渓埜胡保の戯言

語彙力のない主観と偏見に満ちた自己満足なブログなので期待しないでください…

大相撲春場所

 

先場所三度目の優勝を果たした御嶽海が場所後に大関に昇進し、先月2月は多くの力士や親方が感染する事態となった。そんな期待と不安が入り混じる中で行われた春場所は6日目に照ノ富士が休場したもの、ひとまず無事に15日間を終える事ができた。

そうい事で今回も自分なりに今場所を振り返っていきます、今回は先場所記事よりも長くないです…。

 

 

 

若隆景 更なる躍進を

横綱休場に大関脱落の今場所優勝争いは共に2敗で先頭の若隆景と髙安が千秋楽本割で黒星となり、両者による優勝決定戦の一番を制した若隆景が初優勝を決めた。

決定戦の一番は終始髙安が優位に攻められていたが土俵際で粘り残して逆転、新関脇で優勝という双葉山以来86年振りの快挙を成し遂げた。

正直言って失礼ながら場所前は余り注目はしていなかったが、場所中は力強さをみせて不甲斐無い他の上位力士に変わって土俵を盛り上げてくれ、結果的には最後の最後まで土俵を優勝の行方で湧かせてくれた。(欲を言うなら本割で両者勝っての決定戦が良かったけども…)

これで今場所12勝を挙げ大関取りへの起点の場所となった、来場所も連覇或いはそれと同等の活躍をすれば一気に昇進の機運も高まるかも知れない。NHK解説の北の富士さんも期待をかける、間違いなく次期大関候補筆頭の若隆景の更なる躍進に期待したい。

 

髙安 またも届かず…

過去幾度と天皇賜盃を掴みかけながら逃してきた髙安、今場所は初日から10連勝と白星を伸ばした。11日目の若隆景との本割の取組で土はついたがその後は連勝。だが終盤連敗で若隆景との優勝決定戦へ。今回も確かに賜盃を掴みかけた、だが土俵際若隆景の驚異的に粘られもう一手が出ず、またしても賜盃に手が届かなかった。

先場所は休場となったがそれが結果としていい方向に働いたのか今場所は敢闘賞受賞の活躍をみせた。ここ最近は思うような結果を残せていなかったが、元大関の意地をみせて次の機会こそ賜盃を掴めるか…。

 

大関 責務を全うせよ

先場所後に大関へ昇進した御嶽海の更なる活躍と正代と貴景勝が角番脱出なるかに注目が集まった。結果として来場所も三大関を守ったものの、この先に向けては不安が残る結果となったと思う。

御嶽海

先場所のような前への強い攻めがやや影を潜めた気がするが、それでも今場所11勝を挙げて大関の面子は守った。ただ星を落とした取組は相手のいいように攻められ、優勝争いは14日目で脱落と、大関の責務は果たせなかった。ここは厳しくそう言わせてもらう。

弱いところを減らして土俵際でも諦めない強さをつければいけない、きっといま足りないのはここだと思う。更にもうひとつ上を目指してより精進邁進していかねばらなない。

正代

初日からまさかの4連敗と早々に角番脱出に黄信号かと思われたが中盤から調子を取り戻していき14日目に優勝争い先頭の髙安を下し角番脱出、千秋楽も若隆景を下し9勝6敗で終えた。

結局今場所も二桁には届かず序盤連敗も大関としては宜しくないが、厳しい状況から盛り返して角番を脱出した事は大いに評価したい。きっと復調する切欠を掴んだであろう今場所だった、来場所こそ大関の務めを果たして欲しい。

貴景勝

序盤で連敗をするも11日目に角番脱出、だがその後4連敗と勝ち越し1点に終わった。まだ大関へあがった頃の強さには戻っていない、すっかり怪我の多い力士となってしまったが、いま一度奮起して貰いたい。

 

その他力士について

照ノ富士

先場所終盤での怪我が未だ癒えず思うように稽古ができなかった影響か6日目から休場となってしまった、しっかりと療養と稽古を重ねて再び力強い相撲で湧かせて欲しい。

阿炎

謹慎が明けてから前に出る相撲で番付を戻していき自己最高位更新となる西関脇で迎えた今場所だったが引く相撲が目立つ内容であった。それでも千秋楽の髙安戦を制し勝ち越しを決めて来場所も関脇の地位は守ったものの、更に変わっていかなければ上を目指す事も今の地位を守る事も難しいのではと思う。

宇良

怪我を乗り越え最高位更新の場所であったが跳ね返される結果となった。宇良対策がされて取りずらくなってるのかもしれないが、相撲を磨いて更なる活躍に期待したい。

明生

一体どうした、初日白星を挙げるも残り十四番全敗という結果に。13日目の宇良戦は見てる方が良く分からない負け方だった。もう只々不安としか言えない…。

石浦

3日目に首を痛めて翌日から休場、その後11日目から再出場も思うような相撲を取れなかった。一度休場したら強行的な再出場をさせないよう部屋や協会は様々な策を講じて貰いたい、土俵上の対応も未だ未だ不十分なのでそこも併せてより安全な土俵環境をつくって貰いたい。

あとこの件で失言暴言を吐いた舞の海秀平を絶対に赦さない。NHKは即刻氏との専属契約を解除せよ!

琴ノ若

今場所も千秋楽まで優勝の可能性を残していたが豊昇龍戦を落とし望みを繋げられなかった。それでも2場所連続の敢闘賞で来場所は恐らく総当たりの番付に、そこで真価を発揮できるか期待したい。

豊山

序盤3連勝発進でこれは久々に覚醒か?と思わせたが結局騙された、その後5連敗、4連勝で勝ち越し王手も3連敗で負け越し。こんなところで燻って不貞腐れてはいけない、更に上を目指せ。

空海

ハッキリ言う、掛け投げは封印しよう。花道で悔しそうな顔をするのはしっかり土台を磨いてからにしよう、苦し紛れの投げ技よりも前へ攻める力をつけよう。もう一度言う、掛け投げは封印しよう。

炎鵬

怪我などですっかり十両に定着してしまっている感があるが、今場所は自身はじめての二桁白星と再覚醒に期待したくなる結果を残した。来場所は返り入幕を狙える番付か、更に力をつけて土俵を湧かせて欲しい。

 

最後に

初場所が終わってから角界内での感染が広がり果たして無事に今場所を開催できるが不安であった。思うように稽古できなかったのであろう力士がいる中で優勝争いが最後の最後まで縺れるなど、総合的に見れば無事開催できた場所なのだろうと思う。石浦の一件など不満がない訳ではない、協会はより安全対策に尽力しないといけない。

来場所は若隆景、髙安、琴ノ若の更なる躍進に期待がかかる事になると思う。照ノ富士も戻ってくると信じたい、責務を果たせたと言えない(そもそも面子も守れてない)大関も来場所こそ意地をみせて貰いたいところである。

 

 

 

て事で今回はここまで、次も期待しないください。