渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

まんがタイムきららフォワード 2023年2月号

今年一年いろんな作品が入れ替わりしていたけれども、自分の中ではきらら4誌の中で一番新旧の入替えが順調にいっていたのではという気がする。というよりもMAXの抜けるばかりで新しいのが入らない期間が長く続いたからよりそういう印象が強くなっているのかもしれないが…。

という事で今年最後のきららフォワードもいろいろ語っていきます。

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

今月号情報

◎表紙

はづき異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~』

◎巻頭カラー

おみなえし『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

◎今月号休載

津留崎優 『SA07』

◎次号休載

Magica Quartet・富士フジノ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』

長期休載が続く『SA07』と隔号連載の今月が休載号な『巴マミの平凡な日常』の他は全連載作品が載っているのは、決して一概には言えないけれどもなかなかに優秀なのでは無いだろうかと思う。

連載作品感想

魔法使いロゼの佐渡ライフ
《おみなえし》

胸囲格差で悩んだり温泉に入ったりとビジュアル的にも見所のある回だったけれども、横井戸で感じた魔力の気配やロゼと面識がありそうな人物と、次回以降話が動いていきそうな予感である。とりあえず黒髪の呪縛からは多少は逃れられたのかなと思いつつ、だからといってそれで心機一転断髪なんて事まではならない、と思いたい。いくら転移するくらいにまともな事が無かったとはいえそれを全て無に帰すなんて事はして欲しくは無いし、それを踏まえてのいまがあるのではと自分は思う。あとなんとか貯蓄は出来てはいるけど完済まではまだまだ道程が遠そうである…。

異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~
《はづき》

繁盛と帰還の為に何かしたいとは言ったものの実質居候の無職状態、それでも雑用はやってるみたいだから全く何もしていない居候無職よりはマシなのではないだろうか。そんな訳で装置修理をするカネが無い、でも経営は厳しい、コレという惹き付けられるものもにも欠ける。全ての問題をどうにかしていくのは本当難しそうである。今回は集客と再建という全体的な目的に向けそれぞれが何を出来るかしていくかに焦点をあてた回だったなと思う。
ところで伝統的な熱波師の大会があるようだから異世界全体的にサウナ文化がマイナーって事では無いようだけれども、やはり立地や地域文化の違いが大きいのだろうか経営が厳しいのは。

スローループ
《うちのまいこ》

そこ分かっちゃうか二葉…。なんか別に姉が相手だからという訳では無く誰からにも頼られたい欲や庇護欲が分かってないだけで本当は強いのでは、と感じた今回の二葉であった。今回はまだ知らなかったけれどもそのうち二葉がヤンデレの概念を知ってしまう日もそう遠くないのかも…、いやそのままの二葉で居て欲しいな。とは言っても大小の差はあれど人間変わっていくものだから決して叶わぬ願いではあるが。
なんか前回前々回と二葉と藍子のこれからに焦点が当たる回が続いているなって印象だけど*1、二葉はどうこの湧いてきた気持ちに向き合う事だろうか。

薪窯のパンドラ
《くずもちまつり・誰がし》

前回あのあと麦を雇用し恵理であったが店長としては未だ未だこれからというところだろうか、同様に麦も未だ未だだしよりこれから頑張っていかないといけないが。まぁざっくり纏めると人間そう一朝一夕に何か変われるものでは無いという話だろうか。前回に続き麦可愛いと感じたけれども恵理のそういう面もそのうち見てみたいところである。とりあえず前回今回と凄くゆったりした雰囲気だなと感じているけど次回以降もフォワードの癒しポイントになってくれればなと願うところである。

高瀬さんはドル活に夢中です
《師走ほりお》

社畜や非リアにとってクリスマスなど只々苦痛でしかないイベントなのである…。*2前回ドール活動をはじめるまで仕事以外何も無かったと言っていた高瀬さんだったが、何も無いどころかイベント事に対しても興味関心が湧かない、人間らしさとして生きていなかったのではと今回感じたところである。それ程にドール活動との出逢いは大きかったし、それ以上に江田と関わり合いが出来た事はこれまでの人生を変えるくらいの出来事だったんだなと。そう思うと結果的に高瀬さんの人生を狂わせた江田ってかなり罪な男なのでは…?本当いろいろと責任とらないといけないのではないだろうか江田よ。

色んな女の子とキスをしていたら、百合キスに目覚めてしまいました…。
《betock》

楓音が目覚める前に学校全体が百合キスに目覚めた…、その絵面は傍から見たらヤ〇キメ乱〇パーティーな感じにも見えなくなかったが。
そんな訳で枷を外された先生を発端にもう既に手をつけられなさそうなところまで進んでいる状況だが、そういう奥底の感情を揺さぶって呪いを発動させてまで成したい目的は。そう遅くはない時期に両陣営相対しそうだし、そろそろ話しも大きく動いてくる頃合いだろうか…。

第1巻は来年3月発売!第2巻も6月に発売!なんか大分通常の刊行ペースとは異なるけれども大幅加筆するとの事なのであんな事やこんな事にも期待していいのだろうか…。

花唄メモワール
《一ノ瀬けい》

1話目から驚く展開が続いている花唄メモワールだけれども、今回も最後の最後にまさかの展開が待っていた…。
何かやらずにはいられない事をしようとしていたのは、或いは梅の事で思い詰めたのか、はたまたそれ以外の何かなのか。いずれにしても梅がやらずにはいられない事、いまやらなければいけない事は固まったのだろうか。決して藤野の事など他人事で済ませられるような関係などでは無いだろうからどうにかこうにかして再び行くのだろうけれども、自発的な行き来が出来るのか分からないからそういう条件も今後明かされるのだろうか
この手のジャンルで定番なのは過去の事象を改変して現代に何かしらの影響が出るとか、どうやっても既に起きた事象は変えられないととか、そのうえで取捨選択を迫られるという。今回の場合だと藤野の安否と現代での旅館の維持、そういう展開が起きるならどちらかを捨てるのか、できる手を尽くしてどちらも掴み取るのか。*3定番の展開だとこんな感じだけれどもそこのギミックもどう使ってくるのか期待だろうか。
あと気になったのは最後で出てきた新聞の切り抜き、当時湯の瀧で願掛けのようなものが流行っていたようだがもし願掛けに行ったのなら藤野が願った事とは一体。前日まで特に変わった様子も無かったとあるが周りに悟られぬように本心を隠し通していたのか、それとは別でやりたい事があったのか。そこも梅が再び行って事の真相を確かめる他無いだろうが。それと今回のサブタイは『その猫の報せ』だったけれども、猫出てきたっけ?引き出しから物音がしたのを猫に例えたのだろうか。
回を追う毎に驚きと謎が深まっていくが、一体次回は何を仕掛けてくるのだろうか…。

ほうかご再テンセイ!
《そめちめ》

変形型移動メカが出てきたり合体巨人が出てきたりとここ数話そめちめ先生の特撮癖が抑えられない描写が続いていたが、それとは関係なくダンジョン攻略を通じて他人を知って世界を広げる事を考える詩星の事や、えるるが詩星に自分から無理に心を開かなくていいという話をやってからのラストで誰にも心を開けさせようとしないように感じた理空さんとの対比、一番最後にサブタイ『心(とびら)』をもってくる構成。今回はしっかり真面目に本筋やキャラの内面と向き合っていたなっていう印象だった。いや断じてこれまでが不真面目だったという訳では無いが、やはりそめちね先生の普段からの胡乱さが無ければなのかもしれないが。だからと言ってその胡乱さを否定はしないけれども。
他は壁画を見て脳内によぎったメルアの記憶、とても碌でもないというか勇者とは程遠そうに見えたが本当過去に何があったのか。それと単なる囮としてしか使われず儚く散ったセトニコの合体浪漫、番人攻略のぎせいになったのだ。

第2巻は来年2/10発売!

ゲスト作品感想

生きる励みができました!
《山田ポメ》

ある日推しキャラの中の人が私の上司になった件。まさかそんな訳が無いと思いつつも繋がっていく点と点、そしてなし崩し的に推しの身バレ阻止を手伝う事になった訳だが、どうだろ2話目あるだろうか。如何にも次回以降もやりそうな引きではあったけれどもそこはアンケート次第だろうか。というかこのあとの連載*4と妙に話が繋がっててる感じになってるのはどんな事故なんだ一体。それはそれとしてどこに向かうのだろうかこの関係は…。

次号予告

次号のきららフォワードは、 単行本第2巻が2月10日に発売! 『ほうかご再テンセイ!』(そめちめ)が表紙を飾ります! さらに! 巻頭カラーは新連載サキュバスイッチ』(橘まなり)が登場! その他、注目の新連載第3話薪窯のパンドラ』(くずもちまつり×誰がし)や大好評連載の『花唄メモワール』(一ノ瀬けい)をはじめ、話題作品が目白押し!! フォワード3月号は1/24発売予定! 1年間ありがとうございました! そして、2023年もフォワードとともに! よろしくお願い致します!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は 『ほうかご再テンセイ!』が22年9月号以来に表紙で登場、前回に続き新刊発売を控えての表紙ではあるが今後への期待は如何程のものなのだろうか。

先月号の記事で暫く入替えの流れは落ち着くのではと書きましたが、次号新連載また来ました。漠然とえっちな予感しかしないけれどもどんな話になるのだろうか一体…。*5
そんな新連載『サキュバスイッチ』と入れ替わるような形で『音のレガート』が次号最終回ですが、予告枠でアナウンスが無いのは一体どうなってるんだ。次号MAXで最終回の『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』も今月号で何もアナウンスが無かったし、やはり扱いが酷過ぎるのではないだろうか…。

終わりに

今年はじめには『スローループ』のアニメ放送があったり近しい時期に連載がはじまった『最果てのともだち』と『さよなら幽霊ちゃん』の二大バケモノ漫画が同じ号で完結を迎えたり胡乱な『ほうかご再テンセイ!』がはじまったり、他のきらら3誌と比べると追ってる本数は少ないけれどもそれなりに楽しめたのではないかなと思う。来年は長い連載になっているが終わりの足音が近づいているらしい『ちょっといっぱい!』の動向に注目だろうか。

それと22年20月号で完結した『先輩、ちょっといいですか?』がいまになって1巻が重版するとの事です。いや本当何故にこのタイミングで重版が来たのかは分からないですが、この際ワンチャンあったりはどうなのだろうか。とはいえ普通に重版は喜ばしい事ですし、この機会に天然でどこか下品にまみれた先ちょを宜しくお願いします。

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。


脚注

*1:結果藍子は親から割と容赦ない事言われて別の意味で杞憂じゃ済まなかったが

*2:感じ方や受け取り方には個人差があります

*3:ギャルゲーだとどちらかを捨てるルートを両方突破しると両方救う真ルートが解放されるのが定番だろうけど

*4:『え? 結婚って3次元でもできるんですか?』

*5:ところでMAXのサキュバスは連載する気があるのだろうか