渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららMAX -2024年4月号-

 

「早めに感想記事を書きあげて更新したい」とは前にも書いたが、その為には如何に長大化しない文章量で分かり易く思った事感じた事を伝えらえる構成力が必要である、と思っている。ただ自分にはそれが圧倒的に足りない、それなり感想を書いてきてはいるものの、どうしても語りたい事が多くて自制をかけないと長大化してしまう。あくまで自分が後々振り返れるようにという自分本位の目的で書いている連載きらら感想記事だが、インターネットという場に晒して不特定多数の目に触れる以上はそういう力をもっとつけていきたいと日々感じるところである。

て事で今月号もいろいろ身勝手に語ります。

 

⇩過去の感想記事⇩

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

連載作品感想

2024年2月19日発売
価格:470円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

はんざわかおり『アイドルビーバック!』

はまじあき 『ぼっち・ざ・ろっく!』
有馬 『エイティエイトを2でわって』
笠間裕之・宮月もそこ 『さうのあっ!』
O仮名だモ 『へるしーへありーすけありー』
市川ヒロ・土管 『スポチャン!』
こかむも 『ぬるめた』

◎新連載・センターカラー

有野金吾『神絵師のおしごと』

つみきつき 『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
双葉陽 『ばーがー・ふぉー・ゆー!』
うるし 『追放令嬢は技能実習生になりました。 ~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

◎センターカラー

Koi 『ご注文はうさぎですか?』

かぜぱな『涼井さんの推しメシ』
*sow* 『わからせろ!ナマイキツネ様』
行町咄 『ハコイリクリエイト』※次号休載

◎センターカラー

なじみ 『コンビニ夜勤のあくまちゃん』

バニライタチ 『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』
カコベン 『ギャルとネクラの吸血関係』

◎最終回

相馬一 『メイドさんはハジメテの友達』

◎センターカラー

さいにゃん 『てくてくっ!秘密リサーチ』

しぴー 『ラスボスは逃げ出した▽』
ムクロメ 『SAN値直葬!闇バイト』

◎休載

宇崎うそ『ななどなどなど』※暫くの間

先月号からは上昇したものの『ご注文はうさぎですか?』の掲載順がやや低めなのはやはり気になるところ、とはいえ次号は12巻発売に合わせて表紙巻頭カラーだからそこまで過度に気にする必要な無さそうかもしれない。まぁ先月号の記事で書いたように次号以降、6月号以降どう掲載順が推移するかは注視が必要かもしれない。

 

連載作品感想

アイドルビーバック! [#8]
《はんざわかおり》

アイビバの新曲づくりを頼まれた椿であったが、有名Pとはいえ学校の課題以外で〆切に追われるというのは、それもビジネスとしての話の〆切に追われるのは未だなかなかに酷な歳なのでは、と感じる。それが様々な人と関わって曲をつくりあげる難しさであり、自己肯定感で満たさされれば良かったブラックカメリアとしての活動とは違うところなんだと思う。
確かに3人の人生を歪めた一端の責が椿にあるとしても、既にそれ以前から一度見て触れた夢や楽しさ血迷った3人であるからそんな事は今更であるし、そんな3人だからひとりでつくっている訳では無いと思えて、同時に様々な人が関わる曲づくりも少しは苦にならなくなったのかな、って思う。そうして完成した新曲はの仮詩はあんじゅと慈雨の影響を強く受けていたが[*1]、果たしてどんな曲へと仕上がる事になるか。

ところで急にカットインしてきたとある漫画家は一体何だったんだ…[*2]

第1巻は2/27発売!

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ぼっち・ざ・ろっく! [#73]
《はまじあき》

虹夏が無事に大学に合格、そして同じ大学に受かった大槻ヨヨコの驕りで[*3]虹夏と山田そしてSIDEROSメンバーとお高い焼肉屋で祝賀会を開く事になったが、全編を通してこれでもかという程に大槻ヨヨコの悪いところが出て無事自滅しまくったなという印象である。
本当マウントを取りたがる言動をやめれば多少は人付き合いも増えそうなのだが、そういうとことが後藤ひとりとは違う方向でコミュ障を拗らせてるなと感じさせる。しかも結束バンドに対してちょっと面倒な想いを拗らせてるから尚タチが悪い。はじまる前から大学生活が終了してキャンパスライフを乗り切れるのか不安であるが、そこは周りの陽キャが上手い事誘導していった方がいいかもしれない。
ところで後藤ひとりは一体どうしたらこんな目に遭うのか、あといい加減にファッションセンスを直せ[*4]

廣井きくりの深酒日記第1巻は発売中!

第2巻は4/01発売!

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エイティエイトを2でわって [#15]
《有馬》

美弦と奏は帰省先の北海道でも相変わらずな一方で、ゆずは母の友人の子の咲雪を相手に四苦八苦。単なるポンコツ陰キャコミュ障なだけならそこまででは無かっただろうが、ピアノとの向き合い方に想い悩んでいるうえに奏への重い想いを拗らせていて、仮に陽キャでコミュ力高めの来夢が相手をしてもなかなかに骨が折れそうな女である。どうにかゆずなりに会話の糸口を探ろうとはしているものの、そのどれもが地雷原みたいな状況だから一体どうしろという話である。そんな性格だから咲雪が清花邸に実質厄介払いされるのもまぁしゃーないとしか思えないが、こんなクソ面倒な拗らせ女をゆずは攻略できる事か。

第1巻は発売中!

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さうのあっ! [#12]
《笠間裕之・宮月もそこ》

迎えたテントサウナ泊当日、なんか変なところで気を張っているこかげだったが、インドア陰キャにとってこういうアウトドアは性に合わな過ぎるというものなのだろうか。とはいえ口では嫌と言いながらも何だかんだでいろんな人と非日常をすっかり楽しんでいるのではないかと感じる、まぁそれと入浴サウナ浴を楽しめるかどうかはまた別問題なのだろうが。それでも段々と人らしい生活には染まりつつある気がするから、いち読者としては早い事周り4人に染まって貰いたいところではある。
瞳はまぁ誰がどう見てもこれは駄目な大人である、事前に宿泊先を抑えてないとか流石に宿泊事情を甘く見過ぎではないだろうか。

第1巻は4/25発売!

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へるしーへありーすけありー [#6]
《O仮名だモ》

新手のやべー女である大和は変な方向に七草に対して結束意識を持っているが、てか本当コイツラは人として余りに終わり過ぎている。てかまともに体を洗っていないとか上述のこかげといい勝負じゃないだろうか、まぁ変な方向で清潔さを気にしてるだけこかげの方が遥かにマシかもしれないが。
今回は大和が持っていたプロフィール帳からいろいろと話が広がっていったが、その度に七草と大和のメンタルが音を立てるように削れていって、本当なんだか芸大生ってクソ面倒な生き物だなって感じる。そんなこんなで仲を深められたのかは分からないが、互いにそんな他人に興味が無いから程好い距離の仲でいられるのかもしれない。
それにしてもヨモギが人間の主観で普通というかあんま妖らしくないからか、その分芸大生のヤバさが際立っているなと感じる。

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スポチャン! [#5]
《市川ヒロ・土管》

アメリアだけでなくももも段位試験を受ける為に気まずい思いで嘗ての古巣に行く事になったが、そんな道場主のよつばはそんな事は全然気にしてないくらいに明るいというかノリがいいというか、ノリが良過ぎるのがちょっと良くないというか、なんだかそんな印象である。素質を見出しながらもよつばには伸ばせられなかったももの回避力だが、紆余曲折経て再びももが競技に戻ったのはいち指導者としては嬉しいところだろうし、これまでやってきた事が少しは報われたというところだろうか。
…なんて良い話みたいに終わらせようと思ったら部長に完封されて大人気なくみっともない言動をする辺り[*5]、結局この人も変人の部類なのかなと思ってしまう。部長は部長で平常運転過ぎたけれども。

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【新連載】神絵師のおしごと [#1]
《有野金吾》

23年7月号と8月号で掲載した『私の神を信仰してくれ』から新たに連載作品として再出発して今月号から登場。
ゲームのサービス終了に嘆くもみじは偶然寄った廃神社でゲームの推しキャラに似た御祭神のツバキと出逢う。一目惚れ同然に見つけた新たな推しを推していく為に、そしてツバキへの神としての信仰を途絶えさせない為に、もみじはツバキを推して神絵師を目指す事を決意する。

ヒロインキャラはゲスト時代から大分変わった一方で、大体の展開やツバキのキャラは概ね継承した今作であるが、それにしても作画カロリーが高そうなツバキのデザインも継承していて、なんだかなかなかに気合が入っているなという気がする。
ゲスト時代の絶賛スランプ中の絵師から、様々な始まりと終わりに出逢いと別れ、それに常に付き纏う後悔というのが連載作品としての軸なのかなという印象である。ゲームは何れサービスを終了し、漫画アニメや番組もいつかは最終回を迎え、店舗やテーマパークは営業を終了し、我々人間を含めた全生物もいつかは一生を終える。有象無象の全てははじまりがあれば必ずいつか終わりを迎える、それがこの世の絶対の理である。
…というのはタイムリープで推しのラジオ番組の打ち切りを回避しようと奮闘するフォワード連載の『オールドヨコハマラジオアワー』でも語ったが、あっちが理に抗って番組を存続させようとしているのに対して、こっちは理の中で如何に悔いなく長く推し活をしていけるのか、というのがテーマは似通えど双方の違いじゃないのかと自分は思う。
自分もこの数年いろんなきらら作品を追いかけて、もう少しどうにか布教できたんじゃないのかという思いを感じたのは何度もあるし、「どうせいつかは終わるんだからそういうもん」だと思うようにしてはいても、作品が終わると聞いた時はどうしてもつらくなる。そういう点では様々なものを追いかけて推していく人達にとって、信仰という形でどう推しというものを描いていくのか、そういうところを個人的には期待していきたいところである。
あとツバキの神通力というかスタミナゲージが作画が精巧か簡単になるかというのは[*6]、絵をひとつのテーマにしているのもあるけどなんか上手い事考えたんじゃないのかなって気がする。

 

性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。 [#15]
《つみきつき》

普通過ぎるのが変に感じるというサツキの話を聞いて倫を花見に誘うつくしとユーリ、そこで倫から語られたのは出席が足りず高1を留年したという事実。…うん、ちょっと危ない同居漫画かと思っていたら知らぬ間に留年漫画と化していた[*7]
だったらいっそ道を外れてしまおうとも思った倫であったが、それを許さなかったのがサツキであった。それは長くこの業界に身を置いていていろんなものを見てきたというのもあるし、そんなを許さないと言い切るくらいにサツキの中で倫の存在が大きくなっているからなのでは、と感じる。
そういう倫への強くなった想いもあり、恐らくは同時に倫の出席不足=バイトリーダーとしての責任というのもあり、倫との同居生活へと踏み切ったサツキであるが、大分賑やかで喧しくなったさつきの周りはこの先更にどう変化していく事になるだろうか。

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ばーがー・ふぉー・ゆー! [#17]
《双葉陽》

商品を買うとおまけでついてくるグッズ、この店舗に於けるラッキーセット[*8]に纏わる話。こういうのは大抵低年齢層に向けてマーケティングをしているのだろうが、それ以外の年齢層も沢山食いついてくるし、大人が本気を出してしまえばどうやったってメイン層は敵わない。こういうグッズを巡る問題はリアルでも度々問題にあがるけれども、結局個数制限くらいしか対策できないのがこの手の問題の難しさであり心苦しさであるのだと思う。
そんなグッズを求める客を相手にしながら地獄を乗り切ったこむぎであったが、キャンペーン期間はまだはじまったばかり…。もう暫く辛抱の日々は続きそうであるが、少しでもこむぎに地獄から解放される期待感を抱かせた責任を取って欲しいなとは思うところである。
にしても低年齢層がターゲットなのにキャンペーンのテーマといい裏事情といい、子供向けとは一体何なのか…。

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追放令嬢は技能実習生になりました。 ~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~ [#4]
《うるし》

そがちが高校に行っている間もクロエと百合子が両方向から圧をかけてきてるような感じで、いくら野菜への忌避感が強いとはいえちょっとアーシャの想いを考慮しなさ過ぎじゃ無いのかなと思わなくもないが、まぁ自業自得ともいえなくもない。
技能実習生の体で農作業をやらされてるのはアーシャの本意ではないとはいえ、それにしてもここまで畑から逃げ出そうとする姿は、アーシャの中に誇りが残っているのかが疑わしくなる。仮にも腐ろうが国や地位を追われようが土に塗れようが貴族令嬢だというのに恥ずかしくないのだろうかこんな立ち振る舞いをして。
こんな感じでアーシャが誇りも恥もない事をするからそだちも誇りと恥を捨てた態度で農作業に縛ろうとしてくるが、結局はアーシャの身から出た錆というところだろうか。

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ご注文はうさぎですか? 
《Koi》

ココアとの姉妹写真が挟まった手帳を探しに文化祭以来に街を訪れに来たモカだったが、モカとの面識が全然ないフユになんだか斜め上の認識を植え付けて去っていったのはなんか軽い災害なんじゃないだろうか。まぁフユから話を聞いて場の状況を理解した千夜が何もフォローしてないのも問題ではあるけれども。それにしてもフユって回を追う毎になんか面白キャラになりつつあるような気がするのだが、一体何処で道を踏み外したのだろうか、てかKoi先生の玩具にされてる節がないだろうか。
まぁそれはそれとして、モカが割と豆腐メンタルでそんなに完璧超人な姉では無い事は既に周知の事実であるが、それでも妹への想いは強くて不安に駆られる中でも優しさをみせたり面白い事を考えてると事は、確かに紛れもなく姉であると思わせてくれる。妹同様に抜けてるところはいろいろあれど、それでもモカがみんなの姉であるのは変えようのない事実なのかもしれない。
そんなモカに好奇心で制服を着せたり生徒会と組んで甘兎庵の宣伝をする辺り、千夜は間違いなく将来大物になりそうな予感がする。そして直接会ってないのに持ってきた小麦粉でココアとリゼに影響を及ぼすのはなんだかモカらしい気がしなくもない。てか本当にそれ小麦粉なのだろうか…。
ところでフユは偶然出くわしたモカをココアのドッペルゲンガーだと思っていたが、当のココアは23年12月号の回でドッペルゲンガーじみた不思議経験をしているから、あながち的外れな事も言ってないのかもしれない。

第12巻は3/27発売!

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わからせろ!ナマイキツネ様 [#19]
《*sow*》

動画配信を足掛かりに人気が出てきたほのかが気に喰わず突撃をしに行く壱与。利口な狸に芸をさせる動画の絡繰りが妹のまほにさせていた事にも喰いつく壱与であったが、一般人に野生の狸と化け狸の区別なんてそうつかないだろうし、人気になりたい欲はあれどそれ以上の下心がほのかにある訳でもないから、ホントしょうもない言いがかりだなと感じる。
そんなほのかを見て自分もまほを利用して荒稼ぎしようと目論む壱与であったが、そんな浅はかでガバガバな計画が上手くいく訳が無く、無事にまほに成敗を喰らわされるのであった。まぁCMオーディションの回でほのかも術で筋肉化してたから、それを妹も使えると思わなかった雑さが今回の敗因であろうが、幼女相手にボコられては流石の壱与といえど流石に堪えていそうである、…ていうか堪えてくれ。

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ハコイリクリエイト [#21]
《行町咄》

なんかいつも以上にハイルの押しと圧が物凄く強かったが、まぁひとりで真澄案件を抱え込んで体調に支障をきたして更にこんな気弱になれば、ハッキリ言ってしまえばこんなにも凛々が無様を晒してしまえばハイルが強く出るのも無理もないであろう。更紗も言っていたが[*9]、それだけ有無を言わせないとばかりに強気に出るくらいにハイルの中で凛々の存在は大きなものになっているのは確かであろう。
凛々の渡に対する贖罪と同様に、家を飛び出して右も左も分からない中でいろんな場面で凛々に面倒を見てもらった分を返したいハイルの気持ちも、形は違えど誰かの為に動きたいという思いは凛々もハイルも同じなのではないかと思う。真澄案件が更にゴミクソ化していく中で貰った分からハイルが何を生み出して、それを受け取った凛々がどう感じる事か。広告デザイナーとして仕事をしていく意義と向き合う展開にこの先なっていきそうである。

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コンビニ夜勤のあくまちゃん [#30]
《なじみ》

前回支離滅裂な言動になるくらいにへばったアルールであったが、なんだか気が弱ってるアルールの面倒を看るイレイナもなかなかに大変そうだな感じる。そんなアルールの事を気にして見舞いに来た面々であったが、ちょっと優しくされたのを良い事にそれにつけ込もうと考えるのはなんか姑息では無いだろうか。まぁそうやって人の好意を利用していけば多少はアルールも悪魔らしくなりそうではあるが。
個人的には前髪を留めてるイレイナはとても可愛く感じるので、もっとこういう場面を見たいなと思うところである。あとまぁ敵対関係とはいえアルールを冷やかしに来たのが大方の目的だとしても、とはいえ腐っても見舞いに来たエリエルに向かって暴言を吐くのはちょっとあんまりじゃないだろうかイレイナ…。

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白魔導士はゾンビの夢を見るか? [#22]
《バニライタチ》

合流するリルー一行とサキ一行、港で船をゲッツして北の大地を離れいざ東京へ殴り込み。ここまでも決して楽ではない旅路と戦いであったが、果たして東京で見えかけている光明を掴めるかどうか。
今回は久々にリルーがレベルアップしたが、相当な重量のある乗用車を持ちあげられるリボン操作は様々な局面で活躍しそうである。まぁMP据え置きでレサナ回数も増えて無いからアヤにとっては全然喜べないレベルアップであったが。
前回フジオが抱いたサキの変化をジジも感じていたから[*10]、恐らくサキが魔力を得たというフジオの疑惑は合っていそうだが、リルーのリボン同様にサキの魔力も東京決戦で重要な鍵となっていきそうだろうか。

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ギャルとネクラの吸血関係 [#21]
《カコベン》

まくるの母、ますよ襲来!…まぁ襲来というのはなんか人聞きが悪そうだが、まくるにとっては襲来と評するのが一番合っていそうである。
そこで改めてまくるに求めてくる帰島と語られるいよねの現状。いくら眷属契約と魔眼の影響を受けていなかったとはいえ、その分溜め込み続けた反動はネックレスだけで抑え込むのも限界間近、契約を解除しても無事ではいられない。いよいよ事の現状に直面して、眷属としてか友としてか或いはその両方かそれ以外なのか、まくるといよねの想いと覚悟が試されるいまどう決断を下す事になるだろうか。
当主としてまくるにはしっかりして貰いたいという思いは勿論の事、一応はいよねとの関係の深さも理解してはいるようであるが、だからこそまくるには悔いが残らない最良の決断をして欲しいというのがますよの本心なのだろうか、と自分は思う。こんな陰キャなまくるに自由人な姉を持って、ますよもいろいろと苦労は絶え無さそうだが、彼女自身にとってもこの選択は難しい局面になりそうである。
にしても直接まくるを見極めに、事の次第では即帰島させに来ているのに、しっかりと東京をエンジョイしていて、なんかいよねよりもギャルしてないかなって感じる。

余談(折り畳みます)
▼▼CLICK▼▼

161頁の右4コマ目について

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てくてくっ!秘密リサーチ [#11]
《さいにゃん》

浅草を訪れた一行であったが、なんか妙に距離が近いすかいに振り回され気味でひぐれは自分が思うようなフィールドワークができず、その結果があのザマである。まぁひぐれの気も知らないで距離を詰め過ぎたすかいも悪いっちゃ悪いのだが、それ以上に余りにもひぐれの心が狭いというか、ひとりでフィールドワークをしていた期間が長くて周囲に合わせられない、単独行動派の悪いところが一番出てはいけないところで出てしまった。ひぐれもすかいも双方悪い事には変わりないが、自分としてはひぐれのやらかした責任の方が重いと感じる。
連載がはじまった頃の感想記事でもひぐれの単独行動故の問題点は指摘していたが、それ以降いろんなところをいろんな人と巡ってきたものの、遅かれ早かれひぐれのこの問題はどこかで噴出していたと思う、それがこんなクソ間が悪いところで噴出したというだけで。という事で日常に隠れた秘密をリサーチする前にいま目の前で起きた問題をなるべく早めに解決しなければいけないことろだが、ひとりでやるのとは違う多人数で行うフィールドワークの形をどうつくっていく事になるかどうか。

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ラスボスは逃げ出した▽ [#16]
《しぴー》

魔王や勇者がいる所謂ファンタジー的異世界ならヒロインポジションである一国の姫がいても何らおかしくはない、おかしいのは他のキャラ同様に姫もとんだ変人だったという事である。
という事で城下で姫と出くわした魔王と勇者であったが、余りにも極端過ぎるレズビアンなうえに、魔王に攫われ願望を抱くマゾヒストでもあり、それが叶わないなら逆に魔王を攫おうとするサディストでもあり、端的に言ってこの姫は頭がおかしいやべーやつである。こんなやべーやつらで溢れ返っていれば特に何も起きなくても勝手に共倒れそうそうな気もするが、そんな事を天界は、戦乱を起こそうとしている節がある世界の理は許すのだろうか。本当この世界はいろんな意味でどうかし過ぎている。
ところで以前死神にわからされた阿呆少女魔法少女はスキルはおろか魔法までも消去されていまはひもじくバイト生活と、なんか収まるところに収まったのかなって気がする。そんなコイツの本性を見抜く姫の眼はなかなかのものだが、とんだ暴言罵倒が飛び出すのは[*11]流石に一国の姫としてマズいのではないだろうか。まぁ姫の魔法少女評を否定する気は一切無いが。
あとその魔法少女曰くこの世界は中途半端に機械文明があるようであるが[*12]、イメージ的には『Lv1魔王とワンルーム勇者』とか『姫様“拷問”の時間です』に近い感じなんだろうか。

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ゲスト作品感想

涼井さんの推しメシ 
《かぜぱな》

訳あってクラスメイトの甘泉をストーキングする事になった涼井だったが、なんかちょっと甘泉に対して偏見が過ぎてやしないだろうか。まぁ表面上だけでは素がどんな人かなんてわからないものであるが、それにしたってやはり偏見が過ぎてると自分は感じる。何はともあれ思わぬ形で甘泉とも繋がりができた涼井であるが、それぞれどんな推し活をこの先していく事になるだろうか。

 

次号予告

次号のきららMAXの表紙&巻頭カラーは、大人気連載のKoi『ご注文はうさぎですか?』!センターカラーは大人気連載のはまじあき『ぼっち・ざ・ろっく!』と*sow*『わからせろ!ナマイキツネ様』と市川ヒロ&土管『スポチャン!』と双葉陽『ばーがー・ふぉー・ゆー!』です!きららMAX5月号は3月19日発売!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は『ご注文はうさぎですか?』が23年12月号以来に表紙で登場。表紙を取る度に、新刊が発売される時期が近付く度に、何か新しい動きが無いかどうかと毎度言っているが、長期連載となって初期中期の盛り上がりや勢いが減衰していくのは必然的に避けられないものだが、それでもひとつのブームをつくった作品だからどうしても何かあるのではと常に期待を抱きたくなる。それが叶うかどうかなんて一介の読者に分かる訳が無いが、そこはやはり辛抱強く待ち続ける他無い。

また公式サイトでアナウンスはされていないが、次号はゲストに『進捗ダメなのでどっかで一泊してきます』(なまず先生)と『忍びあくたー!』(ヒビキさん先生)が掲載する[*13]

 

新刊情報

発売中

 

3/27発売

 

終わりに

なんか今月号は『アイドルビーバック!』と『てくてくっ!秘密リサーチ』が共に単独と多人数で何かやる事の違いや難しさを描いていて、『さうのあっ!』と『へるしーへありーすけありー』が人との繋がり合いについて描いていて、なんだかきららで書かれる事が多いイメージのある二大テーマにどう解を出すのかという作品が多かったような気がする[*14]。ひとりでやる事の気楽さと手の足りなさ、多人数でやる事の手の多さと認識共有に意思疎通や距離感の難しさ、一概にどれが良くてどれが悪いというのは無いし、現実においてもなかなかに難解な問題である。それをフィクションとして、きらら作品として、それぞれどんな風に解を出して描いていくのか、それぞれどんな形の日常をつくっていくのか。そういう作品ごとの違いも見つけていったり楽しんでいけたらなとは思うところである。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:13・17頁

*2:8頁

*3:メンバーに誘導される形で驕らされる事に

*4:23・24頁

*5:60頁

*6:74~76頁

*7:因みにつくしの妹こごみと現在同学年である

*8:リアル世界に於けるハッ〇ーセット

*9:138頁

*10:148頁

*11:187頁

*12:182頁

*13:いずれも誌面上での情報

*14:秘密リサーチは今月は問題勃発編だったが