渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

まんがタイムきらら 2023年2月号

 

昨年は紙雑誌でも連載きらら作品を追うようになったりこの連載きらら感想記事を書きはじめたりと、自分ときららとの向き合い方が動いた年だった。引き続きいまこれからのきららも昔のきららも、もっともっといろんなきららを知りたいというのが、今年一年きららに対する抱負かなと思っている。

という事で今年最初の連載きらら感想記事です、まだまだ自分本位な内容で読みにくい記事になってしまいますがこんなのでも読んでくれたなら有難いです。

 

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

◎表紙・巻頭カラー

大熊らすこ「星屑テレパス

◎センターカラー・最終回

ルッチーフ「奥さまは新妻ちゃん」

◎センターカラー

篤見唯子スロウスタート
春日沙生「おねロリキャバクラ」※次号休載
るりえ「蜂も刺さずばうたれまい」

◎その他掲載作品

三上小又ゆゆ式
西畑けい「きもちわるいから君がすき」
わらびもちきなこ「しあわせ鳥見んぐ」
小森くづゆ「Vドルあーかいぶ!」
檜山ユキ「妄想アカデミズム」
異識「あっちこっち」
花宮みぃ「ゆらめきラグーン」
福きつね「それでは、ステキなセッションを。」※次号休載
笹桐ゆうや「ヒミツ結社りとる・ばたふらい」
ミナミト「ほぐして、癒衣さん。」
meitoro「神様たちのおてつだい」
むらさき*「えるくえすと!~勇者エルヴィーラは現実世界に転移しました~」
境 政雄「あんでっど・アパート」
出町やなぎ・冬風まりめくりめくるリワード」
いいはす「しんぶんぶ」
薗田かんきつ「すきあり・すけありー」
よぱん男爵「にーにといっしょ!」

◎休載

ひさまくまこ「一畳間まんきつ暮らし!」※次号休載
かきふらいけいおん!Shuffle」

「あっちこっち」は22年10月号以来の連載、先月号同様に長期休載の「探偵夢宮さくらの完全敗北」は告知欄からも存在が消されている今後どうなる事か…。

 

連載作品感想

星屑テレパス
《大熊らすこ》

自分の記憶を探し求めるユウ、灯台のレンズ室で見つけた鉱石ラジオ、そこから聞こえた声の主は…。今回もきになるところで続いたけれども着々とユウの事に近付いてはいるのだろうか。声の主が新キャラ参戦という展開も見てはみたいがまずはいま起きている事とどう向き合うかが先決だと思う。
見つけた鉱石ラジオ、らしき物は送信か受信どちらか一方という事は無さそうな描写だったけれども、より詳しくは次回以降だろうか。どっちにしてもユウの声に誰かが反応したのは間違いなさそうだからその反応した相手からどんな事を得られてどこまでユウの事に迫れるのか。

ユウについては先月号の記事でイマジナリーフレンド説とかアバター説とか提唱してみたけれども、形振り構う状況ではないとはいえユウがいまの3人意外とも出逢いを求めていた点からその可能性は低くなったのではと思う。それだと海果の願いから生み出されたという前提は成り立たなくなるのが根拠だけれども、成長していく過程でそういう想いが芽生えた説も否定できないから結局分からない。こう書いてみたはいいけれども結局分からんですユウの事は本人にも海果達にも読者にも。

という事でアニメ放送を控えつつ今年の連載展開も気になりつつ気が抜けない展開が続いていきそう。その分だけ自分の中での作品自体への期待も高まっているから今年もいろんな展開に目が離せない事になりそう。

ところでレンズ室にかかっていたいたダイヤル南京錠の番号、0612。6月12日は人工言語エスペラントの普及活動を行う日本エスペラント協会が設立された日*1であるが、単に元ネタとして使っただけでこれ単体では余り深い意味はなさそうだろうか。

 

ゆゆ式
三上小又

1頁目からゆずこと唯の高度なボケとツッコミが展開された。ボケとして竜の首の玉をぶつけてくるゆずこもなかなかだけれども、それに対してちゃんとかぐや姫とツッコミを入れる唯もなかなかである。一体どうやったらこんな見事にボケとツッコミが成立するんだ…。
そんないつもの3人のたこパ回だったけれども、たこ焼き生地をつくるところのゆずこと縁のボケというか生地の例えがなんだか厭らしく聞こえた自分は穢れているのだろうか。その流れからの最後普通に天かすと言うゆずこのオチも良かったと思うが。なんか今回は本当この3人らしさが出た回だったなと感じた。

 

きもちわるいから君がすき
西畑けい

第1巻、発売中!

単行本範囲の本編に対して今更特筆する事は無いけれども、幕間で出てきたタイトル案のひとつ「あなたに首を絞められたい」は今後の依子と司を暗示しているような気がしてなんとなく怖く感じた。他のだと「其れはとても綺麗で、きもちわるい。」は普通にキャッチコピーに使えそう、「人間失格」は普通にアウト過ぎる。
あと西畑先生のコメントとあとがきが普通真面目に語っていて、なんか自分が知ってるTwitterでの先生との温度差で軽く風邪引きそうだった。*2*3

という事で今月号。依子には本人が無自覚のうちに共犯にされて司からは完全に敵視され図書委員もとい霧乃からは普通じゃない想いを向けられていそうで…、透はどのルートを選択しても破滅まっしぐらになるとしか思えない。単に透がクソチョロい自称孤高のソリスト(笑)っていうのもあるけど、ここ最近透をおもちゃにして遊んでおけばどうにかなるって思われてる節はありそう。そんな調子だからやはり透のこの先に未来なんて無さそうである。

司はクリスマスの一件から依子への想いが更に強くなっていく、そしていろんな想いが巡り雨が降る中を満面の笑みで走る司は最高にきもちわるかった。なんだかラブレター事件が起きた時の依子を見ているように思えて、司も段々ときもちわるくなっているんだなって感じた。一方で透が高架下で雨をしのいでいたのは「まだ自分はきもちわるくない」と思っている暗喩なのでは?と思った。

そんな中で接触してきた霧乃。静粛厳守の図書室でできず溜っていたと言わんばかりに透にグイグイ攻めていたが、果たして彼女のきもちわるさとは一体…。とりあえずここまで来て霧乃がきもちわるくないって事は無いと思う、絶対に。
そしてラブレター事件を起こした人、順当にいけば霧乃がその人な気がするがその動機は。透とくっつきたいから無理にでも依子と司をくっつけて依子と透を遠ざけたいから?だとしてきもちわるくなった切っ掛けは一体何なのだろうか…。

という事で恐らくクロであろう霧乃も含めきもちわるい女3人に囲まれてしまった西宮透、どのルートを選んでも破滅だし自分だけはきもちわるくないと思っていそうだが一体これからどうなる事か。互いが互いにきもちわるく想いが重い物語は透を中心に動いていきそうである。

 

【連載合流】しあわせ鳥見んぐ
《わらびもちきなこ》

読みました、1巻2巻。ここでは多くは語りませんが簡潔に纏めるならば

しあわせ鳥見んぐ
それは人生の縮図

…と言ってもいいと思う。
1巻も2巻もそれぞれひとつの作品としての完成度は高いと感じたが、1巻ですず→2巻で翼にスポットが当たって次は岬の話かひなの話か。どっちにしてもこれからも楽しみである。

という事で今月号。鳥見んぐとは人生の縮図といまさっき語ったが、どうやら同時に一本の映画でもあったようである。そんなスズメの雛鳥をそっと見守っていたのは極短時間だったかも知れないが、すずにとっては映画一本分、いや感情移入したくらいだからそれこそ一生分の時間を体感したのかも知れない。まぁ流石一生分は過言かも知れないが…。
そんな話を聞いたひなの提案で次回より間近で雛の鳥見活動、にしてもデカ過ぎるだろ今泉邸…。*4

最新2巻は発売中!

 

Vドルあーかいぶ!
《小森くづゆ》

推しと同じ舞台に立ちたかった、既にそれが叶ったいま、更に先を目指すこれ以上リコ達と共にはいられない。というのが真冬の勧誘に乗れなかった紬の想いだったが、絵美に煽られる形でプロゲーマーとしての活動を目指す事に。ひとまずは先に進んでふたりの距離も少しは縮まったような気がするけれども、紬からは絵美≠くるみの認識のままだからまだまだというところだろうか。リアルの紬もVチューバ―のツクモもどっちもずっと見てきてるのに、なんだか絵美が不憫である。
あとこれは完全に自分の趣味価値観の話になってしまうが、決意表明心機一転の行動として断髪がどの作品でもよく使われている気がするが、それはなんだか安易過ぎるのでは無いだろうか。…という勝手な一個人の意見です。

第1巻は発売中!

 

妄想アカデミズム
《檜山ユキ》

未春に触発されて根を詰めながら期末対策をしていたゆうに息抜きを、と動く3人だったが結局ゆうの気苦労が増しただけな気がするし、なんか運良く未春が赤点を回避してやっぱり無駄にゆうが気苦労しただけじゃないかって思う。どうにかその気苦労が報われる日は来るのだろうか…。
にしても莉子とゆうが結構高度な会話を繰り広げているけれども果たして未春もこの領域までに到達できる事か否か、そこまでいけばより妄想も加速するのだろうか。妄想と言えば今回は過去の想い出を捏造しにきたが、今後妄想のバリエーションが増えてくのだろうか。

きららベースでの連載、はじまってます!

seiga.nicovideo.jp

 

【連載合流】あっちこっち
《異識》

最新9巻が出てからははじめての連載。いろいろあって運動しようとするも腹筋ローラーを相手に真宵と姫が撃沈する中でさり気なく相当重量がありそうなバーベルを片手で持ち上げるつみきは一体何なんだ、腹筋ローラーに勝った佳奈でも両手持ちだというのに。因みに自分が調べた限りだと実際ダイエットで胸囲は減り易いみたいです、信憑性は保証できませんが。しかしいくら男故に胸というワードに反応してしまったとはいえ余りにも理不尽過ぎるのでは。

 

スロウスタート
篤見唯子

はなかさ!はなかさ!はなかさ!

 

えーかむ!えーかむ!えーかむ!

 

百地たまてェ………

 

出典:『おちこぼれフルーツタルト』(まんがタイムきららキャラット 2022年12月号)
©浜弓場双/芳文社

なんか酷いよこんなの。確かに花名と出会ったのは果実が先だけれども、付き合った時間で言えばたまの方が圧倒的に長いというのに、何なんだよこの無慈悲なNTRプレイは…!一体百地たまてが何をしたというんだ!!!

まぁたまには悪いがNTRプレイの事は置いとくとして、てまりハイツに入居して文字通り何もなかった1年間だったけれども、高校に入ってからのこの半年でいろんな出会い出来事を重ねてきて、ゆっくりとだけれどもとても濃い日々を過ごしてきたんだなと、花名がいまこういう日々を過ごせていて本当に良かったなって感じた。本当の本当にこの出逢いがあって良かった。

…というこれまでの花名の軌跡の話が主軸ではあったけれども、ホットケーキクッションに呑み込まれる果実やノリノリで休日DIYをするえーかむと、本当に今回は見所沢山な回だった。だというのに何故にハブられたたまだけこんな扱いなんだ一体…。

 

ゆらめきラグーン
《花宮みぃ》

千帆が提案した開放合宿当日、やはりというのかそう簡単に事は運ばないというか。まぁゆらがそれを出来ていれば合宿なんてする必要は無いのだが。そんなこんなで初日の夜、いい感じにエリーとの場の雰囲気が盛り上がってきたから絶対にゆらはこの機を外してはいけない、そんな状況でヘタレるなんて事にはなってはいけない。
一方エリーはこれまでいろんな気持ちと向き合ってきて自分なりにその整理はついたのかなってところだろうか。いつ終わるか分からないこの奇跡を奥手になって逃してはいけない、だから秘めてる想いは伝えていきたい。そんなエリーの想いにゆらがどう応えるか、いや本当にこの状況でヘタったらアカンぞ白浜ゆら!

 

おねロリキャバクラ
春日沙生

「そういやキャストって普通に外出とかするんだ…」と思った。いやなんかいろいろとアウトだったり闇深な雰囲気とかが漂う作品だからなんか意外な気がするなと思っただけである。

という事で穂乃果の助言が見事的中して他の大口客を抑えて一番を掴み取った楓であった。てか結果的に穂乃果としては目論見が破綻していないか?とも思うがどうなんだろうか。最後は結構淡泊に場を去った凛だけれども、実際のところ心中はどうなのだろうか。店で楓からプレゼントを貰ったとき同様そういうタイプの照れ隠しかもしれないが、この先もっと凛の内面へと楓は入っていけるのだろうか…。

第1巻の発売が3/27に決まりました!にしても「おねロリキャバクラ」なんてタイトルが堂々と書店に並べられるとか異常光景になる気しかしない…。

seiga.nicovideo.jp

 

ゲスト作品感想

ヒミツ結社りとる・ばたふらい
笹桐ゆうや

結局計画通り思い通りに悪行は完遂できないものである、それも密輸という悪行をしてそれが善行になったし先生の職員室での惨劇も回避したのだから総統もこんな顔になるのは無理はない。学校内ではこんなだし家では親に頭が上がらないし、いつかの機会に面目躍如となるか総統…。
そんな訳で今回もゆるめな雰囲気で話が展開されたけれども、もっと味を出していければどうなるのかなとは思うが、より話に幅を広げられるかどうかだろうかとも思う。

 

神様たちのおてつだい
《meitoro》

えっと畏れながら子を授かる方法についてもう少し詳しく御伺いしても宜しいでしょうか…。
という事で神見習いの世話係をを担当する事になったがこの自由奔放な子を相手に重責を全うできる事か。ただでさえ社務にそれなりに広い境内の清掃と骨が折れそうなのにそれに加えて世話係は大分ハードワークではないだろうか。とりあえずは次回以降の獅子奮迅の働きに期待したいところである。

 

あんでっど・アパート
《境 政雄》

なんかもういろいろとそうはならんやろ、ていうかアパートが爆発したのはあくまで演出上だけよね?本当に爆破してたら除霊云々どころじゃないぞ!そんな訳でやる気がある事自体は問題無いのだがそのやる気があらぬ方向へと暴走していて、そこの方向性を修正しない限りはどうにもならなさそうか。なんだかツッコミ役がひとりだけなのは荷が重そうなので家電店員も引き続き参戦して欲しい、と感じた。

 

めくりめくるリワード
《出町やなぎ・冬風まり》

やっとひとつの案件を処理してもふたつみっつと処理しなければいけない案件が増えていく…、大体は綴自身が悪いのだがそれそ差し引いてもハードワークなのでは無いだろうか。そんな状況だから現実逃避して宴をしたくなったり癒してあげたくなるのかも知れないが。
そんなこんなで支えて支えられてでどうにかこうにかここまでやってきたが無事に企画をやり遂げられるかどうか、次号が4話連載の最後ではあるがもう数話載せて墨染さんの事を掘り下げてもいいんじゃと勝手に思ってる。

 

しんぶんぶ
《いいはす》

普通じゃ無い事を求めて普通じゃなさそうな新聞部へ、割と動機が不純な気がしなくも無いけれども普通じゃない人だらけな面子はどんな方向へと突き進む事か。読切掲載なので2話目以降があるかはアンケート次第になりそうだけれども、入部しましたハイ終わりっていうのもなんだかなぁって思うから2話目載って欲しいなとは思う。…と言うよりは2話目を見てしっかりと作品を評したいという思いの方が強い気がする。

 

すきあり・すけありー
《薗田かんきつ》

「あんでっど・アパート」に次ぐバケモノきらら、やはり無印にも人外モノの流れをつくろうとしているのだろうか。「しんぶんぶ」同様に読切掲載なので2話目も読んでみたいところではあるが、呪殺とは無縁そうな3人に憑かれどう遊び倒されていくのかは気になるところ。とりあえず願いを叶えれさせればどうにかなると聞いて新車を要求してきたユリの友人がとても図々しいなって感じた。

 

次号予告

次号は、コミックス第3巻好評発売中&アニメ化企画進行中の「星屑テレパス(大熊らすこ)が表紙&巻頭カラーを飾ります♪ センターカラーは、新連載!「キミはあくまでも。」(あきらんぬ)、「きもちわるいから君がすき」(西畑けい)、「Vドルあーかいぶ!」(小森くづゆ)、3話連続ゲスト第1話!「好都合セミフレンド」(千種みのり)です! 皆さま、来月の「まんがタイムきらら」もお楽しみに♪

引用:まんがタイムきららWeb

表紙は今月号に続き星屑テレパス。アニメ放送に向けてこれまで以上に星屑テレパスに注力していく事は当然の流れであるし読者としても嬉しい限りではあるが、その分他の連載作品は風当たりが厳しくなりそうか、それが気がかりである。

今月号で完結した「奥さまは新妻ちゃん」と入れ替わる形で「キミはあくまでも。」が連載開始、ゲスト連載で千種先生が再登場する。

 

終わりに

という事で今年最初の連載きらら感想記事でした。自分の性格上何かを継続していくのは得意では無いですが、まずは今年一年しっかり欠かさず書き切れればなと思っています。
そんな感想記事ですが、自分が推してる気になる語りたい作品とそれ以外の作品で文章量が明らかに違っていて*5、語りたい事を兎に角語りきるのか要点を纏めて簡潔にするのか、どっちがいいんだろうと思ってる。そこは今後記事を書きながら考えていく事にします。

先述の通り今年一年当面の間は星屑テレパスを中心に展開していく事になりそうだから、他の作品がどれだけ存在感を出して次の中堅候補に名乗りをあげられるかは気になるところ。無印のアニメ不遇不毛危機は一応脱したとはいえ引き続き連載生存競争にやきもきする事になりそう、だからそこ自分なりに推したい作品はこの記事やTwitterなどで推していって僅かでも力になれればなと思っています。

 

という事で今回はここまで、今年も連載きらら感想記事を宜しく御願いします。

 


脚注

*1:現在の日本エスペラント協会の前身、日本エスペラント学会がそれ以前に存在した(旧)日本エスペラント協会の設立日

*2:Twitterだとやたらテンション高めにきもすきの宣伝で騒いだり

*3:キャラット連載「紡ぐ乙女と大正の月」のキャラ、蜂須賀八重子への想いが暴走したり

*4:確かに豪農とはいわれてたけれども

*5:無印の場合だと星テレときもすきは文章量が多くなる傾向な気がする