9月から連載きらら感想記事を書きはじめて4ヶ月、自分なりにブログ記事という形にして纏めておきたいという目的でやっているから主観と偏見だらけになっているような気がするけれども、こうやって不特定多数の目に触れる以上は紛いなりにも自己満足で終わらない記事にしていきたいなとは思っています。
という事で今年最後の連載きらら感想記事もいろいろと語りますので宜しくお願いします
過去の感想記事↓↓↓↓↓
今月号情報
◎表紙・巻頭カラー
◎センターカラー
椎野せら「異世界アイドル、推参です!」
ゆとりーぬ「ひよ&びびっと!」
むぐら「escape into the light」
◎センターカラー・最終回
優しい内臓「死神ドットコム」
◎今月号休載
Quro「恋する
桜Qり「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」
こだまり「メールブルーの
伊藤いづも「まちカドまぞく」
◎次号休載
ひだまりとつむつきが久々の連載ではあるけれども、それでも休載は多めなのかなという印象。とはいえ作者それぞれの事情があるから連載の無理強いなどしてはいけないのだが…。
連載作品感想
ひだまりスケッチ
《蒼樹うめ》
22年11月号以来の連載。年が明けて新学期になって段々と終わりに近付きつつはあるけれども、そんな状況に反してなんだか久々に日常って雰囲気の回だったなって気がする。五十嵐さん久々の出番もなんか凄い巻き込み事故を喰らったみたいになったけれども本人もなんか乗り気になってらから、巻き込まれたのは些細な事だったのかなって。そういう事でバレンタインの前にまずは受験だけれども当日を迎える頃にはどうなっている事か。あと吉野屋先生は年が明けても平常運転過ぎて良いのだか悪いのだか…。
おちこぼれフルーツタルト
《浜弓場 双》
一体何なんだこの茶番は、一体何を見せられていたんだこれは…。ひとまず番組は継続したものの借金問題は未だ未だ全然だし大分盛り上げたドル園最終ライブ編も割とあっさり終わって*1、結果状況が改善したのか無いのかよく分からないなって感じがする。まぁそういう締まらなさもおちフルらしさと言ってしまえばそれまでなんだろうけれども。
そんな訳で引き続き連載は続きそうだし未だ未だヤバさも汚さも更新していきそうだし、本当この漫画は何処へ向かうのだろうか…。
キルミーベイベー
《カヅホ》
『殺し屋ならロックをやれ!』じゃないんだよオイ、いくら今回がライブハウスのオーナーが標的だからってこんなぼざろに体当たりする事ってあるのだろうか。本編の方もまたも懲りずにあぎりさんが持ってきたバケモノアイテムでソーニャが大分ヤバい事になってたし、今回のキルミーは何もかもが訳の分からない方向に転がり過ぎてるなって感じだったし、そのヤバさの結果やすなが普段の頓知気さを全然発揮できていなかったなって思う。*2結果的に全然任務をするどころではなくなったけれども、オーナーを呪わず他のバンドを呪おうとしたのはバケモノアイテムに狂わされたからなのか、それともただ単にソーニャがそんな事に考えが及ばない抜けた子だったのか、果たして…。
ばっどがーる
《肉丸》
停電と落雷で大分弱った清木先輩にどうにかこんな事をバラさせまいとして言動がおかしくなる優、そのふたりについていった涼もそこそこ変な事になっていたし、るー先輩は水花に終始押されっぱなしと、いまにはじまった事では無いけれども大分ノリがおかしな事になっていたなって思う。というかキルミーに次いでこっちも普段以上におかしくなってるのどんな事故なんだろうか。本当今回は優とるー先輩にとってはとんだ災難に遭ってしまったのかなっていう回だった。
ところで優は涼とは偶々学校も全部一緒だったと言っていたが、番外編の涼過去回を読んだ後だとこの認識と想いのズレが、なんだか優はもっと涼のことをしっかり見てあげてと感じた…。逆に番外編最新回の涼は平常運転だったけれども。
紡ぐ乙女と大正の月
《ちうね》
3巻が出てから休載続きで今回も2頁の番外編ではあったけれども、それでも今月号載ったのは率直に嬉しいし引き続き無理をせず連載を続けて欲しいと願うところである。
という事で1年前のつむつきといえば旭の真面目な回想からの流れをぶった切って能天気に紡が歌うプリンミームが爆誕した回だったが、今年はつむんクスなる新たなバケモノが爆誕した回となった。そして旭は成程周りからはそういう風に見られているのねという、本当良く分かっているねって思う。一応本人の反応からしてそう言われているのは分かっていそうだったけれども、だからこそこの面子の前でこんな事はバレたくないと思ったところだろうか。そういうところが旭がヤンキーと言われる所以な気がしなくも無いが。
異世界アイドル、推参です!
《椎野せら》
ここに至るまで結構滅茶苦茶な事をしてきた気がするけれども何だかんだでデビューライブ当日、勿論普通に進む訳が無く大分滅茶苦茶な事をやりはしたが一応盛り上がったから結果ヨシなのだろうか。それはそれとして安易に火気爆発物を使うなどそれが魔法であれ言語道断だが。
そんなこんなで連載期間でざっと1年やってきた訳であるが、アイドルものの先人おちフルとはまた違う意味でやべーやつだらけだったなという印象ではあるけれども、その先人おちフルが余りにもアレだから存在感を出せたかというとどうなのかなとは思う。*3でもとりあえずはここからの咲良の手腕と3人の暴走がどうなっていくのかに期待はしたい。
またぞろ。
《幌田》
竹屋先生が冗談抜きでヤバそう、このままじゃ留年ズと楓が進級できてもその前に先生がいなくなってしまいそうな気がする…。
そんな訳で見事言い出しっぺの法則の通りに発案者の竹屋先生が留年ズを引き受けて何だかんだギリギリのところで3人も先生自身のメンタルも繋ぎとめてはいるのかなって思う。まぁ問題がその3人だけで済むなら未だ良かったものの楓の留年危機の方が頭痛の種になってるのはどうしてこうなったのか、楓は竹屋先生の為にも本当に自覚と危機感を持たないといけないよ。*4
なんかこういう不器用なところとかいろいろ空回ってるところが竹屋先生の人間が下手ポイントなのかなって、そのつらさを酒で紛らわせようとしているのは未だいまは良くても将来的に後戻りできない事になっていそうで怖い。このままでは精神面健康面共に引き返せないところまで進んでしまいそうで、なんだか留年ズと楓以上に読んでいて今後に不安を感じる。
そんな教師組の話だった今回だが、ある意味全ての元凶とも言える二條先生もいろいろと思うところはあって恐らく苦労もしているんだろうけれども、そういう内面に迫る話も是非見たいなとは思う。そういう事で今回は只々竹屋先生のこれからに不安しか感じない回だった。
RPG不動産
《険持ちよ》
なんとか最悪の事態は回避できたもののその結末は余りに報われ救われるものではなかった。こんな望んでいない理不尽な世界を万人が幸福である世界に変える手段、それは…
そうだ、
過去に行こう。
うーーーんそうきたかァ…。確かにとんだ暴挙をやらかし続けたサトナをどう赦すかという問題もどう処刑ルートを回避するかという問題はあったけれども、まさか神の力で過去改変とはな。本当まさかの展開になったけれども、やはりコネはつくっておいて損は無いんだなって思うところである。同時にますます本職である不動産業から遠のいていってるのだが、本当に不動産要素は何処へと消えた事なのか…。
それはそれとしてサトナ(オリジナル)と人目を気にせず百合空間をつくること自体に口を挟む気は無いけれども、せめてファーには簡潔にでもいいから諸々の事情と顛末を話してやりなさいよラスティーレさん、と思った。そういう点では大分酷い親だなお前って…。
最新5巻は来年2/27に発売!
ひよ&びびっと!
《ゆとりーぬ》
前回の彩への歓迎のやり口といい2度も死んだ今回といい、久留宮ひよの後藤ひとり化が止まらない気がする。というか各所できららキャラの後藤ひとり化が進んでいるように思う。*5*6*7
という事でひよのいる写真部に入って動画活動をしようとする彩であったが、普段からも大分距離感が近い関係なのにそれが更に近くなるなど、ひよには想像だけで耐えられるものでは無かった。ひよは本当に何をやっても顔に出ないけれども、奇行に全力を注ぐ代わりに表情筋を犠牲にされたんじゃって気もする。今回もいつも通り奇行ポイントを稼いだひよに対してひよが持ち歩いてた自分の写真を見つけていろいろと完全に理解した彩、段々と距離が近くなっていく両極端なふたりの関係は本当どこに突き進むのか、そして想いもどこまで暴走をしていく事だろうか。
ごきげんよう、一局いかが?
《卯花つかさ》
股下2mはともかくとして、当たらずとも決して遠からずな二股疑惑が流布した冴。ひとまず(今更)連絡先を交換し合ってほとぼりが冷めるまで乗り切る事にはしたが、改めて3人でいる事がすっかり日常になっていたのだと思う冴であり、それは千星も乃々花も同じなのは確かであろう。
そんな普通でありたい冴だけれども、麻雀の事を抜きにしても普通になりたいから令嬢校に行くとかその時点で大分変な気がするのだが。別に冴は冴がしたいようにいればいいような気もするけれども、そんな事を言えるのは強メンタルな人に向けて限定だし、安易にそういう事を言うのはなんだか無責任な気もする。そういう想いも含めこれから冴がどう日常を過ごしたいのか、次回以降の動向に注目だろうか。
mono
《あfろ》
富士山周遊編最終回、結局まともに富士山を拝めずに終わった取材旅であった。2日目は案内看板やナビ案内に振り回され普段動かさない体を酷使してとそれなりにハードな事になっていたなと思う。撮り溜めた資料でどうにか原稿は描けたものの、いやいや神奈川の誇りって絶対にこんな事では無いしそれは期待に応えたとは言わない。そんなこんなでいろんな事に振り回され続けた周遊編だったなというところだろうか。
うさパン焼いて悪いかよ!
《山本アヒル》
学校に非日常という名の犬が襲来してきた今回、なんだか凄く物分かりというか恩と恨みをちゃんと覚えている犬だったなって思う。そもそも枝豆を鼻に突っ込んだり食べ物のお預けプレイをしたのだから反論の余地など一切無いのだが。そんな阿呆共は置いておいてクマは過去のトラウマを乗り越えてハチはすっかり犬を懐柔させて、ふたりのとっては短く濃い思い出になったのかなって感じる。
ゲスト作品感想
escape into the light
《むぐら》
陰キャオタクと推していた中の人、両極端なふたりの進む先は。っという感じで陰キャコミュ障というのは単に根暗で自己否定が強いという訳では無く変なところで強く出てしまうものなのだろうか。*8そうやって謎に強気にでてしまう故に陰キャコミュ障になってしまうのかもしれないが。
それはそれとして大分みきを煽り倒すような形で活動再開へと動かさせたつむぎであるけど、いやみきも当たりが強めなのはそう大差無いが。本当こんなふたりでやっていけるのだろうか、既に若干の不安を抱えているけれどもとりあえずは次回の動向に注目だろうか。
ところでみきの進路アンケートの記入が第一志望が退学で以下空白って、いろいろあった後とはいえいくらなんでもそれはヤケクソ過ぎやしないかなって…。
のけもののまち
《はちべもつ》
3話目、人助けはしたけれども買い出しを思いっきりすっぽかしたので滅茶苦茶怒られた。結局バケモノなのは変わらなかったけれどもそれはこっちから見ても同じようなものだろうし、結局のところヒトとバケモノはそんな大差は無いのかもしれないしどっちもそういう先入観でしか物事を捉えられないのかなって思う。
ところで義耳はそれなりに普及していそうな感じではあったけれども、齧られる意外にどんな要因があってそれを必要をする人がいるのかは気になるところではある。
魔法少女はやめさせない!
《豪烈・弥太郎》
ゲストでありながら連載6話目、だというのに未だ正規連載の昇格に至らないとは一体どういう事なのか。ここまでくると作者の普段の言動に問題があるとしか思えなくなってくるけれども、仮にこのまま単行本が出せる量まで掲載が続いたらどうなってしまうのだろうか…。
それはそれとしてなんとか説き伏せてようやく脱無職できた陽、一方瑠奈は陽が絡むとクソ面倒な事になるなって改めて感じた。いやなんだよアラサー臭さって、そんな移り香するくらいに陽って…?でも瑠奈って本当構成員に愛されているなって感じる、ふたりしか構成員いないけれど。そういう想いも知っていて付いてきてくれるって、本当大事にしないといけないよと思う。あと博士は一芸極振りで他の事はてんでダメを地で行くタイプに感じた。
ふたばコミュニケーション
《よしなお》
22年12月号以来3話目の掲載。進展したような無いような、不意な発言で学校内での人間関係をつくり損ねた鈴花であった。というか妹からの伝聞をそのまま真に受ける知里姉も大分酷いような気もするが。ここまで年下相手にしかどうにかこうにか会話できている状況ではあるが、未だ未だ続くなら関係をつくり損ねた知里姉ともうまく行くのだろうか。脱コミュ障に向けて前途多難な日々は続きそうである。
次号予告
表紙&巻頭カラーはコミックス第5巻1月26日発売のQuro「恋する小惑星」!センターカラーは卯花つかさ「ごきげんよう、一局いかが?」、こめつぶ「ササエルの中には誰もいない」、山本アヒル「うさパン焼いて悪いかよ!」、カヅホ「キルミーベイベー」!次号もまんがタイムきららキャラットをよろしくお願いします!!
引用:まんがタイムきららWeb
次号「恋する
今月号で完結した「死神ドットコム」の後に出てくる新連載作品はどれになる事か。個人的には「魔法少女はやめさせない!」と「女装男子校の
3月号は来年1/27発売!
余談
春からCOMIC FUZの月額配信だけでなく紙雑誌でもきらら4誌を追うようになって、どれだけ連載昇格や連載延命に繋げられたのかを知る由は無いけれども読者アンケートを通じて微力ながらも編集部に想いが伝わっているのであればいいなと思っています。*9
そして紙雑誌といえばアンケートだけでなく読者プレゼントも応募もできて、アンケートとプレゼント応募をできる権利と思えばそれなりに払える出費なのかなと思います。そんな読プレですがどのプレゼントもなかなか当たるものでは無いですが、結論だけ言いますと…
読プレ当たりました!
正直今年はそんな運は残っていないと思っていたのですが当たりました。ただどの雑誌のどの号で何が当たったのかを言ってしまうと即本名バレしてしまうので*10、余程の事が無い限りは何が当たったかは墓場まで持っていくつもりです。なので当選者発表で長野県在住の人が当たっていれば「もしかしてこの人が胡保かな」とでも思っておいてください。
ただこれだけ言っておくと、結構いいのが当たりました。そんなただ単に自分が自慢したかっただけの話です。
終わりに
今年のキャラットは春にアニメ案件が2作放送した。
「RPG不動産」はいろいろと評判はどうだったのかなとは思う一方で自分が見たかったものは見られた点では良かったと思う。一方でアニメの展開と連載で起きている展開との温度差が余りにも酷過ぎたけれども自分の中ではその温度差を感じるのも楽しみのひとつになっていた。
第2期放送となった「まちカドまぞく」は伊藤先生の状態もあってなかなか難しいところではあるけれども、兎に角いまはしっかり養生して貰いたいし再開まで待ち続ける。アニメの方はずっと見たかった桃の闇堕ちにミカンママ爆誕をやってくれて本当に良かった。是非3期もやって欲しいところではあるけれも、そうなると最後の最後でトンデモない爆弾を投下して終わるから、そうなったらアニメ勢はどうなってしまうのかは気になるところである。
連載作品の方は「ブレンド・S」が完結、それでもアニメ化作品は未だ未だ連載は続いているけれどもそろそろ新たな中堅候補からのアニメ化報を聞きたいところ。次にくるマンガ大賞ノミネート歴のある「ばっどがーる」「紡ぐ乙女と大正の月」「またぞろ。」に期待したいがどうなる事か。
自分の中での今年のきらら界隈は紙雑誌でもきらら各誌を追うようになってこれまで以上にいろんな作品を読むようにはなった。とはいえ単行本を持っていない既存連載の作品の全てには手は出せていないものの、期待の新人、覇権の原石かもしれないゲスト読切作品はなるべく読むようにしているし、その中からどれが正規昇格するのかどれを推していくかを一喜一憂するのも、載らなかったときのつらさはあるけれども楽しみも増えたのかなって思う。
そして9月からは自分が追ってる連載きらら作品の感想記事も書きはじめた。あくまでも自分が感じ思った事を形にして残したいという考えて書いてはいるから大分自分本位な内容になっているのかなとは思う。ただ不特定多数の人の目に触れる以上はそれなりに読み易く伝わり易い記事にしないといけない。未だ未だ稚拙なところだらけですけれども来年も引き続き書いていくつもりなので、こんな酷い記事でも宜しければ是非読んでくれると有難いです。
という事で同時にあげた旧作きらら感想記事と共に今年のきらら記事はこれが最後です。他にも間に合えば年内に幾つか記事をあげるつもりですがひとまず今年一年御疲れ様でしたという事にしておきます。
て事で今回はここまで、次も期待しないでください。
脚注
*1:そもそも人気にしろ経歴にしろタルトがあんみつに敵う訳が無かったのだ
*2:まぁあぎりさんが出る回は割とツッコミ側だけれども
*3:そもそもの話おちフルを比較対象とするのが間違ってるような気がするけれども
*4:以前の話で殊からも本気で「大丈夫なのか?」って思われていそうな辺り本当に冗談じゃ済まされない
*5:想い人が密着してきた衝撃でお座りフィギュア化した「きもちわるいから君がすき」の御影依子
*6:自信の持てなさからゴミ箱に帰ろうとした 「こみっくがーるず」のかおす先生
*7:バイト初日の緊張で作画崩壊した「ばーがー・ふぉー・ゆー!」の春原こむぎ
*8:一括りに陰キャコミュ障といってもいろんなタイプがいるだろうが後藤ひとりとか玉村小町も大体そんな感じだし
*9:そんな読者アンケートを編集部サイトなりFUZでなりでも昨日実装して貰いたいところですが正直期待はしてないです
*10:一応言っておきますが渓埜胡保は本名では無いです