渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【総括】令五 大相撲九州場所

 

三度目の挑戦となる貴景勝の綱取りやその他大関に三関脇や先場所躍進した熱海富士がどこまでの結果を出すのか、今場所も横綱照ノ富士が休場する中行われた一年納めの九州場所をいつも通り主観と偏見で振り返る。

 

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今場所を振り返る

九州場所は大関霧島が春場所以来二度目の優勝を果たした。大関に昇進した名古屋場所は序盤休場、早々に角番で迎えた先場所は勝ち越しも二桁に届かず、本人にとっては大関にあがってから不本意な場所が続いたが、そんな想いを払拭する場所となったのではないだろうか。来年初場所は綱取りに挑む事になるが、果たして真にこれからの角界を引っ張っていける実力と存在感を示して欲しいものである。

先場所大関に昇進するもギリギリ勝ち越す結果に終わった豊昇龍は二度の連敗があったが、それでも今場所は星を二桁に乗せて最低限の大関の責務は果たせたと思う。まだこれという形が無いとも言われているが、そこはこれからに期待だろうか。

連覇と三度目の綱取りに挑んだ貴景勝は場所前に首を痛めた影響があったのか、9勝に留まり不本意な結果で今年一年を終える事になった。首の影響が少なからずあったとしてもハッキリ言ってしまえば最低限の責務を果たせず期待外れもいいところであるが、だた過去二回の綱取りの場所は途中休場となった事を思い返せば、今回は15日間皆勤できて本当に良かったと思うところである。

熱海富士は先場所に続き優勝争いを演じたものの、共に2敗で組まれた14日目の霧島との一番を落として今場所も優勝には届かなかった。それでも2場所連続で二桁と敢闘賞受賞と存在感を示す結果は残せたと思うし、これからの成長にもより期待が高まるというところだろうか。来場所は上位総当たりの番付になりそうであるが、彼が大器と成り得るかの真価が試されそうである。

三関脇は琴ノ若が11勝を挙げ来場所以降へ大関取りの可能性を繋いだが、そろそろ真価を発揮して上の番付を掴んで欲しいところである。大栄翔は9勝止まりで余程の好成績を出さない事には来場所後の昇進は厳しそうである。若元春は9敗となり今年一年守った三役の地位から下がり再び上位を目指す事になる。

春場所での負傷から休場が続いていた若隆景は今場所西幕下6枚目で復帰して5勝を挙げた。昨年は幕内で優勝して大関取りへの期待も高かっただけに、ここから再び躍進して欲しいところである。

 

各段優勝・三賞受賞力士

幕内 西大関 霧島 鐵力 モンゴル 陸奥部屋 4場所ぶり2回目
十両 西筆頭 琴勝峰 吉成 千葉県 佐渡ヶ嶽部屋  
幕下 西42枚目 聖富士 哲平 静岡県 伊勢ヶ濱部屋  
三段目 西62枚目 大昇龍 知義 兵庫県 山響部屋  
序二段 東61枚目 大凜山 凜 愛知県 荒汐部屋  
序ノ口 西14枚目 安青錦 新大 ウクライナ 安治川部屋  
殊勲賞   該当者なし      
敢闘賞 東関脇 琴ノ若 傑太 千葉県 佐渡ヶ嶽部屋 2場所ぶり2回目
西前頭8枚目 熱海富士 朔太郎 静岡県 伊勢ヶ濱部屋 2場所連続2回目
西前頭14枚目 一山本 大生 北海道 放駒部屋 初受賞
技能賞   該当者なし      

 

熱海富士は優勝すればの条件付きで殊勲賞の可能性があったが、わざわざそんな条件をつけるくらいなら最初から該当者なしの方が良かったような気がする。若しくは上位且つ優勝力士に勝ったという点に於いて霧島から殊勲を挙げ二桁に乗せた髙安の方が受賞に値しているのではとも思う。

琴ノ若と一山本は千秋楽で勝てばの条件を満たし11勝に乗せて敢闘賞受賞を決めた。

 

終わりに

自分が昨年中頃から抱き続けているいまの大相撲への期待の持てなさやゴミクソな印象は今年も払拭しきれなかったが、それでも今場所は大関がそれなりに存在感を示して若手台頭の兆しが見えるなど、決して後ろ向きな事ばかりでは無かったように思う。番が狂う事が常態化して優勝争いもカオスの様相となる場所が増えている昨今の大相撲であるが、自分としては他者を寄せ付けない圧倒的な力を持った力士の登場をずっと切望しているので、全然期待はしてないが来場所こそは番付の正常化を願いたいところである。

あとNHK専属解説の北の富士さんは春場所から全休が続いているが、引き続き解説を続けるにしても年齢を鑑みて勇退を決めるにしても、体調を回復させ再び一度解説する姿を来年はどうか見てみたいものである。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。