じるし、そういう点では依子の視点も広くなってきてるのかなって感じる、やはりきもちわるいもの同士は惹かれ合う運命なのだと強く思う。
そんな本性を暴くべく卒業アルバムを探る中で見つけた芦屋の目の変化。やはり誰かとの出逢いが芦屋を大きく変えたのか、そしてその先にあるであろう依子と霧乃に待ち受ける芦屋という成れの果てというひとつのルート。その真相を探るべく芦屋が顧問をしている陸上部の門を叩いた霧乃だが、果たして新たなるCHIMATSURIがはじまるのか否か。本当ターン制変態百合バトルとはよく言ったものである[*3]

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ちみどろアイスクリーム [#13]
《北斗すい》

なんだか「まぁそんな事だろうと思ってたよ」って感じのオチだったが、それにしてもそれにしても偲音母ってちょっと行動が短絡的過ぎやしないだろうか。
それはともかく、すっかり放心気味な日向は当然として、ここ最近全然自重していなかった寧々がまともな事を言ったり、絵麻が寒いダジャレを口走ってダダ滑りするくらいに、偲音不在の日常は3人にとっての異常になっているんだなと、それくらいに4人での日常がすっかり当たり前のものになってるんだなと感じる。まぁでも神頼みまでしたのに結果がこれじゃ、なんだか賽銭返してくれって気分になってしまうが…。

第1巻は5/27発売!

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スロウスタート [#141]
《篤見唯子》

落ち着いてはいるものの未だ大会が不安定な状態とはいえ、なんたる悪行と背徳行為をしやがってんだ花名は。にしても想い人の事なら後先考えず動こうとする辺り、たまてと栄依子の根の部分は似通っているのかもしれない、というかそれだけ想いが重いという事なのだろうか。
あとはなんか久々に榎並のトクラァを聞いたような気がする[*4]、花名は相変わらずなんて想像をしてやがるんだ[*5]、そしてそのスタンプを使うセンスは一体何なんだ花名…[*6]。本当に回を追う毎に花名のどこか変というキャラが強くなってやいないだろうか。

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かみねぐしまい [#12]
《若鶏にこみ》

ツギノだけでなくまえなも榊あやの子では無かった。そうだとしてもツギノとまえなが社長の子という事実には変わりないし、そうなるまでに長い時間をかけてつくっていったのがいまの榊家という形であろう。
そんな事を間違って呼び出した田端から聞き、そして「よく見て知って考える事」の意味を分かってきた神であったが、一方でまえなから「社長の子じゃないのは自分かも」と言われたら意を決して打ち明けたツギノの想いはどうしてくれるんだってなるし、結局は良くも悪くもいつも通りの榊姉妹過ぎて、戻ってきたら修羅場になってて間に入るに入れない神と、本当コイツラってどうしていつもこうなのだろうか…。

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ほうかごバスケット [#5]
《ルッチーフ》

前回に続き10点先取の3x3戦。できるふたりがいるとはいえ、得点もファウルも何も知らずパスも碌に出来やしないド素人相手に決勝の3ポイントを、それもアンダースローで決められるなど相手からしたら到底納得できるものでは無いであろう。とはいえこれまでつばさと練習してきた成果を出せたのは確かだし、少しはけいも燃えるものを見つけられただろうか。

 

ゆゆ式 
《三上小又》

2年に進級してから所謂サザエさん状態が続いているゆゆ式であるが、先輩後輩に纏わる話とか千穂の「三年生になりたい」という発言は[*7]、この先いまの日常に変化が訪れるのではないだろうかと変に勘潜ってしまう。勿論単なる気にし過ぎなだけかもしれないが、果たしてゆずこ達が三年に進級できる日は来るのだろうか…。
情報処理部はいつもの3人だけだから先輩後輩の話はどこか新鮮に感じたかもしれない、あとなんだか岡野家ってヴァイオレンスじゃ…。

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ばくちぬぎ! [#5]
《さのださだ》

歓迎会で部長宅に呼ばれたミクルだったが、賭博部そのものが普通じゃ無いから歓迎会も普通では無かったし、王様ゲームで求められる罰ゲームも普通のものでは無かった。結局最後はいろいろと吹っ切れたミクルの独壇場と化したが、この歓迎会で何か変な扉を開いてたりはしないだろうか、どうであれミクルも徐々に賭博部に染まりつつあるような気がする。まぁミクルを好き放題した因果応報とも言えなくはないだろうけれども。

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妄想アカデミズム [#19]
《檜山ユキ》

莉子と一葉の受験が一段落したので番外編。昔からモテた莉子であるが、それに影響されて滅茶苦茶な事になるとか余りにも何も見えてや無さ過ぎではないだろうか。馬子にも衣裳とはよく言ったものだが、普段がだらしない分一葉がしっかりして見えるのはけいにとってもいち読者としても本当釈然としない。未春は大量出血を起こしてあのあと大丈夫だったのだろうか。

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あっちこっち 
《異識》

言い値で買うので壁ください、そう言いたくなるくらいに今回は伊御とつみきのいちゃつきがたまらなかったし、逐一つみきの反応で物凄く和んだ。しかしこんな関係なのに未だふたりはくっついてないのだから不思議でならない。伊御が腰を抜かすとまで自信をみせる白いちごタルトはどんなものに仕上がる事か。

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キミはあくまでも。 [#16]
《あきらんぬ》

おねショタの主導権をヴェネルに握られてこれまで感じた事の無い思いが巡るエクールカ、一方島での滞在期限が迫るマーシャはヴェネルに告白する事を決意する。何も知らずポンコツながらも自分の気持ちを貫こうとするマーシャを見て、果たしてエクールカは何を思いどう動くのか。サラロットとの一件が落ち着いて間を開けず再び今後の関係性の転機となる話になりそうである。

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異世界魔王ごっこ ~魔王は姫を倒したくない!~ [#5]
《むつをむつ・蒼井ゆん》

第三の幹部ジェロシアがクソ面倒くさい。うまい事懐柔できれば大きな戦力となりそうであるが、そこまでがなかなかに骨が折れそうである。何はともあれようやく推しゲームがプレイできる道筋が開けたというのは、乃々にとっては精神的に大きな前進ではないだろうか。まぁ先に述べた通りそこに至るまで彼是ジョロシアのクソ面倒に付き合わなければいけないのだが。
ところで異世界でも陰キャJKバンドの波は来たりしないだろうか[*8]、その漫画を読んでおいてギターを攻撃武器だと思うのはちょっとどうかしてるけども。

 

おねロリキャバクラ [#24]
《春日沙生》

次号、最終回!

まぁずっと掲載順が低めで推移していたから、正直終わる事についてはまぁそうだろうなと思うところであるが、それにしても何か意味深そうな事を言う凛の本心とは何なのか。その程度で楓の想いが揺らぐとも思えないが、カネで繋がるこの関係が何処へと向かい進んでいく事になるのか、楓の想いと決意と財力が試される事になりそうな気がする。

完結の第2巻は4/25発売!

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ゲスト作品感想

クラッシュ オン セブン! 
《鹿冬カト》

このみの前では大人としての見栄を張っていた文音だったが、7歳差なんてものは案外大した事は無かったような、結果的には決して手が届かないなんて事も無い距離感になれたのかなと感じる。だが文音がこのみに自室を見られたくなかったのは教職や単にだらしないからだけではなく…、その想いの重さはこのみのそれよりも遥かに重そうである。そんな7歳差の同居生活は些細な事で大きく変化しそうな、そんな危うさを孕んでいるのかもしれない。

ところでラストでそんな文音のこのみへの重い想いが語られた直後の頁[*9]で、人と女神のやべー恋模様を描いた『初恋転生ニアデスゴッデス』の宣伝を入れてきたのは、どう考えても狙ってやってるとしか自分には思えない。

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ミルキィリリー・ビビッドハニー 
《結木ユウ》

幼少の頃に結婚して即離婚した千愛と葉。高校では気まずい感じながらも尚ふたりの想いに変化は無さそうであるが、意図せず行った儀式で契約した愛欲の悪魔ルリによって千愛と葉は発情させられる事に。百合エッチするまで終わらない契約となりそうだが、ただ普通に縁りを戻したいこの想いと掻き立てられた欲は何処へと吹き出す事になるだろうか。

 

いそうろう魔法少女メイ 
《いいはす》

メイも小瀬もなんかしょうもねぇ事してるなと感じるが、これまで千織が抱いていたものはとんだ幻想だったようである。結局のところ魔法少女稼業もカネ次第であって、千織とメイの関係もカネで繋がっているものであるが、契約が有効な内はメイに護衛を受けられるのは千織にとっては悪い話でも無さそうではある。

 

インベーダーニャンべーダー 
《ヤマトバンビーズ 》

異星人だった猫のクロノスに助けられ猫の耳と尾を生やされたよぞら。それで何かが劇的に変わるという訳でも無かったが、ネット環境がちょっと充実したり、監視の名目でひかると関係をつくれたりと、些細ながらもよぞらにとっては大きく前向きな変化だったかもしれない。ひかるが言っていたようにクロノスが本当に暗黒異星人がどうかは定かではないが、耳アンテナで有料動画サービスをタダ見できてしまう所業は暗黒なのかもしれない。まぁクロノスの能力というよりよぞらの想像力の方が大きそうではあるが。

 

のうのうヌォ~ 
《おにぎりパクパク》

未だ未だ右も左も分からない能であるが、それでも徐々に日々進歩はしているのかなって気はする。仮に不純な切っ掛けから入ったものであっても、いまは分からない事が多くても、楽しいと思えるならもっと能の事を深く知っていける事ができそうである。

 

軽い気持ちで悪の花 
《蚕二号》

相変わらずひまりがヤバ過ぎる、余りにもどうかし過ぎてる、銃を持たせたら余計な被害を生みそう。とはいえ紛いなりにもロリコと南国が手綱を握れているからまだいい方であろう、野放しにしたら何をやらかすか分かったもんじゃない。本当カネに目が無さ過ぎるひまりだが、踏み入れた裏社会と血に染めた手で果たしてどれだけ生きていける事か…。

 

ハルちゃんのごはん
《よだ》

祖母から割と重めな想いと献立集を託された春風、ご飯はともかく右往左往しながらも食材を買ってつくったポトフは上々な出来で、まずはひとつ託されたものを守れたのではないだろうか。そんな想いを献立集をどう守って繋いでいくか、未だ寂しさを残しながらも前を向いて進む新たな日々ははじまったばかりである。

 

次号予告

次号は、コミックス第1巻続々重版の「好都合セミフレンド」(千種みのり)が表紙&巻頭カラーを飾ります♪ センターカラーは、「ゆゆ式」(三上小又)、「きもちわるいから君がすき」(西畑けい)、「かみねぐしまい」(若鶏にこみ)、最終回「おねロリキャバクラ」(春日沙生)です! 来月の「まんがタイムきらら」もお楽しみに!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は2月号で表紙を飾った『好都合セミフレンド』が早くも二度目の表紙登場。第1巻発売から間を置かず重版がかかって、短期間のうちに二度も表紙を取るなど、この作品にかける編集部の期待は大きそうである。

5月号は4/09発売!

 

新刊情報

3/27発売

 

終わりに

本当ならもっといろいろ語りたい事があったものの、慌ただしい事や様々な事が重なって未だ本腰を入れて書ける状態じゃ無いので普段よりも手短に済ませる内容となった。ただ長々と語り過ぎてるなと感じてはいたから、この程度で済ませるのもいいのかもしれない。まぁそこはその場の気分次第で変動しそうではあるが。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:9・10頁

*2:20頁

*3:きららベースでの更新がはじまった頃に西畑先生が取り上げたたコメントのひとつ(西畑先生Twitter [X] )

*4:50頁

*5:48・49頁

*6:52頁

*7:89頁

*8:148頁

*9:123頁