渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららキャラット 2023年9月号

 

ここ最近のキャラット編集部は新規読者の開拓を熱心にやっているような気がする。詳しくはまた語る事とするが、いろんな層やジャンルから作者やコンテンツを持ってきて新たな読者と風を起こしたいというのがいまの編集部の方針なんだと感じる。そういう姿勢は決して悪いものではないと思うが、それが単行本が出る1年後にどのような結果となるのだろうか。今度の動向に注視していきたい。

て事で今回もいろいろと語っていきます。

 

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

2023年7月28日発売
価格:420円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

浜弓場 双「おちこぼれフルーツタルト」

肉丸「ばっどがーる」
伊藤いづも「まちカドまぞく」
カヅホキルミーベイベー

◎センターカラー

山本アヒル「うさパン焼いて悪いかよ!」

深見真藤真拓哉「たくあかっ!」
Quro「恋する小惑星ステロイド※次号休載

◎センターカラー・最終回

幌田「またぞろ。」

ゆとりーぬ「ひよ&びびっと!」
はちべもつ「のけもののまち」
こだまり「メールブルーの旅人エトランゼ

◎センターカラー・新連載

りの「はらぺこ少女と探偵と」

あfろ「mono」※次号休載
卯花つかさごきげんよう、一局いかが?」

◎センターカラー

むぐら「escape into the light」

豪烈・弥太郎「天死探偵モグモグ」
まげねこ「竜の古城のメイドメイド暮らし」
空くれないマルチプレイ
こめつぶ「ササエルの中には誰もいない」※次号休載
ほつ「わんるーむ☆さんせっと」

◎休載

険持ちよRPG不動産」
椎野せら異世界アイドル、推参です!」
ちうね「紡ぐ乙女と大正の月」
蒼樹うめひだまりスケッチ
桜Qり「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」

ひだまりスケッチ』は年2回掲載が定着しているような気がしなくもない、そこは蒼樹先生の都合や体調もあるので連載を無理強いする事はできないが。
それにしても今月号も次号も休載が多めなのは気になる、作者の都合が偶然重なっただけだと思いたいところだが…。

 

連載作品感想

おちこぼれフルーツタルト
《浜弓場 双》

普通のアイドルグループがどんなものかという疑問から何故に水着回をやろうってなるんだろうか、そんな格好に恥じらいを感じないイノはブレないというかなんというか。でも自分の言動が媚びてるという自覚があるだけイノはまだまともだろうか、それでもその思考は人として終わっているとしか思えないが、まぁロコの媚びもなかなかのものでイノの事を言える立場では無い。最後のオチは余りにも酷過ぎるし久々にこんな汚い回を見たなという感じである。

第7巻は発売中!

 

ばっどがーる
《肉丸》

亜鳥が留学するという噂が流布して凄い凹みようだった優だが、亜鳥を引き留めようとする策が臓器提供だの先輩の犬になるだの[*1]、結構本気でそう思ってるしやりかねないのが優の怖いところである。亜鳥さえ絡まなければ普通にまともな高校生なのに亜鳥が絡むと何故にこんな残念になってしまうのだろうか…。
そんなアホ丸出しな展開から、また優が亜鳥を後を追いかけようとする事に対して隠しきれない涼の重過ぎる想い[*2]。優の亜鳥への想いも大概だけれども、涼の優への想いは余りにもしんど過ぎる。こんなふたつの想いは同じ話の中で展開していいものじゃないような気がする。そんな涼の想いに対し多分無自覚で落としに来てる優は本当卑怯というか酷い女だと思う、亜鳥ばかりでなくもっと涼にもその関心を向けて貰いたい。
そんな訳で優は亜鳥を引き留められるかという次回だが、そもそも噂の真偽は如何程のものなのか…。

第3巻は8/25発売!

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まちカドまぞく
《伊藤いづも》

シャミ子が寝込んでいる間に動き出していた暗黒役所の業務再開であるが、ずっとシャミ子の大事な目標だったものを戦力温存の為とはいえ特に何も言わず事を進めてたのに、配慮しているようでしていない桃の浅はかさを感じる。
そんな役所の業務が止まっていた主要因が公共料金の滞納と割と世知辛い理由であったが[*3]、それにしても業務内容が役所の範疇を越えたものもあって、300枚のようかんマン[*4]がいるとはいえかなりのハードワークになりそうである。ひとまずようかんマンの再起動でいろんな事が動き出しそうだろうか。
シャミ子は朧気にしか覚えていなかったが、以前夢の中で[*5]桜さんに頼まれた暗黒役所の復活を無事に達成できたのは大きいし、無意識ながらも桜さんの想いを継承していてシャミ子も段々と女帝の風格が出てきているような気がする。

そんな暗黒役所の業務再開となった今回だが、その冒頭頁では[*6]劇中の舞台である多魔が実在の多摩とは異なる別世界或いは別次元の街と思えるような説明がされたが、伊藤先生がこの世界の根幹にかかわる大きな爆弾を隠していそうでなんだか怖くも感じる…。

 

キルミーベイベー
《カヅホ》

文具とは名ばかりなデザインも実用性もどうかしてるものばかり出てきた今回であるが、今回に限らずこんな訳の分からないものを揃えられる折戸家の財力は一体どうなっているのだろうか。
今回はあぎりの出番が無かったからなのか久々に純粋に只々やすなのヤバさを感じる回だった が、ここ最近あぎりの奇行で相対的にやすながまともに見える回が多かったからこういう回は何だか新鮮に感じる。あと普通は血判状なんて書く機会など無いぞ編集部[*7]、まぁこの作品に普通を求めるなど無理な話ではあるが。

 

うさパン焼いて悪いかよ!
《山本アヒル

劇中でも夏真っ只中という事で海に来たパン部一同。結局どいつもこうつも海に来てもブレてないなという印象であったが、何だかんだで楽しめたならそれでいいのだろうか、あんまパン部らしい活動はしてないような気もするが…。前回の校長と教頭程では無かったものの今回も割と異常な絵面だったなという印象ではある、ネムネムで乱杭落とし穴をつくるという[*8]下手したら極刑になりかねない事をしていて相変わらず異常な娘だなと思う。

第1巻は発売中!

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たくあかっ!
深見真藤真拓哉

前回に続き仕事回。バーチャル配信者から確定申告の相談を受ける事になったふたりだが、なんか紗音の会話がズレているような印象だった。読者が感じた疑問を代弁する所謂質問役なのが紗音のポジションであると思っているが、それにしては質問する事やものの例えが薄いというか具体的で無いというか、質問役としてこのキャラはちょっと問題があるのではと感じてしまう。燎子は前回同様かそれ以上にコミュニケーションで苦戦する事となったが、そこの成長は今後も描いていくつもりなのだろうか。
まぁこれまで同様致命的な問題は無さそうだが話の軸やキャラ付けが定まって無いように感じたのが今回の4話だろうか、このままでは前回3話までの評判を巻き返していくのは厳しく感じてしまう。本当にこの先どこへ話が転がっていく事になるのだろうか…。

 

恋する小惑星ステロイド
《Quro》

結局新入部員が来なかったので歓迎会の予算分で地質標本館に来た地学部一同。イノ先輩も同行して後々美影とモンローも合流という事で、なんだかこれまでと変わらない地学部の光景という感じがする。
今回は石フェチの千景が結構興奮していた印象だったが、ひとつの事象や分野を突き詰めていくと他の分野やそこを専門とする人とも繋がっていくのは本当この作品らしいなと、化石鑑定でそれぞれの専門の人が出て来たのを見ていて[*9]そう感じる。そうやって違う分野で繋がり合うというのはまさに地学部も同様だし、それが地学部の良さなのかなと思う。
今回はそれを深く実感した千景であったが、そういう事はこの1年をかけて悠がより実感しているのでは無いだろうか。入部当初は割と尖っていたのがすっかり地学部の環境に適応したなと感じる、地学部の色に染まったとも言えるが。

 

【最終回】またぞろ。
《幌田》

本当にこの1年間いろんな事があったけれども留年ズ3人は無事に2年へ進級、留年回避に後が無かった楓も無事に進級できたもののひとり留年ズとは違うクラスに飛ばされたのは一体どういう事なのか、まぁ留年ズが今年も同じクラスに組まれたのもどうなんだろうかと思うけれども。
まぁそれはそれとして第1話のセフルオマージュな最終回となったが、それぞれが支えて支えられてでここまで1年どうにかやってこれたのかなという気がする。それで何かしら成長したかはまた別問題だろうけれども、特に殊はそんな感じだなって思う。とはいえ1話では引き戸の敷居につまずいて巴が笑うのを堪えられなかったが、1年が経ってちょっとつまずいたくらいなら笑って済ませられるくらいに殊は成長したのかな、って感じる。多分人生なんぞこうやって上手くいかない事ばかりなんだろうが、それでも下手なりに上手く人間をやれるようになったのではないだろうか。
留年した事で自分自身も周りも何かしら人生を狂わされたような気がするが、同じ歳でも違う学年になった事で人間関係を繋げ続ける難しさや生じた不和を描いて、普通とは何かを問い続けたのかなって自分は思う。その最たる例が巴と貴子であり、そして巴と楓だろうか。

そんなこんなで普通とは何か、下手なりにどう上手く人間をやるかを留年した結果と事実から突き詰めたと感じる作品であったが、この1年で成長してなくても、留年で大きな穴が空いても、それでもいまこの時間が大切に思う。留年した事で得られなかったものと得たものはそれぞれあるだろうけれども、でも殊にとってはこの3人と出逢えた事の意味は大きかったのかなって思う。
欲を言えば未だ未だこの先も見てみたかったが、あくまでも留年生の話であって2年は未だ留年していないから、そういう点では辿り着くところに辿り着いたというところだろうか。この先もどうか下手なりに上手く人間をやっていければなと願うところである。

完結の第3巻は8/25発売!

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ひよ&びびっと!
《ゆとりーぬ》

過去の話でも彩の低学力を疑わせる場面はあったが、今回は中間試験を前に行われた抜き打ちの試験で0点という余りにも酷過ぎる結果をつくってしまった。控える中間試験の結果如何では配信活動も危うくなり、そうなればひよも只では済まない。という事で行われた勉強会であるが、ひよはなんか気合いの入れどころがズレてるし、咲は結局呼び出された意味が大して無かったような気がするうえに扱われ方がなんか理不尽に感じる[*10]。当の彩はひよに不安を抱えられたまま試験を迎える事になったが、その成果は如何に…。

第1巻は9/27発売!

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のけもののまち
《はちべもつ》

相変わらずなネルとマキの関係であるが、それよりも長い付き合い係なのに全然距離が縮まらないネルとジッペイの関係であり、そうなってる事に全然自覚が無かったネルの残念さと、表向きは上手く回っていてもこの喫茶店はいろんな問題を抱えているような気がする。
まぁとりあえずるいの仲介もあって少しは距離が縮まったのかなと思うネルとジッペイであるが、互いの匂いを嗅ぎ合うというるいの提案は[*11]問題があるというか人型生物にそんな事を言うとか、なんかどこかこの世界の生物を舐めてはいないかなっていう気がしなくもない。
匂いの嗅ぎ合いはともかくとしてネルとマキの関係進展にも期待したいところであるが、結構種族間問題が根深そうなので根気よくやっていかないと難しそうである。てか本当に何をやらかしたんだよネルの種族って…。

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メールブルーの旅人エトランゼ
《こだまり》

なかなかジェンツーの手掛かりを掴めず3話で出逢ったえとうの元を訪れる事にしたハカセクマノミであってが、えとうが最初のシレーヌだった事、ジェンツーと共にシステムの研究をしていた事、10話で出逢ったスミレが探していた人だった事と、なんか意外なところでの繋がりが分かった回であった。
えとうもスミレもここに来る以前の事や互いの存在の記憶ははもう朧気にしか残っていないが、それでも未だ互いに想い合ってはいるのかなって感じる。ずっと自分本位でチャンネルを巡って探してた程にスミレが想ってくれた事など分らなかったえとうだが、ようやくその想いを知ってどこかで抱えていたであろうスミレを残してきた悔いも少しは晴れただろうか。同じくずっとえとうを探していたスミレの想いも報われたと思いたい。
一方でメールブルーの開発は相当前から行われていたようだが[*12]、終末が既定路線で開発を進めてたというハカセの仮説が本当なら人類の新天地にでもするつもりだったのだろうか。自分は人間が誰かと繋がり合い続けられるシミュレーションの場と考えていたが、それぞれに合う繋がり方をする為の世界にでもしたかったのだろうか。

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【新連載】はらぺこ少女と探偵と
《りの》

4月号~6月号でのゲスト掲載を経て今月号から連載開始。推理小説の中の探偵に憧れる駆け出し底辺探偵の律歌と、成り行きで彼女の助手になった大飯食らいの音都が様々な事件や依頼に挑んでいく。

前回二次被害を出しながらも爆弾事件を解決したふたりだったが[*13]飛び級の昇格に拘って全然仕事を受けない律歌の姿勢は音都同様に「あめより甘い考え」[*14]としか言えない。そんな律歌を見かねた音都によってヒーローショーの代役を受ける事になったふたりだが、どういう訳かステージに上がり込んだ強盗犯をお縄にした事で無事昇格したので、やはり飛び級なんて夢を見ず堅実に成果を積み重ねた方が絶対に良いと思う。結局いいところは音都に持っていかれた律歌だが、そこは普段の行いが悪いからな気がする。憧れの探偵を目指す事もノワールローズの事件を追うのも、こんな調子だと道程は前途多難そうである。

 

mono
あfろ

謎の猫AR現象は一体何なのか、春乃だけでなく霧山まで持っていかれて割と冗談抜きで呪われてるとしか思えないのだが。春乃減量編かと思っていたら怪奇VRゴーグル編となっていて、本当に何がどうなってるんだという状況である。桜子によって摂食で生気を維持すれば回避可能という説が提唱されたが、それだと本来の目的である春乃の減量が更に遠ざかってしまうような…。

 

ごきげんよう、一局いかが?
卯花つかさ

旅館バイト完結編。前日に続き再びリアル対局に挑んだが、前回よりは進歩したというか多少まともにはなっていたような気がしなくもない素人3人である。思い返せば2話では自分のアカウントで千星に四暗刻を決められた冴であるが、それから11話が経過してリアル対局で冴が自力で四暗刻を決められたのは、冴もしっかりと成長しているのを感じる。
そんなあっという間に過ぎた旅館バイト編だったが、この先も互いに飛ばして飛ばされて、そんな冴と千星、勿論乃々花と純礼との日々は未だ未だ続いていくのかなって思う。というか妙に最終盤の展開っぽいような〆だったけれども、この作品自体が飛んだりなんて事は…。

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escape into the light
《むぐら》

ふねみに下半身が際どい格好をさせられて曲作りを手伝う事になったつむぎ、なんだかみきもふねみも深夜テンションで変な事になっていたが、ひとまず曲は仕上がったから結果ヨシだろうか。SMプレイをさせられたり理不尽な要求をされたり子守をさせられたりと、つむぎのマネージャー業務ってこんなもんなのかなと感じなくも無かったが、一応みきの曲作りで閃きを与えられた辺りちゃんと仕事は出来てるのかなと思う。みきはつむぎに対してツンデレというかなんとも形容し難い感情を抱いてそうだが、もう少し素を出せれば多少良さげな関係になれるような気がする。

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ゲスト作品感想

天死探偵モグモグ
《豪烈・弥太郎》

山口殺害事件の解決編。事件の真相に辿り着いたというよりは心のどこかで事実を暴いてしまった、こんな推測が事実であって欲しく無いとと思っていた双葉だが、決して揺るがず変えられないこの事実を割り切るのはとても難しく、長い時間を掛けて受け入れていく他無いのかなと感じる。それでもこの事実に向き合おうとした双葉は多分思っている以上に強い人間なのでは無いだろうか。
そんなこんなで無事解決した山口殺害事件であったが一度関わってしまった故に天使と事件から逃れられぬ運命となったのかどうか、次にふたりを待ち受ける事件とは果たして…。

 

竜の古城のメイドメイド暮らし
《まげねこ》

見知らぬ場所で彩が出逢ったのは自然と共生しながら日々を営む城主クエレブレ。なんか流されるがままという感じの彩であったが、クエレブレと城の使用人以外はヒトとの関りが殆ど無く自然と共生するこの環境でなら、少しは彩も上手くやっていけるだろうか。これまで誰かに褒められるような経験が無かった彩にとってこの出逢いと成果は大きな一歩になったのでは無いだろうか[*15]

 

マルチプレイ
《空くれない》

7月号以来2話目の掲載。前回ルリ子にまたゲームに誘われるも果たしてこれが友人関係になるのかとどこか一人相撲気味だったハルだが、チャットグループをつくったのだから少なくとも友人というカテゴリーには入るのでは無いだろうか。人との関りもゲームにもずっと疎かったハルだが、このサークルでの出逢いは彼女にとって大きな転機となりそうだろうか。

 

わんるーむ☆さんせっと
《ほつ》

1月号以来3話目の掲載。前回やりたいと言っていたお泊り会決行となった今回だが、いろいろとやりたかった事ができて千花にとっては充実した時間になっただろうか。今月号で完結した『またぞろ。』で無事進級した留年ズ共であるが、果たしてさらは千花と共に進級出来る事となるかどうか。

 

次号予告

表紙&巻頭カラーはコミックス第3巻が8月25日発売の肉丸「ばっどがーる」!センターカラーは、ダブル新連載の原作:ずんずんPJ 漫画:卯匡ずんだもんTV!」&猫にゃん「Vドライブ!」、原作:深見真 漫画:藤真拓哉「たくあかっ!」、椎野せら異世界アイドル、推参です!」!次号もまんがタイムきららキャラットをよろしくお願いします!!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は『ばっどがーる』が22年9月号以来に表紙で登場。最新3巻の発売も控えて更に先への展開に向けて何か動くのかにも期待したいが、3巻の発売日がキャラット発売日よりも前である事からその可能性は低そうだろうか。ただ直近の連載順は上位で安定しているので現時点では期待十分な事に変わりは無さそうである。

新連載は2作登場する。前者は以前『ササエルの中には誰もいない』1巻の帯で東北ずん子が寄稿した縁からなのだろうが、それしてもきららで企業案件が連載されるとは一体どんな風の吹き回しか。恐らくは『たくあかっ!』で藤真先生を起用したのと同様に様々なコンテンツから新規読者を開拓していきたいという編集部の方針な様な気がする。新しい事に挑んでいこうという意欲や姿勢は良いとは思うが、単行本が出る来春~来夏にどのような結果が出るだろうか。自分は全くこの界隈の事を知らないので連載を追うかどうかは正直分からないです…。
後者は4月号で『ニチアサ以外はやってます!』の連載を終えた猫にゃん先生が新作を引っ提げて早くも帰還。きららで俄かに流行りが来ているように思うバーチャル系な作品のようだが[*16]、果たしてどんなものになるのだろうか。こっちについては連載を追っていくつもりです。

先月今月と椎野先生の急病で休載していた『異世界アイドル、推参です!』はセンターカラーで登場する。

10月号は8/28発売!

 

終わりに

先述した通りに新たな層を取り込んで新たなキャラットをつくっていきたいと感じるここ最近の動向であるが、以前に不安説などと一部で騒がれた事を吹き飛ばすくらいの新風を起こせる事となるのかどうか。引き続き今後の動向に注視していきたいところである。

あと個人的な話になるが、ここ最近感想記事の執筆更新が遅れがちになってしまっている。無印はMAXの、キャラットは無印の発売まで余裕があると思ってどうしても後回しにしてしまうが、雑誌を読んだ直後の新鮮な想いを書き綴る為にもこの後回し癖は改善していかねばと思うところである。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:16~17頁

*2:19頁

*3:26頁

*4:桜さんの山にもいた使い魔

*5:6巻72丁目

*6:21頁

*7:38頁

*8:43頁

*9:60頁~62頁

*10:なんか彩に舐められたりひよにドロップキックを喰らわされたり

*11:88頁

*12:えとう曰くジェンツーが未だ若かった頃から

*13:今回出番の無かった響も

*14:108頁

*15:隅の卵を取っただけではあるが

*16:最近だとフォワードで法曹ものの『仮想世界のテミス』がはじまったが