渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

令五 大相撲初場所

 

昨年はまるで天と地みたいな一年だった。初場所春場所の出来事がまるで夢幻かの如く夏場所以降は荒れに荒れてとても見ていられないゴミクソ化が進行、「何が起ころうと土俵を見守る」という自分なりの責務を放棄する程に悲惨なものと化した。結局夏場所は後半中継観戦を途中休場、名古屋場所は全休して動画配信で取組を確認するに留まった。秋場所は更にゴミクソ化が進んで終盤は優勝争いに関わる取組以外は見なくなり、九州場所は一切の情報を断つという事態になるまでいまの大相撲に対する嫌悪感が深刻化した。
そんなこんなで皆勤には程遠かったものの昨年夏場所千秋楽以来に中継観戦に復帰した今年の初場所だったが、正直嫌悪感は変らないどころかやや悪化したなっていう気がする。という事で15日中5日分しか見て無いですが見た5日分について好き放題に語ります。

 

 

 

今場所を振り返り

という事で先場所中に千代大龍が、場所後に豊山が引退した事以外は先場所前から何が起きたのか一切何も知らず半年ぶりの中継観戦出場となった今場所の初日。放送中の実況アナウンサーからの情報でまぁ前向きな話題もあった一方でよりいまの大相撲への嫌悪感が増すような話題も出てきて、BSの中継開始1時間で早々に休場したい気分になってしまった。ざっくり起きた事を纏めると…

・阿炎、巴戦を制する
・髙安、またも賜盃に届かず
・正代、とうとう大関から下がってしまう
・その結果貴景勝大関ひとりぼっちに
・というか知らんうちにもうひとりも大分番付を下げてた
・1横綱1大関という上位スッカスカな番付
照ノ富士、今場所も休場
・照強、幕内で全敗
逸ノ城、擁護不可避のやらかしを犯して謹慎
伊勢ヶ濱部屋、またも暴力沙汰が起きる
・その責を取って師匠が理事辞任
豊ノ島、協会を退職
安美錦、部屋を持つ
・朝乃山、ようやく関取に復帰

…という感じに聞いてて頭が痛くなるような話ばかりで、元からいまの大相撲には一切何も期待してなかったとはいえ更に底を下回るのかという失望ばかりが先行した状況の中での久々の中継観戦出場となった。

 

そんなこんなで15日中5日中継観戦に出場したなりに今場所を纏めると

貴景勝、責務を全うして三度目の優勝
・来場所は地元関西で綱取りがかかる
・豊昇龍、なんとか勝ち越し
・来場所の成績や内容如何では大関取りも…?
・正代更に番付を下げてしまう
・髙安休場してしまった…
・11勝を挙げた霧馬山はここから大関取りとなるか否か
隠岐の海、引退
・大器と成れるか琴勝峰、千秋楽まで優勝争いに残った
・朝乃山、十両優勝で来場所一気に幕内まで戻れるか否か
・今場所付出し入門の落合、全勝優勝で来場所新十両

今場所は横綱大関がひとりずつ且つ照ノ富士が休場という状況で貴景勝大関としての責務を全うしたと思う。自分が観戦出場した13日目、それまで連敗していたが星の差ひとつ先行していた阿武咲相手に意地をみせる内容で制した取組は今場所に対する覚悟や決意が現れたのではないかと思う。そして来場所で勝ち越すだけから2桁白星と優勝争いという高いレベルで成績が安定できるかを証明できる事となるだろうか。
4関脇は正直に言って期待外れな結果となってしまったが、勝ち越した若隆景と豊昇龍は一応来場所以降に繋がってはいるからそこで活躍できるかどうか。
阿炎は観戦出場した中日の取組が余りにも酷かった、いま一度引かず前に攻める形を立ち戻って貰いたい。王鵬は幕内での壁を乗り越えようとしている時期なのだろうか。栃ノ心は途中休場で来場所十両に下がるのは確実、ここから再起できるかどうか。
関取に戻ってきた朝乃山が14勝を挙げて十両優勝、決して全てを赦した訳では無いがこんな不甲斐無い奴等を薙ぎ倒して再びもといたところまで戻って欲しい、戻らないといけない。結局いまの角界で期待しているのは彼の他には一切誰もいない。
今場所から幕下付出しで土俵にあがった落合が全勝優勝を決めて過去最短で来場所十両に昇進、師匠の元横綱白鵬の指導の下でどこまで頭角をあらわせる事となるか。

とりあえずはこんなところです。

 

各段優勝・三賞

幕内 西大関 貴景勝 光信 兵庫・常盤山 13場所ぶり3回目
十両 西12 朝乃山 広暉 富山・高砂  
幕下 15格付出 落合 哲也 鳥取・宮城野  
三段目 西74 魁禅 拓海 鹿児島・浅香山  
序二段 東11 尊富士 弥輝也 青森・伊勢ヶ濱  
序ノ口 東11 風の湖 競 モンゴル・押尾川  
殊勲賞   該当なし  
敢闘賞 東前13 琴勝峰 吉成 千葉・佐渡ヶ嶽
技能賞 東小結 霧馬山 鐵雄 モンゴル・陸奥

 

春場所の中継観戦出場について

正直に言って以前のようないまの大相撲に対する嫌悪感は拭えていないどころか増したような気もするし、未だ未だ15日間全て見たいという気もこの記事を書いている時点ではとてもではないが起きない。
ただ来場所は貴景勝が綱取りをかける場所となり連日その取組が注目される事となる。その貴景勝が今場所ひとりで責務を全うしたように、「何が起ころうと土俵を見守る」という自分なりの中継観戦の責務もいくらいまの大相撲がゴミクソ大嫌いとはいえ果たさなければいけない。
という事で現時点で次の春場所の中継観戦は初日から皆勤するつもりです。勿論あくまでつもりえあって余りにも土俵が酷い惨状と化した場合はこの限りでは無いですが、一応は昨年の春場所以来に自分なりの責務を全うしたいとは思っています。

 

終わりに

そんな感じで終わった初場所だが、結局初日早々からただでさえしていなかった期待の底が更に下がるという出だしなのは頭を抱えたし、貴景勝がひとり頑張ったところでなかなか他の力士が奮発してくれないと盛り上がりに欠ける。一切合切何もかも期待はしていないが、せめて来場所は今場所よりも盛り上がる場所にして欲しい。そして訳の分からない不祥事は起こしてはいけない。いま望んでいるのはこんな感じです、期待は何もしていませんが。

 

て事で以上ここまでです。