渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

まんがタイムきららフォワード 2022年12月号

 

先月号で『最果てのともだち』と『さよなら幽霊ちゃん』の二大バケモノ漫画が完結してその穴を埋めるが如く今月号は新連載が2本、さらに来月も新連載1本と現行きらら各誌の中では新旧の入替えが上手く行ってるような気もする。*1そんな訳でまた今回も好き勝手語りますが、今月号の表紙が只々良過ぎじゃないですか…。(尊死)

 

 

 

今月号情報

◎表紙
うちのまいこ『スローループ』

◎巻頭カラー・新連載
一ノ瀬けい『花唄メモワール』

◎新連載
はづき異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~』

◎休載
津留崎優 『SA07』
火曜『ちょっといっぱい!』
すいと『音のレガート』
蒼山サグきんつば『すぱいしーでいず!』

 

また例によって自分は追っていないけれども、『SA07』ってもう2年近くも休載なんですね。誌面上で休載アナウンスがあるって事は一応再開の可能性はあると思いたいですが…。*2

 

連載作品感想

【新連載】花唄メモワール 《一ノ瀬けい》

過去に読切作品の掲載やゆるキャンのアンソロに寄稿をした一ノ瀬先生待望の連載作品。現代の女子高生が大正時代に飛ばされる作品といえば現行のものではキャラットで連載中の『紡ぐ乙女と大正の月』がお馴染みだけれども、フォワードでも同様の作品が出てくるという事は、やはり時代は大正ブームという事なのだろうか…。まぁおバカ印な紡と違って梅はどこに出してもそこそこ上手くやっていきそうな気はするが。因みに梅が飛ばされたのは大正12年の12月、『紡ぐ乙女―』で連載が続けば確実にやるであろう”来たるあの日”から3ヶ月経った頃なので、紡がその日を乗り越えてそのまま大正に留まっていなければ紡と梅は同じ時期に存在していない事になるが、そこら辺はどちらもこの先どうなっていく事か。
…話が逸れました。高校3年で進路が決まらぬ夏休み、今年も曾祖母の旅館の手伝いに来た夜に飛ばされた大正12年師走。事前情報から旅館労働録なのは分かってはいたが、こういう展開になるのは自分の予想を裏切ったかなって感じはする。冒頭の語りは藤野から梅へ宛てた想いともその逆とも思えるような気がするけれども、「護ることができたか」って文から前者なのかなと自分は解釈している。100歳越えとしか語られいないが梅と曾祖母は大正でも交流があったのでは*3、だからどうしてもと手伝いに来させてどこかへ送り出すような言葉を送ったのではないか。当時の女将も梅の懇願以外の何かを察してひとまず留めさせたようにも見えるし、そこら辺は今後語られていく事になるのだろうか。まだはじまったばかりではあるがこの先にも期待できる内容だと感じたので今後の展開にも注目していきたい。
ところで、巴枝の出番はあれで終わりなのだろうか。普通に良いビジュアルをしてると思うんだが、仮に出番があっても最終話で現代に戻ってくるまでもうずっと無いのだろうか…。

一ノ瀬先生の読切作品はCOMIF FUZで配信しています

comic-fuz.com

【新連載】異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~ 《はづき》

無印で『推しごとびより』を連載していたはづき先生の最新作。*4異世界でサウナといえば以前に無印の読切でも載っていたが、向こうがただのサウナバカな集まりだったのに対してこっちは現代人による異世界での経営改革という、きらら作品だと『魔王城ツアーへようこそ!』のような展開になるのだろうか。あとは現代から大正に飛んだ花唄メモワールに対してこっちは異世界に飛ばされるという、新連載同士なんか妙な繋がりを感じなくもない…。そんな訳でととのい過ぎで戻れない、どうにもこうにも首が回らない、帰還と再建の利害一致で異世界に起こせるかサウナブーム。ひとまずは今後の流奈の手腕に注目というところか。

スローループ 《うちのまいこ》

今月号の表紙見ました?良過ぎじゃないですか二葉と藍子が、もうこれだけで当分の間メシが食えそうですよ本当に。
なんか今月は表紙といいマテ貝の穴潜りといいどこかそういう風に捉えられそうな気がする描写が目立った気がするけれども、そんな事はともかく6年にあがって来年中学どこへ行くかという話に。正直この手の話は自分みたいな田舎県民には縁が遠くてさっぱり分からない、殆どが地元の公立中学にそのままあがってそれ以外若しくは私立に行くのはスポーツ特待くらいなのでそういう小学校→中学校への悲喜交々はなかなか理解できない。*5それぞれの進路将来の話や人と人との繋がりの話は特にここ数年のごちうさのテーマでもあるけれども、人との繋がりに重きを置くスロルでもそういう段階になっていま時点としてどういう答えを出すのか、兎に角次回以降も見守っていきます。あと今回結構二葉がワイルドだったのと藍子お前兄貴いたのか!という新情報にちょっとビビってしまった…。
それとうちの先生がTwitterに二葉と藍子周りの相関図をあげたけれども、二葉と藍子の似てるようで重みが違う想いも今後一体どうなっていく事になるのだろうか…。

最新7巻は11/10発売!

高瀬さんはドル活に夢中です 《師走ほりお》

前回の氷よりは多少まともな食生活にはなった、いや全然まともになってないし尚も高瀬さんの生活バランスが余りにも不安過ぎる。まだ先の話過ぎるけれども最終的には江田が主夫になって高瀬さんを支えた方がいいんじゃとも思える、ていうかそうしないとこのままじゃ死にかねないぞ。そんな事で今回もドール活動で距離を縮め次回早速お宅訪問イベント、が実際起きるかは分からないけれども、早くも一気に最接近する事となるのか否か…。

魔法使いロゼの佐渡ライフ 《おみなえし》

とても洒落で済む状況じゃ無かった紗菜の家計事情、というより妹に借金押し付けやがった姉は一体何なんだ!出てきたら引っ叩いてやるぞ!まぁ確かに社会人なら真っ当に働いてしっかり節制すれば100万は返せなくはない額だろうけれども*6、姉妹揃ってなのか紗菜の家計管理能力が低過ぎて同棲早々にロゼに財布を握られる事に。だからと言って夕飯がキャベツだけなのはあんまり過ぎると思うけれども…。*7そんな早くも生活力低い疑惑が浮上の紗菜だけれども、見ず知らず誰かの為に頑張っているところに何か助力しようというロゼの考えは野暮だったかもしれない。ひとまず膨れ上がないうちに借金完済しちゃいたいところではある、最悪自宅を差し押さえられて野宿になりかねないし…。

色んな女の子とキスをしていたら、百合キスに目覚めてしまいました…。 《betock》

一応本人は否定しているけれども着々と百合キスに目覚めつつある楓音、前回の手の甲といい今回の尻といいこれを百合キスに目覚めて無いと言ってじゃあ何だというのか、その魅力に気付く日もきっと遠くない、かもしれない…。魔城と化した前回から大分もみくちゃにされながらなんとか華恋を篭絡、多分実害とか影響は無いとは思うけれどもこのまますんなり決着となるかどうかも気になるところ。

comic-fuz.com

ほうかご再テンセイ! 《そめちめ》

3人が揃いも揃ってある種の最悪な認識一致を起こした前回。ひとまずメルアの武力介入でどうにか収まり5人でダンジョン最奥を目指す事にはなったけれども、ラストのえるる同様に自分も不安しか沸いてこないこの状況、一体どんなとんでもない事を誰がやらかしてくれる事か…。あと自分は偶然ネットで目にした範囲の情報知識しか無いけれども、セトニコ(仮名)の武器やらアイテムやらがどこかで見覚えのあるものばかりで、とうとうそめちめ先生が趣味と癖と胡乱さを全開にした回だったように思える。普通に楽しめるだけにこういう胡乱な雑音がちらついてくるのは正直どうなんだろうか、本当純粋にほさテンを楽しみたいならインターネットを見ないで読んだ方がいいと思う、割と本気で…。それと今回も詩星が安定して鬼畜でなによりです。

 

ゲスト作品感想

まもってください勇者さま! 《ちなみうら》

22年1月号以来2話目の掲載、今回で通算3度目の不法侵入被害とかいろいろ抜本的に考えたほうがいいのではないだろうか、それが勇者相手に通用するかは分からないが…。とういか一応魔王相手とはいえ勇者サイドが血の気が多過ぎるのどうなってんだ一体。真緒の事情が事情故にこれまで解りたくても解ってあげられなかった真耶であったが、今回の一件でやっと互いに向き合えたのかなと思うし、真緒もちょっとは精神的に強くなれたのかなと思う。前回掲載のときから続きを待望していたから是非3話4話と続けて欲しいところ、今月のアンケートで伝えられる限りの想いを伝えてどうにか繋がってくれればなと願ってます。

 

次号予告

次号のきららフォワードは、 単行本第4巻が12月12日に発売するアネモネは熱を帯びる』(桜木蓮)が表紙を飾ります! さらに!巻頭カラーには新連載薪窯のパンドラ』(原作:くずもちまつり 作画:誰がし)が登場! その他、単行本第9巻が大好評発売中の『ちょっといっぱい!』(火曜)や大好評連載の『球詠』(マウンテンプクイチ)をはじめ、話題作品が目白押し!! フォワード1月号は11/24発売予定!だんだん寒くなってきましたが、フォワード読めば心はぽかぽか! 11月もフォワードとともに♪ よろしくお願い致します!

 

引用:まんがタイムきららweb

次号は最新4巻の発売を控える圧倒的百合でお馴染みの『アネモネは熱を帯びる』、これまでに何度も重版をしているから次に向けての動きにも期待が高まりそうではあるがそれに関する発表があるかどうか。まぁまたしても例に漏れず自分は追ってないのですけどねこの漫画も、本当に申し訳なさしかないです重ね重ね…。
そして次号も新連載作品が登場、これで10月号から4号連続で新連載投入となるが逆を返せばその数だけ完結する作品もある訳で…。フォワードだけでは無いが本当にきららの連載生存競争は熾烈であるけど、それでも終わった分新しいのが出てくるのは未だいい傾向だとは思う。それに比べてMAXお前は一体何n(ry…

 

終わりに

枠は空いてるのに新規投入の無いMAX、先に期待したいゲストはあるのに枠が空いてない無印とキャラット、それなりに新旧交代が上手くいってそうなフォワード。ここ最近で展開の明暗が分かれてるような気がするが、各誌今後どんな展開をしていく事になるのか。あんまり入替えが激し過ぎるのも無さ過ぎるのも問題だし連載をとれるかは他の状況とかの運も絡むだろうし、まぁそんな事をいち読者が悩んだってどうにかなる問題では無いのだろうけれども…。
とりあえず重ねてにはなるけれど先月で完結した二大バケモノ漫画に替わって今月からの新連載は2本とも今後に期待していきたいし、他の最近はじまった連載作品も引き続き注目していきます。

 

 

 

て事で今回はここまで、次も期待しないでください。

 


脚注

*1:ただ他誌みたいなゲストからの昇格がメインでは無い事には留意が必要

*2:キャラット連載の『メイドさんの下着は特別です。』は休載から1年経って存在を抹消されましたが…

*3:だとすると現代では110歳くらい?

*4:尚またも例によってこれも読んだ事が無い自分です。機会があれば買って読みたいですが、本当に申し訳ないですなんだか…

*5:そもそもの話私立校が中学じゃ殆どない

*6:それもいまの情勢じゃ難しいのかも知れないが

*7:しかも千切りにするとかでもなくまんまひと玉を皿に置いてある絵面が妙にシュール…