渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】まんがタイムきららMAX 2023年11月号

 

自分が推していたものが思うように伸びないのはなんか辛いし、それでもそれを終わらせるという判断に異論がある訳では無いし、いつまで続くかいつ終わるか分からないものを推していくというのは大変で疲れるものかも知れないけれども、それでもこの作品を読めて推せて良かったと、そう思えるように最後まで追い続けていきたい。

…まぁこんなセンスの無いポエムは置いといて、今回もいろいろ連載作品の事を語っていきます。それと無印10月号の記事に続いて更新が遅れて本当申し訳無いです…。

 

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

2023年6月19日発売
価格:470円(税込)

◎表紙・巻頭カラー

*sow* 『わからせろ!ナマイキツネ様』

はんざわかおり『アイドルビーバック!』
有馬 『エイティエイトを2でわって』
さいにゃん『てくてくっ!秘密リサーチ』
つみきつき 『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
笠間裕之・宮月もそこ 『さうのあっ!』
双葉陽 『ばーがー・ふぉー・ゆー!』

◎センターカラー

なじみ 『コンビニ夜勤のあくまちゃん』

こかむも 『ぬるめた』
カコベン 『ギャルとネクラの吸血関係』
はも 『マグロちゃんは食べられたい!』

◎センターカラー

Koi 『ご注文はうさぎですか?』

ぴよちま『ポコ@ポコ』
バニライタチ 『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』
ムクロメ 『SAN値直葬!闇バイト』

◎センターカラー

はまじあき 『ぼっち・ざ・ろっく!』※次号休載

相崎うたう 『瑠東さんには敵いません!』
スーパーまさら・よしだひでゆき 『私、異世界で奴隷にされちゃいました(泣)しかもご主人様は性格の悪いエルフの女王様!(でも超美人←ここ大事)無能すぎて罵られまくるけど同僚のオークが癒やし系だし里のエルフは可愛いし結構楽しんでる私です。』
相馬一 『メイドさんはハジメテの友達』

◎センターカラー

しぴー 『ラスボスは逃げ出した▽』

メイス 『リリカお嬢様に振り回される!』
行町咄 『ハコイリクリエイト』※次号休載

◎休載

宇崎うそ『ななどなどなど』※暫くの間

『ななどなどなど』は当面の間休載するのと事。宇崎先生の投稿から察するに育児の多忙が理由なように思えるが、以前産休で休載すると言いながら4号に渡り2頁掲載し続けたしわ寄せが来たのでは、実際にはそんな事が無くてもそう邪推してしまう。
先月号で『ぼっち・ざ・ろっく!』の巻頭カラー回避が起きた際「再発防止に向けて対策を」と記事で書いた矢先のこの事態は、作家にも担当編集にも編集部にもあらゆる管理能力の程に大きな疑問が生じかねない事態ではないか、と思う。不測の事態等やむを得ない事情も起き得るだろうが、改めてだがそのような事が起きない管理能力の強化、及び作家に対して編集部は安定して執筆可能な環境の整備や双方の信頼関係の構築を、そして誌面と編集部の公正な運営や管理監督を厳にして貰いたい。
…まぁ長々と持論を展開したが、兎にも角にもいまは宇崎先生には万全を期すべくしっかりと休養して貰いたい、今回こそはしっかりと休養に努めなければならない。

・休載のお知らせ(編集部Twitter[X])

・宇崎先生の投稿(Twitter[X])

 

連載作品感想

わからせろ!ナマイキツネ様
《*sow*》

阿古町と行った海水浴場でも神社にクレームが入る程にやらかした壱与が、現場に向かったほのかマカロン桜子と海を楽しんだり性懲り無くやらかしたりという魑魅魍魎集結回。本当愛情と言う名の鉄拳制裁を幾度となく受けても懲りる様子をみせない壱与の原動力とは何なんだろうか、ビーチバレー対決で壱与に絆される阿古町も大概ではあるが。追突事故な感じで制裁を受ける回が続いていたと思っていたら最近また単なる自業自得で制裁を受ける回が続いて、本当どうしたらコイツをわからせられるのだろうか。壱与も阿古町も兎に角猛省して貰いたい、その場で賠償請求をされなかっただけ良かったと思いなさい。
あと個人的には壱与のやらかしを聞いて自分の言動を棚に上げて非難するマカロンも[*1]また近いうちにわからせて貰いたい。

第1巻は9/27発売!

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アイドルビーバック!
《はんざわかおり》

活動再開に向けて動きはじめたあんじゅと椿、そんなふたりの面倒を何だかんだで見る朝子。どこまでも好きなものに真っ直ぐなあんじゅだが、それが過ぎて突っ走るところがあるから、そこは多少自重しないと今後の活動に影響が出そうで不安ではある[*2]
フルーツタルトや結束バンドのように知名度が無かったり地下がメインのグループの活動の大変さは言うまでも無いが、アイビバはそれに加え既に解散済みのグループ、活動中から推していたファンがいても道程が険しいのはそれこそ言うまでもない。それでも進む事をやめないあんじゅに対して現実を思い知らされたという感じの朝子[*3]、そんな彼女にも未だ燻っているものはあるのだろうか。
どのみち活動再開に向けては余りにも前途多難過ぎるしアニメのようなご都合展開も現状望めそうに無いが、ここから成り上がっていく手立てや切っ掛けはあるだろうか。

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エイティエイトを2でわって
《有馬》

以前より良くはなっているが未だ未だ問題点も多く、それを美弦にどう伝えようか悩んだ結果美しき余白が生まれた奏は、そのあと途切れ途切れに評するところからしても美弦相手にも一応気を遣おうとする心はあるんだなと感じる[*4]
そんな音楽祭をいよいよ翌日に控えそれぞれの想いと意気込みを語る奏、来夢、ゆずに対して謎のボートマッチを繰り広げる美弦は一体何なんだ、なにひとりだげ斜め上過ぎる話を勝手に繰り広げてるのだろうか[*5]。それだけ緊張感も何も無いという事なのかもしれないが、いや多少は緊張感を持った方が良く無いだろうか、美弦らしくはあるけれども。
そんなこんなで迎えた当日だが4人の初舞台はどうなる事か、特に奏はこの音楽祭で少しは過去から前進する事ができるだろうか。

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てくてくっ!秘密リサーチ
《さいにゃん》

なんだかぬるっとたからも合流したような感じがするが、今回は4人で以前浄水場があった都庁周辺を巡る事に。なんか相変わらずにすかいは癖の強い妄想をしている気がするが[*6]、それでも話に食いついてきているのはひぐれにとっては良い事なのでは、という気がする。そんな都庁周辺の今昔を巡って知った4人であるが、他の何もかもが変わってもどんな形であれこの4人の関係は続いていくと、最後のところを読んでいてそう感じたしそうであると願いたい[*7]
大分喧しい集まりになってきていると感じるが、今後どんなところを巡っていくのかに期待したい。

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性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。
《つみきつき》

買い出し先のスーパーでサツキと鉢合わせたつくしとユーリだが、メイメイ先輩のキャラでサツキがこの場を乗り切ろうとするのはいろいろ無理があるのでは無いだろうか[*8]、そんな事本人に言ったら無事では済まされないだろうが。前回はいろいろとあったつくしとサツキであったが、共に見守る側としていろいろ抱えていた想いを語り合って距離感が近付いたように思う。まぁ見守る側ではあるがつくしはまずは自分の事をどうにかするのが急務だと思うのだが、ここでそんな事を指摘するのは野暮だろうか。
にしても裏稼業のユーリとサツキ、いろいろ変な倫に囲まれると余計につくしの一般人さが強調されるような気がする。

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さうのあっ!
《笠間裕之・宮月もそこ》

今回はお宅訪問回という事で、安息日である週末であろうとサウナー共の魔の手からこかげが逃れられるなどという事は無かった。
第1話からこれでもかというくらいに入浴を忌避するこかげであるが、なんだか斜め上の方向に清潔を保つ努力をするのなら大人しく入浴した方が遥かに効率的では無いだろうか[*9]。こかげは自分自身は効率厨だとでも思っているのかもしれないが全くそんな事は無い、只々要らぬ手間をかけて無駄を増大させているだけである。
結局こかげがどれだけ入浴から逃れようとしてもサウナー共によってその外堀は埋められていく一方、やはり大人し観念する方が今後の身と人生の為では無いだろうか。
それにしてもこかげの苦し紛れの弁明をあっさりと納得したリューディアは、なんか今後の将来が心配になる[*10]。あとゲーミングPCについて饒舌にヲタ語りするこかげを見て自分の事を棚に上げて指摘する芹香は[*11]人の振り見て我が振り直せというか、こかげ同様に自分の事を客観視する難しさを感じる。

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ばーがー・ふぉー・ゆー!
《双葉陽》

妹の零を差し置く形で店長に頼まれ寝込んだ透へ書類を届けに来たこむぎだが、コミュ障故に同僚であってもお宅訪問をしに行くハードルはとても高そうに感じた。それでもどうにか紛いなりにも看病できてる辺りそこまでコミュ障でも無さそうにも感じるが。そしてここに来て透とのゲームでの接点を認識したこむぎであるが、結局肝心なところは聞き出せず、バイトでの関係もだがゲームでの繋がりも今後どうなっていく事か気になるところである。あとやっぱり零の透へのブラコン度が余りにも重い、相手がこむぎだったからまだしも、どこの誰か知らん馬の骨だったら惨劇になっていた可能性はありそうである。

第1巻は11/27発売!

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コンビニ夜勤のあくまちゃん
《なじみ》

目標ノルマを達成するべく、そして褒賞を取るべく恵方巻を売りさばこうとするいちどうであったが、事ある毎に心身共に多田へ大きな負担がかかって精神をすり減らしているのは本当大丈夫なのかと思う。一応多田にもアルールにも信頼は置いてはいるが、とはいえ傍から見たら横暴な事をしてくる傘松のやり方はなんかどうなんだろうか。そういう事は直接多田に言った方がいいんじゃないかって気はするが[*12]、そこは上司として一線引いているのだろうかとも思う。
そんなこんなで恵方巻シーズンを乗り切った一同であるが、果たしてこの先沖縄編を、水着回を拝める日は来るのだろうか、どうにか3巻範囲でその回が描かれる事はあるのだろうか。いち読者としては気になるところである。
あとノルマ達成で多田にスマホをせびろうとする光野はやっぱり人間なのかどうか疑わしい[*13]、あと前任の店長は一体いま何処に…。

第2巻は9/27発売!

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ギャルとネクラの吸血関係
《カコベン》

いよねが想い描いたものとは全然違った前回のプール回からの帰りに偶然中学時代の同級生と鉢合わせたいよね、結局なんかいよねもゆうのも人間付き合いが下手で変に拗れてたというようなオチであったが、言いたい事を言い出せなかったゆうのも割といよね同様に根は陰キャなのではという気はする。とはいえそんな事が無ければ田舎を捨てる事もまくるの眷属になる事も無かったから、ゆうのはある意味ではいまこんな事になってる切っ掛けをつくった人だと思う。それと反骨心から地味な自分から変わろうとした結果がこんな残念ギャルだとは、一体どうしたものなのか…。
今回はいよねに気を遣ったり仲裁しようと結構頑張ったまくるであるが、こんなオチでは到底納得はいかないであろう[*14]。そんなまくるの頑張りがいよねに届いたのは確かであるが、あとで直接まくるにその想いは伝えて欲しいものである。

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マグロちゃんは食べられたい!
《はも》

カジキとのディスコミュニケーションで起きた事態に内心とても穏やかではないなぎさだが、誰かが損をするなら自分が損をしようとする自己犠牲心がどこか過ぎてやしないだろうかという気がする。とはいえ当人の意志を尊重するという点に於いてはなぎさもまぐろも正しくはあり、双方の対話で妥協点を探ろうとするみさきの考えも間違いではない。カジキの本心となぎさの本心、そのどちらも言わぬままで共に一方的に解決済みとしている事がみさきが特に納得のいかなかった事なのだろう。
そんな自分の本心などは二の次で誰かが幸せであるならそれで良しという生き方だったなぎさが[*15]、みさきの説得もあってやっとここで本心をみせたのかなと思う。釣って釣られてからずっと面倒な関係が続いているなぎさとカジキだが、双方合意と納得のできる結論を出す事ができるだろうか。
みさきはなぎさとカジキの共生の道をひとつしかないマグロ丼を分け合うという表現をしたが[*16]、なぎさとカジキ、そしてさしみとクロにもその選択肢は確かにある。ただ常にみさきに食べられようとするまぐろとの間にそんな道は無さそうであるし、みさき自身どこかその道を諦めているような風にも感じる。周りがヒトとしての関係を模索する中で尚も人外モノを繰り広げるみさきとまぐろの関係は一体どんな結論を導き出す事になるだろうか。その前に先ずはなぎさとカジキがどんな結論を出すかに注目であるが。

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ご注文はうさぎですか?
《Koi》

ココアのステージを無事成功させようをチマメ3人が奔走するもとても状況は好転しない、そんな中でも何事も無いように見せ場で決めるココアは本当凄いというか、着実に成長しているのを感じる。思い返せば3巻で杖の仕掛けが腹に直撃して手品も何もできなかった頃から、今回この土壇場という状況で成功させたのは間違いなく成長であるし、チノに「ちょっとかっこいい」と言わせたのだから[*17]ココアが目指すお姉ちゃん像に近付きつつあると感じる。
1巻からの初期キャラ7人総出演などこか茶番じみた寸劇となったココアのステージだったが、令嬢校に行ってるシャロ・マヤ・メグに、大学に進学したリゼ、そしてココアと千夜にチノ、通う学校もバイト先も異なる連載序盤からのキャラが同じステージにあがるというのは、ここまでの日々の積み重ねがつくりだしたものなのかなと感じる。そしてチノとフユのクラスメイトからナツメとエルが受け入れられたのも[*18]、違う学校、違うバイト先、違う年齢、地元の住人と他の街から来た人、いろいろバラバラなもの同士が繋がり合い続けてきただからそこだろうか。千夜は「みんなで協力する奇跡が起きた」と言っていたが[*19]、決して奇跡などでは無く必然だった、と自分は思う。
という事でいろいろ一筋縄にはいかない文化祭編であったが、改めてこの作品らしさとは何か、これまでどんなものを積み重ねてきたかを感じる話であった。

CompleteBlend4巻は10/27発売!

 

白魔導士はゾンビの夢を見るか?
《バニライタチ》

二度目の尾つきとの戦闘、しかも羊ヶ丘に出没したものよりも巨躯な個体との戦闘に挑む事になった今回。羊ヶ丘の戦闘に続き今回も結構ギリギリの戦いとなったが、トモリの機転が無ければかなり詰んでいた戦いであった。アヤの運がいいのかは結局よく分からないが、それでも二度の尾つきとの戦闘を乗り切り、そしてこの終末世界でここまで無事でいるという点では一応運はあるのだと思う。
それにしても研究所にいる犬よりも劣るリルーの方向感覚って[*20]、本当いろんな意味で大丈夫なんだろうかこの娘は…。

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ぼっち・ざ・ろっく!
《はまじあき》

年が明け虹夏の大学受験が続く中デビューに向けて動く結束バンド、そんな中での打ち合わせで司馬さんから紹介されたのは同じ事務所に所属する音楽ユニットで作曲を担当するAme、そんな彼女は後藤ひとり以上にコミュニケーション能力に問題を抱えた陰キャであった。喜多もツッコんでいたが後藤ひとりといい廣井きくりといい大槻ヨヨコといい、本当何故に音楽業界ってこんな陰キャだったりコミュ障ばかり出てくるのだろうか、勿論現実はこの限りでは無いのかもしれないが。
そんなAmeに対して謎に自信をみせて調子に乗る後藤ひとりだったが、そういうところがコミュ障である所以だと改めて感じる[*21]。底辺だと思っていた自分よりも更に底辺の人がいる事で優越感を覚えるとか、余りにも最悪な自信の付け方をしているなと感じる。まぁ他に自信を持てるものが無いから無理も無いかもしれない、なんだかんだギターヒーローとしての自信も疑わしそうだし。
そんな訳で3月のデビューとライブに向けて動く結束バンドと新たな陰キャコミュ障Ameがこの先上手くやっていける事かどうか、今回の相手は相当に手強そうである。

第6巻とアンソロ2巻は発売中!

 

瑠東さんには敵いません!
《相崎うたう》

一体どうなる事かと思った前回の引きから何だかんだ丸く収まってしまう瑠東の人間性というかクラスでの印象や認識というか、よく分からんけどそういうところはなんか恐ろしくも感じる。そんな素の瑠東が許容されているのを見て心中穏やかでは無い和村であったけれども。
そんな瑠東に選ばれて瑠東の特別であり続けたい和村はもうクソ面倒なくらいに想いが重くなっていたが、自分だけが素の瑠東を知っているという特別感を抜きにしても、ここまで想いが重くなるくらいにこれまでの日々と積み重ねは和村にとっての特別になっていたのかなって自分は思う。まぁそんな和村の問い詰めに対して言葉に詰まる瑠東も瑠東な気はするが、どちらも同じ気持ちなだけにとてももどかしく感じる。
結局そんなこんなで迎えた文化祭当日、勿論何も起きない筈が無くという事になりそうであるが

 

次回、最終回!

…まぁ長くセンターカラーにも連載順にも恵まれなかったから覚悟はしていたものの、いやそれ以上に今回のこんな引きから残り1話で果たして全部話を纏められるのだろうかという不安の方が大きい。勿論前作『どうして私が美術科に!?』同様に3巻の壁を越えられなかった辛さも同じくらいにあるのだが。
ともかく鈍感だった昔の瑠東に起きた事、瑠東が和村を選んだ理由、他の誰にも無い和村だけが持ってる優しさとは、どこか不自然で不健全なふたりの関係は。最後までその行く末を見届けます。

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ラスボスは逃げ出した▽
《しぴー》

システムの抜け穴を突いて魔王城で暴虐の限りを尽くした魔法少女に因果応報が回って死神にわからされた回。まぁ魔法少女も結構チート能力の持ち主であったが、それ以上に呪いの装備をつくり魔法少女に売りつけた妖狐の腕、そして何よりもチートなんて表現が生易しそうな死神の戦闘力と相手のスキルを消去ころす能力。これが魔王軍四天王の格の違いというものなのだろうか、それとも魔法少女の舐め腐った態度と圧倒的戦闘経験の無さ故だったのか、どちらにせよ魔法少女の暴虐などまるで無かったかのように回復隠蔽される事となった。
ひとまず転生してからの一連の暴虐は丸く収まる形となったが、結局魔法少女も魔王の平和主義さに侵された事を戦乱を望むこの世の理がこのまま放置するとは思えない。そしてこの暴虐を隠蔽したのが四天王の誰かなのかそれとも別の存在なのか、増々この世界の謎が深まった気がする。
ところで余りに倫理も抵抗も無さ過ぎた魔法少女であるが、勿論転生前からの人間性がそうだったところもあるだろうが、死神に消去ころされたスキルの中に【魔族への憎悪】があった事から[*22]、転生後の暴虐な性格の何割かはこれに影響された可能性はありそうである。こんなスキルを付与した女神も相当にどうかしていそうであるが、本当そこまでして戦乱を起こしたい意図とは何なのだろうか。そんな存在に対してもどこまでも平常運転な魔王に影響される事はあるのだろうか。

あと最後に、今回の扉絵[*23]や劇中での言動を見る限り、魔王の取り得は割と謎に魅力のあるプロポーションだけなのでは、と自分は思う。

第1巻は11/27発売!

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ハコイリクリエイト
《行町咄》

今回は函入家所有のビーチでの水着回、であるがデスクワーカー故か海と水着に消極的だったり一攫千金狙いだったりと、相変わらずブレないなこの人達はというところである。とはいえ何だかんだで楽しんでいそうで何よりではあったが。ハイルの色白肌でハレーションを起こすのは一体どんな原理なのか、そしてハレーションが起きてから夕方になるまでの間に一体何があったのか[*24]、どっちも割と謎な気がする。あと何だかんだハイルに対して過保護過ぎな気がする真論だが、なんかそれくらいは許してやれよ凛々の事は。

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ゲスト作品感想

ポコ@ポコ
《ぴよちま》

2話掲載した9月号以来3話目の掲載。地球の知識がズレてる宇宙人とカネだけはあるヒキニートに次いでギャルな家事代行が出て来た今回だったが、本当どこまでも渋滞気味なくらいキャラが濃過ぎて自分としてはそれを咀嚼しきるのに大変な印象がする。一応ヒキニートとしては以前よりも人間味のある生活になっているようであるが、理解が難しく語彙力が少ないギャル語についていけなかったのが大きかったのだろうか。

 

次号予告

次号のきららMAXの表紙&巻頭カラーは、大人気連載の Koi『ご注文はうさぎですか?』!センターカラーはスペシャルゲストの市川ヒロ&土管『スポチャン!』、大人気連載の有馬『エイティエイトを2でわって』と 笠間裕之&宮月もそこ『さうのあっ!』とはんざわかおり『アイドルビーバック!』です!きららMAX12月号は10月19日発売!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は『ご注文はうさぎですか?』が7月号以来に表紙で登場、毎回表紙を取る度に何かアニメの方で大きな動きはあるだろうかと気を揉んでいるが、CompleteBlend4巻の発売を控えているが通常の単行本最新刊では無いから今回もその可能性は無さそうだろうか。一応漫画側もアニメ側も動いてはいるだけになかなか大きな進展が無いのはどうしたものかと思うところである。

『リリカお嬢様に振り回される!』と作品感想で先述した『瑠東さんには敵いません!』は次号で完結、なのだが誌面及び公式サイトの予告では一切触れられていない。
アニメ化した『こみっくがーるず』は別として、手元で確認可能な22年7月号以降で誌面上の次号予告で完結告知がされたのは『妖こそ怪異戸籍課へ』(2巻完結)・『社畜さんと家出少女』(4巻)・『今日の授業は恋愛です!』(2巻) 
逆に告知されなかったのは『六条さんのアトリビュート』(2巻)・『お姉様のVな事情』(1巻)・『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』(2巻)・そして『リリカお嬢様に振り回される!』(2巻)と『瑠東さんには敵いません!』(3巻)である。
この対応の差についてこれを見るだけでは基準性は全く分からないが、連載開始のときはしっかり告知をして終わるときには何も無いというのは[*25]どうなのだろうか。自分が追っている作品では無くとも、こういうのはなんかもやっと感じるところである。

ともかく次号で2作品が完結するが、ここ最近の全体の作品掲載枠が22なのに対し今月号時点で連載している作品も22、『ななどなどなど』の休載が無ければフォワード7月号のようにゲスト読切作品が掲載されないという事態になっていたかもしれない。そんなゲスト読切の枠を確保する事情から当面の間は完結する2作品の穴を埋める新連載作品は出て来ないのではと思っている。それはいまの時期にゲスト読切作品を掲載する作家にとってはアンケートで余程顕著な高評価を残さない限り連載への昇格は厳しくなるという事、になりそうである。ただきららMAXではゲスト読切の掲載から数ヶ月の間をおいて連載に昇格する事例もあるので、いまの時期に載る事がプラスかマイナスかは一概には言え無さそうである。

 

終わりに

今回はきららフォワード11月号の発売日までにこの記事の執筆が終わらず本当に申し訳無いと感じているが、ここで少し愚痴を言わせて貰いたい。
きららフォワードは定例の日程では毎月24日が発売日であるが今年9月の24日は日曜日、稀に例外はあるが定例の発売日が土日祝日に被った場合は平日に繰り上がる為、今月のフォワード発売日は金曜日の22となった。ただ東京関東圏外で田舎である地元で雑誌が店頭に並ぶのは発売日の翌日、土日祝日が入る場合はその後の平日。つまり22日が発売日のフォワード11月号が地元の店頭に並ぶのは週明け月曜の25日、定例の24日に発売するのと何も変わらないのである、発売日が繰り上がっても店頭に並ぶ日は全く変わりやしないのである。

今回記事の執筆が遅れた要因は複数あるが[*26]、今月のきららMAXときららフォワードの発売間隔が中2日という短さだったのは大きい。なのに地元の店頭に並ぶのは定例通り中4日、全く発売日が繰り上がる意味が無くて自分としては納得いかないのである。運送業の労働環境改善が叫ばれるいまの時代で土日祝日にも配送しろと求めるのは無理があるのかもしれないが、それでも少しでも早く店頭に商品が並べられるようにしてくれたらなと思うところである。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


※脚注

*1:5頁

*2:19・20頁

*3:26頁

*4:29・30頁

*5:32・35頁

*6:41頁

*7:44頁

*8:46頁

*9:56頁

*10:57頁

*11:58頁

*12:77頁

*13:76頁

*14:94頁

*15:99・100頁

*16:自身の自己犠牲論をなぎさがマグロ丼に例えた事の流れから

*17:111頁

*18:112頁

*19:114頁

*20:126頁

*21:144・145頁

*22:181頁

*23:173頁

*24:199頁

*25:『お姉様のVな事情』以外は連載の巻末コメントで告知はされているが

*26:大相撲中継の観戦で昼間が全く作業できなかった・大量に溜め込んでいる配信アニメの視聴処理を優先した