渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

2022秋アニメ纏め

前期夏からはじめた新たな定期更新記事、今期秋アニメもいろいろ盛り上がったり無かったりした作品がありましたが自分勝手にあれこれ語っていきます。

どうでもいいけれども、今期から始まった事では無いがネットでテレビ放送から数日、下手したら1週差で先行配信するのは、テレビ勢と自分の中での話題のすり合わせが面倒になるから正直やめて欲しい…。あと今期妙に自分が見てるの無いの含め万策尽きたのが多かった印象。

それと前回夏アニメの纏め記事で配信サイトのリンクを貼ったけれども、あげた後にリンク切れやエラーが幾つか起きていたので今回は割愛します、気になる作品があれば各自検索して見てください。

惑星のさみだれは途中で挫折してしまいました………。

 

※23/01/24:『異世界おじさん』について追記

 

 

各作品感想

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

一時期続々出てくると思わせてなかなか出てこなかったこの手のジャンルのアニメ作品であったけれども、どこぞの野猿よりはちゃんと悪役してたかなっていうイメージだった。まぁ直接比較するのは何か違う気もするけれども。
中盤の学園編はなんかやたら魔王の想いが重過ぎたというか終始想いが暴走していて、そこだけ切り取ると一体何を見せられているんだと思わなくもなかったけれども、全体的にいろいろと駆け引きもあり決してつまらなくはなかったのではないかなと思う。

転生したら剣でした

これまでの境遇がそうさせているのか、それとも親もそういうタイプでその血を引いているからなのか。どっちにしても自ら修羅道に突っ込んでくヒロインだったなって気がした。進化へは道半ばではあるけれども気力精神力なら強者に引けをとらぬ強さがあるんじゃないかなって、そう感じる。ラストは如何にも続編をやりそうな引きであったが果たして…。2期製作決まりました!

農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。

ハッキリ言って正しく無い方向で終始面白いアニメだった。割と序盤早々で農民要素がほぼ空気になってるわ、それなのに強い農民押しがちょいちょいと頓知気場面を生み出すわ、その序盤ウロボロス編の結末がデウス・エクス・マキナも驚くくらいの御都合展開過ぎるわ。まだまだいろいろとあるけれども本当にクソアニメだった、それでもそれなりに楽しめる部類のクソアニメだったのは良かったのかなと思う。それと元請けがStudio A-CATの割にそれなりに作画がまともだったのはまぁまぁ評価してもいいかもしれない、気がする…。

ク 
TVアニメーション作品第二シリーズ

出典:ポプテピピック SECOND SEASON
©大川ぶくぶ/竹書房

どんな話をやろうが周りからどんな事を言われようがどう足掻いてもクソという評価以外にはならないので、クソ以上でも以下でもないクソアニメでした。他に言う事は特に無いです。
…まぁ強いて言うなれば1期と比べて加害者回が少なかったのはちょっと残念ということろか、かと言って毎回個性が強過ぎてもそれはそれで謎に疲労しそうではあるけれども。あといい加減に蒼井翔太の家族を解放しろキングレコード!あとついでに竹書房も。

新米錬金術師の店舗経営

なんか原作読者の話を聞く限りアニメの方は大分マイルドな作風になってるらしい。8話の盗賊と悪徳商会の話だと原作で普通に賊を屠ってるしそこら辺の倫理観とか価値観が明らかにおかしいし店長…。因みにweb投稿版でこの話を読めるので興味がある方は是非…。⇒https://ncode.syosetu.com/n3174fc/49/
そんな訳で店長結構ドス黒くて鬼畜だなと感じたところだけども、この先明らかに店舗経営の範疇を越えた暴の要素しかない出来事が起きたり、あるキャラとキャラがレズ結婚するという話らしいので、ただ単純に気になるので続編やって欲しいなって気持ちはある。全体通して何だかんだで楽しめたしENGIの割にはそれなりに作画も頑張っていたのではないかなと思う、それでもところどころ危うそうなのはあった気がするが。

話は変わるけれども1話の放送直前にAT-Xで放送した事前特番なのだが、一体錬筋肉とは何だったのか、何故に木野日菜の代理でボディビルダーを呼んだのか、本当30分間何を見せられていたのだろうか。まぁ劇中錬成作業で結構フィジカルが要求されたり店長も大分武闘派だったから錬金術=筋肉はあながち間違いではなかったけれども…。

ヤマノススメ Next Summit

4年振りに帰ってきたヤマノススメ、全体的に大分いろんなイベントをすっ飛ばしたような気もするけれども、原作通り丁寧にやるとその度に山本監督以下スタッフがロケハン登山に駆り出されて制作どころじゃなくなってしまいそうだからそこは致し方無いのかなって思う。
それはそれとして3期で出てきそうで出てこなかった小春部長が原作通りに喧しくて本当良かったなと思ったのと、前述の通りいろんなイベントをスキップしたけれどもずっとアニメで見たかった2年目富士山編を見られて本当に良かったし、それだけで4期は十分じゃないかなって感じる。勿論まだまだ5期6期と、なんならおもいでプレゼント的なOVA回でもいいのでまだまだアニメも続いて欲しいところである。個人的にはここなと楓さんのみちのく潮風トレイル編と最新刊でのあおいとひなた他諸々の乗鞍岳編は是非見てみたいが、フルメンバー揃ってどこか登る回が原作で出るまでは厳しいかもしれないって気がする…。
あと2期の蛍回みたいなスタッフの個性が強く出た回が多かったのも印象的だった。

不徳のギルド

エロい!
エロい!!!
エロい!!!!!

本当どんな場面であってもそれは貫いていたなって印象だった、ただ単にエロい場面をつくりたいってだけではなくしっかりと世界観とかの芯を固めて、そこにエロを足すとこういう事ができるんだなっていうところだろうか。終始エロと真面目且つ真っ向に向き合い続けていたな思う。

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

正直1話は「これ大丈夫なのか…?」と不安を感じたが、2話以降段々と独特の空気感をつくりだしていって終わってみれば今期アニメの中でも上位に入る出来だったなと思う。各キャラのなんともいえない距離感もこの空気感のひとつになっていたし、技術進歩が進んだこの世界観もDIYをやる意味に繋がってていたのかなって感じる。当初本来の目的なんかどうでもよくなるくらいにこのメンバーで何かをつくりあげる意味、互いが互いを支え合う意味を描き切ったと思う。本当にこのまま終わらない事を願うくらい良質なアニメだった。

虫かぶり姫

様々な出来事を経てエリィの内面的な成長を描いた作品、ではあったと思うけれども殿下の想いの重さがちょいちょい度を越して気持ち悪く感じだり、劇中で起きた問題の原因の半分くらいは殿下の自業自得が原因なんじゃと感じたり、なんか終始殿下に振り回され続けていたなという印象だった。とりあえず丸く収まったからいいものの後々エリィに「こんな人と一緒にいるんじゃなかった」などと思われぬよう殿下にはしっかり責任を果たしてもらわないと困るしその自覚もしっかり持っていただかないといけないのではないだろうか。
という感じに殿下が諸悪の根源みたく言ったけれども作品全体としては決して悪い訳では無い出来だったのではないかと思う。

アキバ冥途戦争

とんでもないアニメーションがはじまってしまった、というのが1話を見終えた時の感想だった。20世紀末の秋葉原で繰り広げられるメイド喫茶という名の反社会組織の抗争、萌えと暴力と血と銃弾が飛び交うどこかカオスでギャグじみて殺伐とした空気感。序盤の頃からメイド纏めて全滅エンドも有り得るのではと思っていたけれども、最後は萌えを貫いて現役を続けていたから良かったのかなとは思う。そこに至るまでの過程で更に屍の山が積み上がった可能性は有り得そうではあるけれども…。
あと主演クラスを張れる中の人が毎話の如く倒れていくのかどこか面白さもあったり寂しさもあったりな感じだった、今期他のアニメで主演ヒロインをやっていようがどれだけ中の人の人気があろうが、そんな事など関係なく倒れていったなと。それもこれも萌えを勝ち得る為に必要な犠牲だったのかも知れない。

宇崎ちゃんは遊びたい!ωだぶる

帰ってきたSUGOI DEKAI、宇崎家と桜井家の一家も出てきて更に振り回されれいったなという感じだった。特に宇崎は終始先輩にウザ絡みしていた1期から家族相手に翻弄される展開が増えたし、何よりも性癖の塊である柳をアニメで見られて本当に良かった。そうやって翻弄されていく中でふたりがどうこの想いと向き合うかが2期の軸ではあったけれども、2期範囲のあとからが山場なのでどうにかアニメでケジメ完了までやって欲しいところである。
という事でふたりの関係は進展したような無いような感じだけれども1期に続き2期も良かったと思う。これで作曲家がリアルでやらかさなかったら何も文句は無かったのだが…。

勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う

無自覚最強系ハーレムものではあったけれども、そういうところのツッコミよりも無能役立たずクソゴミ連中勇者パーティーの酷さがあんまり過ぎて…。本当こんな阿呆みたいな事にずっと執着し続けてるとか本当にコイツは世界を救う気があるのかとか、後半以降は割と冗談抜きで早く●んでくれと思いながら見ていたし、終盤の領主の件もあってこんな世界はいっそ自滅した方がいいんじゃと思ったり。
なんかそういうところばかりに目がいったけれども自分としては普通に楽しめたのかなと思う、まわか最終話でもハーレムメンバーを増やすとは思わなかったが。

ぼっち・ざ・ろっく!

CloverWorksと各アニメーターの腕で如何に後藤ひとりで遊んで弄り倒して作画崩壊できるかに挑んだアニメだったと思う、そういう演出やアニメーションの自由度はとても高かったし1期2期のひだまりスケッチみたいな実写を取り入れた演出をしたりと本当毎話自由にやっていたなって感じた。
一方で話の構成の方もしっかり原作と向き合ってるなと感じたり元の形を維持しつつ割と大胆に再構成したりな風だったかなと、それも原作と向き合ってこそできたのかなって思う。まぁ終盤は文化祭に向けての話を集中して描くという意図からかそこそこ削れたのはやむを得ぬのかなとは思うが。
楽曲の方にも結構力を入れていたし、アニメ化発表から放送まで時間をかけただけのものをつくり上げられたのかなと感じる。本当に良かったので2期への期待も高まるけれども更に準備期間は長くなりそうかなとは思う、そこは今後の発表を信じて気長に待つ他無いが。

きららの命運を懸けていると言われているだけの事はあって本当にいいものに仕上がったけれども、逆にこれからアニメ化を控えていたり目指している作品にとっては高い壁になってしまいそうなのが不安なところだろうか。まぁそれはそれ、これはこれと分けて捉えた方がいいのだろうけれども。映像面で遊び倒したぼざろに対して次にアニメ放送を控える星屑テレパスは真面目路線な映像に仕上げるのではと予想したりしている。

ちょっと脱線したけれども本当良かった、しくこく言うけれども各方面で凄いものに仕上がったアニメだった。

最後に余談ではあるけれども、5話のオーディション直後に後藤ひとりが吐いた実写イメージ映像で地元のダムが出てきて驚いた、そして自宅から行ける距離だったので翌朝即巡礼してきました。

4人はそれぞれウソをつく

それぞれ訳アリな4人の喜劇ではあったけれども少しでも綻びたりすると一気に破滅に向かうような微妙な均衡で維持している、薄氷の上で成立している日常ものでもあったかなと思う。その日常をどう綻ばないよう維持していくのか、本当にこんな日常でいいのか。それを11話通してアニメの中でやり切ったのかな、と思う。そういう展開は自分の中ではいまのきららのスタンダードみたいな事をやっているなっていう印象だった。

ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra

いやいやタイトルロゴの出し方あのさぁ…。そんな訳で帰ってきてしまった賢者タイム、前期から相変わらずピーターの意志は貧弱なのにアソコは正直、新手の女も増えて先輩とのヤりたい事は全然できず。一方その先輩の方はクソ親父の溺愛からの暴走が度を越えた事でようやく自立心が芽生えたが、果たしてふたりどこまで仲を深められる事なのか。クソ親父に感しては無事に因果応報が回ってきたので当然の報いだと思う。

チェンソーマン

これがMAPPAの成せる技、エグくて殺伐な世界を表現しきれたのではと思うけれども、自分はこのアニメしか知らないので勝手にそう思い込んでいるだけかも知れないけれども。自分としては7話ゲロチュー回から8話の落差がもう…、まぁ確かにフラグ建ってはいたけれどもさ。それも含め何故にこんなものを描けてしまうの作者はどうかしている。それでも緩急いろいろと楽しめたなとは思う。
そんなアニメーションをBSで流しやがらなかった制作サイドは頭がどうかしてるとしか思えないのでそれ相応の責任をとって貰いたいとこではあるが…。

異世界おじさん

夏期から持ち越しての放送となり引き続き出オチで終わらず毎話楽しんでいたものの最終話直前で2度目の延期、こればっかは制作会社の管理能力というよりも某赤い党の急な政策転換で現地の制作ラインが止まったのが悪いような気がするけれども…。とりあえず最終話視聴後にまた改めて追記します。

===23/01/24追記===
23年1月時点で最終話放送の見通しが立たない為、放送され次第23年冬アニメ以降の記事にて改めて語る事にします。

その他作品

 ゴールデンカムイ

三度帰ってきた変人狂人博覧会。4期でも緩急ついた展開に分かる人には分かるネタを仕込んだりと自由且つ真面目な話で毎話面白いなと思っていたけれども43話以降延期に。恐らく制作サイドでも様々な事があったのだろうけれどもこんなにもギリギリの状況の進行になってしまったのもどうなんだろうとは思うところ。
再開予定が来春にまで押したのは制作状況というよりも放送枠の問題の方が大きいような気がする。

陰の実力者になりたくて!

なんと言えばいいのか、最強の存在に対してもモブの皆さんに対してもなんか失礼な事しかやってないようにしか思えない。聖域編に入ってすぐは急にフェチズムに力を入れてきた以外はイマイチ盛り上がりに欠けているように感じるし、年明け残り7話でどこまで挽回できる事か…。

まとめ

今期は全体的に納品を落とすアニメが多かったような印象がする。政策転換による罹患急増で大陸の制作ラインが軒並み止まったらしいし、年明け冬アニメ以降にも少なからず影響は出てきそう。それだけが原因では無いだろうけれども、本当にアニメ制作のやり方を抜本的に見直していかないと長く続くこの状況が終息しても同じ事は繰り返されるのではと思う。

自分の中では期待していた通りに仕上げてきた良作や期待しなかった通りのクソアニメといろいろあったけれども、1話の不安を杞憂に終わらせた『Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-』は事前期待度からの盛り上がりという意味では一番だったなって思う。毎期いつも同じような気はするけれども良いものは本当に良くて残念なのはとことん残念だった、っていうのが自分の今期アニメの総評だろうか。

まぁ大体今期はそんな感じです、異世界おじさん』は最終話放送後にまた追記します

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。