渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららキャラット 2023年6月号

 

先日Twitterで見かけた呟きで「ここ最近のキャラットは雑誌の力が落ちているのでは」という呟きを見かけた。アニメ化作品の連載が安定しない、なかなか次の段階へと進まない中堅作品、他の作品が詰まっていて新規作品が続刊しにくいというのが自分が見た限りでは主な要因として挙げられていた。それについて分からなくはないところもあるが、ちょっと敏感になり過ぎているのではないかというのが自分の考えであるが、今月号の連載順を見るといろいろどうなのだろうかと感じるところはある。

それについてはまた後程語るとして今回もいろいろ連載作品の感想やらを身勝手に語っていきます。

 

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

2023年4月28日発売
価格:420円(税込)

◎表紙・巻頭カラー・新連載

深見真藤真拓哉「たくあかっ!」

肉丸「ばっどがーる」
浜弓場 双「おちこぼれフルーツタルト」※次号休載
あfろ「mono」

◎センターカラー

卯花つかさごきげんよう、一局いかが?」

はちべもつ「のけもののまち」
ゆとりーぬ「ひよ&びびっと!」

◎センターカラー

幌田「またぞろ。」

ねこざとう「ユメガタリの魔女」
結城紅・鳴海翠「学園マスケラータ」
カヅホキルミーベイベー

◎センターカラー・新連載

むぐら「escape into the light」

ちうね「紡ぐ乙女と大正の月」
椎野せら異世界アイドル、推参です!」
こめつぶ「ササエルの中には誰もいない」
山本アヒル「うさパン焼いて悪いかよ!」
険持ちよRPG不動産」
こだまり「メールブルーの旅人エトランゼ
りの「はらぺこ少女と探偵と」
たそがれ「推しが炎上するのでアイドルはじめます!」
結城おと「まほらの幽霊部員」

◎休載

Quro「恋する小惑星ステロイド
蒼樹うめひだまりスケッチ
桜Qり「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」
伊藤いづも「まちカドまぞく」※次号掲載

長らく休載が続いていた『まちカドまぞく』が次号久々の掲載となる。伊藤先生の身体の事もあるので無理はして欲しくは無いが、前回ラストから小倉は一体何を語る事となるのか。
COMIC FUZでも5/9から22年5月号と6月号の掲載話も配信するとの事なので、未だ作品に触れた事の無い方はこの機会に是非…。

 

連載作品感想

【新連載】たくあかっ!
深見真藤真拓哉

現役高校生で税理士になった燎子と彼女の勤める事務所でアルバイトする事になった税理士志望の紗音による、女子高生と税制という組み合わせの漫画である。

初回は紗音のバイト面接の話で、これから税と向き合っていく第一歩とという内容であった。1年前に新作告知を出して初回から巻頭カラーだけでなく表紙というきららにしては殆ど例の無い好待遇でのスタートだったが[*1]、その分「大分編集部も期待して推しているのでは」というイメージが先行してしったのか、欲を言うなら初回からインパクトのある展開が欲しかったなとは思う。ただまだはじまったばかりなので次回以降どのように展開されていくのか、それを読んでこの好待遇を受けたに相応しい漫画であるかを判断したい。

因みにですが自分が調べた限り現役高校生の税理士試験は一部科目に合格した人はいるものの全5科目に合格した例はいない模様、現役高校生で税理士はいまはフィクションの話であるが、そのうち現実の話になる事はあるのだろうか…。

 

ばっどがーる
《肉丸》

前回涼の部屋に亜鳥抱き枕をぶち込む大悪行を犯した優、そこにちゃっかり亜鳥も入り込んでゲーム対決をする事になった3人。この手の勝負に滅法弱く何度も辱めを受けたうえにやっと勝って亜鳥に刑罰執行も予想外の反応と、涼にとっては余りに散々だった回であった。今回は全体的に涼に対する亜鳥のウザ絡みが酷かったような気がする、そんな亜鳥を在りもしない条例を盾に殴ろうとしたり[*2]、罰ゲームで兎に角亜鳥を追い出そうと提案したり[*3]、涼は涼で謎にキレが良かったように思う。一方優は亜鳥の奴隷メイド姿を見て尊死、なんかキルミーベイベー以外で死にオチをやるのは意外な気もするが、優にとっては大満足の結果だったのだろうか。そういう点でもやはり涼だけなんか扱いが酷く感じる回だったと思う。

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おちこぼれフルーツタルト
《浜弓場 双》

冒頭秒でクリームあんみつの優勝で終わったドル園決勝だったがチコばかりが目立ち存在感とアイデンティティの危機に立たされた中町姉妹、またも拉致って来たロコにキャラチェンジを乞う事になったが、まぁこんな奴らのキャラチェンジがすんなりいく訳も無かった。なんかもうどこからツッコめばいい事か、一体このロリ性癖暴露大会は何なのか、そんな事を真面目に語るのはなんだか野暮な気がする。因みにロコ理想のロリは低身長巨乳との事だが[*4]、ロコの事だから結局はおっぱいがデカければロリかどうかなんてどうでもいいのでは、って気がする。あと扉絵頁での「な? る…?」発言[*5]はもう怒られて良いのでは無いだろうか。

 

mono
あfろ

前回に続き春乃の体重問題。こういう減量に限らず物事を継続していくのはとても難しい、若いうちはちょっと頑張れば落ちるものも歳を重ねると根気よく頑張って続けないと減らないものなのかな、とざっくりアラサーの自分は思う。それ以前に春乃の場合は職業柄の問題も抱えているから更に減量への道程は険しそうである。まぁたいしょうはたいしょうで痩せた故の問題を抱えていたが、というか地味にハイテク過ぎではないだろうかその猫用扉…。

因みにですが自分も最近貯めたポイントでエアロバイクを買ったんでちゃんと乗ってこいでかないといけない、体重もだし尿酸値も怪しいので本当このままではいけない…。

 

ごきげんよう、一局いかが?
卯花つかさ

高等部組が揃いも揃って初心者丸出しプレイをしてとても見るに堪えられなかった経験者の純礼、結局用語を覚えたところで初心者丸出しプレイを続けてるようでは次のレベルには進める気がしない。そこはちゃんと純礼がしっかりボコって〆た辺りは流石なのだろうか、高等部組は脱初心者丸出しプレイをして且つ純礼に勝てるまではとてもじゃないが雀荘になんか行かせられない、ただ深い傷跡を残すだけで終わりそうである。
今回はそんな梅雨シーズンの話であったが、なんかやたらと千星が冴にぐいぐい攻め込んでた印象だった 。麻雀断ちすると萎れる冴を案じてなのか単に麻雀の話をしたかっただけかは分からないが。

第1巻は発売中!
次号は表紙巻頭カラー!

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のけもののまち
《はちべもつ》

休日のるいとネルの話。普通に聞いたり誘えばいいもののわざわざストーキングする辺りるいのコミュ力がどうなのか疑問である、単にネル相手では素直に答えそうにないというのもあったのだろうが。そんな遠回しな事をするから結果的に洒落にならない事になりかけたようにも思えるが、ネルのいろんなところを知れたから総合的にはヨシ!…ではやっぱり無いと思うこんな事態になった以上は。
にしてもケモノとしての種族が存在して同時にその特徴を持つヒトとしての種族も存在していて、空耳でもしたらそれこそ洒落にならない事態になりそうだし本当に紛らわしいなと思う。

きららベースでも連載はじまってます

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ひよ&びびっと!
《ゆとりーぬ》

前回とんだ大惨事を犯してしまったひよ。勿論そんな事をしてまともでいられる訳が無く、妄想の中で死刑判決を受けたり露骨過ぎるレベルで彩の接近を回避しようとしたりと、余計に奇行が度を増しただけなような気がする。一方彩は彩で今回〇ントスコーラで部室を軽く惨事にしたが、事後処理諸々はどうしたのだろうか。まぁそんなこんなでこれまで通りの距離感に戻ったふたりであるが、ひよのいろんな表情を見たいという彩の道程は険しそうである。

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またぞろ。
《幌田》

遂に冗談では済まされなくなってきた阿野楓の留年危機。これまでも何度か殊にすら「本当に大丈夫か?」って思われてきて、今回この事を留年ズに話して凍り付いた空気を「イエー」でどうにかしよとして詩季から割とマジギレされる[*6]、というくらいには深刻な事態である。
そんな事を聞いて楓の留年回避に万策を尽くしたい詩季、留年経験者として「留年してもなんとかなる」と支えたい殊、自分の為に諦めたくない竹屋先生、「どうでもいい」と言いながらも今になって貴子と充希の気持ちを理解する巴。それぞれの想いが巡る中で先の目標もそれを支える気持ちも何も見えない当の楓本人だが、留年への危機感が全く無い訳では無いがどこかで回避を諦めてるように思える。それが目指すものが何も無い事から来てるものかは分からないが、仮にそうなら次への目標とそれに向けての気持ちを見いだせれば或いは、となるだろうか。一応レベルの高い四辻に受かったのだからやればできる娘なのだろうが、四辻に合格したからか或いは人生を狂わせた巴と再会したからか、目標が見つからない原因はここで燃え尽きたという可能性もありそうではある。だとしたらその場のノリで楓の人生を狂わせ、1年経って幼馴染の気持ちが分かった巴にしか救えないのではって気がする。
という事でいよいよ楓の進級が厳しくなった状況となり大詰めのような展開となったが、果たしてこの状況を乗り切って2年目に入る事はできるのかどうか。仮に進級できて次はどんな話をやるかという問題はありそうだが、何だかんだで回りに支えられ当の本人の成長を余り感じられない殊によりスポットを当てるとか、だろうか。今回の件も殊が深く関わらず話が進みそうな気がするし、より真の意味での成長をして欲しいなとは思うところである 。

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キルミーベイベー
《カヅホ》

ここ最近の話と比較すると今回のソーニャはそこまで雑じゃない扱いだったのでは、と思う。とはいえ今回も散々振り回されたうえに爆発オチを喰らう辺り未だ未だ雑な扱いは続きそうではあるが。やすなは引っ越し用作業機械のヤバさが目立って今回もやすな本人のヤバさは薄れた印象であるが、深夜に花火を打ち上げる迷惑行為に許可なく人の物を横領しようとしたり実質的な建造物放火と、やってる事そのものはとてもヤバい。それが薄れるくらいヤバいのを送り付けたあぎりのヤバさというか、出番が無くともふたりを振り回す恐ろしい女である。

最新第14巻は6/27発売!

 

【新連載】escape into the light
《むぐら》

2月号~4月号でのゲスト掲載を経て今月号から連載開始、歌手活動を休止中のみきと歌手としての彼女を推すつむぎが活動再開と再起に向けて共に奮闘していく。

歌手とそのファンであると当時にいまは歌手とそのマネージャーという関係であるが、これまで通り温度差というかいろいろ真逆だなと感じるふたりである。今回は精神矯正の名目で委員長のめあとしたくもない会話をさせられたり、古典的シチュエーションで体力トレーニングをさせられたりと、つむぎに高圧的にあたってきた反動か散々な目に遭った気がするみきであったが、こんなプランを考えたつむぎの発想もなんだかなぁとは思わなくもない。そんなふたりであるが、互いに名前呼びするまで距離を縮めるまでは相当時間がかかりそうであるし、それまでにどこまで真に互いの事を解り合える事となるだろうか。
あとここまで4話が載った時点で最強なのは容赦なく相手の間合いに入ってくる委員長な気がする、無論パワーバランスが変わったり新キャラ参戦でどう変動するかは分からないが。

 

紡ぐ乙女と大正の月
《ちうね》

長くなったので折り畳みます
▼▼CLICK▼▼

此方が今月号の話を読み終えた直後の自分の呟きである。ラストの124頁、回を追う毎に紡への想いがより強くなってとうとうこんな大胆な事までしてきた唯月である。こんなものを見せられてしまってはこんな風に叫び喚き語彙力を喪失してしまうのも無理はない。

という事で紡と唯月のふたきりきで川開きに来た今回であったが、元々ぼっちで陰キャだったのが大きいのかまるで女心を分かってない紡はなんだかなぁって思うところであるが、一方自分だけを見て欲しい自分以外とは接触も視界に入る事も許さないというくらいに想いが重くなってる唯月も大概なのではって思う。
そんな単にエスと言うだけでは済まなくなってきたふたりの関係だが、いくらエスという単語や文化があるとはいえ現代よりも同性の親密な関係に世が寛容だったとは思えないし、”来たるあの日”が凡そ1年後に迫って来てるし、そもそも唯月が女学校を出たらこの関係も終わるという状況で、必ず終わりが訪れるこの日常だからこそいまこの一瞬の日常がより大切に感じているのでは無いだろうか。紡はまだそこまででは無いかも知れないが、唯月はそう感じているからこの一瞬により執着しているのではないか、と思う。

そんな訳でふたりの関係がより近くなった今回であるが、前回の話から一気に夏まで時期がとんだのが少し気になる。恐らくは1年後に迫った”来たるあの日”が作品の大きな山場で絶対に紡が乗り越えなければいけない大詰めの話になるだうし、そういう点では終着点が見えている話なのだろうが、一気に時期を進めた辺りこの先も早めに話を進めて4巻内で纏めていくのか、それとも5巻以降までじっくり進めていくのか。過去4度表紙を取って作者事情もあるとはいえ番外編も挟んだ待遇を考えるとすぐ話を〆るというのは無さそうと思いたいが、それでも最後のインパクトに薄れがちだがちょっと今後の展開に向けて気になるところが多い印象である。

あとそんな気はしていがた1年後に迫る”来たるあの日”がいつ起きるかを紡が知らなかったのは今後の全員生還に向けて大分痛いなと感じる。それと何気に紡と唯月をストーキングしてた橘様はちょっと普通に引いたがあの状況を目撃した心中は如何程のものなのか、今後の動向が気になるところである。

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異世界アイドル、推参です!
《椎野せら》

身長を弄っている以外は真っ当に己の実力と技量で活動しているアヤネからしたら洗脳やら爆発演出やらをしているリジェルは許し難い存在であるのは言うまでもない、それこそ踊りを補助魔法に頼りきりなリアなんかは言語道断というところだろうか。そんな事で素の実力で挑む事となったツーマンライブだが、次回アヤネに一泡吹かせられる事となるかどうか、その前に咲良の胃が最後まで持つのだろうか…。

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うさパン焼いて悪いかよ!
《山本アヒル

変にクマの事を意識してまともなコミュニケーションすらも儘ならなくなったハチ、そんな状況を見てられずヤヤとネムの案で遊園地デートをする事となった今回。何だかんだふたりいい雰囲気になりながらまたも偶然居合わせた[*7]兄が全部暴露して無事妹に成敗されて諸々決着となった。本当バイト先に押し掛けてきてからここまでとんだ事をしてくれたという感じのハチ兄であるが、ずっとここまで悶々としてきたハチの気持ちはどう責任を取るつもりなのだろうか。結局ふたりに進展があったかというと微妙なところであるが、この先そういうのに期待してもいいのだろうか…。

第1巻は6/27発売!

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RPG不動産
険持ちよ

最悪を回避するべく動き出した4人、共にいたいという想いを確認し合うラスティーレとサトナ。それでも尚付き纏う生贄問題だが、魔王と称されたラスティーレの娘だからか否か、普段何も考えて無さそうに見えてこういうとろでファーは肝が据わっているなと感じる。とはいえはやり命には命という摂理からは逃れられないのか、誰ひとり欠ける事無く幸福になる道は依然険しそうである。

いまの過去改変の話も悪くは無いと感じてはいるが、その前のサトナ大暴れ編と比較すると一段面白さが足りないかなと自分としては感じる。全ての原点へと迫る話になって作品としても大詰めという雰囲気な気もするが、大詰めにしろもう暫く続くにしろ果たして4巻から完全にそれどころじゃなくなってる不動産業を最後にできる事となるかどうか…。

 

メールブルーの旅人エトランゼ
《こだまり》

今回はワケとベラの話。監視される条件で探索してるしワケとベラもそれが役目だとはいえ常日頃四六時中、とまでは言わないまでもまるで盗撮ストーキングされていると表現するとハカセクマノミも落ち着いて探索できないなって感じる。外の世界が終末になって大きな変化も減った今この状況でも残った人と旅人はまだ存在するし、情報世界が存在して演算を続ける限りゴーストギアは発生するし、誰かひとりでも存在する限りは僅かにでも日々世界は変化していくし、その人が無事でいられるように見えないところで世界の均衡を維持する存在は必要不可欠である。
こういう人達がいない世界が成り立たないけれども、情報世界の安全を日々守っている事に感謝を求めるワケに対して「態度が気に食わない」と返すハカセ[*8]、社会公共サービスに対して無駄だ不要だと削減を求めたり何かあると真っ先に矢面に立たされる図になんだか似ているような気がする。それで実際削減したら肝心な時に対応できなくなるというのは良く聞く話だから、周りから何を言われようとこういう人達は絶対に欠けてはいけないという現代社会への皮肉なのでは、と自分は感じた。
それと今回はベラの表情の変化も印象的だった。メールブルーの変化が減り仕事も減った事に対しての寂しげな表情[*9]、光の世界を見て「人間がいた証拠は残っている」と感心したような表情[*10]、それに対して「ワケもいる」と返されたときの安堵のような表情[*11]、そして最後のハカセ曰く機嫌が良さそうな表情[*12]。メールブルー全体に与えた変化は僅かでもベラに与えた変化はとても大きかったのではないか、と感じる。

今回がワケとベラの番外編的な話だったからかは分からないが、連載順はこの先に向けて厳しそうな位置である。ハカセが人間である以上いつか必ず終わりが来る旅ではあるが、まだまだふたりにはいろんな情報世界を巡って欲しいと願うところである。

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ゲスト作品感想

ユメガタリの魔女
《ねこざとう》

世界をひっくり返すべく活動をはじめたこはねとゆに。青い鳥を具現化させてクラスの人気者になろうと目論むゆにの計画からは大きくずれた結果となったが、それでも違う意味で驚かせられたという点では最初の計画としてはボチボチ、なのだろうか。ひとりだけでは成し得なかった事もふたりならきっと或いは、これからに向けて小さくも大きな一歩目だったのでは無いだろうか。

 

学園マスケラータ
《結城紅・鳴海翠》

不自然に他人と関わらない人物に目を付けて噂を探る事にした桜。その中に入っていたうちのひとり、顔バレせず平穏な学園生活を送るべく入った元アイドルは噂とは特に関係は無さそうだったが、こういう特殊な環境だからこそ普通でいられる人もいる、そういう点ではここも決して悪いところでは無いのだろうか。

 

はらぺこ少女と探偵と
《りの》

特に策も無くその場の勢いだけで捜査に乗り出したが、何だかんだでそれぞれの普通じゃないところが上手く噛み合ったのかなという感じはする。結果的に惨事を起こしながらの事件解決となったが、一応解決自体はしたという点では大きい成果なのでは無いだろうか、だがマイナス査定ではあるが。そんな肉まんからはじまった縁が肉まんパーティーで〆るのは何だか事件が終わって再び平穏に戻っていくように感じた。

 

推しが炎上するのでアイドルはじめます!
《たそがれ》

前回星咲の夢も背負うと決めた葵であったが推しているひなの前では無抵抗になるのであった。そんな炎上しても尚何だかんだ人気の高いひなと今後努力一本で張り合っていく事になるが、こっちはふたりで活動していくところを活かしていけるかどうか次第だろうか。まぁそれはそれとして結局星咲に女装の事は話してないがどうするんだろうかそこは…。

 

まほらの幽霊部員
《結城おと》

視えないモノを視ようとしてあの手この手胡散臭く明らかに詐欺な代物や手法を試す一同であったが、どれだけ胡散臭く詐欺としか思えないものでも実際にやってみない事には分からない、というところだろうか。ひとまず無事視えないモノが視えて今後どうこの繋がりを深めていく事となるだろうか。

因みにだが視えないモノが視えるようになるという19Hzの音を実際に動画サイトで聞いてみたが、そういうものがいると不安に感じさせる雰囲気にさせる効果はあるのかなとは感じた。再生や出力する機器によって聞こえ方に多少の差異はあるだろうが[*13]、普通のラジカセではそもそも出力されないような気がするが深く考えてはいけない。

youtu.be

 

次号予告

表紙&巻頭カラーはコミックス第1巻絶賛発売中の卯花つかさごきげんよう、一局いかが? 」!センターカラーは、肉丸「ばっどがーる」、はちべもつ「のけもののまち」、こだまり「メールブルーの旅人」、こめつぶ「ササエルの中には誰もいない」!次号もまんがタイムきららキャラットをよろしくお願いします!!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は第1巻が発売中の『ごきげんよう、一局いかが? 』が表紙初登場。ここ1年キャラットで増えている1巻発売前後の表紙であるが、一応期待はかかっているとみていいのだろうか。まだこれまでの1巻表紙勢の2巻の動向が分からないので何とも言えないところではあるが。
センターカラーではあるが今月号の連載順が後ろの方だった『メールブルーの旅人』と『ササエルの中には誰もいない』は次号も同じような位置だと2巻以降の展開が厳しくなりそうだろうか、そこはもっと長期的に見ないと何とも言えそうに無いが…。

7月号は5/26発売!

 

終わりに

記事冒頭で述べたキャラット不安説は一応の根拠を提示して論理的に語っているものからただ単に不安を煽り増長させるだけの悪質なものまで様々あるように感じるが、あくまで自分としては気にし過ぎなだけだと思っている。
ただここ数ヶ月の連載順を見ると今月上位だった『ばっどがーる』『おちこぼれフルーツタルト』『mono』『ごきげんよう、一局いかが?』は安定して上位に入っている印象だし、ここ最近連載が飛び飛びになっている『恋する小惑星』も同様に常に上位につけている。一方でアニメ化経験のある『RPG不動産』や2巻3巻以降の継続がかかる『またぞろ。』『メールブルーの旅人』等、複数回表紙経験のある『紡ぐ乙女と大正の月』は上位が安定しない若しくは中位以降が安定してしまっている印象である。いずれも自分が観測できる限りではTwitter上での人気が高めの作品がこういう位置についているのも不安説を増長させているのではないか、と思う。

自分もアレコレと不安を煽るような事を言ってるのではと思うところはあるので人の事は言えないが、上記の連載順に加え休載がちな作品が多いのも一因では無いのか、真に人気があり面白い作品が載らないから雑誌全体として面白味に欠けているのでは、という気がしなくもない。まぁ何を言ってもいち読者の妄言にしかならないし、出来る事といえば少しでも長く続くよう地道に作品の魅力を広めて宣伝をしていくしかなさそうである。とりあえずは今後もキャラットの動向に注視していきたい。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


脚注

*1:ここ10年のきらら4コマ誌で新連載初回表紙巻頭カラーだった例は無印18年8月号の『けいおん!Shuffle』しかない

*2:16頁右4コマ目

*3:17頁左4コマ目

*4:27頁左3コマ目

*5:23頁3コマ目

*6:74頁

*7:本当に偶然だろうかここまでくると…

*8:162頁右3,4コマ目

*9:163頁右1コマ目

*10:164頁左1コマ目

*11:164頁左3コマ目

*12:168頁左4コマ目

*13:先述の聞いてみた所感は安物のハイレゾアンプとヘッドホンを使って検証