渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

まんがタイムきららMAX 2023年1月号

 

『ぼっち・ざ・ろっく!』のアニメはCloverWorksと制作スタッフの技術で如何に後藤ひとりを作画崩壊させられるかに挑む作品だと思っている、それ以外でも如何に真面目にふざけたような演出にも挑んでいる気がする。本当なんかアニメーションとして漫画とは違う存在感を放っているし、アニプレックス芳文社が力を入れてるだけの事はあるなというところか。
そんな訳で誌面号は早くも年が明けた今月のきららMAXはまさかまさかの芳文社の在庫が完売!これもアニメ放送効果なのだろうか、そういう勢もこの機に連載しているいろんな作品に触れてくれればなと思います。あと転売ヤー共が出品している今月号のきららMAXは絶対に買わないように!皆さんお願いします!!!

て事でいつも通りいろいろ好き勝手語ります。

 

過去の感想記事↓↓↓↓↓

w811b8y198stx8.hatenablog.com

 

 

 

今月号情報

◎表紙・巻頭カラー
はまじあき『ぼっち・ざ・ろっく!』

◎付録
『ぼっち・ざ・ろっく!』描き下ろし特製ギターピック

◎センターカラー
バニライタチ白魔導士はゾンビの夢を見るか?』
Koiご注文はうさぎですか?
つみきつき『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
アマイワシ『燻製JKいぶりちゃん!』

◎休載
相馬康平・日下氏『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』
なじみ『コンビニ夜勤のあくまちゃん』
メイス『リリカおお嬢様に振り回される!』
BirdHatterサキュバスなんてもうこりごり!』

◎次号休載
こかむも 『ぬるめた』

 

今月もちょっと休載は多めだろうか、『サキュバスなんてもうこりごり!』は正直連載する気があるのかちょっと疑問に思ってきてます…。

 

連載作品感想

マグロちゃんは食べられたい! 《はも》

遂に揃ったマグロとそれに関わる女共、一応日常回ではあるけれどもマグロ勢はともかくヒトサイドもいろいろヤバさが出た回だったかなという気がする。基本的に子の漫画って明確なツッコミ役がいないから*1ボケが処理されないまま垂れ流される、ある意味の治安劣悪地帯と化してるんじゃないのかなとも思う。そんなこんなで前回のまぐろとのやりとりを経て改めて我が道を貫くと決めたみさき。ヒトとマグロ、倫理観も価値観もどうやったって平行線を辿るのならばせめて理解して理解させたい、大分根っから狂ってる漫画ではあるけど人外モノとしてずっと真摯に向き合ってるなって感じる。あと公式から大トロ(意味深)と言われるクロはなんかそういう方向性でいいのだろうか…?

第1巻は12/26発売!単行本でもマグロちゃん!ご期待ください。

わからせろ!ナマイキツネ様 《*sow*》

刑部ほのかの存在は抹消されていなかった…。内容的にはゲスト時代2話目から少し変えてきた感じだけれども、ちょっとジャンル盛り過ぎた感がして方向性に迷いを感じだゲスト時代よりはやりたい事は定まってるのかなって思う。そういう風に思うのは時間軸をほのかデビュー前に持ってきてより壱与が厄介事に巻き込まれた感じを出せたからなのかなって個人的には思う。そんな訳でこのまま壱与もデビューする羽目になるのか否か、桜子に加えほのかにも振り回される日々は今後も続きそうである。*2あと壱与がほのかにマウントとろうしたりちょっかいかけるのはまぁ分かるが、それに便乗するような形で割と容赦ない事をしてくる桜子の方がエグさでは上回ってるような気がする…。

houbunsha.actibookone.com

ななどなどなど 《宇崎うそ》

これが高山萌の生き様である、   こんな生き様でいいのか高山萌よ…。どれだけるるが穢れ無き存在だとしても萌の穢れは到底祓えない、それくらいに今回の萌は普段以上にヤバさに磨きがかかってた。まぁ一番ヤバかったのはち〇こかいた手を洗わず平然とモノに触る高山兄だが、てかこんな事が許されるんだこんな事描いてもきららコンプラに引っ掛からないんだっていう驚きもあるが。それはそれとしてこんな事ができてしまうんだから本当るるの為なら萌は平然と命を捧げられそうだなって改めて感じた。あと萌の奇行に対して結構真面目にツッコんでる小町がなんか面白かったし、その小町はるると萌の裏で家来と一体何をしていたいのか、そこの全容は次回語られるのか否か…。

白魔導士はゾンビの夢を見るか? 《バニライタチ》

前回なんとか危機を脱してその打ち上げ会的な今回、なかなか気を抜ける暇のない状況下でもこういう催しは本当大事にしないといけないと思う、それこそ危機を乗り切った直後ならっていうところなのだろうか。前回得た新技は逃亡する時間稼ぎくらいにはなりそうだけども、真っ向から戦うにはちょっと持続時間が心許無さそうだろうか。そんな訳でこれからの旅路がどうなる事か、期待しつつも何が起きるかという不安さも抱きつつ今後も見守っていきます。

第1巻は11/26発売!

こみっくがーるず 《はんざわかおり

前回無事に連載が決まったかおす先生、予想通りに今回はかおす先生が暴発した回となりました。そんな中密室の観覧車でふたりきりの小夢と翼、何も起きない筈が…、今回は起きなかったけれどもようやくこのふたりの関係もこの最終盤で進展しそうな予感。いやもしからしたら花火が打ち上がってるコマで済ませてしまった可能性もあるかもしれない…。*3完結まで残り3話、本当にいろんな事が先へと向けて動き出してきているなって思う。

ギャルとネクラの吸血関係 《カコベン》

結局なんかゆりのが只ふたりを視姦観察していたいだけじゃないの?って、いよねとまくるの関係を眺める百合傍観勢へとゆりのが化した回だった。そんな奴に付き纏われいろいろ溜まった結果公衆の面前で大胆な事をしたまくるだったけども、大胆な事はともかくとしても割といよねもこの眷属関係に順応してきてるような気がする、いや大胆な事をされても普通に満更でもないような関係になってきてないかなって感じもする。まぁ兎にも角にもこれまで以上に眷属行為がやりにくい環境となって、その目をどう掻い潜っていくかも今後の課題となりそうか。

きららベースでの連載もはじまりましたのでこの機会にぜひ宜しくお願いします。

seiga.nicovideo.jp

あと完全に余談ですが先日カコベン先生の前作『ハルメタルドールズ』を買いましたのでまた追々読みます。*4

ご注文はうさぎですか? 《Koi》

ティッピー…  おじいちゃん……?

 

え………???

 

ゑ!?!?!?!?

 

 

 

ごちうさという物語に区切りをつけて完結させる為にはチノとティッピーの別れは決して避けられるものでは無く遅かれ早かれその時が来る、恐らく多くの読者がそう思っていたに違いない。

は!?いま!?このタイミングで!?!?

今月号の話を読んでからもうずっとこんな感じでいろいろ滅茶苦茶にされてしまってます本当に、ずっと完結間近の最終盤が別れの時だと勝手に思っていたので、まさかこんなところで来るとは完全に予想外だし不意打ち過ぎる。先月号の記事で今月は身構えた方がいいのではとは言ったけれども、こんなのが来るなんて聞いてないですどう考えたって今月はサキチヨ過去回と思うじゃん?そうだとこのひと月思ってましたよ自分は!
思えばいずれ来たる終局を、更にその先をも見据えたそれぞれの夢と進む道に向き合いながらこの数年間話が展開されているが、今回のチノもおじいちゃんの夢からチノ自身の夢と道を見つけ進もうとしはじめたから、だからティッピーの役目を全うした、おじいちゃんが留まり続ける必要がないくらいにチノが成長したから、前に乗車拒否した銀河鉄道にようやく乗れたのかなって思う。今回のティッピーの台詞はごちうさの物語の核心で根幹なんだろうなって、夢に辿り着くまでの途上の物語なんだろうなってそう思えた。

出典:まんがタイムきららMAX 2023年1月号 113頁
©Koi/芳文社

とはいえ次回以降チノがどうなっていくかは気がかりではあるけれども、同時に今のチノなら大丈夫だと思う、そう信じたい。それぞれが行く道を目指していく物語はもう暫くは続きそうだろうか。*5

それはそれとして首輪プレイをしようとする狩手結良、お前は一体何なんだマヂで…、本当この漫画の遺物でしかないと結構本気で思ってるぞお前の事は。

ハコイリクリエイト 《行町咄》

可愛いは正義!ハイルの犠牲で無事企画は滞りなく進む、と思う…。まぁいい歳してあのキャラは傍から見たら只々キツイだけだと思うよ本当に川井田は。まぁ元はと言えば川井田に対して思いっきり本音を言いやがった華子が全て悪いんだが、その華子がハイルを犠牲にさせた元凶でもあるし。それはそれとして自立目的で独り暮らししてるのにハイルが独り立ちできるのか、いやあのメイドがそうさせる気が本当にあるのか、そっちも大分問題な気がする。

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瑠東さんには敵いません! 《相崎うたう》

やっぱり瑠東さんの事大好き過ぎるでしょ和村は、本当段々と相思相愛な感じになってきてるけれども何か感覚のズレはあるというか、むしろそれがいいというか。まだまだ瑠東さんに攻められ続けられてる和村だけどもいつか本格的に攻め返す時は来るのだろうか。いや本当現代文明って素晴らしい、そう思える回でしたね。休み明けからの展開にもより一層と期待が高まってきました。

 

ゲスト作品感想

性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。 《つみきつき》

11月号まで『今日の授業は恋愛です!』を連載していたつみきつき先生の新作。作者直々に性別不詳と公言されたきらら作品は過去にもあったけれども、果たしてどっちか明かされるのかどうか、いや分からないままの方がおいしいと思うこういうのは。なんかキャラットにいる同業者よりはちゃんと仕事やってそう(やってた)だなってのと*6なんか早々に懐柔されるの早いなっていう感じ。まだまだ懐柔し甲斐のありそうではあるけどどうなっていく事か、次回以降も期待したい。

ばーがー・ふぉー・ゆー! 《双葉陽》

なんか知らんがいきなりバイトさせられる事になった前回からの今回2話目、ひとまずスマホゲーの経験でどうにか乗り切れたけど、いやだからと言って実際現実でもできるものなのだろうか、とはツッコまない方が良さそうか。何はともあれ夢に向けて一歩前進した訳だが、顔がすごいという店長やバックレやがったヘルプはこの先出番はあるのか否か、そこはアンケート次第だろうか。

花咲けイロハに蒼色乙女 《杉原ぽてと》

先にこれだけ言っておく、Xちゃんの御尊顔を拝む事を自分は未だ諦めてないです。

て事で早くも次の弾を出してきた杉原先生だけども一体どれだけネタを隠し持っているんだ、本当そろそろ連載作品が出て欲しいとも思うけれども、これまで載せたゲスト作品を纏めて1冊出してもいい気はする。そんな先生の次の弾は女体化、最近キャラットで女装が出てきたと思っていたらMAXは女体化で攻めてきた。なんかXちゃんでやや控えて溜め込んでいた性癖を今回ので吐き出したような気もするけど実際のところはどうなのだろうか。灯の歪んだ愛と想いがどうなっていくかと葵の女としての日々も気になるので是非続いて欲しい。

続しまいゆ 《三栗粉》

8月号以来の帰ってきたしまいゆ、今回は寝起きの朝風呂。別に入浴シーンが絶対的なメインという訳では無いだろうし明らかな色気がある訳でも無いけれども、このだらしない游みたいなどこまでもゆるい雰囲気は回を重ねていく毎にいい感じの味になっていきそうな気がするけれどもどうだろうか。尖った個性や要素は無いけれども只々ゆるくいたい人には向いていそうかもしれない。

燻製JKいぶりちゃん! 《アマイワシ

冒頭早々からの自殺行為、呼ばれてないのに爆発と共に出てきたヤバそうな奴。なんか初手からインパクトで押してきたなって感じがする。とりあえずキャンプブームに乗っかってみたゆずとたきも、おじさん趣味のJK化に乗っかるいぶりも、この漫画って俗物しか出てこないのであろうか。ていうかいろんな方面に喧嘩売ってやしないかなとも思わなくはない。そんな訳で燻製布教に向けて次回以降どう活動するのか、初手の勢いをどれだけ維持できるかも気になるところではある。

 

次号予告

次号のきららMAXの表紙は、TVアニメが絶賛放送中のはまじあき『ぼっち・ざ・ろっく!』! TVアニメの放送を記念した特別付録『ぼっち・ざ・ろっく!』特製福笑いセットが付きます!巻頭カラーは大人気連載の Koiご注文はうさぎですか?です!センターカラーはスペシャルゲストの有馬『ニブンノハチジュウハチ』と新連載のしぴー『ラスボスは逃げ出した▽』、そして大人気連載のはも『マグロちゃんは食べられたい!』とスーパーまさら&よしだひでゆき私、異世界で奴隷にされちゃいました(泣)しかもご主人様は性格の悪いエルフの女王様!(でも超美人←ここ大事)無能すぎて罵られまくるけど同僚のオークが癒やし系だし里のエルフは可愛いし結構楽しんでる私です。』です!きららMAX2月号は12月19日発売!

 

引用:まんがタイムきららWeb

ぼざろの福笑いセットとは一体…?自分だけの後藤ひとり顔面作画崩壊をつくろう的な奴なのだろうか、いやそういう風にしか思えない。今月末には最新5巻も発売されるので自分も残り積んでる原作を読んで来月号から連載に合流します。
完結作品が相次ぎ3つ4つ空いて全然埋まらなかった入替え枠には7月号でゲスト掲載した『ラスボスは逃げ出した▽』が来月号から連載開始。このまま新連載が出なかったら休刊も有り得るのではと思ってはいたが果たしてどうだろうか、新連載作品を載せながら早々に休刊なんて無いとは思いたいがミラクの先例があるので何とも言えないところか。*7*8*9個人的には今月号がぼざろ効果で完売しようが未だ危機的状況は続いていると思っているが、本当MAXの明日はどうなる事か…。
ゲスト作品には『はんどすたんど!』の有馬先生が5年振りに帰還、一体どんな作品を送り出すのかいまから期待したい。*10

 

終わりに

今月号が芳文社内の在庫完売、来月号は新連載1本とこれまでの不安がこのまま杞憂に終わるだろうかという動きが続いているけれどもまだまだ気は抜けそうにないと思う。普段雑誌を買わないけど今月号は買った皆さんはどうか是非このままきららMAXを毎月買って欲しいしこの機会にいろんなきらら作品に触れて欲しいと思う。あと冒頭でも書いたけれども転売ヤーが出品してるきららMAXは絶対に買わないように!

転売する輩もそれを買う輩も死すべし!慈悲など無い!!!

大人しくCOMIC FUZか、ひと月遅れにはなるけれどもそれ以外の各電子書籍サービスで買って下さい。確実にきららMAXの今後にも作家や芳文社の今後に繋がります、皆さん正規ルートで買ってきらら作品を応援してください。

 

 

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


脚注

*1:なぎさも余りツッコミ側とは言えないと思う

*2:まぁ大体壱与の自業自得ではあるけれども

*3:といういち読者の勝手な妄想ですが

*4:それを読むまでにそれ以前に買って積んである本を読まないといけないですが…

*5:Complete Blendの展開もあるから少なくとも12巻までは続くとは思う

*6:比較対象がそれでいいのかって感じはするが

*7:ラク17年9月号で『また教室で』『となり暮らしのねこめがね』連載開始→同12月号発売を以って休刊

*8:『また教室で』はきららベースに移籍、全2巻

*9:『となり暮らしのねこめがね』は最終号で完結、単行本未発売

*10:ハチジュウハチ=88あるものといえば星座、グランドピアノの鍵盤、四国八十八箇所などがあるが果たして…