渓埜胡保の戯言

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【感想】まんがタイムきららキャラット 2023年4月号

 

キャラットに限った話では無いけれども、単行本の発売月に合わせて表紙を持ってきたり単行本の帯を発売ギリギリまで解禁しなかったりと、なんか次への展開に向けて思わせぶりな期待をさせておいて結局肩透かしというのがここ最近増えた気がする。編集部や社の事情は分かる訳無いし諸々の事情が絡んではいるのだろうが、なんかもう少しマーケティング管理がどうにかしっかりできないものなのだろうかと思ってしまう。もっと真に推していきたい作品をここぞというところで強く出していくとか、そういう風に動けないのかなって感じる。

まぁ愚痴はこの辺にして今回もいろいろと語っていきます。

 

※3/06:休載情報を追記

 

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

◎表紙・巻頭カラー

険持ちよRPG不動産」

ゆとりーぬ「ひよ&びびっと!」
卯花つかさごきげんよう、一局いかが?」 ※次号休載

◎センターカラー

こだまり「メールブルーの旅人エトランゼ

浜弓場 双「おちこぼれフルーツタルト」
ちうね「紡ぐ乙女と大正の月」

◎センターカラー・最終回

猫にゃん「ニチアサ以外はやってます!」

あfろ「mono」 ※次号休載
椎野せら異世界アイドル、推参です!」
むぐら「escape into the light」

◎センターカラー・新連載

はちべもつ「のけもののまち」

幌田「またぞろ。」
カヅホキルミーベイベー
こめつぶ「ササエルの中には誰もいない」

◎センターカラー

りの「はらぺこ少女と探偵と」

山本アヒル「うさパン焼いて悪いかよ!」
たそがれ「推しが炎上するのでアイドルはじめます!」
りんかりんね「コンビ名、考え中。」
滝本翠「ワンダーメイツユートピア
伊奈利「ゆびとつち」
結城おと「まほらの幽霊部員」

◎休載

Quro「恋する小惑星ステロイド
肉丸「ばっどがーる」
蒼樹うめひだまりスケッチ
桜Qり「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」
伊藤いづも「まちカドまぞく」 ※当面の間

「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」が22年12月号を最後に休載が続いている、23年1月号は告知休載だったものの現状第2巻発売日の見通しも立っていない。作者の体調が芳しくないという話なので先ずはしっかり身体の回復に努めて欲しいが無事完結する事が出来るだろうか…。

 

連載作品感想

RPG不動産
険持ちよ

過去へとんだ琴音一行が見たのは後に戦い合うとは到底思えないラスティーレとサトナの姿、そして知る事となるラスティーレに課せられた使命。ラストでサトナに一緒に居たいと言われ1コマ間をおいて返したところからこの事はラスティーレも知っていそうではあるが、サトナが持つ力に目をつけられて周りからいいように役目を押し付けられたというところだろうか。若しくは第52話[*1]での回想からして力が暴発して処刑的に、という可能性もありそうだが。どっちにしても到底ラスティーレがサトナを擁護しきれない事態が起きてそれが15年前の大戦へと繋がったとみて間違い無さそうである。そうなると琴音一行が果たすは事態発生の回避と両者へのアフターケアだろうか。ただどういう形でタイムパラドックスの影響が出るか分からない以上慎重な判断が求められそうである。

ところで今回はなんかラキラのケツを強調する描写がやたら多く感じたのと、久々に出てきた不動産描写が豪華物件を前に職業病を発症するところって本当に不動産業は何処へ消えたのだろうか…。あとラキラの発言についルフリアがツッコんだところ[*2]、この作品にしては珍しくメタ発言をぶっ込んで来たが単なるギャグ要素なのかそれとも何かの伏線か…。

最新第5巻は発売中!

 

ひよ&びびっと!
《ゆとりーぬ》

彩が動画撮影していたところでバイトしようとアレコレ表情筋を動かしてみるひよだったが、仮にいまより表情筋が鍛えてそれを生かせるのはまだ数年先という、結果こんなことする意味無かったような気もするけれども、バイトとは違う何れかの機会に生かされる日は来るのだろうか。そもそもひよの表情筋を鍛えるのにどれだけの時間が必要なのか分からないが。

ところでパソコン部の事を実質帰宅部だと発言したひよはいますぐ謝罪しなければならない、そして写真部も同じようなものだと発言した咲も謝罪しなければならない。[*3]と自分は思う。

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ごきげんよう、一局いかが?
卯花つかさ

麻雀で起きた因縁問題は麻雀で解決する!…という事で件の主犯でそれなりに面倒を拗らせた新手の女、純礼と4人で対決する事になった今回。まぁ揃いも揃って初心者だらけだからいつも通り終始グダついた対局となってそこは経験者の純礼が順当に制する結果となったが、勝ったときの条件をしっかり正確に決めなかった詰めの甘さ[*4]で最終的に彼女にとっては納得いかない結果に。
とりあえず一連の事態が収拾ついて次回以降麻雀で繋がる関係がどうなっていく事となるだろうか…。

第1巻は4/27発売!

 

メールブルーの旅人エトランゼ
《こだまり》

今回は世界終末以前のハカセと祖父ジェンツーの話。ハカセの人付き合いしたくないこんな性格になった一端が描写されたが、そういうある種の理不尽さや問題を解消したのが前回訪れたエンジンの世界だったり、外面も内面も特別さを廃した画一性の世界で、そういうところならハカセも何事も無く生きていけたのかも知れないが、現実そんな事はできないので上手く割り切ったり原動力になるものも無かったからこんな事になってしまったのだろうと、そんな気がする。
そういう点ではジェンツーのメールブルー開発も同様だったけれども、ハカセ同様におこんな世界に疲弊してたからいろんな人類の可能性の世界があるメールブルーを開発して少しでもまともな世界をつくりたかったのか、ってような気もする。若しくはエゴの原動力、ジェンツーにとっての特別がハカセだったからその為になんとかメールブルー開発を続けられたのかも知れない。

これまでもそういうところが出てきていたけれども、今回は特に現代人類への批評が強く込められていたなって感じがする。人と繋がったり特別である意味だったり誰かの言動に一喜一憂したり[*5]どう足掻いても人の輪の中から抜け出せなかったり、誰もが一度二度ならず経験したり感じる事だしそれらから逃れられやできないけれども、だからそんな理不尽さがない世界を考えたり憧れたりする。
それをデータとして実現したのがメールブルーでありジェンツーの言う宝とは全人類が不幸にならない世界、その鍵なのではと感じた。彼自身が現代世界に疲弊していたからそういう事をしていても不思議では無いがどうだろうか。

終末以前は繋がりたくも特別でもいたくなかったハカセだったが、いまこうやって探索しているのはジェンツーが特別だったからでありクマノミと繋がっているから、だろうか。結局どれだけ不満や理不尽さがあろうと人間誰かと繋がらないと生きていけない、その結果がいまの世界であり様々な手段で回避したのがメールブルーの各チャンネルなんだと思う。
これまでの話を読んでいてハカセクマノミは互いの事を解り合えてると自分は思ってないしいろんな世界を巡って距離が縮まったかも疑問に感じるけれども、それでも人は誰かと繋がって、人の輪から逃れられないからこそ人は人として存在できるのではと、そういう風に思う回だった。

今月号の話を語ってたらクソ長い文章量になってしまっているけれどももうひとつ、今回AI化する前のユウおばさんが出てきたけれども、彼女にとってはこういうやりとりもつらかったのではと感じた一方、ジェンツーの事を話すハカセの優しい顔はユウおばさんにとって救いだったのかもしれないのでは、とも感じた。

第1巻は発売中!

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Twitterでは描き下ろしポスターが当たるキャンペーンを実施中!

 

おちこぼれフルーツタルト
《浜弓場 双》

夢オチ世界での出来事であって現実で起きた出来事ではないものの、とうとうフルーツタルトから逮捕者が出てしまった…。まぁあんな酷く汚い奴らだから遅かれ早かれこんな不祥事が起きてしまうとは思ってはいたけれども。
そんな訳で夢オチ世界でのへもと実際のへもがどこまで同一だったのかは分からないが、いろいろと悩んでいるときにタルトという汚い存在に出逢ってしまったがばっかりというところだろうか。にしても結構早い段階で即落ちしていたのは意外だったが、最終的にはイノのひと言が決め手になったのかなとは思う。

という事で逮捕者が出た他はそこまで汚さは感じなかったように思う今回だったが[*6]、夢オチ世界での恐怖力をも越える匂いフェチの執着、そっちの方がなんか怖いわ…。あと夢オチ世界に介入してくるチコ、お前は一体何なんだ。

 

紡ぐ乙女と大正の月
《ちうね》

こんな話を番外編と呼んでしまって本当にいいのだろうか。まぁあくまで話の主軸は紡と唯月なのでそこからやや外れる七緒さんの話が番外編になるのはおかしくは無いのだが…。

という事で今回は七緒さんと唯月母、早月さんの話。これまでの話でも早月さんへの想いを感じられるところはあったけれども、これまでの境遇もあるとはいえ七緒さんがここまでに想いが重い女だったとは思わなかった。それだけ結婚の話を切り出されたときの七緒さんの衝撃というのは到底計り知れないけれども、でも自分の事が好きかと聞いてからの流れで切り出すとか早月さんもなんだか酷い女な気がする。それでもそんな事を切り出されても早月さんへの想いの重さが今に至るまで七緒さんを突き動かしていたのかな、とは思う。
結局その重い想いを全て吐き出せなかったが、それでも早月さんがいまでも七緒さんの原動力になっているのは確かだしこの重い想いも変わらないのかなって気がする。そういう点において仮に紡が現代に戻っていなくなった後の唯月も七緒さん同様に重い想いを力に頑張っていけるのかどうか、気になるところであるし不安なところでもある。

そんな唯月に対して人付き合いについて厳しくしてきた道実公自身も身分違いの恋をしていて全然人の事を言える立場では無かったが、周囲からの批評重圧を受け続けた事で唯月に対してそういう教育をするに至ったのでは、って気がする。特に唯月が産まれた時の周りからの声に隠されて伺えない道実公の表情は[*7]…、正直余り想像はしたくないものである。ただ身分違いの恋から結婚に至った道実公と早月さん、どこの馬の骨とも分からない紡に恋をした唯月、そういう点ではこの親あってこの娘あり、というところだろうか…。

 

mono
あfろ

いまになって明らかになる春乃のいる店の名が『しろねこ屋』だったという事実。それはそれとして祖母の旅行中に大分酷い事になっていた春乃とたいしょう、自制を促す存在がいないのもあるけれども、纏まって入った印税収入は作家をここまで狂わせてしまう、という事なのだろうか。結局終始カネに振り回されたような印象だったけれども、あのあと無事に上京できたのだろうか…。

 

異世界アイドル、推参です!
《椎野せら》

最終的にどうにかなったからいいものの終始リアに振り回された今回、今後は彼女だけ完全隔離できる部屋で寝かさないと命が幾つあろうと足りないのではないだろうか。そのうえ他ふたりもうっかり大惨事を起こしかねない力を持ってるから本当に末恐ろしい、そういう方向性においては一応フルーツタルトと差別化はできているのだろうか。にしても同じ状況をつくればと提案する咲良も大分酷い事言うなって思わなくもない。

第1巻は3/27発売!

 

【新連載】のけもののまち
《はちべもつ》

1月号と2月号でのゲスト連載を経て今月号から連載開始。獣人世界に迷い込んだ女子高生るいが非獣人である事を隠しつつ喫茶店で働きながら日常を過ごしていく、というもの。

今回は店に配達に来たサトに終始振り回され続けたが、結局のところ種族らしさとは自分らしさって一体何なのだろうか。そりゃそれぞれが抱くらしさは個々によって全く違うものではあるけれども、付け耳してないとバケモノと言われるこんな世界でもるいが思うるいらしさを貫いて欲しい、という事を伝えたかったのだろうかルフナは。巻末コメント[*8]でも『人間にもいろんなのがいるんだし、 ちょっと違ってもいいの。』って言っているし。それにしてはるい以外にもいろいろと被害が出たから単にるいが振り回されるのを楽しみたかっただけかも知れないが。
そんな周りとちょっと違うるいのこの世界での日々がどうなっていく事となるのか、今後も注目していきたいところである。

 

またぞろ。
《幌田》

自分から巴を登山に誘っておいて自滅気味に体力が限界になった貴子であったが、遂に本人の口から語られた巴留年の真相は…

 

ただの好奇心
学校に来ない殊への一種の憧れ

 

いやまぁ巴の仕事やら家庭環境やらアレコレと読者も貴子も推測してきた末に明かされたのがこれとは、いやマジかよコイツっ!巴の言う通り本当バカみたいな話だったなんて、これまでアレコレ推測してきたのは一体何だったのだろうか。
まぁただ巴の事だから切っ掛けのひとつではあるけれども留年しようという考えに至った主因は他にあるのでは?とも思ったが、最後のずっと抱えていたものから解放されたような巴の表情[*9]を見るとその線は無さそうだろうか。また単行本1巻でのあとがきで幌田先生はこのように語っている。

突然ですが皆さまは留年がお好きでしょうか。幌田は結構好きなんですが、一般的にはそうでもないっぽく、そっか~~という気持ちによってこのようなまんがが発生いたしました。

引用:またぞろ。 第1巻 あとがき(119頁)

当然ながら留年なんてとても世間的に褒められるものでは無いし、好きで留年をしようとする人なんて仮にいても数えるほどしかいないと思う。でも巴は留年する事が世間的に悪だと分かっているうえで好きで留年した。巴にとっては結果的に殊や詩季、そして楓と同じ組になれた訳で[*10]、そうする事でしか見えないものがあるし実際にそうだった。それは小学生の頃に転校間もない巴が貴子と一緒になった時に言った時から巴は何も変わってなかった、登ってみないと分からない景色を見る為に非常識な事をするのが六角巴という女なのだと、自分はそう思う。そんな巴の非常識さを分かったうえで8年もずっと寄り添おうとしてる貴子もずっと変わって無いんだろうなと感じた。

ところで以前の感想記事[*11]で「殊の距離感なら巴の間合いに踏み入れるのでは」と自分は思っていたが、距離感云々の問題以前にこんな事実を殊本人に言える訳が無い、殊以外の周りの人にも二條先生にも言える訳が無い。結局は先に語った通り巴の非常識さを分かってる貴子にしか聞き出せなかったし、巴も貴子が相手だっだからやっと言えたのかなって思う。
それにしても堤麻里矢だけでなく巴の人生をも狂わせた穂波殊、余りにも魔性の女過ぎるのでは無いだろうか。それも学校に行ってないほぼ大半の期間で巴が殊の事を想い憧れ続けるくらいには。マヂで何なんだよこの女は…。

 

キルミーベイベー
《カヅホ》

発売時期的にはちょっと時期遅れではあるけれども節分豆まきのエクストリームスポーツに挑む一同。刺客の乱入もあってどこまでが正しいルールなのかは分からないが、どっちにしても禄でもない競技なのは確かであろう。
それにしてもここ最近ソーニャの扱いが雑過ぎるような気がするのだが…。今回は被せられた呪いのマスクがとれないまま終わり、前回は悪魔に、その前は口寄せ人形に憑りつかれて特にいいところも無く終わっている。一方で相対的にやすながまともに見えてしまうバグが発生してるし、そういう意味ではここ最近のキルミーはなんか異常な気がする。

 

うさパン焼いて悪いかよ!
《山本アヒル

前回の間違ったマーケティングでハチ兄に決して当たらずとも遠からずな認識を植え付けたが、それを抜きにしても妹への想いが重いこんな性格じゃ遅かれ早かれこんな事にはなっていたかも知れないが。
そんなこんなでクマとハチ兄で互いの認識解釈がが異なるまま言質を取らされたクマとそれを立ち聞いたハチ、兄の暴走でなんだかとんでもない事になったが次回以降このふたりはまともに職場で仕事をできるのだろうか…。

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ゲスト作品感想

escape into the light
《むぐら》

とりあえずいまはマネージャーとして活動していくけれども、それでも最後は数多いるファンのひとりに戻りたい。そもそもこんな関係になんて本来なる事のなかったであろうふたりだけれども、活動が軌道に乗るまでという目標とこの関係の終わりに向かってどう進んでいく事となるか。
それにしてもふたりとも面倒を拗らせたりちょいちょい失礼な事を言ったりしているがこんなふたりで本当に大丈夫なのだろうか、まぁ何も言い合わないよりは余程良いのだろうが。

 

はらぺこ少女と探偵と
《りの》

そして最後に出てきたストーカーと…

なんか探偵業を免罪符にして法的にも社会的にもアウトそうな事しかしてない気がするが、なんだか優秀なのか単にアホなのかよく分からない個性の強い奴等は何処へと向かう事か。正直アホな面の方が強調されていたように感じたけれども、今後まともな面は見られるのだろうか、このままただの変人で終わって欲しくはないなと思うところである。

 

推しが炎上するのでアイドルはじめます!
《たそがれ》

きららで炎上と言えば、その昔炎上マーケティングで動画配信をする漫画でよりにもよって作者が炎上してそのまま打ち切られたという事件があったなという…。まぁこの漫画は推すアイドルが悉く炎上するから自分自身がアイドルになろうとする内容であって炎上とは異なる方向性ではあるが、男バレしたら炎上不可避だろうからそこの危うさは感じるところではある。
そんな訳でやっと目標に近付いた一方で女装故の問題をどうするか気になるところではあるが、収拾つかなくなったり後戻りできない状況になんていう事を回避できるのだろうか…。

 

コンビ名、考え中。
《りんかりんね

いま目指している方向は確かに同じではあるが、ひとまずの区切り方やそれぞれ相方への想いは同じとは言えず…、前回のチケットノルマや賞レースといい大分シビアなとことを突いてきているなと感じる。そんなふたりを見ていて何かできないかと思うところであったが、ただでさえ受験も抱えてるのに共倒れになったりしないだろうか。そこが不安である。

 

ワンダーメイツユートピア
《滝本翠》

情報過多なくらい非日常の出来事が起きた前回、とりあえずユウキの頼みで当面の平穏は守られそうではあるが、実は普通じゃ無かった友人ふたりとの関係はこれまで通りといくのかどうか。ここ最近のきらら作品に多い薄氷の上での日常という感じの世界であるけれども、このまま四方丸く収められ続けられるか否か、普通だからこその平穏を守る術は。なんだかこの先の気の抜けない事になっていきそうである。

 

ゆびとつち
《伊奈利》

爆発というのはものの例えではあるけれども、そんな大惨事は起こしたくないものである…。

という事で今度は高校の部活で教え教えられる関係となった及部と紡地、そしてその他部員の面々。キャラも増えて今後の関係性や活動の膨らみにも期待したいところであるが、なんだか先輩組にとっての最高の基準って大分緩いなって気がしなくもなかった。あと紡地は及部の事を何だと思ってるんだ、常に窯の中に入ってる訳が無いだろ!ってツッコむのは野暮だろうか。

 

まほらの幽霊部員
《結城おと》

怖いものに惹かれるドM気質なるうが入った心霊研、そんな部室と部員に紛れ込むガチなやつ。本来決して交わる事のない両者は次回以降相まみえる事となるのだろうか…。
しかし先述した「推しが炎上するのでアイドルはじめます!」に次いでここにも女装キャラが出てくるとはどんな巡り合わせだろうか。少し遡ると「女装男子校の X X アウトサイダー」というのもあったし、現行キャラットは女装キャラでなにかひとつ出したい方向なのだろうか。あとここ1,2年のきらら全体でこの手のバケモノが出てくる機会が増えてきたなとも思うが、どんな関係になっていく事となるのだろうかという相対する両者である。

 

次号予告

表紙&巻頭カラーはコミックス1~3巻絶賛発売中のちうね「紡ぐ乙女と大正の月」!センターカラーは、コミックス第1巻3月27日発売の椎野せら異世界アイドル、推参です!」、3号連続スペシャルゲスト第1話のねこざとう「ユメガタリの魔女」と結城紅&鳴海翠「学園マスケラータ」、ゆとりーぬ「ひよ&びびっと!」!次号もまんがタイムきららキャラットをよろしくお願いします!!

引用:まんがタイムきららWeb

次号は「紡ぐ乙女と大正の月」が22年10月号以来4度目の表紙。過去3度は単行本発売の御祝儀的なものであったが今回はこれまでとは異なるタイミングでの登場なので、何か先への展開に向けての情報がでるのではとも期待してしまうがどうだろうか。連載の方もちうね先生の体調や作業環境のトラブルがあったとはいえ連続で番外編載せる事を編集部が許すという事は、4巻以降の継続が決まっていて且つ更に先の動きも決まっているからなのでは、と考えたくもなる。今月号の番外編はいろいろな都合だと先生が語っているが[*12]、その都合とは何なのか、それらは次号明かされる事となるのだろうか…。

ゲスト連載にはねこざとう先生が凡そ1年ぶりに登場する。

 

終わりに

先月号の記事で「またぞろ。」と共に「紡ぐ乙女と大正の月」の動きに期待したいと書いたが次号それが早くも叶う事となるか否か。どちらも表紙経験があり次にくるマンガ大賞ノミネート経験もあるからその分期待は高まるが、まずは次巻以降も続くかどうかに注目だろうか。同じく表紙経験のある「ばっどがーる」「ササエルの中には誰もいない」「mono」、その他連載作についても次の中堅候補の台頭を期待したいところである。

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


脚注

*1:単行本5巻収録・22年12月号掲載

*2:9頁右3,4コマ目

*3:18頁右3,4コマ目

*4:勝ったら乃々花と一緒に昼食と純礼は言ったがそれ以外の同席者の有無までは決めてなかった、結果冴と千星の同席を許す事になった

*5:自分もいまの大相撲に対して勝手に期待して勝手にゴミクソだの暴言を吐いたりしてますが…

*6:こんな回でも汚くないと思えてしまうこの漫画って…

*7:67頁左3コマ目

*8:116頁

*9:124頁左2コマ目

*10:楓はともかく殊と詩季と同じ組になれたのは竹屋先生の思い付きではあるが

*11:22年12月号

*12:https://twitter.com/yachixxxxxx/status/1628694175343575041?s=20