…まぁ今月号表紙に3号連続増頁で何かあるのではとも思ったけれども、新刊発売がその前日というタイミングだったから、新たな動きに向けて連載誌発売前に情報を出すという事はやっぱりやらなかったというところか。そんな訳で最新3巻が発売したmonoだけれども次の4巻が出る頃に改めて期待だろうか。
て事で好き勝手いろいろ語っていきます。
今月号情報
◎表紙・巻頭カラー
あfろ「mono」
◎センターカラー
Quro「恋する
こだまり「メールブルーの
カヅホ「キルミーベイベー」
幌田「またぞろ。」
◎休載
伊藤いづも「まちカドまぞく」
ちうね「紡ぐ乙女と大正の月」
蒼樹うめ「ひだまりスケッチ」
◎次号休載
桜Qり「ポンポコタヌキとへっぽこ王子」
22年7月号から休載が続いていた「まちカドまぞく」は当面の間(来年内までの予定)の休載が告知されました。本当にこればかりはというところはあるし、また万全の状態で連載を再開する為にもしっかり養生回復に努めて貰いたいです。再開するまでいつまでも待ちますし無事に完結するまで追い続けるので、余計な事は気にしないでいまはゆっくり休んでください。
【きららキャラット12月号】
— まんがタイムきらら編集部 (@mangatimekirara) 2022年10月27日
伊藤いづも先生の連載「まちカドまぞく」は、今月からしばらくの間休載いたします。再開は2023年を予定しております。キャラットのお知らせページには伊藤先生からのメッセージもございますので、そちらもどうぞご覧ください。
連載作品感想
mono 《あfろ》
3号連続増頁、富士山周遊編の第1回。まぁ実際現実そう簡単に富士山は拝ませませんよという自然の厳しさというか、むしろ野クルメンバーは揃いも揃って強運持ちだったのか。とういか天候のタイミングもあるとはいえスケジュールにちょっと余裕が無いというか、そんな台風直撃の直前に強硬決行な取材巡りはどうなる事か。イメージするときの恰好はともかくとして全ての漫画家がそう簡単に見えない風景をイメージできると思ったらそれは大間違いかもしれない、桜子は反省した方がいいと思う。
最新3巻は発売中!
アニメ3期の制作が決まったゆるキャン△14巻は11/10発売!
RPG不動産 《険持ちよ》
恐らくは生まれながら生来の悪という訳ではないのだろうが、今後黒幕と化するまでが語られ仮にその過程で同情の余地があろうとあのクソおっぱいを、最終的にサトナを赦せるかと言われるとハッキリ否だと思う。村ひとつ大炎上させるわ島ひとつ壊滅させるわ余りにもこれまで犯した罪が重過ぎる、そんな巨悪の女をどんな理由があって赦せるというのか。*1一応きらら作品だし処刑ルートにはいかないと思いたいが、それでも願わくばこの先無窮に続く生き地獄、どれだけ贖罪を求めようが決して叶わぬ真の地獄を…。完全に自分個人の願望でしかないけれども、それくらいしないと到底赦されない所業なのは確かである。
そんな訳で不動産メンバーが揃ったのは21年6月号以来らしいです。黒幕暴走編がはじまってからざっと1年が経って、ここからどう巨悪に挑んでいく事か。それはそれとしてわざわざ飛行船にボッシュート装置を仕込んでるサトナの趣味って一体?とは思った。まぁ不意を打つには効果的だけどもさ…。あと冒頭で島を焼いてラストでサトナ自身が焼かれたのは只々因果応報でしかない。
最新5巻の発売日が今月末から来年2月末になりましたのでご注意ください。
恋する小惑星 《Quro》
さらばイノ先輩の先月号から今月号は残された部員4人で採石場見学ツアー、という名のガッツリ大谷石採掘場観光の宣伝回だった。今回地学部一同が参加したツアーは休祝日を中心に開催してるようなので、興味のある方聖地巡礼をした方は是非…。
今回は終始先生が部員に振り回されたように感じたというか、若人の体力気力には到底及ばないなっていうか、本当つらいね教職はって思った。それでもこういう機会を持ちかけてくれるから良い先生なのは確かだろうけれども。あと七海お前そっち側の人間だったのかというか、ちょいちょいそういう界隈のネット情報に触れてる自分としては*2急に胡乱感が増したのはなんかというか、本当悪いインターネットって良くないなって。うん、ちょっと自分でも何を言いたいのか分かってないです…。ともかく地学部3年目がどう動くかこれからに期待したいです。
最新5巻は年明け1/26発売です!
ごきげんよう、一局いかが? 《卯花つかさ》
そういえばだけど趣味ものにしても部活ものにしても大体ひとりくらいこの道のプロだったり経験のある玄人がいそうなイメージだけども、冴が僅かに頭ひとつ抜けてるくらいで*33人揃って初心者ってのは珍しいのかなって感じがする。勿論この先プロや玄人が出てくる可能性はあるだろうけれども…。そんな訳で前回乃々花が入ってより賑やかになってきた印象な今回、いや良い意味でグダグダ感が増しただけかもしれないが。ともかくそんなプレイを眺めつつ今後腕をあげていけるのか、そして4人目投入はあるのかどうか引き続き見守りたい。
メールブルーの旅人 《こだまり》
記憶の上書きって情報世界に留まって無くても起きるものなのだろうか。記憶可能な上限はあるしヒトだってそれは同じだろうから、仮に情報世界以外でもそういう事が起きるならこれまでの経験や記憶してきた意味って何なんだろうって…。あくまで憶測でしかないが今後重要になるワードかもしれないから留意しておきたい。
そんな今回来た世界はレビューひとつで店の存亡が決まりかねないという、なんかそういうの他人事じゃないなと思う世界だった。現実にも悪質レビュアーの手で傾くなんて事は十分あり得る話だし…。もう殆ど外の記憶が上書きされてるスミレだけれども、まだどこかで諦めきれてない、いまも得意料理をつくってるって事は、殆ど記憶が無くてもどこかで想いは強く残っていると、ヒトでなくともそれは同じなのかなって。そうだったらいいなと思う。
因みにとある人の呟きで「スミレみたいな量産型でもとても献身的なAIがあふれてる→わざわざヒトと繋がる必要がない→少子化の加速→世界は終末を迎えたんじゃ」っていうのを見かけたけれども、ヒトともAIとも適度に繋がるのが丁度いいのかなって、どうなんだろうかそこのバランスは…。
うさパン焼いて悪いかよ! 《山本アヒル》
人目を忍んでカフェに行ったら図らずともデートをしていた回、カップルと言われてハチは露骨そうに嫌な顔だったけれども結構距離感近くなってるのかなって感じはする。しかしカップルじゃないとは言ったがだからって親子だと思ったのは普通に失礼だと思うぞ店員よ、あと何なんだそのダサTはクマよ…。とりあえず身バレしなかったから結果ヨシ、か?
きららベースでの配信がはじまりましたので未だ読んだ事の無い方はこの機会に宜しくお願いします。
おちこぼれフルーツタルト 《浜弓場 双》
例え勝率が限りなく低かろうがそれでも先にある光を目指して全力で走るモノクロティラミス、まさしくアイドルの鑑のような姿だった。…と、これだけ書けば如何にもおちフルが真っ当なアイドルもののように聞こえるけれども、今回もステージ裏とイノは平常運転過ぎるKENZEN具合だった。本当先月号のクリームあんみつといい今月号といいステージ上”だけ”は真面目路線なのに何なんだそれ以外はホントに、無法地帯過ぎてツッコむ気も起きやしないわ。NXの局アナが相対的比較的に常識人でツッコミ担当なポジションに収まってる辺りこの漫画の異常性をより感じる。イノはもう論外。そんなこんなでどう勝負するのかフルーツタルト、楽しみというよりも変な意味での不安の方が大き過ぎる…。
キルミーベイベー 《カヅホ》
どう考えても今回のオチはかの有名な栗まんじゅう問題ですね、そんな食材をどう開発してどう増殖再生を抑えて保存してたのかは全くの謎ですが…。*4なんというか店に呼び込むまでの誘導が長いわ店としての方針もやる気も杜撰過ぎるわ、メイド喫茶回みたく得体の知らない人に任せた方がまだ繁盛するんじゃ無いだろうか、今更だけども。本当息をするかの如くバケモノが増えていってる技術や世界観もイカれ過ぎてるのどうなってるんだ一体。
異世界アイドル、推参です! 《椎野せら》
体型管理って気を抜くとすぐ表に出るから大変ですよね、特にこういう業界の人にとっては。にしてもどんだけ食ったんだろうかというよりどんだけの量をつくったんだお前たちは。とりあえず喜んでくれたから結果ヨシだけども、いろんな食材が凝縮されたケーキはとてもじゃ無いが食べたいとは思えないな…。
ひよ&びびっと! 《ゆとりーぬ》
顔には出ないが行動には出るタイプのやべーやつ、それが久留宮ひよという女である。まぁ彼女の奇行はゲスト連載のときからのものだけども、とはいえ「そうはならんやろ」って事を平然としてきてるなって思う。配信活動をしてるとはいえそんなのを相手にできてる彩もただものじゃ無いかも知れないが。あとお色気路線とか積極的に自分から晒してくのはやらないでいいからね…。
またぞろ。 《幌田》
前にも似たような事があった気がするけど*5、殊は事前の想定通りに事が進めば案外そつなくこなせそうだけど想定外の突発的な事態が起きるとてんでダメになるね。そこの対応力さえどうにかなれば下手なりに人間上手くやっていけそうではあるが。巴の本心や過去はなかなか見えてこないけれども、殊みたいな距離感なら貴子や充希が近付けない領域に踏み込めるのだろうか。そういう節介を焼き過ぎない深く関わり過ぎない程度が巴にとって丁度いい距離感なのかもしれない。あといよいよ楓の留年危機が冗談じゃ済まない事になってきてそうだけども、殊からも割と本気で「大丈夫か?」って思われてそうだし本当危機感持たないとアカンぞ本当に。
ゲスト作品感想
翡翠ソーダの泡に乗せて 《はねつか》
商店街のフェスで勝負する事になった今回、決定打は看板メニューよりも看板娘の存在だった。結果自分から喧嘩吹っ掛けてとんだ辱めを受ける事になった千聡は自業自得というかいくらなんでも可哀想というか…。またキャラが増えて賑やかになったなと感じたが、引き続きの連載となるかどうか。とりあえずもう1話見てみたいところ。
ふたばコミュニケーション 《よしなお》
8月号以来2話目の掲載、とりあえず前回よりちょっとは進歩したのだろうか。…いやそうでも無いような気もするが、でも頑張ろうとはしてたし。しかしまたぞろに続いてこっちでもレジ会計で四苦八苦するとは何の縁なんだろうか。それはそれとして鈴花とふたばは良さげな関係になっていきそうだと期待したいけれども、そこの進展と鈴花の成長を引き続き見られるかどうか…。
女装男子校の X X 《さのださだ》
9月号以来2話目、ヒロイン以外全員女装の男子校が舞台というきらら史に例を見ない極端な男女比作品。その設定だけでも気になるし外見はレズで内面はノンケな山斗と翼木の関係がどうなるか、校内での山斗の関係ももっと広がって欲しいから是非連載化して欲しいところ。そして何やら想いが重たそうな雰囲気がする山斗弟も気になる…。今月号のアンケートでも推しておいたのでどうか次に繋がって欲しいと願いたい。
次号予告
コミックス第2巻絶賛発売中の幌田「またぞろ。」が初表紙&センターカラーで登場! 巻頭カラーはコミックス第2巻11月26日発売の肉丸「ばっどがーる」、センターカラーは浜弓場 双「おちこぼれフルーツタルト」、山本アヒル「うさパン焼いて悪いかよ!」、2号連続スペシャルゲスト&1・2話同時掲載のはちべもつ「のけもののまち」 !次号もまんがタイムきららキャラットをよろしくお願いします!!
引用:まんがタイムきららweb
次号表紙は「またぞろ。」、ここ最近は連載順が中位~後半と3巻以降に向けてちょっとどうかなという感じだったけれども、2年連続で次にくるマンガ大賞にノミネートしているし春アニメの自社宣伝で推してた点からしても留年の時代は来ているのだろうか。まぁ3巻が出るのは来年晩春~初夏頃だからこのタイミングで何かあるという訳では無いだろうが*6、今後への期待は持てるのではと思いたい。*7
終わりに
先月号の記事で良さげなゲストがあっても入替え枠が空かないと書いたけれども、まだ公式発表は無いがどうやら年明けに1枠空きそうなので一体そこに何が入り込む事になるのか。個人的には今月号2話目掲載の「女装男子校のXX」、それ以前の連載からだと「しーじーでしなじー」「魔法少女はやめさせない!」に期待したいが果たしてどうなる事か。そこは編集部の判断に委ねる他無いがアンケートで想いは伝えてきたつもりなので、どうか少しでも届けばと思う。
あと今年の次にくるマンガ大賞のノミネート発表のタイミングで買った「ばっどがーる」の最新2巻が11月末に出るからそろそろ積んである1巻を読まないといけない。それで2巻も読んで何も無ければ次号から連載にも合流したい、次号の記事で間に合えばいろいろ感想を書いていきたいです。
そういえばきららファンタジアがサービス終了するとの事です。自分はやってみようかどうしようかと悩んでるうちになんかはじめる機を逃して結局一度もプレイする事なく今に至ってしまいましたが、今更になってやっぱプレイしてたらよかったのかなと悔いてます…。いろんなきらら作品に触れられる場がなくなって今後どうなるかは気になりますが*8、その分自分も微力ながらきらら界隈を盛り上げていければなと思います。
て事で今回はここまで、次も期待しないでください。
脚注