渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

まんがタイムきらら 2023年1月号

他誌がいろいろとアニメ化作品が出る中で一体無印はどうなってるんだ、今年に入って続編含めて全然新規案件が出てきていないがどうなってるんだと言われ続けていたけれども、10月に星屑テレパスのアニメ化が発表され、翌月にはFUZで連載中のゆるキャン△3期が決まったのでひとまず当面の間は安心できるのだろうかという今年のきらら界隈。
今月号表紙で2巻発売を控える「しあわせ鳥見んぐ」にも今後への期待は大きいとは思うけれども、その前に自分は積んである1巻を早く読まないとだし、先生の前作「佐藤さんはPJK 」も読まなければならない。兎に角どっちも年内に読んで年明けから鳥見んぐ連載に合流したいところです。

という事で今年最後のきらら無印もいろいろと語っていきます。ところでメリー鳥スマスって何なんだ一体…。

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

今月号情報

◎表紙・センターカラー

わらびもちきなこ「しあわせ鳥見んぐ」

◎センターカラー

西畑けい「きもちわるいから君がすき」
小森くづゆ「Vドルあーかいぶ!」
ミナミト「ほぐして、癒衣さん。」
福きつね「それでは、ステキなセッションを。」

◎今月号休載

むらさき*「えるくえすと!~勇者エルヴィーラは現実世界に転移しました~」
異識「あっちこっち」

◎次号休載

ひさまくまこ「一畳間まんきつ暮らし!」

「にーにといっしょ!」は22年5月号以来の連載、「あっちこっち」は最新9巻が出てから連載が無いが異識先生の体調は大丈夫なのだろうか。
先月号で長期休載がアナウンスされた「探偵夢宮さくらの完全敗北」が早々に告知欄から抹消されたのだが一体何があったのか…。

連載作品感想

星屑テレパス
《大熊らすこ》

前回遥乃と瞬が甘味デートをしている裏で航海日誌から手掛かりを探す海果とユウ、思い出そうとすればする程に海果だけでなくユウ自身の気持ちも分からなくなる中、灯台で手掛かりは掴めるのか否か…。
まだ4巻範囲が前半も終わってない中で早くもクライマックスな展開みたいになっているけれども、何かしら手掛かりを掴めたとしても新たな謎や課題は出てくるだろうし、どうであれ4人でモデルロケットをやっていく事には何ら変わりは無いんだろうと思うが。

ユウは一体何者なんだという考察については、Twitterでの反応をを見てる限りだと海果の願いが具現化したイマジナリーフレンドみたいなものではないかというのが多いように感じる。確かに2巻のラストとかユウが出てくるタイミングが都合良過ぎるようにも思えるがどうなんだろうか。仮にそうだとして、じゃあ航海日誌は本当に存在しない記憶になるのかどうか。*1実は本体は別のところにあって海果達の前にいるのは海果の願いに呼応して起動したアバターなんじゃとも自分は思ったがどうだろうか。
おでこぱしーが発動できなかった事についてはユウ自身の想いや願いの変化や宇宙人から地球人になろうとしている、普通のひとりのヒトとして気持ちを分かろうと内心思っているのではないか。*2勿論本人にそんな自覚は無いからその変化の途上で苦悩しているのだが。歌は会話やおでこぱしーとは異なるコミュニケーション手段か、それとも何かしらの信号?ここまでいろいろ語って来たけれども不肖いち読者の妄言なので余り真に受けないで流し読んでくれると助かります…。

兎に角どうであれ3巻後半からはじまった明内ユウ真相編はそろそろ一区切りという事になるのだろうか。それを4人がどう受け止めて動いていくのか、年明け以降も引き続き目が離せない展開が続きそうである。

きもちわるいから君がすき
西畑けい

第1巻発売を控えて1頁でわかるこれまでのきもすきが載っていたけれども、相関図の矢印がどれも結構最悪だし、紹介文が『一方の依子も実は司に対してクソデカ感情を持っており』と急に語彙力が死んでるのがなんかおかし過ぎる。まぁ全く間違ってはないからそれはそれで困るのだが。本当酷い1頁でわかるこれまでのきもすきですよ…。

て言う事で前回ある意味最悪なホワイトクリスマスを迎えた3人、年が明けて不安はあったものの依子の目論見通り平常化、する訳など無く司の依子への想いはより強くなって透はこれまで以上に身の危険が増したように思う。まぁ何だかんだで結果的に依子は満足してたから良かった、のだろうか。司と依子の百合に挟まれてしまった扉絵の透といいより依子への想いがきもちわるくなる司といい今回も普段通りきもちわるかった依子といい、三者三様きもちわるいのバーゲンセールみたいな回だった気がする。一方で未解決のラブレター事件に対して自ら惨劇を起こす気満々な依子の恐ろしさ、一体この互いが互いにきもちわるい想いを抱く関係は何処へと向かう事なのか…。あと全員ダメなのはいまにはじまった事では無い。*3

第1巻はいよいよ12/26に発売!そんな1巻発売に向けて解禁された帯に書かれていたのは

冬、親友のスプーンを舐める

そしてキャッチコピーは

1話目から(いろんな意味で)話題沸騰のクソデカ感情百合漫画、ついにコミック化!

確かに何も間違ってはいない、だからこそ困る。帯の方は傍から見たら詩的な風にも見えなくは無いが言ってる事は普通に最悪、キャッチコピーはどこぞの圧倒的百合*4に対抗するかのような感じにも思えるけれども、語彙力が死んでるのが謎の面白さを出してるような気がする。
兎に角この想いが重く互いが互いにきもちわるい物語、きもちわるいから君がすきを皆さん買いましょう!そしてこの年の瀬に共に叫びましょう!

きもすき、きもすぎいぃぃ~~~!!!

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ゆゆ式
三上小又

ホーンテッド結婚式って今月号ゲストの「あんでっど・アパート」の伏線だったりとかそんな事は…?
まぁそれは置いておいて幸せと愛情表現が軸だったなという今回、呪い云々とか言いながらも何事も無いいつも通りの日常なのが幸せ、みたいな話だったのかなって気がする。ゆゆ式の話を完全に理解しようとするのはとても難しいけれども、自分としてはノーイベント・グッドライフを体現したような回だったのかなって思ったところである。

おねロリキャバクラ
春日沙生

穂乃果が女児向けTCGガチ勢だと発覚してこの漫画からまともな人間がひとりもいなくなりました、こわいねこの世界。楓のキャバクラ通いを止めるまではしないけれどもこれ以上の散財は止めねばと思う一方で穂乃果自身はこれまで幾らTCGにつぎ込んだのか覚えて無いし気にしていないタイプの人間だと思う、要はスマホゲーのガチャで廃課金するタイプ。そんな人間がまともな人間である筈などある訳がない!という事でカネを搾取する側とされる側の人間のアレコレを描いているこの闇深漫画、段々と可愛いで隠しきれないくらいに闇深要素が強くなってきてるのではって気がする。
あとこの世界におねロリじゃない普通のキャバクラも存在している事も発覚したが、異常なのはこの店に関わる女共だけなのかこの世界そのものか、そういう事は深く考えたら負けな気がしてきた(諦め)。

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Vドルあーかいぶ!
《小森くづゆ》

真冬、個人事務所を設立。そしてその事務所入りへの勧誘。まぁ経過報告も事前告知も無くそんな事言われたら驚くが、それもこれもカネがあるからこそ成せる事なのだろうか。Vチューバー活動をやっていくと決め、元々のアイドル志望の夢の実現の為にもとこの大舟に乗っかったリコ。そんな彼女をストーキングするくらいのファンな紬は意外にもこの計画に乗り気では無い模様。確かにこれまでの前科からしてついていきそうなイメージではあったけれども、その心中は如何なるものか。あとやっぱりひあはチョロいなと思う本当に。

第1巻は12/26発売!

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スロウスタート
篤見唯子

ここ最近の花名ってナチュラルに暴な要素が出てきたり挙動不審状態になる事が増えてるような気がする、いや以前からそうだった気がしなくも無いが。今回は被服実習でミシン相手に悲鳴をあげていたが、そういうちょっと異常な描写が増えてきているように感じるのはどんな変化があっての事なのだろうか…。
それはそれとして先生が授業中ほぼずっと食欲塗れだったのと、さも当然かのように栄依子の先生宅突撃に冠も帯同してるのは何なんだろうか。まぁ先生と栄依子はそういう関係だし先生と冠とは食で繋がってはいるし栄依子と冠は最早言うまでも無いが、なんかもう何なんだろうなこの3人の関係性って(語彙力の無さ)。
あとどうでもいいけれども冒頭1コマ目、高橋さんのSUGOI DEKAIありがとうございます篤見先生…。

妄想アカデミズム
《檜山ユキ》

理系を勧める莉子と文系を進める一葉で両手に花状態だった未春、ちょいちょい脱線したり横槍が入ったりしながらも最終的に文三志望に決めて一応今後の方向は決まったというところか。今回の文理選択という点では一葉に未春を寝取られたような恰好な莉子ではあるが、そこの関係性は今後どうなっていく事になるのか。あと未春が絡むと結構莉子ってポンコツになるなと思う次第。というか妄想に関しては前向き思考なのか後ろ向き思考なのか、結構ころころ変わるなって感じがするけれども、せめて妄想の中くらいは自身を持ってもいいんじゃないのかなって思うところである。

ゆらめきラグーン
《花宮みぃ》

なんだか今更だなっていう気もしなくは無いけれども、結構ゆらの性格というか思考って面倒だなって改めて感じた。あと千帆に対してちょいちょい失礼な発言をしてるのはどうなんだそれは。そんな訳で直球勝負をするべく千帆立案の開放合宿で進展はあるのか否か。ゆらは前からずっとだけれどもエリーもエリーでここ最近はいろいろ迷い中だから、どちらも秘めてる事を洗いざらい吐き出せるのかどうか。それ以外にも合宿ならでわなイベントの描写にも期待したい。

ゲスト作品感想

キミはあくまでも。
《あきらんぬ》

やはりおねショタの主導権をショタが握れる訳なの無かったのである。にしてもこの歳で触手だなんていくらなんでも早過ぎな情操教育な気がしなくもないが、ここから更にあんな事こんな事をされたら後々大事な場面で発揮できなくなってしまいそうだが*5、ふたりが同じ鞘に収まってしまえばそんな事など問題無いというところだろうか。あと劇中世界は悪魔学なるものが存在するくらいにはそういう研究とかがそれなりに行われているのだろうか。

3月号から連載開始!MAXに次いで無印にも後に続けと人外の波は来るのか否か、そしてふたりのバレてはいけない関係は何処に向かうのか、引き続き期待です。

ヒミツ結社りとる・ばたふらい
笹桐ゆうや

この空気感というかノリはどのように形容したらいいのだろうか。本当に自分の語彙力の無さを恨みたいが、なんかもっと癖になるような雰囲気や味を出せる余地はあるんじゃないのかなって、根拠なんて無いが何となくそんな気がするので次回以降にも期待したいところである。とりあえず遺失物横領は軽く局所的だけれども破壊と混沌を起こせそうな気がしなくもない、多分…。

異世界ジョブハント
《むつをむつ・蒼井ゆん》

3話目、何かよくわからないうちにうづきは大魔導士に進化した。売り子経験でどうにかやっていけそうと思った前回からヲタ知識でやり方次第では無双もできるのではという気もするが、そうなれば就活の苦労からも解放される、のだろうか…。そんな訳でどうやらこの異世界の言語や魔術には日本人が大分絡んでいそうな感じであるが、先日読んだ「トールさんの通り道」もそういえばこんな感じの世界観だったように思う。そんなこんなでいろいろ進展のあった今回であったがうづきは同郷の人と会えるか否か、シャルは大魔導士になれるのか否か。いろいろ気になる要素を出して果たして4話目以降も載るかどうか、ちょっと期待したいところである。

めくりめくるリワード
《出町やなぎ・冬風まり》

4話連続連載の2話目。描写されていないところで前回出すものを出してしまった事を今回バラされとんだ羞恥プレイを受けた綴であるが、自業自得なのでそこまで同情心は沸いてこないなっていう。まぁそれはそれとして互いが互いの背中を押して少しは前に進めたのかなとは思うので、企画に向けてふたりがどう関わり合っていくのかに期待したい。あと最後の最後で上司が自分から株を下げに行くの、なんか普通に嫌だ…。

あんでっど・アパート
《境 政雄》

無印にも人外の波が来るかどうかと思っていたら早くも新たなる漫画が出てきた。とりあえずこんな性格とは真逆過ぎなところへ就いたりしたり採用する方もする方で何考えてるんだよとツッコミたい気持ちはあるが、これまでまともに人と関われなかったみことがここでどんな関りをつくれることか、みことだからこそ知っていて解るこの気持ちにどこまで寄り添えるのか。前途多難ではあるけれどもこれからの仕事ぶりに期待したいところである。

欲張りディアマンテ
《鹿冬カト》

いま語られる結愛Before Afterの過去と椿がこれからやりたい事。まだ計画段階でやりたい事を何もしていないから、是非4話目以降も掲載してせめてひとつくらいはやりたい事を消化して欲しいところではあるがどうだろうか。偶然の切っ掛けでできた繋がりももっと深めていって欲しいし、どうか編集部には前向きな判断をして貰いたい。

次号予告

次号は、コミックス第3巻好評発売中&アニメ化企画進行中の「星屑テレパス(大熊らすこ)が表紙&巻頭カラーを飾ります♪ センターカラーは、スロウスタート(篤見唯子)、応援感謝、最終回!「奥さまは新妻ちゃん」(ルッチーフ)、「蜂も刺さずばうたれまい」(るりえ)、「おねロリキャバクラ」(春日沙生)です! 皆さま、来月の新年第一号の「まんがタイムきらら」もお楽しみに♪

引用:まんがタイムきららWeb

年明け最初のきらら無印は17年12月号のゲスト連載から約5年間続いた「奥さまは新妻ちゃん」が完結*6、自分はまたも例によって追っていないので何も語れる事は無いですが、きらら4コマで5巻まで続けられたのなら十分往生した部類にはなるのだろうが、そこまで続くだけの人気がありながらメディア化には何が足りなかったのだろうかとも思う。でもメディア化まで至らなくとも人気のある作品はもっと長く続けてもいいのでは無いだろうか、そこら辺編集部もどうか一考をして欲しいところである。
表紙の「星屑テレパス」は新規のアニメ情報が解禁されるのかどうか。そこは気長に待つ他無いのだが、連載本編の方もどこまで事実に迫れるのか気になるところである。

23年2月号は来年1/7発売!

終わりに

今年1年の無印を振り返って、「そらコミュニケーション」「はなまるスキップ」「ぎんしお少々」「むすんで、つないで。」が終わってしまった一方で、「きもちわるいから君がすき」「おねロリキャバクラ」「妄想アカデミズム」の連載がはじまって、終わる辛さはあるけれども新たにはじまった作品の楽しみも増えて、なんとか連載きらら勢をやっていけてるのかなって思う。まぁ無印に限った話では無いのだが…。今春から紙でも買ってアンケートも毎月出すようになって*7*8少しは連載作品の継続や正規連載への昇格に貢献できているのだろうか、そうだと思いたい。
特に10月には「星屑テレパス」のアニメ化が決まり「スロウスタート」以来待望の無印アニメ化案件となったが、放送開始までに向けていろいろとどう動いていくのかより期待が高まるところである。そういう訳なので来年もいろんな作品を楽しんでいこうと思います。

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。


脚注

*1:でも1巻冒頭描き下ろしで都合良く学生証も持ってるから有り得なくは無いかも知れないが

*2:明内ユウ、そんなに人間が好きになったのか。

*3:巻末のコメントについて

*4:フォワード連載の「アネモネは熱を帯びる」

*5:どんな場面でナニがとは言いませんが…

*6:因みに大熊らすこ先生の前作「ハッピーセピア」の最終回が掲載された号です

*7:COMIC FUZは早急にアンケート機能を実装せよ

*8:それが無理ならきらら編集部でどうにかしてくれ