渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

【感想】読んだ漫画の話 -23年9月10月編-

 

大した事なんて語っては無いです、いつも通り主観と偏見に塗れてます。相変わらず全然積み本に手がついてないのは本当どうにかしたいところ。9月10月発売分の新刊でで未だ読めて無いのもありますが、11月12月編の方で語ります。

 

 

 

新刊部門

サキュバスイッチ【1巻】
《橘まなり》

毎号きららフォワードの感想記事で大体の事は書いているからここでは割愛するけれども、年明け早々から爆誕してしまったきららの問題児である。典型的シチュエーションによる男女入れ替わりものであるが、入れ替わったのが性欲DTの人間とSJキュバスだった所為なのかどうなのか、兎にも角にも毎話アウトに近い展開が繰り広げられていていろんな意味で読んでいる方が耐えられそうにない。
続く2巻範囲はもっとぶっ飛んだ事が起きたりふたりの想いに進展があったりする訳だが、それでもこの1巻範囲でも後々頭角を現す純愛要素は見え隠れするのかなとは思う。まぁぶっ飛んだいろんな展開の所為でそんな風にはあまり感じられないのだが…。

 

花唄メモワール【2巻】
《一ノ瀬けい》

毎話驚きの展開となった1巻から続き、2巻は梅と各キャラの関わりに重点が置かれたなという印象である。この時代で生きる事を決めて知らない事を知ろうとしていき、徐々に自分の存在をつくっていく梅の行動がどう周りを変えていく事になるのか気になるところである。藤野の事はに未だ未だ踏み込めていないが、ここに来た経緯とか内に抱えているものとか、残りの猶予でどこまで踏み込んでいけるかにも今後注目していきたい。

 

魔法使いロゼの佐渡ライフ【2巻】
《おみなえし》

金山でのイベント計画が話のメインとなった今回。紗菜とときこは何だかんだ相変わらずな距離感であるけれども多少は歩み寄りつつあるのだろうかという印象、今後過去の事に触れいくのかは分からないがどうにかより丸く収まって欲しいところである。
10話が普通に良い最終回だと感じた一方で続く11話は海回と思わせてのロゼの中に浮上する疑惑。今後それぞれの繋がりがどう明かされていくのか、そんな中でロゼがどう佐渡で生きて行くのかに今後も見守っていきたい。

 

放課後ていぼう日誌【11巻】
《小坂泰之》

7巻からはじまった合宿編が前巻で完結し、今回は管理釣り堀でのトラウト釣りがメインの話となった。他3人と比較したら技術も経験も未だ未だな部分が多い陽渚であるが、それでもこれまでの巻同様に徐々に進歩しつつあるのかなと感じる。その一方で顔芸の方は相変わらずな気がするけれども。
部長は自分の事は語りたがらない性格だし聞かれても語らないだろうけれども、65話を読んでてたまには部員とか周りの人に構って貰うのも良いのではないだろうか、と感じる。
あとなんか大野先輩のノリが良かったなと思う。

 

星屑テレパス【4巻】
《大熊らすこ》

3巻中盤からはじまった悪い宇宙人編の完結編。様々な想いに触れていく中でユウ自身にも訪れる想いの変化、その根源が何なのか分からぬまま進み征く道が見えない状況が続いていたが、それでもようやく同好会の4人横並びでそれぞれが目指す道へと進み出したのかなという印象である。
ユウの変化に焦点を当てた4巻であるが、そんなユウを傍で見ていた海果も段々と強くなってきているなと感じさせる。特に42話ラストから43話冒頭は特にそれを強く感じさせる。
あと37話の遥乃と瞬のデート回も幕間の描き下ろし含め良いなと感じる。

 

コンビニ夜勤のあくまちゃん【2巻】
《なじみ》

1巻でも鱗片は見えていたような気がするが、エリエルが入ってからは特に光野が人間とは思えない所業をやり出すようになって「コイツ本当に人間だろうか」という疑念が膨れ上がっている。多田は無謀な事をしていて、いまは大丈夫でも後々そのツケが回ってこないか不安になる。
そんなバイト先の人間関係やDeep townミナミの雰囲気に完全に馴染まずとも染まりつつある気がするアルールだが、こんな調子でいいのだろうか本来の目的は。まぁそれについては親も親なところはあるからきっと今後もそんな感じで進んでいくような気がする…。

 

【完結】ほうかご再テンセイ!【3巻】
《そめちめ》

明かされるメルアと詩星、そして世界の事実。そしてぶつかり合うそれぞれの想いや信念と日常。ひとまずは地球とオルタナが行き来し合うというメルアと詩星の日常は維持できたものの、尚もこの世界の日常は些細な事で揺らぎかねない脆さが付き纏う。絶えず何かが変わっていく中でこれまで積み重ねてきた繋がりや想いは途切れる事無く、それが世界を大きく変える事もある。大きな戦いとなったものの、それでも戻る先はいつものふたりの日常であった。
3巻もそめちめ先生の癖を強く感じる突拍子の無い展開はあったものの、それでも日常というものに対して最後まで向き合っていたのかなとも感じる。未だ未だ問題と脆さを抱えるこの世界の日常の行く末をもっと見届けたいと思っていたので、それだけに今回で完結なのは勿体無いと思うところである。