渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららMAX -2024年3月号-

 

なるべく発売日から間を置かず執筆更新したいと言いながら、きらら2月号の感想記事がきららMAX発売日前日の更新となってしまって、やはり昨年悪化の一途を辿った自分の溜め込み癖はそう簡単には改善できないのかなと思うところである。

それはそれとして今回も身勝手にきららMAXの感想を語ります。あと先に言っておくが今月号のフォワード感想記事はキャラット発売日までに多分更新間に合わないです、今月両誌の発売日の間が中1日しかないからどんなに頑張っても無理なんで…。

 

⇩過去の感想記事⇩

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

2024年2月18日発売
価格:470円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

有馬 『エイティエイトを2でわって』

はまじあき 『ぼっち・ざ・ろっく!』
はんざわかおり『アイドルビーバック!』
つみきつき 『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
笠間裕之・宮月もそこ 『さうのあっ!』
なじみ 『コンビニ夜勤のあくまちゃん』
市川ヒロ・土管 『スポチャン!』

◎新連載・センターカラー

うるし 『追放令嬢は技能実習生になりました。 ~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

O仮名だモ 『へるしーへありーすけありー』
双葉陽 『ばーがー・ふぉー・ゆー!』
さいにゃん 『てくてくっ!秘密リサーチ』

◎センターカラー

かぜぱな『涼井さんの推しメシ』

しぴー 『ラスボスは逃げ出した▽』
*sow* 『わからせろ!ナマイキツネ様』
カコベン 『ギャルとネクラの吸血関係』

◎センターカラー

こかむも 『ぬるめた』

バニライタチ 『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』
よるのまど『あかね空怪異譚』
相馬一 『メイドさんはハジメテの友達』

◎センターカラー

Koi 『ご注文はうさぎですか?』

行町咄 『ハコイリクリエイト』
ムクロメ 『SAN値直葬!闇バイト』

◎休載

宇崎うそ『ななどなどなど』※暫くの間

『ご注文はうさぎですか?』が3号連続で連載順二桁台につけているのは少し気になるところである[*1]。ここ1年の展開ペースを維持するならもう数年は続きそうではあるが、3月の12巻発売以降にどの位置につけるかは要注視した方がいいかもしれない。

 

連載作品感想

エイティエイトを2でわって [#14]
《有馬》

前回引き受けたカフェでの演奏バイトをはじめた美弦と奏であったが、どっちも自分の好みとはいえないジャンルの曲を弾いているときの顔は本当どんな感情になっているのやら、それを眺めている店長も一体どんな感情になっていたのだろうか。
美弦は一応やってはいるハノンの成果が徐々に出はじめているようだが、果たして夏休みの帰省から戻った時にに一体どんな方向で驚かせてくれる事か。正直自由人な性格の美弦の事だから悪い意味になりそうな気がしてならないが…、そこは奏が上手く手綱を引くしかないだろうか。
一方更なる上達を目指す来夢はゆず邸で練習を積む事を決めるが、地元居残り組ふたりの方も何やら新展開な予感であり、この繋がりは果たしてどのように広がって互いに連鎖していく事になるだろうか。

第1巻は1/26発売!

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ぼっち・ざ・ろっく! [#72]
《はまじあき》

新曲のMV撮影に挑む一同であったが、ただでさえまともな人が少ないこの作品において監督もまともである訳などが無かった。まぁそれでも受賞歴を持つだけあって[*2]流石はいいものに仕上げてきたのかなという感じではあるが、でもその分散々振り回されたような気がしなくもない。それでも4人で盛り上がりややりとりを見てシーンを追加した辺り[*3]観察眼や発想力が高いのは確かかもしれない。
喜多は修学旅行編で散々後藤ひとりに狂わされた影響を未だ引き摺っていそうだったが、本当なかなかに面倒な性格をしているなって思う。山田は露骨に思ってる事が表情に出るのは普通に失礼ではないだろうか。虹夏まで監督の暴言に乗せられた辺り何か演者を惹き付けたりするものを監督が持っているのでは、という気がしなくもない。

廣井きくりの深酒日記第1巻は2/01発売!

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アイドルビーバック! [#7]
《はんざわかおり》

活動を再開したアイビバの今後に向けて自称事務所兼あんじゅの自宅で話し合う一同。事務所所属という庇護下にあった以前の活動に対して現状は無所属、地下の地下もいいところな現状で何もかもをこの4人でやるというのはなかなかに骨が折れそうである。なによりライブを行うにも無所属で続けるにはハードルは高いだろうし、ただでさえ地下活動は厳しいから、本当にこれから行く先に何があるかも分からない茨の道を進もうとしているのだなと感じる。
ひとまず将来的な大出世を目指して着実にファンを実績を積み重ねるという方向で決まったが、大出世と同様に目指したいのが元エースとの再会。正直わざわざ他所のグループから、それもエースを引っ張ろうとする奴の気が知れないし、それを受けたエースも正直気が知れない、というのが自分の思うところである[*4]。とはいえ将来的な元エースとの対峙フラグを建てつつ、前回無事ライブを終えた4人が目指すところへと進んでいく足場を固める回であったと感じる。
それにしてもどのキャラもそうではあるけれども、本当椿は可愛いなと毎話強く感じている、あとナニとは言わないけど朝子って結構デカくないか!?

第1巻は2/27発売!

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性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。 [#14]
《つみきつき》

つくしの妹こごみが押し掛けてきた今回であったが、相当に姉への想いが重いし入念にストーキング等々やっていたようで、真に恐ろしいのは同業者より何をやらかすか分からん一般人なのではないだろうか。大分アウトな事をしてるこごみもそうだし、自由人且つ謎に気配を消せる倫もそうである。とはいえつくしにいろいろと世話になってきた共通項から意気投合した、というよりもさせられた雰囲気になったが、ユーリにとっては丸く収まったというよりも悩みの種が増えたというところだろうか。それでもこごみに言わされる形だったとはいえ、大分自分の想いに真っ直ぐになってきているのかなと感じるところである、人によってはそれを幼児退行していると言うかもしれないが。

第1巻は発売中!

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さうのあっ! [#11]
《笠間裕之・宮月もそこ》

4分の5がサウナー派という勢力図で民主主義と多数決をやられるのはこかげにとっては横暴もいいところであろうが、そんな4人に押し切られ連休に泊まりでテントサウナに行く事に。こかげ本人が知らぬうちに徐々に包囲網が縮小されていってどうやってもサウナからは逃れられない状況となっているが、それでもずっとぼっちをしていた反動からなのか、何だかんだ誰かとどこかに行く事自体は悪くは無いと思っているようなので[*5]、そのままサウナー派に鞍替えしてしまえばいろいろと楽になるのではという気がする、ずっとこんなクソ面倒そうな性格を続けるのも疲れそうだと思うし。
テントサウナについて解説を求められいつも通りスイッチが入って語り尽くしたのに、当の解説を求めたこかげが心底興味無さそうな事につい口が悪くなる芹香は新たな一面なのかもしれない[*6]。まぁこんな事されたら誰であってもこうなってしまうが。瞳は揃いも揃って散々な言われよう思われようであったが、まぁ正直自業自得でしかないでしょこれは。

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コンビニ夜勤のあくまちゃん [#29]
《なじみ》

恐らく劇中での時期は冬から春へと変わっていく頃であろうが[*7]、そんな季節変化にやられたのか言動が支離滅裂になるまでにへばりきったアルール。そんな主人の代わりになろうと張り切るイレイナであったが、相変わらず力加減が効かない中での繊細な作業に多田がヘルプで呼んだエリエルに煽られてと、本当とんだ事になってしまったなと思うところである。こんな事になるならいっそ多田がワンオペした方がむしろ良かったのではないかという気もするが、とはいえ今回の人選は明らかに多田のやらかしであろう。
イレイナにとってはとんだハードワークとなった事だろうが、アルールの事を看ないといけない故に酒呑んではっちゃけられないのは本当つらいところであろう。それに対するエリエルの言動は余りにもド畜生過ぎて[*8]、こんな所業ができるならお前このまま堕天してしまった方が良いのではないかと感じるところである。てかこれ以上火種を増やすなよホント店の今後の為にも世界の為にも。

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スポチャン! [#4]
《市川ヒロ・土管》

今回は基本動作について学ぶ一同であったが、なんかちっちゃそうな事を気にしたり打突が不得手だったりと結構あかりも穴が多そうな事が露呈して、これでこの部にまともな人が全然いないのがほぼ確定してしまったのはどうしたものなのか。
如何に攻撃を回避できるかがスポーツチャンバラの要であるとはいえ、相手の基本打練習を盛大に破壊するくらいな勢いのももの回避力はちょっと異常過ぎやしないだろうか[*9]。一方で攻撃の方は未だ未だだから、攻防どっちも上手くやるというのは彼女にとっては相当に難しい課題なようである。
入部するまで未経験だった初心者のアメリアに勝てないあかりも、アメリアに勝って喜んでたももも、どっちも凄く複雑な感情になってしまうのは有級有段者ならでわの変な意地故からなのだろうか。そんなアメリアの段級試験の為にももの古巣である道場へ向かう事になったが、決して円満とは言えない形で離れたところに戻るとかクソ気まず過ぎるし、自分だったら絶対そんな事したくない。競技外で早々に難所が来たももだが、どう乗り切る事か…。

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【新連載】追放令嬢は技能実習生になりました。 ~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~ [#3]
《うるし》

1月号と2月号のゲスト掲載を経て今月号から連載開始。意思疎通の齟齬で侍女が起こした事件の責を取らされ日本へ追いやられた元令嬢のアーシャは、技能実習生という体で拾われたそだちの家が営む畑でが忌避する程に嫌な野菜栽培をさせられる事になる。

そんな訳で無事連載化が決まった事でアーシャの苦行も続行する形となったが、今回はアーシャとそだち、そしてアーシャを追ってきたクロエがニンジン栽培に向けていろいろと準備をする事に。料理や工作みたいに合間合間で「事前に用意しておいたものが此方です」という事にならないのが自然を相手にする農業の難しいところであるが、そういう手間がかかっているからこそ食品をぞんざいに扱ってはいけないんだろうな、と感じ。そういうリスペクトが著しくアーシャには欠けているのだが。
そんな手間をかけているとい点に於いては普段口にするものがどんなものを使って育てて加工してるかなんて気にしていないし、それこそ堆肥の主原料を消費者が気にするなんて事は滅多に無いだろうが[*10]、牛ではなく人のアレを撒いていた古よりは多分まだマシなのでは、と思わなくもない。
それにしても技能実習の闇とは関係なく全然体力も意欲も無いアーシャであるが、こんな調子で果たして生きていける事かどうか。苦難の日々ははじまったばかりである。

 

へるしーへありーすけありー [#5]
《O仮名だモ》

春休み期間で大学の講義もない、という事でヨモギの押しで料理をする事になった七草であったが、家にまともな食材も調味料も無く汚部屋故にまともに料理できるスペースも無しと、料理をする以前の問題が山積していて健康化の道程は本当前途多難過ぎると感じる。ひとまず自炊とぼっちではない飯の喜びを感じた七草であるが、今回感じた事が今後活かされればなと思うところだが、まぁあんな性格と環境では難しいだろうか。
それにしてもふたりのメイド服を見られたのは読者としては眼福ではあるが[*11]、食材の買い出しに来たのにそんなものを衝動買いして首が回らない状況になるようでは結局意味が無いのではと思う。七草の健康だけでなく家計も握らないと絶対良い事にはならなさそうだが、本当どれだけヨモギに負担をかけるつもりなのだろうか…。

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ばーがー・ふぉー・ゆー! [#16]
《双葉陽》

文化祭当日でこむぎが一番滅茶苦茶に緊張したり陰キャ故に対人ゲームに疎い事が露呈したり、そんな模擬店に来た零が物凄く面倒な感情を起こしたりと、本当ちょっとでもルート選択を間違えていたらどうなっていたかと思うところだったが、そこは上手い事まきが誘導したのかなという気がする。まぁ特に何も考えてなかった可能性はあるだろうが、わざわざ零との勝負を制しておいてこむぎと二人きりにさせたのだから[*12]、一応はまきなりに状況を見ての行動だったのだと思う。
これまでバイト先ではそれなりに進歩のあったこむぎであるが、今回は無事文化祭を乗り切って校内での関係も進展したから、思い描いていた理想に少しは近付けたと感じる。

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てくてくっ!秘密リサーチ [番外編]
《さいにゃん》

次に巡る所の打ち合わせをしにファミレスを訪れた4人であったが、揃いも揃ってなかなかに個性と癖が本当に強くて、そんなものに気が逸らされたのか否か肝心の打ち合わせは何一つとして進まず、結局ただファミレスに来てメシ食って駄弁るだけの集まりと化す事となった。まぁこの4人らしい展開と言えばそうなのかもしれないが、それにしても改めてそれぞれの変なところが露呈した話だったなと思う。そんな集まりの中で

・当然の如く置き勉をするひぐれ
・野菜と健康的の概念が他3人と異なるマリン
・ドリンクバーで毒物を生み出すすかい
・ついついスイッチが入って暴走するたから
果たしてこの4人の中で相対的にまともなのは一体誰なのだろうか[*13]…、自分にはさっぱりわからん。

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ラスボスは逃げ出した▽ [#15]
《しぴー》

魔王や四天王にパシらされるのがすっかり常態化してしまっている勇者であるが、本当にこんな扱いをされていていいのだろうか。そもそもそれが良くは無い事という認識に至らないのも問題だろうけれども、とはいえ噛み合っているようで全然噛み合ってないような、クソしょうもない事でふたりが盛り上がる光景は真に目指したい平和の形であると感じるところである。そんなものを世の理や天界は赦しはしないだろうが、前回堕天使を巡って天界と事を構えたからいまの日常がどう変化していくかも気になるところではある。
それにしてもぼっちを拗らせた勇者が仲を深めた相手が魔王だったのは結果的に良かったのかなと感じる、これが魔王城に乗り込む前にクソガキ魔法少女に声をかけられてたらと思うと、今頃魔族はどうなっていた事か…。

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わからせろ!ナマイキツネ様 [#18]
《*sow*》

安い挑発に乗せられてマカロンのバイト先であるメイド喫茶でメイド勝負をする事になった壱与、そして当然の如くまたも現れる新手のバケモノもといやべーやつなメイド喫茶店長のクラマはやはり普通なんて事はなかったし、この店に来る客もとてもじゃないが性癖が普通ではないやべーのしかいないという、またも魑魅魍魎が跋扈する話となった。
そんな勝負の結果であるが、確かに2ショット撮影の枚数では壱与はマカロンに勝った。だがこんな新たなる稼ぎ頭を桜子とクラマが逃すなんて事は無く、結果的にマカロンとの試合には勝って勝負には負ける形となった。まぁ稼ぎが入ってそれが増える事は壱与にとっても悪い話ではないだろうが、客と2ショットを撮って雑な落書きをするだけの簡単な仕事だと思っていたらその客が殺到して多忙化するのは、少なくとも壱与にとっては本望ではないであろう。聞いていた話と違うと憤慨している事だろうが、結局は壱与の自滅だし自ら客を引き寄せた分の責任はしっかり果たして貰いたいところである。

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ギャルとネクラの吸血関係 [#20]
《カコベン》

家に入り込んだ黒猫の世話と飼い主探しをする事になったいよねとまくる。あくまで傍から離れてくれないから仕方なくであり、飼い主が見つかるまでの縁であるという事は最初から分かり切っていた事だったものの、それでも少なからず情や繋がりというものは生まれ形づくられていたのであった。
はじまりあれば終わりあり、出逢いがあれば必ず別れが来るというのが絶対の理であるが、ここ最近はららの寝取り騒動だったりいよねのネックレスの件と眷属関係を揺るがしかねない事態が相次いだのもあって、今回の黒猫との出逢いと別れは相当まくるに堪える出来事であった。眷属としても親しい仲としてもこのままずっといよねと関係を繋げられる事は無く、大なり小なりの変化は起きるものであるが、そんな中でまくるがいよねとこの先どんな関係をつくり繋ぎ深めていくのか、未だ未だ悩みは尽き無さそうである。
そんな家に入り込んだ黒猫は只の黒猫ではなかったが、本当いよねとの眷属関係も島での家族関係もどうなっていく事になるやら。まくる同様に母と妹の間で姉もこの先大分苦労しそうではある。

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白魔導士はゾンビの夢を見るか? [#21]
《バニライタチ》

ともりから語られる事の真相。全ての元凶となったゼノムウィルス、それの感染がより進む事により生まれる尾つき、レサナから特効薬をつくり出せる可能性。その一方でフジオが感じるサキの変化、事態解決に向けて研究を続けるアヤ母。3地点でそれぞれがこれからの事に向けて動く中で、今回のラスト頁[*14]の見出しでのタイトル回収。この展開このタイミングで見出しに作品タイトルを持ってくるのは何かしらの意味がありそうであるが、ゼノムとレサナは何かしら関係があるという事なのか、だとすればリルーがここに来たのも偶然では無かったのか、ならばサキの変化も必然なのか。
その他諸々気になるところはあるが、ここ最近停滞気味だった本筋が動き出してそれぞれの点と点も繋がっていきそうで、この先更に油断できない展開が続きそうである。

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ご注文はうさぎですか? 
《Koi》

定期的にやってくるアニメのエイプリルフール企画の輸入回。今回は2年前の『ご注文は幸せですか?』が原作側に輸入されたが、このときの企画といえば唐突に神沙姉妹にcv.がついた企画である。それから2年が経過しているがそろそろアニメ側でも何か動きがあればなと本当に強く思うところである。それを望むのはいまの状況では厳しいのかもしれないが…。

それはそれとしてようやく名実共にブラバ組となったエルとナツメであったが、企画の元ネタが幸せは身近なところにあるという『青い鳥』というのもあって、結果として揃って採用されたがどんな結果であってもいまのこの幸福というものは変わらなかったのかなって感じる。一方でそうだと分かった頃には傍にはいない話でもあり、その事を話すチノの表情やティッピーを握りしめるところは[*15]、11巻ラストの出来事から暫く経っているとはいえそう簡単に先へ進めるものでは無いし、そう想うくらいチノにとっての幸福だったのかなと感じる。それに対して「青い鳥は一羽だけじゃない」と言うココアであるが、つまりは些細な幸福というものは何気無い日常のどこにでもあって、その事を見つけられるかどうかで殻の中にに留まり続けるか殻を破って外に飛び出せるか、どんなところにも幸福を見つけられればどこにでも飛んでいける。って事なのかなって自分は思うしそれがココアの人生観なのかなって思う。チノには強欲だと言われたものの人生というものはきっとそういうものかもしれないし、どこに出ていってもココアはこうやって些細な幸福を見つけそうな気がする。勿論離れた先でもラビットハウスやチノがココアにとっての幸福である事も変わりないだろうけれども。あんま纏まってる文章じゃないだろうが、今回の話で自分が感じたのはこんなところである。

あと今回直接の出番は全然無かったのに狩手結良の圧を物凄く感じてしまうのは[*16]一体何なんだろうか。結果的にそれでエルとナツメが揃って採用されたものの、それがあの女のおかげだというのは自分の感情としてはなんか悪く感じてしまう…。
あとエイプリルフール企画のときから若干印象が強かったものの、今回の話で余計に心臓要素が強くなったのはそれこそ一体何なんだろうか[*17]、こうなってくると冗談抜きでごちうさは心臓漫画になるのかもしれない…[*18]

第12巻は3/27発売!

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ハコイリクリエイト [#20]
《行町咄》

凛々が受けた案件が順調に進むだなんて微塵たりとも思ってはいなかったが、それにしたって意思疎通すらまともにできずどこも余りにも身勝手過ぎて、どう足掻いたって誰も得をしないというとんだクソ案件であった。今回の話を読んでて「こんな荒れまくっってゴミクソ化するくらいなら全部AIに任せちゃえばいいだろ!」と、ハコイリクリエイトという作品テーマを真っ向から全否定する事を思ってしまったが、暗に所長に止められながら引き受けた凛々の自業自得な面はあるとはいえ、全く案件が進まず凛々もこんな状態になるのであればAI任せにした方が肉体精神両面で健康は維持されると思う。
そんなAI任せという考えを否定するのがハイルと所長のやりとりであろうが、こんな超絶ゴミクソ案件でもどう最良を求めていくかは重要であって、そうで無ければ消費者側に何も伝わりはしないのかなとと思う。真論のおかき案件のときは凛々にいろいろ助けられたハイルだったが、少しでも助けられた分を逆に助けてくれたらなと切に願うところである。

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ゲスト作品感想

涼井さんの推しメシ 
《かぜぱな》

日々の推し活で心を満たす涼井が腹も満たすべくはじめたのは食での推し活。なんだか出費が更に加速していきそうな気がしなくもないし、学生という身にはいろいろ大変なのかもわからないが、新たにはじめた推し活はどのように様々なものを満たしていく事になるだろうか。それにしても食リポというの名の脳内妄想が大分慌ただしかったが、そんな彼女なりの推し方にも注目だろうか。

 

あかね空怪異譚 
《よるのまど》

霊力を貰う対価に自身を守るというアモンの提案に全然気が進まない明日羽であったものの、結局場の状況を利用された感じで交渉は成立する事に。そういう状況に持ち込んで案を受け入れるよう誘導した、ってアモンがそんな事を考えていたかどうかは分からないが、実際そうであれば怪異というものは総じて決して油断ならない存在であるのかなと感じるところである。
一体どんな事をやらかしてくれたんだろうというアモンの過去、何かを知っていそうな気がしなくもない人馬先生、アモンに対する明日羽の既視感。いろいろと気になるところが多いし二人の関係もどう進展していく事か見届けたいので、是非機会があれば3話目以降も掲載して欲しいと願うところである。

 

次号予告

次号のきららMAXの表紙&巻頭カラーは、大人気連載のはんざわかおり『アイドルビーバック!』!センターカラーはタイトル改め新連載の有野金吾『神絵師のおしごと』、大人気連載のKoi『ご注文はうさぎですか?』となじみ『コンビニ夜勤のあくまちゃん』とさいにゃん『てくてくっ!秘密リサーチ』です!そして相馬一『メイドさんはハジメテの友達』がグランドフィナーレを迎えます!きららMAX4月号は2月19日発売!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は来月に第1巻が発売する『アイドルビーバック!』が23年9月号以来に表紙で登場。はんざわ先生の作品という事でそれなりに期待値も高そうであるが、本編で再びアイビバが活動をはじめたいまどんな表紙に仕上がるかにも期待したい。

そして23年7月号と8月号で掲載した『私の神を信仰してくれ』からタイトル改め『神絵師のおしごと』が次号から連載開始となる。有野先生曰く連載作品として改めて1話から出発を切るという事であるが[*19][*20]、果たして新たに推しと信仰がどんな形で描かれていくかに注目したい。

 

新刊情報

発売中

 

1/26発売

 

終わりに

先日更新したきらら無印2月号の感想記事がきららMAX発売日前日まで執筆更新が押してしまったのに対して、今回この記事の執筆を終えて更新したのはきららフォワード発売日の2日前。間が中5日と1週間もないからまぁこんなものかも分からないが、それでももう1日早く更新できていたのかな、と我が振りを思い返すとそう感じる。
冒頭で述べた通りきららフォワードの感想記事更新がきららキャラットの発売後になるのはほぼ確実なので、早めに執筆更新する為に今月号のフォワード感想記事は簡潔に纏めたいと思っているのでそこは悪しからず。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:23年11月号:連載順12番目 12月号:表紙1番目 24年1月号:12番目 先月、今月号:20番目

*2:その受賞したというのが”来世にくる映像監督大賞"だというが、それって褒めてるのか貶してるのか一体どっちなんだろうか…

*3:22頁

*4:きっと慈雨とは違って高い寿司に釣られたのかもしれないが

*5:54頁

*6:49頁

*7:バレンタインの話だった26話からそこまで時間経過はしていないと思われる

*8:62頁

*9:67頁

*10:73・74頁

*11:82頁

*12:96頁

*13:絶対的にまともな人は誰は居やしなというのが自分の見解ではある

*14:154頁

*15:181頁

*16:181頁

*17:175・179頁

*18:心臓アニメ (しんぞうあにめ)とは【ピクシブ百科事典】

*19:有野先生の投稿(Twitter [X])

*20:同様の例だと『お狐さまは小生意気!』から改題再出発した『わからせろ!ナマイキツネ様』がある