渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららキャラット 2023年7月号

 

先月号の記事で書いたキャラット不安説は自分の中では一部読者が暗に不安を煽ってるだけの与太話だと思っていたが、ちょっと今月号の動向を見るに与太話という訳でも無いのでは、という気がしながらも明確な根拠も何も無いので結局は全て与太話でしか無いようにも思うのだが…。

そこら辺の話はまた後でするとして、まずは今回も掲載作品を好き勝手に語っていきます。

 

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

2023年5月16日発売
価格:420円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

卯花つかさごきげんよう、一局いかが?」

深見真藤真拓哉「たくあかっ!」
あfろ「mono」

◎センターカラー

肉丸「ばっどがーる」

伊藤いづも「まちカドまぞく」
むぐら「escape into the light」
Quro「恋する小惑星ステロイド

◎センターカラー

はちべもつ「のけもののまち」

険持ちよRPG不動産」
ちうね「紡ぐ乙女と大正の月」

◎センターカラー

こだまり「メールブルーの旅人エトランゼ

幌田「またぞろ。」※次号休載
結城紅・鳴海翠「学園マスケラータ」
ゆとりーぬ「ひよ&びびっと!」

◎センターカラー

こめつぶ「ササエルの中には誰もいない」

椎野せら異世界アイドル、推参です!」
山本アヒル「うさパン焼いて悪いかよ!」
ねこざとう「ユメガタリの魔女」
桜蟹あう子「ともだち百人一首
空くれないマルチプレイ
カヅホキルミーベイベー

◎休載

浜弓場 双「おちこぼれフルーツタルト」
蒼樹うめひだまりスケッチ
桜Qり「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」

「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」は1月号から7号連続で休載、芳しく無いという話を聞く作者の体調が快方に向かう事を願いたいところである。

 

連載作品感想

ごきげんよう、一局いかが?
卯花つかさ

水着回を楽しみつつ、雀荘で打ちに行く利用料を稼ごうと神南家親族が経営の旅館でアルバイトをする事になった一同であったが、この面子の中では玄人の純礼含め雀荘の事は4人揃って殆ど何も知らないド素人であった。結局旅館内にも卓が置いてあって、じゃあこれまでの冴達の労働は一体何だったのかと思うところである。まぁそこはいずれの将来に雀荘で打つ資金にでもしておいた方が良さそうである。
前半では千星と乃々花を鉄壁ガードしてどこか漢らしさを魅せた冴であったが[*1]、後半では雀荘に行けないと知り萎れるなんて状態では無くなっていた[*2]。その萎れ具合は人間の形を保つ事すらできないレベルであり、冴もまた後藤ひとりと同類の生命種説が急浮上したのであった。というかここ最近のきららキャラの後藤ひとり化現象の多発は異常過ぎる。

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たくあかっ!
深見真藤真拓哉

新連載2話目、前半は事務所での事務作業、後半は神保町のカレー屋でプチ歓迎会という展開でだった。登場キャラの方は癖や個性を強めに出してきたかなという印象であったが、メインテーマである税理士業務の方は印象が薄めに感じたのが気になるところ。税理士という職業モノを軸でやっていくならそこの方に展開の比重を置いて欲しいが、ひとまずはもう暫く静観していきたい。

 

mono
あfろ

ただエアロバイクを漕ぐだけなのも退屈という事でVRゴーグルで退屈を打破できないかと考えた春乃であったが、それをエアロバイクで実践する前に試しに遊んで調子に乗ってVR酔いする事になった。それはそれで別の意味で痩せそうではあるが間違いなく健康には悪影響な痩せ方である。
なんだかVRではしゃぐ春乃は傍から見てると凄く変な人に見えるのかなっていう気がする。あと友人にとんでもない宣伝詐欺をしやがったスズコは控え目に言って鬼畜である。

 

ばっどがーる
《肉丸》

ひっそりソロキャンをしに来たのに偶々居合わせたアトリストにとんだ事故を被ってしまったるー先輩、本当毎度出番がある度に大抵決まって不憫な目にしか遭ってないのは何なんだろうか。余りにも奇行が過ぎていて優と水花についてはどうコメントをしていいのか皆目見当もつかない、只々こんなやべー奴等と関わってしまったるー先輩が哀れでしかない。
にしても全体的な奇行もであるが、キャンプに来ながらテントを持ってくるのを忘れたり何があったのか優が遭難したりと、全体的になんか滅茶苦茶な回であった…。

第3巻は8/25発売!

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まちカドまぞく
《伊藤いづも》

22年6月号以来の掲載!ひとまずは連載再開を喜びたいところであるが伊藤先生いてこその作品なので、兎に角一にも二にも御体の方を今後もしっかりと整えて欲しいところであるし、決して無理はして欲しくは無いところである。

小倉アップデートとかいふくの杖を行使してシャミ子がぶっ倒れた前回から早一年、身を案じて過保護が過ぎる桃の不安をよそに杖の効力を試してみるシャミ子とごせんぞであったが、もっとこんなしょうもない事以外で使い道があるような気がする。まぁそこがシャミ子の良くも悪くもあるところであるが、チェーンソーを顕現させながら武器として使うのを拒否するような性格だし[*3]。その他いろいろしょうもない事にかいふくの杖を使っていたが、桃の「1メガネで人は生きていける」[*4]は暴論だと思う。
そしてまぞくの成長期でツノが生え変わったシャミ子であったが、ツノが抜ける前の体重が前回計測から8キロ減、生え変わった後が5キロ増。消えた3キロ分はただ単にダイエットで減量しただけなのか、それとも桃が仮説を立てた杖の行使の代償でHPが削れたからなのか。杖を行使する代償が肉体や成長に影響するならヨシュアが童顔な外見なのも単にまぞくだからだけでは無いのかもしれない…。

そんななんとかの杖の使い方やシャミ子の成長期を描いた今回だったが、結局小倉や役所の件はどうなっていくのだろうか。シャミ子の抜けたツノは翌日小倉に回収されたが[*5]、ウガルル召喚のときみたく今後どこかで重要なアイテムになったりするのだろうか。引き続きこの先の展開が気になるところである。

7巻範囲分はGoldメダルを消費しますがCOMIC FUZでは前回掲載した84丁目まで更新配信しています

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escape into the light
《むぐら》

未発表曲を完成させようと何やかんやでつむぎ宅に押しかけて来たみき。穏便に事を済ませようとして余計目も当てられない事態と化した以前のつむぎの話は、別につむぎ本人は悪く無いと思いつつもその後本心を伝えた時期も時期だし結局それはそれで余計面倒な事になってたのではという気がする。そんななんだかしょうもなさそうな話ではあったが一応みきの曲づくりとしては良い燃料になっただろうか。
みきの言動や性格は大分難ありな感じではあるが、動画コメントをしっかり読んでいたのは何だか意外だなという気がする。ラストはどう思考してみきがそんな寝方をしたのか[*6]余りに謎過ぎる…。

 

恋する小惑星ステロイド
《Quro》

体育祭の部活対抗リレーに千景作のどこか珍妙な格好で参加する事になった地学部一同、結果はともかくインパクト面ではしっかり地学部の爪痕は残せただろうか。それを地学部らしさと言っていいのかは微妙な気がするが、癖強めな部員という点では間違ってはいないだろうか。
ところで1月号の回で入部希望が大挙していた新聞部だったがその後江崎が纏めて一掃していたという事で[*7]、いくら雑誌が百合傾向で宇佐美ガチ勢とはいえなんかなんて事をしてくれたんだ江崎お前はって思う、人手とか取材力の意味で。

 

のけもののまち
《はちべもつ》

ジッペイの頼みで故郷の限界クソ田舎への出前について行く事になったるい。それはそれとして出前を請け負う事にしたルフナの対価条件が普通に下衆な感じなのはどうにかならないものなのか、兎に角この先ジッペイには強く生きて欲しいところである。
そんなジッペイのいた限界クソ田舎に住むおばあちゃんに拾われたマキであったが無事るいの口説きに落ちて更に喫茶店が賑やかというか喧しくなりそうである、その分ジッペイの気苦労も増えそうであるが…。
るいもマキも紆余曲折経てひとりだったところを拾ってくれたヒトがいたのは本当良かったものの、そんな事など赦さない雰囲気しかないあの限界クソ田舎はなんだか余計に異質に感じた。

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RPG不動産
険持ちよ

結局なんかどいつもこいつも自分ひとりが身代わりになれば自分さえいなければという自己犠牲論の平行線だったが、琴音が喝で押し切ったのは真っ直ぐな性格の表れなのか単に後先考えず突っ走ってるだけなのか、兎に角それぞれ先に向けて動き出せたからそこは良しであろう。
そんなサトナの錬成術とファーの膨大な魔力で四方丸く収めるべく起こした行動は、その存在も概念も忘れ去られていた本業である不動産業。現代時間で長らくサトナがノリノリになってて最後にまともに不動産業をしたのは一体いつだったかと思うくらいに全然それどころじゃない事態が続いていたが、誰かの為どんな事があってもその人の居場所を見つけてつくるというテーマはずっと一貫していたと思うし、そういう意味ではここに来て原点に立ち戻ったのかなという気がする。そんな琴音達の想いは世界を変える事となるだろか…。
ところでラスティーレ逃亡の報を聞いた上流階級そうな連中の反応が余りにもクソ過ぎて[*8]、魔族全員なあんなのばかりでは無いとしてもこんなだったら纏めてサトナに一掃された方が良かったんじゃって気もする。てかこんな奴らの為にその身を捧げようとしたラスティーレにとってはあんまり過ぎる話である。

 

紡ぐ乙女と大正の月
《ちうね》

全然サプライズにはなっていなかったが[*9]、紡の発案で唯月の誕生日会をする事になった一同。それにしてても前回隅田川の花火大会で今回早くも夏休み終盤というのはちょっと展開が早く感じるが果たして…。
そんなこんな楽しみ盛り上がりな会であったが、その後紡がすっかり準備で散財してほぼ無い予算で買った魔除けの鈴は唯月にとっては他のどんなものにも代えられない大事なものに、それこそ紡の分身と言ってもいいくらいのものになったに違いない。
そして末延公から唯月に伝えられる婚約の話。もともと即寿退学して嫁ぐ話を反抗して卒業するまでに先延ばしになっていた事であるし、流石にこれ以上先延ばしなんて事は限りなく難しい。ましてやそれを蹴ってまで一緒になりたい相手がどこの馬の骨とも知らぬ女中と分かれば即退学も有り得なくはない。
先月号の記事でも書いたがいつまでも続かない必ず終わるときがくるこの日々、そうだと分かっているから唯月はこの一瞬がより大切で重いではないかなと思う。いつか島津様が言っていたように「こんな苦しむ事になるなら」と思う日が来るかもしれないが、唯月にとってこの一瞬の日々が後々単なる楽しい思い出になるのか、それとも叶わぬ想いに抱き続け引き摺る思い出になるのか。そんな想いに紡はどう応えられるだろうか、どうこの日々を苦しいだけの思い出にせずにできるだろうか。旭、初野、雪佳も華族令嬢としてこの先避けては通れない問題だし、それぞれがそんな答えを出して進んでいく事になるかも気になるところである。

ところで誕生日会の話の中で紡が妙にプリンの話題を推していたが[*10]、この漫画がプリン漫画としての自覚を持ちはじめていたりしているのだろうか…。

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メールブルーの旅人エトランゼ
《こだまり》

絵の世界で出逢ったのは外の世界から移住してきた奥さまとAIのサクラ。なんかハカセとは違う方向で偏屈が過ぎてる性格だったが、やりたい事をしたくて煩わしさから逃げて来たのに評価されないと生活も難しいというのは、実際現実に於いても分野問わず多くのクリエイターが抱えている悩みなのかなと感じる。自分自身が評されるよりも絵を描く一瞬の想いが強く、故にその一瞬を全て出し切る事無く只々無限に時間だけ過ぎていく事に悩んでいた奥さまであったが、そんな一瞬の気まぐれでサクラが救われたように、今度はサクラの気まぐれで救われたのかなと、やっと一瞬に全てを出せたのかなって気がする。ふたりにとってはそんな絵がどう評されようとも新たに描いていく絵の一瞬の想いの方が重要であり、これからはもっと開放的な気持ちで創作活動をしていけたらなと思うところである。

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またぞろ。
《幌田》

普通じゃない事に悩む殊、普通である事が良いと思う詩季、普通なのをやめるも悔いている巴、そしてずっと普通である事を苦に感じ普通じゃない事に憧れていた楓。その普通じゃない欲に駆られた結果が破綻的な生活や成績として現れたのは不器用というか方向性が間違い過ぎてるというか…。そんな楓の普通じゃない欲を修正できたのが楓の人生を狂わせた巴なのは必然だろうし、身勝手な理由で留年を決めて留年されて取り残された人の想いも知ったいま、どうでもいいと言いつつも楓の為もあるが、何より留年を回避させたい巴自身の想いがなんとか楓を押し切らせたというところだろうか。
留年回避に向けて動き出してからはすっかり周りに支えられな感じであったが、何だかんだ殊がずっとそうであるように人間というものは誰かを支え誰かに支えられないと上手く生きていけない生命体なのかなというように思う。ネット上で今月号の感想を漁っていたら「楓の朝の送迎をする事で広幡日詠も留年せずに済むのでは」というのを見つけたが、きっとそれも支え支えられな関係性何だと思う。結局殊は自分からは相変わらず何もしていなかったが、堤麻里矢に楓の勉強を見るよう頼んでいたし、何だかんだで殊は殊でできる事はやっていたのかなという気がする。そんな周りに支えられた楓の明日はどうなる事となるか…。

次回、最終回!
1月号で表紙を取って今後への期待も見えた気がするし、既に今後の連載の可否が決まっているであろうタイミングで取らせるとも思えないが、こういう結果になったのは売上なのかいろんなタイミングがあって表紙が廻って来たのか幌田先生の都合もあるのか。名言されない以上は憶測の域を脱しないのでそれについては何も分からない。
成長してるかしてないか分からない殊やその他個人の問題はこれからも残るだろうけれども、高校1年目を留年した人達というテーマでやってきて、じゃあ無事進級したら何を主軸に置くのかという疑問はあったから、元からここまでやりたいという気がしなくもないがどうなのだろうか。
とりあえずは終わる事を嘆くよりも最後どんな終わりを迎えるかを前向きに期待したいところである。

完結の第3巻は8/25発売!

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ひよ&びびっと!
《ゆとりーぬ》

「気になる人がいる」という配信での彩の発言にすっかり振り回された今回、その後訂正はしたもののそれはそれで新たな波乱を起こしそうな気しかしない。咲が事の真相をさり気なく聞こうとして彩に押し切られまくったのはとんだ災難だったような気がする、そういえば以前にもクローゼットで放置プレイされたりしていて咲はそういう不憫な目に遭いがちな気がする。彩の発言に振り回されたひよはいろいろ想いが巡り巡って今回二度も自傷行為に走っていたが、こんな事して人体に影響が無いのか不安である。

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異世界アイドル、推参です!
《椎野せら》

結局は良くも悪くもな感じでリジェルらしさを前面に出してきたが、すっかり相方のサラにも押し切られて納得しないまでもアヤネの中でひとまず落ち着きはしただろうか。まぁ咲良としては新たな悩みの種も出てきて今回のライブもあとで上から何を言われるか分からないし、やはり胃が無事でいられるか不安である…。

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うさパン焼いて悪いかよ!
《山本アヒル

いろんな事が片付いた前回からクマ父が帰国してきた今回。学業を優先させたい親の意向でクマのパンづくりの意欲をどうしようかと悩む中、だったら校内でつくればいいじゃないという事で部活ものに路線変更、という訳では別に無いと思う。引き続きパンづくりとハチとクマの関係性が主軸になっていくだろうし、単にメインとなる舞台がパン屋から部室に変わったくらいかなと思う。そんな訳でパンづくりもふたりの関係も今後どう動いていく事となるだろうか。

第1巻は6/27発売!

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キルミーベイベー
《カヅホ》

花粉症を発症したというやすなだったが、花粉症は明らかな肉体への異常は起きないしましてや感染症でもない。一体やすなとソーニャが感染したのは一体何だったのだろうか…。あのあとソーニャも目薬を差して治癒したのだろうか、やすなだから効いたっていう事は多分無いと自分は思う。

第14巻は6/27発売!

 

ゲスト作品感想

学園マスケラータ
《結城紅・鳴海翠》

授業に顔を出さない生徒に目を付けた今回だったが、ただ単に度を越したレベルまで陰キャになっていたというのがオチであった。結局噂云々とも関係は無かったものの、先月号の記事でも書いたようにこういう特殊な環境だからこそ普通でいられる、そういうところに自分の居場所を求める人も多いのでは無いだろうか。噂の件はともかくとして所謂普通の環境では生活しずらい人の受け皿にはなっているのだと思う。

 

ユメガタリの魔女
《ねこざとう》

こはねの叔母である雪月さんに対してとんでもなく失礼な事を言ったゆにであったが、それはそれとして雪月さん本人もその昔いろいろありそうな感じがするし、だからこそこはねには世間一般で言う普通な生活をして欲しいと願うのでは、と思う。例え自分がどうなろうが、これで本当に魔女でなくなろうが、それでもゆにの為ならこれが最後になってもいいと思うこはねの想いは、未だゆにと逢ってそんなに日が経ってないのに随分重いなと感じる。それだけあの日ゆにの真っ直ぐな想いにかけられた魔法は強かったのかなって気がする。
強くもありとても脆いふたりの関係の行方や世界を変えるという夢がこの先どう転んでいく事になるのか、今後もふたりの夢の行く末を見届けたいと願うばかりである。

 

ともだち百人一首
《桜蟹あう子》

入学早々に出遅れた状況で覗いてみたかるた部、勧誘フレーズの友達百人には程遠いものの、まずは部員のふたりからゆっくりしっかり関係をつくっていくのかなという感じだろうか。この日感じたこの想いはこの先も続いていきそうである。

 

マルチプレイ
《空くれない》

同じ学部のルリ子の強引な押しでゲームサークルを見学する事になったハル、何だかんだ言いつつも一瞬で時間が溶けるかの如くすっかり楽しみすっかり懐柔されたような印象であるが、それだけ誰かとプレイするこの時間この空間はこれまで思っていたものとは違う特別なものだったのだろうか。それにしても先輩ふたりが悉く自滅していくのはいくらなんでも下手過ぎなのではという気がする…。

 

次号予告

表紙&巻頭カラーは連載15周年突破&コミックス第14巻が6月27日発売のカヅホキルミーベイベー センターカラーは、ゆとりーぬ「ひよ&びびっと!」、椎野せら異世界アイドル、推参です!」、3号連続ゲスト第1話のまげねこ「竜の古城のメイドメイド暮らし」、3話連続ゲスト1・2話同時掲載の豪烈・弥太郎「天死探偵モグモグ」!次号もまんがタイムきららキャラットをよろしくお願いします!!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は来月に最新14巻が発売される『キルミーベイベー』が21年6月号以来に表紙で登場、連載16年目に突入してもやべーやつらの狂った日常は止まりそうに無いが、今後もどんな酷い目に遭う事になっていくのかに期待していきたい。
ゲスト連載には以前『魔法少女はやめさせない!』を掲載した豪烈・弥太郎先生が再登場する。

 

そして少し先の話になるが、先月号までゲスト連載された『はらぺこ少女と探偵と』が9月号から連載される事になった。この先憧れる小説の探偵のような活躍をしていけるのか、ノワールローズの手掛かりを掴む事はできるのか、引き続き注目していきたい。

 

8月号は定例通り6/28発売!

 

終わりに

先月号の記事でキャラット不安説について「気にし過ぎなだけ」と書いて所詮は与太話くらいに思っていたが、『またぞろ。』の完結が決まり『紡ぐ乙女と大正の月』も連載順や話の展開から4巻以降の展開にやや不安あり、『RPG不動産』はアニメ放送以降余り売りが伸びなかったのか段々と終局の流れになっていたりしていて、そしてコレと言えるような新規作品も余り無いように感じる辺りに[*11]キャラット不安説が単なる与太話で済まないのではと感じさせてしまう。
自分が見かけた範囲では初回表紙巻頭カラーの好待遇の割にやや強みに欠ける[*12]『たくあかっ!』に対して批判的な意見が目立つ印象であったが、未だ連載2話目で面白いかどうかを判断するのは尚早であるし、好待遇を受けるに相応しい作品であるかはもう数話展開を見てからでも遅くはない。中には『またぞろ。』完結に対する不満を『たくあかっ!』にぶつけているような意見もあったが、それは余りにも的外れな意見だと自分は思う。

ひとまず『ばっどがーる』が3巻以降も続刊らしいとの事なのでそこは安心できる材料だと思うが、それでもいまのキャラットで連載している作品の面子がやや弱く感じ、ネット上で割と評判の良かった作品が相次いで完結しているのは気になるところである[*13]。とりあえずは今後どのように誌面を展開していく事か、引き続きその動向に注視していきたい。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


脚注

*1:12頁

*2:19頁4コマ目

*3:50頁右4コマ目

*4:52頁右1コマ目

*5:54頁左1コマ目

*6:62頁左4コマ目

*7:66頁右4コマ目

*8:89頁

*9:仮に本当にサプライズしたら後で七緒さんに滅茶苦茶怒られそう

*10:97頁

*11:※個人の見解です

*12:※これも個人の見解です

*13:ネットユーザーと単行本購入勢で客層や好みの乖離はある程度はあるのだろうが