渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららMAX 2023年8月号

 

個人的にはここ最近のきららMAXは面白かったり気になる作品が多いように感じているが、一方で新連載作品が相次いでいて連載枠増のままやっていくのかそれとも再び焼き畑のような大量完結が訪れるのか、この先どのように誌面展開をしていくのか気になるところである。

という事で今月もいろいろ語っていきます。

 

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

2023年6月19日発売
価格:420円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

カコベン 『ギャルとネクラの吸血関係』※次号休載

はまじあき 『ぼっち・ざ・ろっく!』
ムクロメ SAN値直葬!闇バイト』※次号休載
行町咄 『ハコイリクリエイト』
さいにゃん『てくてくっ!秘密リサーチ』※次号休載
つみきつき 『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
なじみ 『コンビニ夜勤のあくまちゃん』
相馬一 メイドさんハジメテの友達』

◎新連載・センターカラー

笠間裕之・宮月もそこ 『さうのあっ!』

双葉陽 『ばーがー・ふぉー・ゆー!』
こかむも 『ぬるめた』※次号休載
しぴー 『ラスボスは逃げ出した▽』

◎センターカラー

Koiご注文はうさぎですか?

有野金吾『私の神を信仰してくれ』
スーパーまさら・よしだひでゆき 『私、異世界で奴隷にされちゃいました(泣)しかもご主人様は性格の悪いエルフの女王様!(でも超美人←ここ大事)無能すぎて罵られまくるけど同僚のオークが癒やし系だし里のエルフは可愛いし結構楽しんでる私です。』
はも 『マグロちゃんは食べられたい!』

◎センターカラー

*sow* 『わからせろ!ナマイキツネ様

杉原ぽてと『ドキドキ☆かみちゃま1年生』
汽水ぺんちゃ・守下『めぇめぇ迷~る』
バニライタチ 白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

◎センターカラー

有馬 『エイティエイトを2でわって』

メイス 『リリカお嬢様に振り回される!』
相崎うたう 『瑠東さんには敵いません!』
宇崎うそ 『ななどなどなど』

白魔導士はゾンビの夢を見るか?』は4月号以来の掲載、バニラ先生の音沙汰が無くどうなるかと思っていたがとりあえずは一安心だろうか。
今月号が休載無しだった一方で次号が4本休載なのはたまたまそれぞれの都合が重なっただけだろうか…。

 

連載作品感想

ギャルとネクラの吸血関係
《カコベン》

これまでいろんな事を経てまくるといい感じの仲になって、当初の友達づくりという目的を果たし「別に眷属である必要が無いのでは」という事に気付いたいよねであるが、まくるの実家の方が面倒な事になりそうな予感だから何だかんだで眷属契約は暫く続きそうである。
ひとまずまくる姉から契約の解除方法を聞くも間違っては無いものの姉の悪だくみで変な知識を入れられる事になったふたりだが、本当にこの通りに解除するなら眷属以上の深い仲になる事は間違いないしそういう覚悟を持って解除する事になりそうだが、そのときは一体どんな心境と決断のもと解除に挑むのだろうか。
あと今回のアクアは余りにも出てくる間が悪過ぎたなと思う、結局止められた後どうなったか描かれていないが呆れて退散でもしたのだろうか…[*1]

第1巻は6/27発売!

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ぼっち・ざ・ろっく!
《はまじあき》

娘が郁代で母が久留代ってなんだか昭和の漫才コンビみたいな感じがする…。

それはそれとして親戚が呆れる程の喜多母久留代の行き過ぎた妄想でとんだ目に遭う羽目になった後藤ひとり、喜多家に行くまでにどうにか逃げようと散々悪足掻きをしたり元はと言えば後藤ひとりにもこうなった責任の一端はある訳だが、それでも久留代にライブを見てもらうよう説得してこれまでの失態は清算できただろうか。途中怪しい言動はあったり先述の悪足掻きはあったものの、一応は後藤ひとりもちゃんと成長してるんだぞというところはみせられたとは思う。
まぁバンド活動で勉学が疎かになって成績に影響すればそれが将来的に悪影響になるという久留代の意見自体は分からなくは無いが[*2]、我が娘がバンド活動をしているところを見てどんな印象を持つことになるだろうか。あとリョウの事を全くフォローできない後藤ひとりだったが、それが正しいと思う。

最新6巻とアンソロ2巻は8/25発売!

 

ハコイリクリエイト
《行町咄》

函版印刷の案件を伝えてに来たハイルの知人である真論は融通が利きそうになく付け入る隙もなさそうに感じるが、今回の案件を通して少しでも仲を深められるかどうか。とはいえ仕事上の付き合いでは性格上難しそうな気はする。
という事で、味は良いのにメインターゲットに刺さらないパッケージを一新するという今回の案件だが、マニュアルに沿ってデザインをするのって想像するよりも大変そうな気がする。「今回は自信がある」とひとりで制作すると意気込むハイルであるが[*3]、凛々が不安に感じる中どこまで力を発揮できる事となるだろうか。

第1巻は発売中!

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てくてくっ!秘密リサーチ
《さいにゃん》

夏休みにどこか遠出しようとすかいを誘ったらマリンまでついてくる事になりとても不満そうなひぐれであったが、そんな3人で来たのは横須賀の猿島。最近できていない動画を撮りに来たひぐれであったがすかいとマリンのペースに乗せられて編集どころじゃない事になったが、そこは島での思い出補正でどうにか相殺できないだろうか。
今回はひぐれが感じた違和感をフィールドワークの中で解き明かしていくというタイトル通り秘密を探るような内容だった。気になったらちょっとした事でもすぐに調べられる現代社会であるが、こうやって現地に赴いて巡ってみないと分からない事もきっと多いし、それがフィールドワークの醍醐味なのかなと感じた。そうやって点と点が線で結ばれていく感覚が好きだからひぐれはフィールドワークをやっている、とかだったりするのだろうか…。

ところで今回ひぐれがすかいを誘っていた時に着ていたTシャツに書かれていたのは「象牙の塔[*4]猿島に行った時に着ていたものには「Loopy Careless Captain」[*5]。意味はそれぞれ「世俗を離れた夢想家」と「馬鹿で不注意な船長」、こんなTシャツを持っているひぐれのセンスとは一体…、いや日暮れ自身が選んだとは限らないけれども。

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性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。
《つみきつき》

年越しシーズンで大掃除をしたり二年参りに行ったりした今回。恐らくユーリと同居をはじめてからそれなりに時間は経っているであろうが未だ親に失職した事を伝えていないつくしはなんかいろいろ大丈夫なんだろうか、いや独り立ちしてる以上そんな事は切り出しにくいのかもしれないが…。
今回は知識としては知っていたユーリが実際の食べ物とか行事に触れていろんな表情をみせてくれたなと思う、そういう子供っぽさを感じさせるのはこれまでが日々任務でこういう日常が新鮮に映るからであろうか。故に今回のつくしとユーリは傍から見たら普段以上に親子な雰囲気を出してたんだろうなと思う。ところでそれを後日いじった倫はその後どうなった事か…。

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コンビニ夜勤のあくまちゃん
《なじみ》

先述した『ころカワ』に続いてこちらも年越しのエピソード。これまでイベント事の度に大変な事になっていた大阪ミナミであるが年末の閉店繰上げで周辺は閑散として、事前に多田がいろいろ済ませていてすっかり暇に殺される状況となったアルール。とりあえず分身をつくって話し相手にしたものの、結局それはひとり遊びな事には変わり無くなんか虚しく無いだろうかと感じたが、本人がそれで満足してるのならいいのだろうか。まぁでも光野と門音が来たときはこのうえない笑顔だったから[*6]結局はバイトメンバー>>>分身なのだと思う。
ところで本来の目的は自分もすっかり忘れていたが、全然回収が進まないどころか分身の生成で消費して、こんな調子で大丈夫なのだろうか。

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【新連載】さうのあっ!
《笠間裕之・宮月もそこ》

5月号~先月号までのゲスト掲載を経て今月号から連載開始。風呂に入りたがらない高校生景山こかげがフィンランドから留学してきたリューディアによって銭湯での入浴とサウナ活動に巻き込まれ、こかげにとっては苦行のような日々を送る事になっていく。無事今月から連載化が決まった事でこかげの苦行は更に続く形となってしまった。

今回は故郷フィンランドの低温サウナでは得られない”ととのう”感覚をリューディアが得るべくサ活オタク日本代表の芹香と[*7]、そして案の定こかげもついて行く事に。結果のぼせて酩酊状態になって”ととのう”どころでは無かったが、その事実を隠蔽するのは芹香の優しさではあるけれどもリューディア本人としてはそれそ知らぬは幸か不幸か。まぁきっとこれも芹香が説明していた脳内〇薬の一種なのかもしれないが[*8]、ドキドキ☆ビジュアル全開マガジンでこれはいろんな意味で危なさそうである。
こかげは今回サ活した訳では無いのにリューディアの酔いを醒めすべく水風呂に入る羽目になったり[*9]、なんか勝手に一蓮托生サウナの仲にされていたりと[*10]、やはり苦行の日々からは逃れられそうに無いが、風呂嫌いとういきららキャラらしからぬ生活が今後改善していく事となるのだろうか。

笠間先生が昨年まで紫朗先生と共に連載していた『妖こそ怪異戸籍課へ』も宜しく御願いします

 

ばーがー・ふぉー・ゆー!
《双葉陽》

零の誘いで兄透の誕生日プレゼントを買いに行くのもいと共について行く事になったこむぎ、妹のコーディネートでいい感じの服を着たりバイトメンバーと共に休日を楽しんだりと、ゆっくりと確かに陽キャへの道へと進んでいるだろかこむぎは。なんだか先月号の話でマグロ形態になって退勤した女と同じ人とは思えない。
こむぎや零が高校に通いながらどれだけシフトに入っているかは描写されてないが、この歳で月19万はとても大金だしこむぎが警戒しながら帰宅するのも当然だと思う。そんな大金が生活費と学費でほぼ消えていった小浦家の家計事情はとても不安であるが、そこはいまは余り気にするところでは無いだろうか。来年は透に景気の良い贈り物をあげたいところだろうが、そうできるまでに家計は改善するだろうか。

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ラスボスは逃げ出した▽
《しぴー》

兄の為にと頑張り続けた結果ぼっちとなってしまい、異変で自身が時期勇者に担がれるも活躍の場は無く、いろいろ彼女なりに苦労してきたんだなと感じる当代勇者である。とりあえず金髪ドラマーにバンド活動に勧誘される幻想はいますぐに捨てなさい。
一方魔王は戦闘や責任だけでなくあの手この手で家事からも逃げようとするクソムーブをしていたが、何だかんだで勇者と魔王の関係も深まりつつあり、こうやって共に交わり合える世界になればふたりが思い描く平和へと近付いていくのだと思う。
だがそんな平和を世界は許さない。兄の昏睡という異変に続いて異世界転生による勇者召喚、世界は平和を望むどころかむしろ闘争を掻き立てている。そんな異世界転生を行った人のはどこか見覚えのある姿だったが[*11]、魔王城から失踪していたあの人なのかそれともその人の関係者なのか果たして。世界が平和を許さない中で勇者と魔王はこの先思い描くきらら的日常系の世界を築く事ができるのだろうか。

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ご注文はうさぎですか?
《Koi》

文化祭に向けてそれぞれ動いていく中で、それが楽しくもありどこか寂しさを感じるココアと千夜。準備に向けてあれこれ動くこの時間が止まればというのは[*12]、好きだったり推していたアニメや漫画が最終話を迎えないで欲しいと感じるのと同じだろうか。そう願おうと否応なく時が進んでいくのは絶対の理であり決して避けられないけれども、そんなゆっくりと確実に変わっていくこの日々この一瞬の中の楽しさ思い出はきっとこの先も残るだろうし、過ぎる時と変わる日々の中でそれぞれが前に向けて進んでいこうとしているのは本当にこの作品の根幹のような話だなと、今回のココアと千夜を見ていてそういう風に感じた。
そんなこんなで迫る文化祭当日だが、ココア、千夜、チノとフユのクラスがそれぞれ出し物がダブったのは生徒会や実行委でどうにかダブらないよう協議調整できなかったものなのかと思う。あとフユに声をかけられて驚いた千夜の発言が何故にぼたもちだったのだろうか[*13]

 

マグロちゃんは食べられたい!
《はも》

なぎさの実家が営む食堂へバイトに入ったまぐろ、なぎさのツッコミが八方塞がりになるレスを返したり[*14]調理済みの魚を死体と言ったりと[*15]本当にまぐろは全然ブレる気配が無い。なぎさの新メニュー考案で「ひとりで考える必要はない」と如何にも良い感じの事を言った直後で「食べられる側の意見も役に立つ」と即良い感じをぶち壊していくのも流石だと思う[*16]。終始同じシフトに入っていたバイトちゃんが困惑しっぱなしであったが、最終的にあのふたりのどんなイメージを持った事だろうか。
先月号の話ではみさきとまぐろ、平行線なふたりが分かり合えずとも感じ合える部分があるのではと感じさせる回であったが、そう思わせてすぐ今月の話ではなぎさに「魚に戻ったら料理して欲しい」と頼む辺り[*17]、やっぱり感じ合えたところでどうやってもまぐろと分かり合えるなどできないのでは、やはり互いを知れば知る程に平行線が交わるどころか遠く彼方へ離れていく気がする。仮にそうなったとして、みさきの食べたい好みの中にまぐろが選択肢に入っているのか、果たしてそれで食べるみさきと食べられるまぐろがどっちも幸せでいられるのか。
このままの関係でいられないかもしれない、もうこの先会えなくなるかもしれないという状況から何だかんだで最終的にこれからも一緒にいられるよヨカッタネ、という終わりを迎える作品とても多いように感じるが[*18]、この『マグロちゃんは食べられたい!』という漫画は一体どうなる事か。段々と回を追う事にまぐろがみさきに食べられる布石が積み上がっているようにも感じるし、個人的には願わくばみさきとまぐろがふたりこのまま共に生きて欲しいが、でもこの漫画でこの展開じゃありきたり過ぎるような気もする。本当にどうやっても交わりそうにないこの関係が行き着く先は一体何処になるのだろうか…。

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わからせろ!ナマイキツネ様
《*sow*》

壱与を姉と慕う同じ命婦神の阿古町の策で京都へと連れ出された壱与と桜子。その待ち合わせ場所である貴船の川床へ向かう道中で叡山電車修学院駅が出てきたが特に深い意味は無い、と思う[*19]
久々に会ったはいいがすっかり要介護状態にまで落ちぶれた壱与と介護する桜子の距離の近さに妬いたり、壱与を更生させようと短絡的な行動に出たりと、なんだか阿古町も大概なような気がする。結局は壱与の悪知恵でとんだ辱めを受ける事となったが、やはり壱与をどうにかできるのは桜子母くらいだろうか。本当なんだか回を追う毎に壱与の周りにはやべー女共が増えていくような気がする…。

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白魔導士はゾンビの夢を見るか?
《バニライタチ》

道央から道南を目指ている最中のリルー一行。MP回復の為に10時間の睡眠が必要と(今になって)明かされるリルーの体質や、電チャリのバッテリーが切れてたり、休憩地点と見込んでいた道の駅が巣窟と化していたりと、アヤとジジにとっては気が抜けない体力勝負な夜間行軍となった。それにしてもリルーの餅肌とレサナの事になると本当見境が無くなるというか底力を発揮するというか、そんな力を発揮できるなら別にレサナが無くても良いんじゃないかアヤと思うが、流石に何も対価が無いのはあんまりだろうか。とりあえず夜間行軍は乗り切ったものの新たな尾持ちの変異体が出てきたり、未だ未だ気が抜けない旅となりそうである。

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エイティエイトを2でわって
《有馬》

今月の扉絵頁で[*20]見るからに大きいものをお持ちな事が明かされた美弦だが、なんか普段あんな顔してそれは反則なのではって気がする。扉絵を見る限り次点は来夢っぽいが奏とゆずはどうなのだろうか。
今回は音楽祭で弾く曲を決める等していたが、前回周りを強引に巻き込む形でエントリーを決めた事を気にすしながらもそれを悩みつつあっさりと寝落ちた美弦は[*21]、意外と繊細なのか単に豪胆なのかよく分からない。とはいえ自分が言い出した手前最悪自分で全部時間を持たせようと考える美弦は意外と繊細で責任感はある、のかも知れない。ただ単に考え無しなだけかも知れないが。とりあえず不満を漏らしつつも音楽祭に向けて奏が前に進もうとしているのは良さそうな動きだろうか。

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瑠東さんには敵いません!
《相崎うたう》

瑠東との先約が入っていた和村に代わり久保太田と共にコラボカフェへ行く事になった文美。どうにか文美の抱いていたイメージを壊すまいと右往左往な久保太田に反して割とすんなり馴染んだ文美であったが、翌日になってもあの雰囲気を引き摺ったままのは文美にとっては悪影響だったのでは無いだろうか、ともかく次回までに元の文美に戻って欲しい。そこはそもそもの元凶である和村がしっかり責任を取らないといけないところかも知れない。
てか文美と久保太田があれこれ右往左往してる裏で和村が瑠東と結構良い感じのカフェでデートを楽しんでるのはなんかズルいような気がする。

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ななどなどなど
《宇崎うそ》

今回は4月1日エイプリルフールの話。そもそもななどが真偽判定を搭載した事が嘘であったが、それで危うく小町が萌に殺されかねない雰囲気になったのは本当に良くないと思う。改めてだけどるるが絡むと萌って本当クソ面倒になるなって思うが。嘘で良かったと安堵するるるであったがそれはななどの真偽判定に対してなのか小町が自分の事を好きだとななどに言われた事なのか…。

そんなこんなで4号連続での掲載となった番外編であったが、次号から本編再開!というか4月号で告知された宇崎先生の産休とは本当に一体何だったのだろうか…。

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ゲスト作品感想

私の推し信仰してくれ
《有野金吾》

ツバキとういマイナー沼に嵌り更なる界隈の活性化=信仰獲得に向けて動き出す美住。一度でも沼に嵌り憑りつかれてしまうと布教と妄想と創作欲が止まらなくなるのはオタクの悪癖なのかも知れないが、自分が良いと感じている推しと沼の良さをより多くの人に知って広めていきたいと思うのは必然だろうし、実際の信仰もそうやって広まっていったのかも知れない。その為にも推しへの供給が無ければすぐに立ち行かなくなってしまうが。
そんな美住のツバキに対する夢や妄想はいつか現実となるのかどうか、いまは嘘としてしか描けない事だが地道に布教を続けていけば嘘が誠になる日も近いだろうか。現実でもそうやって行動を起こして続けていれば夢物語や妄想でしかない事も現実の出来事にできるだろうか。そういう意味ではこの作品がこの先も信者を得られる場をつくれるかどうかは我々読者にかかっているのかも知れない…。
あと神社がバリアフリー非対応な事に対して美住が宮大工にキレるのはなんか理不尽な気がするが[*22]、そんな事を気にしなくても済むだけの信仰を得て欲しいところである。

 

ドキドキ☆かみちゃま1年生
《杉原ぽてと》

リエートとフラークの戦闘の巻き添えを喰らってぴあがヤ〇チャ状態になったり[*23][*24]リエートのフラーク依存症の図だったり[*25]、同じ雑誌の連載作がパロったのを更にパロってきたような印象がする…。

今回はリエートとフラークの話だったが、美住と同じくリエートもなんだか面倒な沼に嵌ってしまったという気がする。リエートの推し活もなかなかに拗れている気がするが、それでも全てを差し置いて推してきたのに対するフラークは単にクズみたいな性格だったのは、そこはフラークに同情したい。
そんなちょっと変な神2柱とヤバ過ぎる人間2人の話だったが、この先杉原先生がまたどんなものを世に送り出してくるのかに期待したい。

 

めぇめぇ迷~る
《汽水ぺんちゃ・守下》

破損と紛失をした手紙をどうにか回収して配達しようとする話であるが、結局根本的に悪いのは配達をした彼女達で無く全く躾のなっていないヤギの飼い主なのでは、という気がする。配達以来の手紙にも直ぐ喰う辺りやはり飼い主の方の非は大きいのでは無いだろうか。童謡でも歌われるように直ぐ手紙を喰うイメージのあるヤギだが、手紙を届けるヤギ角ヤギ目の配達員からそれを喰うのは同族嫌悪なのだろうか、分からんけども…。

 

次号予告

次号のきららMAXの表紙&巻頭カラーは、『こみっくがーるず』のはんざわかおり完全新作の はんざわかおり『アイドルビーバック!』!センターカラーは初登場スペシャルゲストのO仮名だモ『へるしーへありーすけありー』、連載再開の宇崎うそ『ななどなどなど』、そして大人気連載の Koiご注文はうさぎですか?とつみきつき『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる』です!きららMAX9月号は7月19日発売!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は4月号で『こみっくがーるず』の連載を終えたはんざわ先生が新作を引っ提げて早くもきららMAXに帰還。新作でアイドルものを連載した作家といえば浜弓場双先生[*26]やCOMIC FUZで連載中の得能正太郎先生[*27]があるが、果たしてはんざわ先生はどんなアイドルものを送り出す事となるのか、期待して待ちたい。

ただこれで次号から全体の掲載枠24本に対して連載作品は22本、ゲスト枠は2本だけとなる。次号は休載が4本あるので直ちに影響は出ないだろうが、この先いろいろやりくりして全体の枠を増やすのか、交代で連載作品に休載を取らせてゲスト枠を確保するのか、若しくは近いうちに連載作品が大量完結していくのか。ちょっと今後どう誌面展開をしてくのか気になるところである。

 

終わりに

昨年秋頃は相次いで連載作品が終わる一方で全然新連載作品が出てこず一体どうなる事かと思っていたが、それも杞憂となりいろんな作品が出てくるようになった。ただ先述の通り今度は逆に連載作品が増え過ぎて今後どうするかという問題になっている気がする。新作が全然出てこなくても出過ぎても不安に感じてしまうのは贅沢な悩みなのだろうかとも思うが、引き続き雑誌全体や各連載作品がどう動いていくのか注視していきたい

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


脚注

*1:10頁

*2:いろいろと行き過ぎた妄想は別として

*3:36頁

*4:38頁右2コマ目

*5:41頁左3コマ目

*6:61頁右3コマ目

*7:今回出番の無かった槇についてはなんかゴメンナサイ…

*8:73頁

*9:77頁右4コマ目

*10:78頁左4コマ目

*11:102頁

*12:111頁右2~3コマ目

*13:108頁右4コマ目

*14:130頁左3~4コマ目

*15:131頁

*16:134頁左3~4コマ目

*17:136頁右1~2コマ目

*18:最近のきらら作品だと『ゆらめきラグーン』がそんな感じだった

*19:きららと叡電の繋がりが深く修学院駅は某アニメの舞台モデルとして描かれてはいるが

*20:173頁

*21:180頁

*22:119頁右4コマ目

*23:147頁4コマ目

*24:ふたりの攻撃を喰らいながら無傷な辺りやはりぴあはやべーと思う…

*25:153頁右4コマ目

*26:ハナヤマタ⇒おちこぼれフルーツタルト

*27:NEW GAME!⇒IDOL×IDOL STORY!