渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきらら -2024年3月号-

 

昨年の3月号の表紙もなかなかに堪らないものであったが、今年の表紙も同じくらいに堪らないなと感じる。四天王全員から貰いたいという気持ちはあるけれどもそれじゃあ欲張り過ぎな気がするし、かといって貰う相手をひとりだけに決めるのもなかなかに心苦しいな、なんて思ったり無かったりしてる。

…まぁそんなちょっとキモい話はこれくらいにしといて、載ってる作品を今回も身勝手に語ります。

 

⇩過去の感想記事⇩

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

2024年2月8日発売
価格:470円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

篤見唯子「スロウスタート」

千種みのり「好都合セミフレンド」
むつをむつ・蒼井ゆん「異世界魔王ごっこ ~魔王は姫を倒したくない!~」

◎センターカラー

わらびもちきなこ「しあわせ鳥見んぐ」※次回6月号掲載

あきらんぬ「キミはあくまでも。」
三上小又「ゆゆ式」
異識「あっちこっち」

◎センターカラー

北斗すい「ちみどろアイスクリーム」

ルッチーフ 「ほうかごバスケット」
西畑けい「きもちわるいから君がすき」

◎センターカラー

さのださだ「ばくちぬぎ!」

いいはす「いそうろう魔法少女メイ」
若鶏にこみ「かみねぐしまい」
sasa熊「ほしのおにわ」

◎センターカラー

ミナミト「ほぐして、癒衣さん。」

檜山ユキ 「妄想アカデミズム」
絵井みぃ 「はじまりの剣は抜けない」
鹿冬カト「クラッシュ オン セブン!」
まこもとたる「マチクマ」
蚕二号「軽い気持ちで悪の花」
おにぎりパクパク「のうのうヌォ~」

◎リレーエッセイ My Private D☆V<//strong>

はづき

◎休載

かきふらい「けいおん!Shuffle」
大熊らすこ「星屑テレパス」※次回5月号掲載
ひさまくまこ「一畳間まんきつ暮らし!」
春日沙生「おねロリキャバクラ」

なんか最近の無印にしてはやや休載が多いような印象だったが、今月号同様に1月号も4本休載だったから多分気の所為なのかもしれない。

 

連載作品感想

スロウスタート [#140]
《篤見唯子》

思っていた以上に大会が抱えているものは根深くて相当に重症であった。まぁ大学受験というのは人によっては今後何十年の人生が決まりかねない事だから、ここまで重症になるくらいに意気込んではいたという事だろうし、その分そう簡単には払拭できるような軽い問題という訳でも無い。ただ1年前と違って花名をはじめ四天王がいるし、予備校には創もいる、他にも春からの凡そ9ヶ月でいろんな繋がりができた。それは確かに大会が前へと進んできているという確たるものであるし、いまはもうひとりだけでは無いし自分ひとりの悩みでも無い。いまは傍にいてくれる誰かがいるから、少し戻った分もまた時間がかかったとしても更に先へと進んでいける、きっとそうであると思いたい。
ところで花名はさすまた気に入ったのだろうか…[*1]

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好都合セミフレンド [#13]
《千種みのり》

ずっと陰キャコミュ障だった我が娘がいきなりセ〇レなどと言い出したらそりゃもう整理がつかないが、今回はそんな久留真母娘のやりとりの話であった。
にしてもすうながこんな時として大胆な事に及ぶのは陰キャが過ぎてる所為だと思っていたが、母が指摘しているように[*2]交友経験の浅さと少なさ故に他人との距離を測れない、ざっくり言うなら交友スキルがやんちゃなガキのままで止まっているというのも大きそうである。とはいえ未だこの先どんな方向にも進んでいくか、どんな交友スキルも取得していける余地はあるだろうが、そこはすうなの気持ちとやる気次第であろう。そんな訳でまた大胆に攻めたすうなだが、ルカとの初デートはどうなる事になるか…。

先月号の記事で第1巻が重版したと書いたが、なんと早くも再重版が決まった[*3]。元々イラストレーターとしての知名度が高い千種先生の効果は大きいのだろうが、同時にそれだけふたりのセ〇レ関係に注目が集まっているという事なのだろうか。

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異世界魔王ごっこ ~魔王は姫を倒したくない!~ [#4]
《むつをむつ・蒼井ゆん》

なんというか魔王召喚をする以前にどうにかしないといけない問題が山積しているのではないだろうか、仮に魔王という強者と指揮官を召喚できたところで士官教育が疎かであればプラス効果には及ばない、そんなだから勝手に他国へ攻め入って勝手に敗走する羽目になるのである、結局は無能な悪魔共の自業自得である。
そんな問題を抱えながらシエルとの関係構築を和平を目指したいものの、魔王の業から逃れられないうえにぶっちゃけ言うて鬱陶しい部下の面倒を見てと、これら全てを背負わされ解決しないといけないのは乃々には荷が重過ぎる。とりあえずはシエルが今後の出方次第では和平に応じなくも無さそうな感じなのが乃々には救いであろうが、欲と縛りの雁字搦めな乃々がこの先どこまで上手い事魔王プレイをしていける事になるだろうか。

 

しあわせ鳥見んぐ [#38]
《わらびもちきなこ》

ひなの心情に整理がついてひとまずは区切りの話となった今回。結局のところ自分自身の事は当の自分自身が一番分かっていないのかもしれないが、そういうのを見つけられるかは本当に些細な切っ掛けが重要だろうし、岬がそうであったようにひなもそれで幾分か救われはしたのだと思う。先の事はいまも真っ新な状態ではあるが、周りの人の好さを見つけられてそんな感情に真っ直ぐ向き合える、そういうところを高めてより向き合えればひなの生存戦略になっていく、そう願いたいしそうであって欲しいところである。

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キミはあくまでも。 [#15]
《あきらんぬ》

エクールカとサラロットとの一応の決着。やっぱり表向きは決してそんな事を認めるなんて事は無いだろうが、マーシャに向ける想いがエクールカからヴェネルのそれと同じであると嫌でもサラロットは自覚させられた。勿論執行者としてそんな事など断じて容認できる訳はないが、結局は自分自身もエクールカとそう大差は無いと解らされたから、罪を赦しはしないが関係を許したのだろうと思う。
一方で相変わらずにまたしても何も知らないマーシャであるが、それでも知らないなりにこの4人の関係を保とうと行動できる気が利く娘なのかなという印象である。とりあえず展開としては一区切りがついたが、果たして相容れない人間と悪魔の関係は何処へと進む事になるだろうか。

第1巻は発売中!

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ゆゆ式 
《三上小又》

ゆずこが周りに向ける想いがなんだか歪んでいるような気がするが、そもそもゆずこってそういう感じのキャラな気もするからいつも通りと言えばそうなのかもしれない。まぁ流石に他人の汚れた衣服を預かろうとするのは発言した本人同様に気持ち悪いなとは感じるけれども[*4]。同様に佳が千穂に向ける想いも歪んでいそうだが、これも平常な気がしなくもない。唯はひとり恥ずかしい目に遭わせられた格好だが、唯が真に凄いのはゆずこと縁へのツッコミではないだろうか。てか辱めをさせたゆずこに縁と受けさせられた唯のやりとりを見ていて千穂は一体何を思ったのだろうか…[*5]。まぁ辱めとは言ったけれども唯も割と乗り気で後ろ歩きをしていたから、そういう点では唯の自業自得なのかもしれない。

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あっちこっち 
《異識》

真宵が見かけたという玄関の飾りが一体何なのかを推測する一同であったが、ずっと正月飾りの線で探っていたのにその後出てきた証言から正月よりも前のクリスマスリースだと断定され、結局4頁に渡ってあれやこれや議論を繰り広げ知見を深めた時間は一瞬にしてとんだ茶番と化したのであった。そんな重大且つ特徴的な情報を早々に出さなかった真宵が悪いといえば悪いが、玄関に飾りを見かけたという話だけで議論と推測を進めた面々も悪いといえば悪い。まぁ正月シーズンからひと月が経っても尚リースを飾ったままという発想への繋がりにくさはあるのだろうが、茶番化した責任は5人全員にあるのではないだろうか。

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ちみどろアイスクリーム [#12]
《北斗すい》

偲音の不安が払拭できないまま迎えた体育祭当日、やはり日向への想いを拗らせて割と面倒を起こしはしたものの、それでも自力で拗らせた想いの根源に辿り着けたのは精神的な成長度はそれなりに高いのかなと感じる。どこぞの悪い宇宙人が尺にして1巻と1/3程に渡って想いを拗らせて面倒を起こして自力で根源に辿り着けなかったのと比べたら、未だ偲音の方が成長度で優位なのは明らかであろう。
そんなこんなで更に距離を縮めた日向と偲音であったが、そんな矢先に報せられる心臓の件。元はと言えば偲音の心臓から日向との関係がはじまり、それが絵麻や寧々とも繋がって、そして日向が関係を広めていく中で、果たして心臓の件が解決してもこの関係が続いていくのかどうか。心臓きららとしてこの繋がりをどう描いていくのか、次回以降も注目したい。
てか丁度距離が縮まったタイミングで一報を伝えに来た偲音母は[*6]、正直言うて空気読めなかったのかなって感じる。それとここ最近毎話言ってるが寧々もういい加減に自重しろ、てかそろそろ怒られるぞそんな下心丸出しじゃ。

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ほうかごバスケット [#4]
《ルッチーフ》

とりあえずは同好会からの創部を目指す一方で、けいとつばさはちょっと覗きに行った他所のコートで占有権を賭けて飛び入りで参戦してきた人と共に勝負する事に。自分から勝負を吹っ掛けただけあって序盤は順調に得点を重ねていったが、人はそれをフラグと言うのですよ吉野けいさん[*7]。しかもド素人故に得点計算も全然できていないし…。まぁ流石に相手も対応してきて順調とはいかないだろうが、ド素人のけいが勝負の行方を握る鍵なのかどうか、ド素人なりにどこまでやれるのかどうか。この一戦で何か燃えるものが見つかればなとも思うところであるが、どうなる事かこの戦いは。

 

きもちわるいから君がすき [#24]
《西畑けい》

よりにもよって芦屋にきもちわるい行動を目撃された司だったが、そんな司の不安をよそにあくまで表向きは割とできている教師である、というのが芦屋の印象だろうか。まぁ常日頃から堂々ときもちわるい事をするような幼稚さが無くて一応の自制は効いているのかもしれないが、そういうところでは大人なのかもわからない。
学生なのだから校則を順守するように求めながら、その一方で熱を帯びるような恋心を容認しているのは、なんだか矛盾しているなという気がする。司に「後悔のないように」と言いながら人の事なんか全然言えないようだから[*8]、芦屋が生徒絶対修正するウーマンと化したのはその後悔の部分にあるのではないだろうか。
ならば芦屋の後悔とは何か。司とのやりとりの後にやっていたのは、体育館でイマジナリーフレンドを相手にしているかのように、ひとりで二人一組で行う柔軟運動をする芦屋の姿[*9]。依子が司に向けて、霧乃が透に向けて、抱えているきもちわるい想いを向けていたのに対して、芦屋が抱えるきもちわるい想いを向ける相手は誰もないようである。完全に自分の妄想でしかないが、芦屋も学生時代は熱い恋心を誰かに向けていたのだろうがその想いは成就しなかった、その後悔がひとりできもちわるい事をして生徒絶対修正するウーマンと化したのではないか。だとすればそれはきもちわるい生徒4人、特に依子と霧乃に待ち受けるルートのひとつが芦屋という成れの果てではないだろうか。
21話[*10]で依子と司の姿を見たであろう芦屋はなんか凄い表情をしていたが、今回一応は司の背中を押したところからふたりへの関係性への憧れていたのかもしれないし、同時に自身の後悔が燻って妬んでいたのかもしれない。未だ未だ底が知れないものの徐々に抱える想いが見えはじめている芦屋、果たして如何にしてこんなきもちわるい女へと化したのか、それぞれのきもちわるさは更に加速していきそうである。

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ばくちぬぎ! [#4]
《さのださだ》

最近賭博部に顔を出さない氷央を説得しようとして脱衣ギャンブルを吹っ掛けられた部長とミクル、ゲーマーとしての実力でふたりを圧倒する氷央であったが、それでもミクル相手に運勝負では全く敵わなかった。…てかコインに埋もれるくらいに当たりを引きまくるとかミクルの強運スキルはイカレ過ぎてはいないだろうか。
部長の言うようにちょっと豆腐メンタルになって部に顔を出さなかったのは本当くだらないとは思うけれども[*11]、ギャンブルに限らず反発心が強く無ければ強者にななれないという事なんだろうか。それを如何にも良い話みたいに上手く纏めたつもりの部長だったけれども、でもやってるのが脱衣ギャンブルだから結局酷い話にしか聞こえない。本当こんな曲者揃いでミクルはやっていけるのだろうか…。

 

かみねぐしまい [#11]
《若鶏にこみ》

自身の出自でいろいろと悩む中でまえなに「腐っても母の子」と評されるのは[*12]いまのツギノにとっては余りにも酷なところであろうが、先月号の記事でも書いたようにいまの榊家を守る故の行動は確かに榊あやの子で間違いないだろう。それに当たり方は大分アレだけどもまえなの事もしっかりと見ているし分かっているのだから、そうやって誰かの為に動けるところは血縁があろうが無かろうが社長の子であるし、これまでの長い時間の積み重ねの中で家族として姉妹としての繋がりができているのだと感じる。
その頃ツギノの願いを聞いた神が感じる社長の時とは違う感情。ツギノも社長も願いの目的は事実の秘匿という事は恐らく共通している、その手段として天界への帰還を突きつけたツギノの願いを聞いた時に感じたのは悲壮感なのに対し、一方で社長の願いを聞いた時に感じたのは幸福感と願いを叶えたいという気持ち。それは願いを伝えた時の両者の表情からも受け取れるが、社長はどこか大人の余裕があって、ツギノはクソガキ故の余裕の無さが表れたのかもしれない。どうであれ誰のどの願いを叶えるのか、その為に知見を深めなければいけない事が未だ未だ神には山積していそうである、姉妹の区別も全然ついてないし…。
ところでツギノに「神は姉妹の区別がついてない」と聞かされたまえなは「そんなに頭弱いの!?」と驚いていたが、その頁の柱キャラ紹介で[*13]神の頭の弱さが明確に書かれていたのは、なんだか追い打ちをかけるようであんまり過ぎないかなって感じなくもない…。

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妄想アカデミズム [#18]
《檜山ユキ》

前回未春が自身の妄想を口走った事に対して莉子もまた大分破廉恥な事を考えていたが、ひとまず先に進んだと思ったら新たな問題が出てきて何だか大変そうである。未春の妄想癖もアレではあるが、それに連動して莉子まで振り回されたら目も当てられない事になりそうだから、そういう精神的なところは今後強くしていかないといけないかもしれない。一方で一葉は存在しない記憶をつくっていて彼女の妄想もなんか大概だなって思うし、引き続きゆうの気苦労は絶え無さそうである。

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ゲスト作品感想

いそうろう魔法少女メイ 
《いいはす》

洗脳なんて芸当ができるのであればそれを使って荒稼ぎする手段なんて幾らでもありそうだが、そんな考えにまで及ばないくらいに切羽詰まっているのか、それともそんな発想が出来ないくらいに弱いのか…。それはともかく千織の家に厄介になる事になったメイであったが、そんな彼女を追って不法侵入をしてきた小瀬は結局一体何しに来たのか。とはいえカネの事も含め周りはいろんな敵がいるようであるが、それでもいまこの平穏に入り浸る千織とメイは状況の順応性が高いというか図太いというか、そんな気がする。

 

ほしのおにわ 
《sasa熊》

リリィに助けられいろんなものを貰った分は返したいと思うミライ、禁忌を犯し身を対価にしてでもミライを助け続けたいリリィ。そして考えた末に叶えたいと願った「リリィとほしのおにわに行きたい」というミライの想い。
人として、神として、それぞれ未だ先の長い生はあったのかもしれないが、そんな生き続けたいという想いを変えるくらいに、この先もふたりでい続けたいと強く思うくらいに、その出逢いは余りにも眩しかったのではないだろうか。
狭い部屋にずっとひとりでいたミライとその存在を誰からも忘却されかけていたリリィ、生を受け続けるよりも遥かに永いであろう時の中であっても、全てを変えるような出逢いで惹かれたふたりなら、きっと何も恐れるものなど無いであろう。

 

はじまりの剣は抜けない 
《絵井みぃ》

もう一度ちゃんと街を見てみたいと咲と共にヒスイが街中観光に出て、この日一日で様々なところを巡って自分でつくった黒歴史に羞恥を感じながらも街にいた人達はとても楽しそうで、決して滅茶苦茶に恥ずいものばかりでは無くて、街ひとつを巻き込んで生み出した黒歴史と同様に楽しそうな街の雰囲気も、良くも悪くもヒスイがつくった決して消せないものなのかなと感じる。そしてそんなものを生み出してすべてがはじまった部室もそれは同様であるし、ヒスイと咲が帰ってくる場所であってありのままでいられる場所でもあるのかなって思う。
いろんなものをつくり出した事実もそれによってできた繋がりや積み重ねも、いまは未だ何も分からなくてもきっと奥底でいまでもヒスイの中で動き続けているのだと、そう自分は感じる。

 

クラッシュ オン セブン! 
《鹿冬カト》

高校進学と親の転勤を期に地元に残り幼馴染で進学先で教師をしている文音と同居する事になったこのみ。ずっと憧れていた文音との同居生活に嬉しさを感じつつも、同時にすっかり大人になった文音との年齢差を否応なく理解させられる。たかが7歳差、されど7歳差、どうやってもこの差が埋まる事は無くて、どれだけこのみが足掻いても文音から見れば子供のように見えてしまう、そんな年齢差は余りにも酷なものである。
…とすっかり立派な大人の女性になったとこのみが思っていた文音の実態は立派とはかけ離れていたようで、これまで抱き続けてきた憧れと目の当たりにした現実との間で、果たしてこのみはどう文音と向き合う事か。
嬉しくも酷な同居生活を描いた百合ものかと思っていたら最後に思い続けてた幻想が粉砕されて、なんだか凄いオチになったなと自分は感じた。

 

マチクマ 
《まこもとたる》

慣れない田舎に越してきた立夏とマチクマのルナとの出逢い。頼れる相手や身近な相手がいなくてナイーブになっていたふたりのこの出逢いは互いに空いていた穴を埋め合って、これから先より強い繋がりになっていくのではないか、と思うしそうであって欲しいものである。

 

軽い気持ちで悪の花 
《蚕二号》

手にかけたのが未だ一人だけだとしても法的にも道徳的にも常識的にもアウトだし、一人やっただけなら未だ善良の市民だとか思ってるひまりはなかなかにサイコパスであると感じる。
そんな訳で南国とロリコからの歓迎会兼次の仕事の作戦会議となった今回だが、相変わらずにカネに目が眩んだりトリガーハッピーな節がある一方で、脅迫=犯罪という認識が一応はあるひまりのこの落差は何なんだろうか。まぁ変なところで常識があってまともだからよりサイコパスさが増してるのかもしれないが。
なんだか傍から見ていたら死に急いでるようにしか見えないし、命が幾つあっても足りない気がするが、まぁひまりよ、精々頑張れ(他人事)。

 

のうのうヌォ~ 
《おにぎりパクパク》

先輩に釣られて能楽部に入った紅葉、なんだか相変わらずのノリと雰囲気で順応するのはちょっと大変そうだけども、結果的に紅葉を釣った愛にはちょろいから案外やっていけそうな気がする。
そんなところで明かされた、愛が二度も留年していたという事実。確かに結果的にはそれで紅葉と巡り会わせる事にはなったけれども、正直部活なんてしてる場合じゃ無いのではないだろうか。まぁ無印には10度も留年をしてる作品もあるから[*14]未だどうってこともないかもわからんが…。

 

次号予告

次号は、コミックス第3巻3/27発売の「けいおん!Shuffle」(かきふらい)が表紙&センターカラーを飾ります♪ 巻頭カラーは続々重版御礼「好都合セミフレンド」(千種みのり)! そのほかセンターカラーは、「ほうかごバスケット」(ルッチーフ)、「あっちこっち」(異識)、「異世界魔王ごっこ ~魔王は姫を倒したくない!~」(むつをむつ&蒼井ゆん)です! 来月の「まんがタイムきらら」もお楽しみに♪

引用:まんがタイムきららWeb

次号は『けいおん!Shuffle』が23年5月号以来に表紙で登場。連載順が上位で安定していて来月の3巻発売に合わせて何か動きがあるのではと思いたくもなるが、果たしてどうだろうか。まぁ過度に期待せず来月号の発売を待つ他無いけれども。

4月号は3/08発売!

 

新刊情報

発売中

 

3/27発売

 

終わりに

『星屑テレパス』と『しあわせ鳥見んぐ』が次号共に休載というのは寂しく感じるところであるが、『あっちこっち』がセンターカラーで掲載だから完全にとは言わないまでも2作休載分の穴は埋められるのではないのかと思う。
そろそろ新たな連載昇格にも期待したいところではあるが、今月の作品だと『はじまりの剣は抜けない』はもっと黒歴史を掘り下げて欲しいなと思うところではあるし、『軽い気持ちで悪の花』の倫理観の無さとクレイジーさとサイコパスさももっと見たいところである。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:8・9頁

*2:23頁

*3:編集部投稿(Twitter [X]

*4:60頁

*5:64頁

*6:84頁

*7:96頁

*8:102・103頁

*9:103・104頁

*10:23年12月号掲載

*11:113頁

*12:126頁

*13:128頁

*14:こっちは目的の為に意図して留年を続けているけれども