渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

大相撲名古屋場所

そんな訳で最初の話題は先日無事に終わった(後述するが結局無事に終わらなかった)名古屋場所のアレコレを。

因みに毎場所中継は見てるけどもそこまで専門的な事は分からないし主観でしか語れないし、そもそも語彙力が全然ないから低レベルな事しか書けないけれども…。

まぁ余り真に受けないで読んでくれるならそれでいいかなと思ってますので、いろいろ語ってきます。

 

 

 

 今場所は休場明けの白鵬の進退がどうなるか、そして照ノ富士が綱取りなるかに注目が集まった訳だけども、結果このふたりが盤石の内容で十四日目まで全勝で賜盃を争う展開に。

千秋楽全勝対決を白鵬が制して四十五度目の優勝を決めて完全復活、三連覇を逃したものの照ノ富士は七十三人目の横綱昇進が確実となった。

 

白鵬は初日こそどうかなとは思ったけども、それ以降は段々復調して他の力士を寄せ付けない内容に。白鵬まだまだ強いぞという相撲を展開したなと思う。

それだけに十四日目と千秋楽の内容はいろいろ言われても止む無しな内容ではあるとは思うけども、あれは白鵬がひとりの人間として是が非でも貪欲に勝つ事に拘った結果だったんじゃないかな、と勝手に思ってる。千秋楽結びを制した時の咆哮のような表情が名古屋に土俵人生の全てを懸けたものを表してるんじゃないかなと…。

 

まぁあれが大相撲らしくない横綱の品格じゃないていう意見が分からないとは言わない、力あるもの自らに挑む者を正々堂々受け止め立ち向かうべしってのも分からなくはない。

でもそういうのは単に個人の価値観を他人に押し付けてるようにしかウチは思えないし、そもそも規則には一切抵触していないのだから、そういう点では誰がどんな立合いをしようが大一番を制して感情を爆発させようが何も問題は無いし、それは駆け出しの序ノ口力士も経験豊富な大横綱も同じだろうと思う。

 

そんなに白鵬の土俵上での立ち振る舞いが気に入らないなら張り手張り差しエルボーの禁止やしっかり仕切り線の上に手をつけるように規則を改訂してくれと思う、勿論全力士平等に。それで泣く事になる力士もいるだろうが、白鵬の暴挙を止めたいと思うならばそれくらいの行動は起こしてもらいたい。

 

目標としてた東京五輪まで現役はこれで達成確実、優勝を決めたときのあの表情からこれで区切りをつけるんじゃとも思ったが、本人はあと一勝に迫った横綱勝利九百勝を目指すという。 一体この先どこまで記録をつくる気なんだろうか…。

 

 

 

白鵬の話はこれくらいにして、照ノ富士大関まで戻ってこれただけも十分凄いのに更にその上をいくとは。膝と糖尿で満足に相撲ができず番付も下げて何度も心が折れかけたんだろうけど、それでも一年前幕内に戻ってきて復活の賜盃拝戴、三月場所三度目の優勝で元の大関に返り咲き。先場所は終盤失速気味になるも連覇、今場所は三連覇こそ逃したものの十四日目まで盤石な内容で全勝して横綱昇進はほぼ確実に。

 

 誰もがここまでいけるなんて思ってなかっただろうし、そもそも関取に戻れるとも思ってた人なんて艘以下なったと思う。でもそれを実現できたのは本人の意思に周りの人の支え、それらが全て噛み合ったからこその大相撲史稀に見る復活劇なんかないかなって。

 

とはいえ今後ずっと膝の爆弾と付き合い続ける事になるし、その中でどこまで綱を務め続けられるのか。恐らくは本人もそれは自覚してるだろうし、だから一瞬一番を大事にしてるんだと思う。横綱になる以上は更なる責任を負う事になるが、照ノ富士ならそんな不安など一蹴してくれくれると信じたいし、その力はある。まだまだ活躍が止まる気はしない。

 

 

 

そんな訳で来場所から白鵬照ノ富士、ふたりの横綱角界を引っ張ってく事になりそうだが、他の力士ももっと精進邁進奮発しないといけない。大関貴景勝は綱取りの可能性もあったものの残念ながら負傷休場、正代は今のままじゃ期待できない。他の期待の若手と言わる力士もいまひとつだったりパッとしなかったりで、このまま二横綱の無双を許してしまうとしか思えない。

 

幕内下位までは好調でも上位にいくと跳ね返されてそのあとずっと調子を出せない、そんなのばっかな気がする。この時世ではまだ難しいがもっと稽古の番数を増やしたり自分や相手の形を研究したり、できる事は徹底的にやってかないと新たな大関横綱候補は生まれないんじゃないか。

特定の誰かじゃなく全力士もっとケツに火を点けてやってかないと、横綱ふたりに何もかも角界を任せっぱなしじゃそのうち角界を潰す事になるぞ。

 

 

 

もっと精進邁進奮戦しろって点では我等が信州木曽の星、御嶽海。結局今場所は上位の牙城を崩せず若隆景明生戦では詰めの甘さをみせ勝ち越しは一点止まり。

過去二度賜盃を抱いてるから更に上にいける素質がない訳じゃないとは思う、だが突き押し特有の浮き沈みの激しさなのか何なのか。凡人のウチには毎場所十五番安定して勝ち続ける難しさは分からないが、想像以上に難しいんだろう。

 

とはいえ優勝を決めても翌場所に調子が続かない、本人もそこは苦しんでるだろうが(そうでなければ困る)、もういい加減に殻をぶち破って周りの期待に応え上へあがらないといけないぞ。もうウチはただ単に勝つだけじゃ勝ち越すだけじゃ満足できなくなってしまった、このまま地元の星の輝きが薄くなってしまっていい訳がない。

 

もしかしたら、突き押しでも四つでも何か自分にはこれしかないっていう必殺技を掴めればそれが契機になるかもしれない。それはふとした何気ない切欠だったり土俵人生に関わる大怪我から立ち直ってく過程だったり。

だからといって怪我しろなんて言えないけども、どうかもっと精進邁進奮戦しろ、まずは稽古嫌いなんて言われてる風潮を吹き飛ばせ、そうやって自分で機会をもぎ取れ。

さもなければ上にいくどころか上位を守るのもいつかできなくなるし、部屋の出羽ノ龍に先を越されるかもしれぬぞ。てか出羽ノ龍早く幕内まであがってきてくれ。

 

 

 

 今場所は二日目に相手のアッパーにも見える張り手を受けて十両炎鵬が脳震盪を起こしたと判断され、物言い同体取り直しの一番を取れず不戦敗となる事態が起きた。初場所後改訂された審判規則によって炎鵬が危険から守られた事になったが、それでもまだまだ力士への安全対策は途上だと思う。

脳震盪と判断したのは呼出からそうではないかと報告を受けた審判部の親方、その場で医師の診断はなかった。最低限医師を土俵下に常駐させて何か起きた際に迅速に診断対応できるようにする必要があるのではないか、そうできるように看護師の増員や協会員への対応講習など、医療体制を拡充していく必要もある。

そもそも脳震盪を起こさせないようにするなら、審判規則を改訂して張り手を禁じ手をする事も必要だと思う。それを持ち味としている力士には心苦しいだろうが、力士が安全且つ全力で取組を行えるようにするには安全対策の更なる実施や見直しが必要になる。どうか協会にはこれで立ち止まらず更に安全に向け前進して欲しいと願う。

 

 

 

さて、これで最初のブログ執筆を終えようと思っていたところで貴源治大麻使用報道が飛び込んできた。既に角界を離れた兄の事を今更悪く言うつもりはないが、結局は兄弟揃ってそんな程度の人間だったのかと思ってしまう。無事何事もなく阿呆な輩を出さず名古屋場所を終えられたと思ったらこの事態、何故にこんなに不祥事が続いてしまうのか、いろいろ思わずにはいられない。

恐らくは捜査状況を見て協会としても処遇を下す事になるだろうが、当然厳罰は避けられないだろう。どうか犯した事の重大さを認識して猛省して欲しい。

(※8/01追記)7/30の理事会で懲戒解雇と発表されました、情状酌量の余地は一切無いですし当然の結果です。願わくばどうか猛省してこの先真っ当な人生を歩んで欲しいところです。

 

 

そんな訳で初っ端からかなりの長文駄文となってしまったが、ウチが名古屋場所で感じ思ったのはこんなところである。

要約すると…

・更なる白鵬の記録と横綱照ノ富士の奮戦に期待

・大相撲らしさ?横綱の品格?んなの知らね

・若手他の力士もっと精進邁進奮起せよ!

・御嶽海いい加減に殻を破れ!!!

・更なる安全対策の実施を求む

ってところだろうか、こう纏めるとここまでの長文駄文の意味はないように思えてきた…。

 

次回秋場所は九月十二日からの予定、ふたりの綱がどう土俵をもりあげてくれるか、他の力士がどこまで喰らいつて奮戦してくれるか。これまでのカオスなような優勝争いに慣れきって今場所は物足りなさを感じてしまったので、どうか自分が上位を喰らってやるって気で全力で挑んで欲しい。

 

 

 

とりあえずこんなところで、こんな中身のない長文駄文を最後まで読んでくれたら嬉しいというかなんか時間を無駄にして申し訳ないと思う…。

て事で更なる角界の盛り上がりと力士の精進邁進奮起に期待しながら秋場所まで待つとします。

 

 

 

ここまで読んでくれた皆さん本当に有難う御座いました、そして時間を無駄にして本当に申し訳ありませんでした…。