渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららキャラット -2024年3月号-

 

きらら4誌の中ではキャラットがどのように誌面展開をしていきたいのかがやや見えないのかなという印象がする。いろんな方面から新規読者を得ようとしてはいるようであるが、その読者層が定着するまでは何処に軸を置いて展開していくのか決めかねているのでは、と勝手に感じている。どこか危うさも感じる中で今年一年のキャラットがどう展開されていくのかは注目点のひとつとなりそうである。

て事で今回も好き勝手身勝手に感想を語っていきます。

 

⇩過去の感想記事⇩

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

2024年1月26日発売
価格:470円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

卯花つかさ「ごきげんよう、一局いかが?」

カヅホ「キルミーベイベー」
ずんずんPJ・卯匡「ずんだもんTV!」

◎センターカラー

深見真・藤真拓哉「たくあかっ!」※次号休載

とめきち「押しかけ女房、コドモ付き!」
猫にゃん「Vドライブ!」

◎新連載・センターカラー

優しい内臓「このままモブじゃ終われない!」 

はちべもつ「のけもののまち」
肉丸「ばっどがーる」
むぐら「escape into the light」※次号休載

◎センターカラー

MOJI「あのこのにっき」

海星なび「魔法少女は羞恥心で強くなる」
りの「はらぺこ少女と探偵と」
おシャケ「触手のキミ」

◎センターカラー

ゆとりーぬ「ひよ&びびっと!」

はらこっぺ「まんまるの恋慕」
わたなべみづ「フォロースルー」
杉谷エコ「ぶら×ぶら」
藤森咲「不器用のたぎりさん」
山本アヒル「うさパン焼いて悪いかよ!」
浜弓場 双「おちこぼれフルーツタルト」

◎休載

Quro「恋する小惑星アステロイド
ちうね「紡ぐ乙女と大正の月」
あfろ「mono」
蒼樹うめ「ひだまりスケッチ」
桜Qり「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」
伊藤いづも「まちカドまぞく」

キャラットのゲスト読切枠が多いのは無印と同様であるが[*1]、無印が現在連載している作品の多くが掲載されていて連載昇格が出るのを待っている状況なのに対して、キャラットは連載数だけなら掲載枠とほぼ同数なのに[*2]毎月5作程度休載作品が出ている状況にある。各作家の作業状況や事情による部分もあるのだろうが、こういうところがキャラット不安説と一部囁かれる要因になっていそうである。

『まちカドまぞく』は今月号掲載予定だったものの作業環境に問題が起きた為見送ったとの事[*3]。伊藤先生の体調もあって依然休載がちな状況は続いているものの、ひとまず今月号の休載が体調起因によるものでなく現在体調も良好ということなので、そこは一安心というところだろうか。

 

連載作品感想

ごきげんよう、一局いかが? [#17]
《卯花つかさ》

迎えた文化祭当日を迎えた冴はなんだかいつも以上に浮き沈みが激しく感じたが、それでもいつもの面子やクラスメイトに支えられで冴なりに陽のイベントはここまで楽しめているだろうかという気はする。当日になっても尚演劇に乗り気では無いというか圧で押されかけている冴だが、それ以上にできるかどうかは別として楽しそうにしている千星といる時間が、より冴の中で大事になってきているのかなと思う。そんなこんなで次回本番、なんとか無事に乗り切れる事かどうか…。
それにしても本人許諾済みとはいえこうも大々的に千星を使って金稼ぎするのは[*4]なんかすげぇ複雑だなって思いしかない。

第2巻は2/27発売!

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キルミーベイベー 
《カヅホ》

忍術を忘れて使えなくなったあぎりが彼是して忍術を使おうとする回であったが、忍を自称しながら普段から忍術かどうか怪しい、それどころかどう見ても忍術ではないものを使っているから、そういう意味では今回もいつも通りのあぎりだった、ような気がする。なんかよう分らんバケモノを生み出したり、あぎり自身がバケモノと化したり、如何にも怪しい装置を使ったりしていたが、やはりどうやらこれまで通り今回のあぎりも普段と何も変わってなんか無かったようである(ホンマか?)。

 

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たくあかっ! [#10]
《深見真・藤真拓哉》

紗音の家に駆け込んできた恵利が語る自身の家庭事情。結局どれだけ許し難い所業を犯そうとも家族の縁を切るというのはそう簡単にできるものでは無いようであるが、どうやったって誰かと繋がり合っていかなければ生きて行けないのがヒトというものである。税理士という職にスポットを当てた本作であるが、こういう金が絡む諸問題の解決というアプローチから如何に人と人との繋がりをつくっていくのか、というのもひとつのテーマなのかなとここ数話感じているところである。
それにしても良くも悪くも母の影響をもろに受けまくっていた恵利だったが[*5]、何故に脳内ピンクなところを引き継いでしまったのだろうか本当…。

 

押しかけ女房、コドモ付き! [#2]
《とめきち》

ミライとノゾミの強襲から一夜明けて尚状況を処理しきれない感じの華子だったが、知らんうちに発信機を仕込まれ高校にまで押しかけてきて、本当華子の精神が持つかどうか不安になる。てかミライが高校に勝手に押しかけたのが悪いというのが分かってるならやらなきゃいいのにと思うところだが、それでも旦那の事をもっと知りたいという欲には抗えないものなのだろうか、そんな想いが今後変な方向へと拗れなければいいのだが。現状華子ひとりに負担が集中している状況だが、そこら辺も今後どうにかならないだろうか。

 

Vドライブ! [#6]
《猫にゃん》

登録者数も増えて承認欲求も以前よりは満たされてはいるものの、ニノやガオが未だ未だ遠い存在に感じるきらり。そもそものチヤホヤしてくれるファンの数が違うから、チヤホヤ=戦闘力というVドライブのシステムの関係上戦闘でふたりに後れを取るのはやむを得ないとはいえ、承認欲求モンスターとしても一応は世界の為に戦う身としても、いまのきらりにはなかなかに根深い悩みのようである。
1話の頃のきらりは自分ひとりがチヤホヤされればいいという感じであったが、いまのきらりは単にチヤホヤされたいというだけで無く、ニノとガオの隣に立ってチヤホヤされたいという新たな目標ができている。その為なら出来る事はやる、超がつく人気ライバーであるカーミラの誘いも受ける、そしてファンの気持ちに応える。きらりが承認欲求モンスターである事に変わりは無いが、ナーコに誘われ事務所に入ってニノとガオとの出逢いを経て、何の為にライバーをしているのかという点では成長はしてるのかなと感じさせる。まぁそれが空回らない事を願いたいところであるが。
一方できらり達にコラボを提案したカーミラ、もといVルスに与するドクターであるが、こっちの目論見も段々を見えてきた今回であった。あくまで目的が王の復活であるというのは今後の展開のミソになりそうな気がするが、Vルス側が幹部クラスが揃って、双方の衝突がより激しい事になっていきうで、きらりにとっても正念場が続きそうである。

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【新連載】このままモブじゃ終われない! [#4]
《優しい内臓》

23年12月号と24年1月号でのゲスト掲載を経て今月号から連載開始となった『死神ドットコム』の優しい内臓先生最新作。夢を諦められず人間界で漫画家を目指すも全く芽が出ないサキュバスのピコ、そんな彼女をエロ漫画の参考として呼び出した旧友で連載作を持つコモナ、そしてコモナの一番弟子で常識的な人間の貴理虎、そんな3人のどこかカオスな日々を描いた作品である。

前回管理を任せたピコがやらかして大変な事になったコモナのSNSだったが、こんな事が起きたりいきなりエロメイドが出てきたりと、こんなのと相手しないといけないとか本当コモナの担当編集は常に気が気じゃ無さそうである。まぁ結局ピコにはあらぬ認識を持つ事になったが[*6]
そんなコモナ宅での牛エロメイドの恰好のまま街中を自転車で駆け回り、それを貴理虎に指摘されるまで気付かないとか、なんかいろいろとピコは重症なんじゃんと思う。貴理虎にとってはとんだ巻き込まれ事故に遭ったようなものであるが、それでも次回作へのアイデアが出たから結果的に良かったのだろうか、いやアイデア元がこんな牛エロメイドとかなんか最悪なような気がしなくも無いけど…。でも少しはふたりの距離も縮まった気がするからやっぱり総合的にヨシなのであろう。
そんなこんなでどこか歪んでいてカオスさを感じるこの日常とそれぞれが目指す目標は何処へ突き進む事だろうか…。

※記事執筆時点で編集部Twitte [X] の投稿リンクの埋め込みが正しく表示されませんので御了承下さい[*7]。恐らくは投稿画像がセンシティブ判定を受けた可能性がある、のかも…?

 

のけもののまち [#13]
《はちべもつ》

休日にマキを誘って街に出掛けたるいであったが、そこで実感する多種族が共生共存していく事の難しさ。実際現実でも多民族が絡む諸問題は数多くあるし、拗れに拗れて血で血を洗うなんて事は人類史に於いて幾度となく繰り広げられてきた事である。そんな人類間でさえ同胞であってもこんな状況なのだから、多種族が住むこの世界では尚更な事だろうし、結局のところ完全な平等公平なんてものは所詮夢物語なのかもしれない。それでも小さな思いやりというものが回り回って大きな変化を生むという事も有り得なくは無いだろうし、何かを変えるにはそれに向かって地道に進んでいく他無いというところだろうか。どうであれ本当に普通というものは難しいものである。

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ばっどがーる [#40]
《肉丸》

不良志望でありながら社会規則を遵守しようとする優の支離滅裂な思考。優が不良志望なのは風紀委員長である亜鳥の注目を惹きたいからであるが、やっぱり根本的に努力の方向性が間違ってるし性格上優が不良になるなんて土台無理な話としか思えない。そんな優よりも校内の規律を取り締まる風紀委員長でありながら、自由人過ぎる亜鳥の方が遥かに不良では無いだろうか。本当「こいつ風紀委員です」と言いたくなるような風紀委員長らしからぬ言動をする亜鳥だが、不良を目指すのであればコイツの言動を参考にした方がいいんじゃないか、という気がする。

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escape into the light [#13]
《むぐら》

つむぎとみき、あかねとハルとでは未だ未だ大きな開きがある事を実感させられる事となり、あのまま関係を継続していたらというifを考えるのは人として当然の思考なんだろうとは思う。それでもいまのふたりの現在地が確認できて、改めて目指す方向と目的が見えたのはそれで収穫では無いだろうかと思うし、やっぱり何だかんだでつむぎとみきは良い関係になってるなと感じさせる。
一方で昔の女、みきに捨てられる格好で縁を切ったとはいえ尚もよりを戻そうとするあかねの神経は何なんだろうか。あんな事がありながらまた引き抜こうとするのは図太さを感じるけれども、真意が見えない面倒な女だなというが自分の印象である。

第1巻は3/27発売!

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はらぺこ少女と探偵と [#10]
《りの》

事務所で発生した盗難事件を捜査する律歌と響であったが、なんというかとんだ茶番だったなという事の真相であった[*8]。普段から食い意地を張ってるとはいえそれで有らぬ嫌疑をかけられた音都にとっても、事務所を訪れたらこんな茶番に付き合わされた雪村姉弟にとっても、本当聞いて呆れるというところである。主犯だった響は当然として、こんな茶番を起こした律歌の罪もそれなりに重いところであるが、先月号の一件同様に結果酷い目に遭うのが律歌ひとりというのはなんかあんまり過ぎではないだろうか。結局響はまたも特に何も制裁を受けて無いし、なんか物凄く理不尽だなって感じる。

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ひよ&びびっと! [#20]
《ゆとりーぬ》

彩に影響されて自らも動画をあげはじめた顧問の山田だったが、そう簡単に一朝一夕に再生数が伸びるなんて事は無く、ひよと彩に相談を持ち掛ける事に。てか結果的に教師をこんな沼へと引き摺り込んでるとか、なんかなかなかに恐ろしくないだろうか彩は。それはそれとして部員から手厳しい指摘を受けたりなんか辱めを受けたりで新たにあげた動画はそれなりに伸びたものの、やはり現職教師がこんな事をやっちゃぁいけないと思う、それが背徳的で良いのは分からなくは無いけれども。て事で無事に部員以外にもやってる事が露見したが、果たして山田の明日はどうなる事になるか…。

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うさパン焼いて悪いかよ! [#21]
《山本アヒル》

外見だけでなく文明レベルまでもオッサンだったクマだったが、なんというか今になってようやく現代文明に追いつく事となった。とはいえこれまでまともに現代文明に染まってなかったクマにいきなりSNSというものを与えるのは刺激が強過ぎたのではないだろうか、なんだかこうやってSNS廃人が生み出されていくのではという気がしなくもない。
送信する相手やグループを間違えて盛大に爆破するのは相当についらいものであろうが、今回はまぁなんか丸く収まって良かったのだろうか。そうなってなかったら今頃ハチがどうなっていた事か…。

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おちこぼれフルーツタルト [#102]
《浜弓場 双》

はゆとニナが見つけたへもとチコの交換日記。単なる将来の事を妄想したものだと思っていたら…、果たしてへものその発言の真意は一体何なのか。ただ単に妄想の中で幾度となく最良の未来になるよう想い描いていたのか、それとも本当に何度も最良の未来をなるようループを繰り返している『オールドヨコハマラジオアワー』の入江なぎさの同類だったのか。まぁこれまでにも平然と異能じみたものを発現したり夢空間での話だったりというのがあるから、正直どっちであっても有り得なくは無さそうではある。
まぁそれはそれとして夢空間での出来事ではなく本当に捕縛された方が良くないだろうかニナは、マジでコイツとイノはもうダメだ。他の面子も大分手遅れだけども。

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ゲスト作品感想

あのこのにっき 
《MOJI》

国語の記述問題の弱さを指摘され教師の勧めで日記をつける事にしてみたひなせ、とはいえ特に書く事が無いと考える中、友人のもあから受けた助言を参考にしながら書いてみる事に。
日記に限らず毎日何かを継続していくというのはとても大変な事だし[*9]、それこそ日々何かを書き留め続けるというのはとても難しく感じるが、それでも何か書こうという事自体が大きな事なのかなとも感じる。まぁそれはそれとして、ひなせ同様に国語の成績はアレではあったけれども、それでも参考になっている辺りもあは何か些細な出来事を見つけるのが上手いのでは思う。書きはじめた日記は未だどんな色にも染まり切ってはいないが、初日から結構なピンク色な内容でこの先どんな色へと染まっていく事になるのか。

 

魔法少女は羞恥心で強くなる 
《海星なび》

生き恥を晒しながら戦う対価がささやかな悪運の回避というのは危険性と背負うものに対してとても釣り合っているとは思えないが、それでも不特定多数の目に生き恥が晒されなくなるなら考えようでは結構大きいリターンな気がしなくもない。まぁそれを得るには迫りくる敵に連勝し続けないといけないから、やっぱり割に合わない気がする…。
中学の頃に恥を晒して以来氷雨に認知されたばかりかずっと見ている事を察知されていた事実はとても耐えられるものでは無い真侑だったが、結局氷雨に押し切られ流される形で引き受けた選択は間違っていなかったのかどうか。どっちにしても過酷な日々は続きそうである。

 

触手のキミ 
《おシャケ》

以前先生が掲載した読切作品[*10]は「これ本当にきららか?」と思うような画とぶっとび具合だったが、今作でもそれは受け継がれていたのかなと思う。それにしても接触したら体が触手化するパンデミックとか特殊な癖な人以外からしたら嫌過ぎる、自分もノーマルな癖では無い自覚はあるけれども、四肢だけが変化するならともかく首から下が全部変化するタイプのはちょっと無理かも…。
そんななんだかどうかしてる作品ではあったが、訳の分からん事になって如何に相手を思いやれるのかが試される、そんな人間性に迫った一作だったのではないだろうか。

 

まんまるの恋慕 
《はらこっぺ》

そもそもひまるがこんな事になったのは友人が見つけた怪しいネット情報が気になって魔女の店に入り込んだからであるが、どうにかクーリングオフできないものなのだろうかこの契約は。願いに対する代償は必要とはいえこうも強引に契約させられて、更にはつくった本人が想定してない薬の効果が出るとか、十分に契約破棄できる条件は揃っていそうだが、そんな人間の法が魔女に適用されるかは微妙そうかもしれない。
結局なんか酷い目に遭わされただけで進展は全然してない現状だが、そんな中で店に入ってきた望が真に抱える願いとは、そしてこの恋路を先に進める事は出来るかどうか…。

 

フォロースルー 
《わたなべみづ》

コンテストに応募するには部を存続させないといけない、だが入部期限が迫っても尚存続に必要な人数には足りない、となると作品未完のまま部は解散。そんな状況でも尚どの部にも入る気は無いヒメだったが、自分自身も周りとそんなに大差の無い立場を気にしながら己を抑圧しているひとりであり、自分だけが周りとは違うものという認識が外れたのはとても大きな進歩ではないかと思う。そんなひとりの人として、ヒメはどうこの観察眼を活かす事か。

 

ぶら×ぶら 
《杉谷エコ》

近所にできた新たなカフェな金銭に代わり血を代価とする普通ではないカフェ。そんな店を訪れたコーヒーブラック派の客は砂糖派の店主にとって相性は良くないものだったが、それでも意を汲もうとしてくれる辺りは求めている大人の客そのものだったのかなって気がする。てかなんだかどっちが客で店主かこれじゃよく分からん気がしなくもないが、まぁでも結果的にwin-winな関係になったから結果ヨシ!というところだろうか。

 

不器用のたぎりさん 
《藤森咲》

抱え続ける好きの想いをなかなか伝えられないたぎりと、そんな彼女の想いなど全然分かってなさそうなみちる。そんなみちるへの想いと彼女の言動にどこまでも振り回されるたぎりであったが、果たしてこんな調子でこの想いは報われるのかどうか。ひとまずどうにか想いを切り出したと思ったら日を跨いで悶々とした末がこんな結果なのはあんまり過ぎるし、いくら性格で損してそうとはいえこんなのはたぎりも到底納得できるものでは無いであろう。結局終始たぎりの一人相撲という感じだったが、『まんまるの恋慕』の魔女の台詞を借りてたぎりにはこう言いたい、「当たって砕けろ」[*11]

 

次号予告

表紙&巻頭カラーは、連載20周年を迎える蒼樹うめ「ひだまりスケッチ」! センターカラーには、卯花つかさ「ごきげんよう、一局いかが?」、最終回のちうね「紡ぐ乙女と大正の月」、はちべもつ「のけもののまち」、3号連続スペシャルゲストのぴらそん「はるか咲きそふ、刻どきの」が登場! 次号もまんがタイムきららキャラットをよろしくお願いします!!

引用:まんがタイムきららWeb

創刊222号を迎える4月号は『ひだまりスケッチ』が23年2月号以来に表紙で登場する。ひだまりも連載開始から20年を迎え何かしらの話題が出てきてもいいような気がするが、仮にあったとしても確かに見えているのになかなか近づかないゴール、『ひだまりスケッチ』という作品の完結に向けて何か出してきそうな気がする。本編がゆのと宮子の大学受験真っ只中で残すイベントは高校卒業くらいだろうから、キャラットの看板作品がいよいよ終わりに向けての展開が本格化していくのではないだろうか。…と自分は予想している。

『紡ぐ乙女と大正の月』は次号で完結。読者それぞれ完結を迎えるにあたって思うところは少なからずあるだろうが、自分としてはどんな結末を迎えようともしっかりと見届けて受け止めたい、そんな覚悟で次号を読み進めていきたい。

4月号は2/28発売!

 

新刊情報

発売中

 

終わりに

一度抱いた不安を払拭するのはなかなかに難しいものであると感じる。この感想記事でも度々キャラット不安説については語っているが、正直「気にしすぎなだけ」「単なる誇張妄想」だと思いたくても、現行連載作品の休載数やそれに伴うゲスト読切作品の多さ、そして読者人気が高そうな作品を完結させるなど[*12]、そういう表面上の事実がより不安を募らせているのかなと思う。まぁ実際に気にしすぎで済めばそれに越した事は無いが、それでも今後の動向にはこれからも注視していきたいし、いろんな視点からこの先もキャラットが続けられるのかを見ていきたいところである。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:無印2月号、キャラット今月号共に7枠

*2:今月号の掲載枠21に対して現時点での連載作品が20

*3:伊藤先生の投稿(Twitter [X])

*4:11頁

*5:46頁

*6:74頁

*7:尚非ログイン状態で投稿を見ようとすると「ページが存在しない」と表示される

*8:127・128頁

*9:性格上自分にはとてもじゃないけどできそうにない…

*10:22年11月号掲載の『どんちき!』

*11:155頁

*12:単純にに単行本の売上が思うように伸びなかっただけだろうけど