渓埜胡保の戯言

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【感想】まんがタイムきららフォワード -2024年4月号-

 

ここ最近、大体ここ2年くらいきらら各誌の発売日は土曜日を避ける傾向が多い印象だったが、今月号に来月号とフォワードは土曜発売である。別に土曜を回避しなければならない必要性が特に無いのなら別に構わないのだが、ちょっと土曜日の扱いをどうしていくのかは気になるところである。

まぁそれはそれとしていろいろと語っていきます。

 

⇩過去の感想記事⇩

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

発売:2024年2月24日
第18巻第4号 通算199号
価格:750円(税込)

◎巻頭カラー

河瀬季(モノリス法律事務所)・さくたつ。『仮想世界のテミス』※次号休載

◎表紙

白野アキヒロ『しゅがー・みーつ・がーる!』

◎新連載

MIDORI『ウクレア!』

うちのまいこ『スローループ』
マウンテンプクイチ『球詠』
Magica Quartet・富士フジノ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』
桜木蓮『アネモネは熱を帯びる』
おみなえし『魔法使いロゼの佐渡ライフ』
まめ猫『ももいろモンタージュ』
橘まなり『サキュバスイッチ』
betock『色んな女の子とキスをしていたら、百合キスに目覚めてしまいました…。』
あらたまい『え? 結婚って3次元でもできるんですか?』※次回6月号掲載
白縫 餡『まおてん ~魔王様が現代に転生したらオタクくんと同居することになった話。~』
藤田トモヒサ『パイタッチ・ミー・ドント』
矢嶋こずみ『さんかくフレネミーズ』
青田めい『オールドヨコハマラジオアワー』

◎休載

津留崎優『SA07』※暫くの間
一ノ瀬けい『花唄メモワール』
おくりごま『ネコかぶりアンコール!』
はづき『異世界サウナへようこそ! ~ルナちゃんはととのいたい~』
くずもちまつり・誰がし『薪窯のパンドラ』

今月号も長期を除いて休載が4本というのはやはりやや多いような気がする。あと毎号どれか1作は特別編や番外編を挟んでいるような気もするが、そこはどういう誌面展開の戦略なのだろうか。もしかしたら単行本掲載の尺調整の意味もあるのかもしれないが。

 

連載作品感想

仮想世界のテミス [特別編2]
《河瀬季(モノリス法律事務所)・さくたつ。》

休日に初に誘われえるのコラボカフェに行く事になった正義。こういう場所や、えるのガチオタクである初の行動に振り回され気味な正義であったが、実際こういうのに興味関心が無い一般男性の反応なんてものはこういうものなのかもしれない。そんなオタク心と同じくらいに女心も正義は未だ未だ分からなさそうではあったけれども、それでも初が押し掛けてきてはじまった関係も何だかんだでいい感じになってきてるのではないだろうか。まぁ初が力業気味に押してどうにか成り立ってる関係とも言えなくはないけれども。
にしてもこういうところのレアグッズの転売行為は何故に後を絶えないのだろうか。そのオークション価格を見て喰いついた初もちょっとアレではあれるが、万単位までいかなくても10代には大金であろうから無理はない、のかも…。

第1巻は4/11発売!

 

しゅがー・みーつ・がーる! [#9]
《白野アキヒロ》

過去幾度となく撃沈し続けたものの、美都の誘いを受けてようやくタピオカにありつけたカンナ。一方で美都はサイズが大きい事で有名(多分)な台湾唐揚げが目当てと、本当このふたりの食の好みはブレないなと感じる。
これまでも周りの目を掻い潜りながらいろんなものを食べてきたふたりであるが、今回は食べ歩きという事でより一層ふたりのデート感が強かったように思う。そんな楽しく感じる食べ歩きの時間も食べきったら終わると感じる美都に対して気恥ずかしそうに「もっといろんな事をしたい」とカンナが返したように、互いにふたりの関係が秘密を握り合うものから友人以上の関係へと深く強く発展しているのだと感じさせる。勿論もっといろんなものを食べていくのは当然であり、今回カンナがタピって美都が食べ歩いたように、食以外のこれまでできなかった事もやっていきたい、食意外でもより強く深く繋がりたいと、それだけ特別な関係になっているようである。

第1巻は3/12発売!

 

【新連載】ウクレア! [#1]
《MIDORI》

感情が顔に出ない事を気にする空子は文化祭での演奏に惹かれ高校でウクレレ部に入る事を決意する。

そんな連載初回は志望校に入ったは良いものの実績が無いとして目当てのウクレレ部は廃部、その撤回を賭けて先輩部員と共に部活動紹介でゲリラライブを敢行する事に。決行当日は空子が危ういところをみせながらも、上手い演奏以上に自分が楽しむ事が周りを楽しませる事になると認識してどうにか乗り切り、生徒会長を説得してどうにか部の存続へと至った。
どれだけ血反吐を吐くような練習を重ねても本番でその成果が発揮できるとは限らないし、多くの人を楽しませるというエンターテイメントの場であるなら尚更であり、その為には自分自身も楽しむというのはなかなかにハードルが高いように感じる。そういう点では場の雰囲気に呑まれかけながらも立て直した空子はなかなかに強いのではないだろうかと思う。勿論ひとりだけであったら乗り切れていなかっただろうが。文化祭での先輩の演奏でで晴れた海みたいな笑顔を見て、そしてそれを空子がその切っ掛けをつくって、楽しみたい楽しませたいという思いは確かに後輩へと繋がったと思う。
それにしても感情が顔に出ない故であろうが、感情が揺さぶられる度に相手にいろいろと渡そうとする空子のその行動は将来の為にも自制していきたいなと思うところである。あと生徒会長はウクレレ部に何か思うところがあるような気がしなくもないが、こういうタイプのキャラは紆余曲折何やかんやで入部するキャラが多い印象であるが、どうなる事か。

 

スローループ [#67]
《うちのまいこ》

先月号の第66話で「家庭内で一誠さんが居づらかったりするのでは」と指摘した恋に対してそんな事無いと返した小春とひよりだったが、今回その建てたフラグが早々に回収される事となった。
ただでさえ父親というものは家庭内での肩身が狭くなりがちなものであるが、それが自分以外に男がいない家庭環境であれば猶更の事であり、こうも家族から雑に扱われてしまえばどこかで溜まったものが暴発してしまう。本当にこんな扱いをされて一誠さんには只々同情しかないが、その反抗手段がちょっと子供じみてるのはなぁという気がしなくもない。まぁこんな扱いをされ続けて大人な対応を求めるのが無理な話かもしれないが。兎に角ぞんざいにしてきた父をどう宥めていく事になるのか海凪家の女共は。
こんな状況になってなんか喜んでいた小春であったが、そういう家族間の言い合いを幾度となくやったり見たりする前に…、というのと考えると小春にとってはこういうイベントは新鮮に感じたのかもしれない。ひよりと逢うまではピエロしてて[*1]一誠さんと言い合う機会も無かっただろうし。

という自分の見解であるが、釣り漫画なのになんか家庭問題の話しかしてないな今回は。あとひよりと小春の結婚はまだですかと強く思う今回の扉絵であった[*2]

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魔法使いロゼの佐渡ライフ [#17]
《おみなえし》

紗菜、お前いい加減早く文明人になれ。14話[*3]でスマホを買ったはいいもののあれ以降ずっと置物化が続いているとか、本当何の為に買ったのかこれじゃ全く分からない。そりゃそんなのを聞いたらときこも滅茶苦茶に呆れるしかない、本当ときこの為にも紗菜よ、早く文明人になれ。

まぁそれはそれとして、偶然なのか必然なのかエトワールから佐渡へと流れ着いてからそれなりに日が経って、最初はいろいろと知らないものを知る事が多かったロゼであるが、自らはんぎり船頭を買って出たり、やり方はちょっとアレだけれどもナイトクルーズに来てくれた人達を楽しませようとしたりと、段々と訪れる側から迎え入れる側へとシフトしているいように感じる。完全にでは無いにしても佐渡の空気に段々と染まりつつあるし、これまで訪れる側としていろんなものを貰ってきた分を、今度は迎え入れる側として佐渡の人にも佐渡に来た人にも返していきたいという、そんなロゼの内外での変化を感じさせる回であった。

第3巻は4/11発売!

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サキュバスイッチ [#12]
《橘まなり》

どういう訳が先月先々月と特別編で全くとち狂ってないサキュバスイッチが続いていたが、ここ最近の本編と比べたら大人しい部類ではあるものの久々にラブコメの皮を被ったナニかなサキュバスイッチが帰ってきた。

入れ替わりと精の惑星をどうにかするべくメアと勇作が映った写真の島へと向かったあんずとメル子。そこに降り立って直ぐに勇作との邂逅、メアとの入れ替わりの解消を果たせなかった事、ふたりの間に産まれた子がメル子の母である事、そしてこの島に入れ替わりの伝説があるらしいという事。未だ未だ分からない事は多いものの、問題解決に向けて今後有益になりそうな情報がいろいろと出てきた。
勇作がサキュバスの身体でいまも存命である事から[*4]サキュバスとしての力を喪失しても生きる事自体は可能なようだが、このまま入れ替わり続けるというのをあんずとメル子は良しとしていないし、同様に勇作とメアもその方向で動いていた。勇作にとっては自分がそれを果たせなかったから、ふたりにはどうか望む結果になって欲しいと強く願っている事であろう。
まぁここまでは割と普通の内容であったものの、その後ふたりで入った温泉で知る、あんずの腹部の紋様の変化と身籠る子供の成長、それと同調するかのように再び成長するメル子のキノコ。まぁ子供の成長だけならまだしもキノコまで成長するところで〆るのは、流石はサキュバスイッチ流石は橘先生というところだろうか。非常事態とはいえメル子があんずの寝込みを襲ってからマツタケ化が止まらず、隕石を迎撃して退化したと思ったら再びの成長の兆し。子供のキノコの成長が互いに何かしら影響し合っているように感じなくもないが、果たしてこの変化はこの先何を起こす事になるだろうか。

第2巻は発売中!

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色んな女の子とキスをしていたら、百合キスに目覚めてしまいました…。 [#19]
《betock》

幼馴染と結ばれる確率が2%、それがイコールNTR率98%というのは[*5]どこかおかしい気がする。両想い、片思い、両片思い、形や矢印の向きがどうであれ好意や恋心を抱いている幼馴染の関係はあるであろうが、全ての幼馴染の関係が恋心を抱いているとは限らないし、本当の意味で反目し合っているの関係だって十分有り得る、つまり杏莉の幼馴染が結ばれる率2%=NTR率98%という式は成立しない。…というのが自分の考えである。
ともかく幼馴染というものは絶対にして結ばれるものであるというのが杏莉の考えであるが、人間関係も相手の気持ちも性格も大なり小なり時間をかけて変化していくものであり、それらに不変なんてものは絶対に存在し得ないと思う[*6]。だが杏莉は過去に拘り昔からの変化のない関係に拘りその結果想いは重くなり、そこをルシフェルにつけ込まれこんなにも拗れる事となった。
そこまで楓音と結ばれる関係に拘り捕らわれる杏莉であるが、杏莉自身ですら正解が分からないおもいでテストを勘で当てられ残る葵生も発見攻略され、もう杏莉には後がない状況である。どこまで杏莉が楓音への重い想いを貫き通していくのか、そして楓音はどうこの激重クソ面倒女を宥めて攻略していく事か。鬼ごっこもいよいよ佳境、果たしてこの想いは何処に着地するだろうか。

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オールドヨコハマラジオアワー [#6]
《青田めい》

最初から番組を終わらせたい程までにオルヨコを憎悪している訳では無かった。家と親に縛られ息苦しく感じていたミサキにとって、息苦しさを叫び出しているようなパフォーマンスをするサンドゥクジュエリのルールーはとても美しく、そんな彼女と同じだと感じたミサキがルールー沼に嵌るのに時間はかからなかった。オルヨコのパーソナリティに就いてステージ上での寡黙なキャラからラジオでの喋り倒すキャラになっても、最初はギャップ萌えで新たな魅力だとミサキも番組を楽しんでいた。
だがはじまりあれば必ず終わりを迎えるのが世の絶対の理、個人活動が活発になった事で所属していたサンドゥクジュエリは解散する。ミサキが好きで推していたのは自分と同様に息苦しさを叫び出したくてたまらない、そんなパフォーマンスをするサンドゥクジュエリのルールーであり、オルヨコのパーソナリティのルールーとは似て非なるものである。解散理由は個人活動の活発化、即ちルールーがオルヨコのパーソナリティに就いたのがミサキにとっては諸悪の権化であり推しグループが解散した原因。グループの人気も高く不仲も無かったサンドゥクジュエリの解散も、サンドゥクジュエリのルールーが見られないのも認められない、なのにオルヨコは終わる事無く続いている。だからルールーを変えたオルヨコを終わせて過去のものにすればきっと美しい未来が来る、正直考えが破綻しているようにしか思えないが、どこかに終わる事への辛さを憎悪に変化してぶつけないといけないくらいに、ミサキにとってこの事実は余りにも耐えられない事であったのであろう。
それでも叶うならば過去へと戻りたい、それはオルヨコ存続に向けてなぎさがやり続けている事であり、サンドュクジュエリ存続を願いながらもミサキが出来ない事である。そんな今回では同じ想いを抱きながらも両極にいるようなミサキとなぎさ、推しているものをずっと推し続けたいふたりの想いは何処へと向かい互いにどう交じり合う事になっていくだろうか。

 

ゲスト作品感想

まおてん ~魔王様が現代に転生したらオタクくんと同居することになった話。~ 
《白縫 餡》

元の身体が再生するまでの間異世界に敗走する事にした魔王だったが、転生先に選んだ仮初めの身体は厄介を拗らせたオタクの竜悟が嘗て自身の義妹設定で生み出したオリキャラの真央。とりあえず魔力の高い身体だからと選んだものの、竜悟がつくったキャラ設定=真央が持つ魔力によって意識が設定に引っ張られるだけでなく、魔力があっても魔法が使えず元いた世界への帰還も困難。結果否応なく拗らせオタクの竜悟との義妹生活を強いられる事となった。
昔つくった黒歴史みたいなものではあるものの、竜悟としては昔の願望がいまになって叶ったようなものだから、下手に手を出さない限りは得しかない。一方こんな事になるとは予想できなかっただろうが、魔王はとんだ失策を犯したようなもの。いろんな意味で苦痛の日々となりそうであるが、本当どうにか強く生きて欲しいものである。てかなんか最近不憫系魔王が多いような気がするのだが気の所為だろうか…[*7]
竜悟はちょっと普通にキモいなって思う、こんなにも事細かく真央設定をつくってるところとか日課(※マイルドな表現)しているとことか。

 

パイタッチ・ミー・ドント 
《藤田トモヒサ》

文武両道の完全性故に誰も近寄れない風紀委員長の鎧塚は裏番長と評され乳をこよなく愛する鴻上に完敗、自身の乳揉みを賭けて鎧塚は鴻上とのスーパー銭湯耐久五番勝負に挑む。
校内での居場所が無くなろうがそれでも乳を愛し乳を揉む事に全てを賭ける鴻上、そんな姿に誰かと触れ合う恐れから脱却しようとする鎧塚、触れたいのに触れられないという似て非なるふたりが抱える想いは決闘という形で引き合わせ、そして互いに触れて触れられるという悲願を達するに至った。傍から見たらどっちも面倒を拗らせた女という感じであるが、互いに望みを叶えたいま、ふたりを隔てるものは何も無いのであろう。
それにしても一番の魅せ場であろう402・403頁の見開きはどこか美しくも感じ冷静になるとどこかイカれているなっていう感じもする。ちゃっかりとなんか上手い具合にタイトル回収もしてるし。

 

さんかくフレネミーズ 
《矢嶋こずみ》

まるで主人公キャラのような冬椰に対して小学校からの幼馴染の小春は平均的で所謂モブキャラポジション。だが保育園の頃の幼馴染である夏芽が転入してきた事で状況は一変、小春を巡り幼馴染の冬椰と夏芽が互いにマウントを取り合うという、モブだと思っていた小春が一気に主人公ポジションになる事に。
小春と一緒にいたいからと彼是策を立てる冬椰と夏芽も大概ではあるが、あくまで自分はモブキャラで一介の傍観者でしか無い、だから冬椰と夏芽が仲良くしているところをただ眺めていたいという小春がある意味一番のやべーやつなのではないだろうか。ボスキャラや黒幕は案外意外なところにいたりするものであるが、モブでも主人公でも無く小春は無自覚系振り回し鬼畜キャラというところだろうか。好き過ぎる幼馴染の頼みとはいえ正直クソ嫌いな奴と仲が良いように取り繕うとか、冬椰と夏芽からしたらとんだ苦行であろう。小春の真の幼馴染としての座を取り合う冬椰と夏芽の苦労は未だはじまったばかりである。

 

次号予告

次号のきららフォワード5月号できららフォワードは通算200号達成! これも皆様の応援のおかげです! 200号を記念して、スペシャルな読者プレゼントもご用意! お楽しみに! そして、記念すべき表紙は、単行本第15巻が4月11日に発売! 『球詠』(マウンテンプクイチ)が飾ります! さらに! 巻頭カラーには単行本第3巻が4月11日に発売! 『魔法使いロゼの佐渡ライフ』(おみなえし)が登場! その他、新連載第2話の 『ウクレア!』(MIDORI)や単行本第1巻が5月に発売決定の『オールドヨコハマラジオアワー』(青田めい)をはじめ、話題作品が目白押し!! フォワード5月号は3/23発売予定!

引用:まんがタイムきららWeb

2006年にきらら無印の増刊として創刊からはじまり翌年に月刊誌として独立創刊を経て、きららフォワードは通算200号となる。

そんな大台となる200号目の表紙を飾るのは23年11月号以来の登場となる『球詠』、この直近1年間で3度表紙を飾る辺りこの作品の人気の高さが伺える。実際掲載順も上位で安定しているから、200号目を飾るには相応しい作品というところだろうか。
『魔法使いロゼの佐渡ライフ』は23年6月号以来に巻頭カラーで登場する。

 

余談

今月号は休載だったが、先日第3巻が発売された『花唄メモワール』の4巻以降の続刊が決定した事が一ノ瀬先生のTwitter [X] より発表された。

3巻発売後も連載が継続している事から続く4巻までの発売と連載継続は明らかであったが、投稿の中で4巻”以降“と表記している事から、少なくとも5巻までの発売と連載継続は既に決まっていると見ていいようである。1巻の重版が決まり更なる続刊とより先への展開にも期待したくなるところであるが、果たしてこの勢いはどこまで続き広まるだろうか。

そして1巻2巻に続き、第3巻でも帯キャンペーンが開催中!

 

新刊情報

3/12発売

 

終わりに

現在連載している中で重版が決まった作品か幾つかあるが、次号で創刊200号を迎える今年この中から更に先へと向けた展開の話が出てくるのかどうか。重版や続刊連載継続という明るい話が出る度に期待を強くするものであるが、その分更に先へと向けた話がなかなか出てこないというのは気を揉まずにはいられないものである。
決して推しているものが自分が望むような結果になるとは限らないし、形はどうであれ遅かれ早かれいつかは必ず完結するものである。そんな推しと終わりの話は『オールドヨコハマラジオアワー』やきららMAXで連載がはじまった『神絵師のおしごと』でも描かれているが、全く悔いを残さないというのは無理でも、如何に悔いなく推しているものを推しきったと思えるようにできるのか。自分のように「終わると決まったものはしょうがない」とどうにか割り切ろうとする人もいれば、なぎさやミサキのようにそれを許容できず拗らせたり病んだりする人だっている。
本当に推したいものを推し続けるというのは意外と難しいものだと感じるが、大した力にはどうやったてなれないが僅かでも先へと繋げられる行動をしていきたいと、そういう事ができる人でありたいと思うところである。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:小春の打算的な性格を評した6巻41話での土屋みやびの発言

*2:87頁

*3:1月号掲載

*4:勇作がメアと出逢ったのは明治期

*5:303・304頁

*6:はじまりあればいつか必ず終わる、どんな作品であれ必ず完結を迎えるのと同義というのが自分の考え

*7:無印連載『異世界魔王ごっこ』の笹木乃々とかMAX連載『ラスボスは逃げ出した▽』の魔王とか